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Ver.2015.5.22 版
平成27年度 分散型電源導入促進事業費補助金(うちガスコージェネレーション推進事業) Q&A集 - 目次
<注記> 本Q&Aに記載されているページ数は、すべて公募説明会資料のページ数となります。
1.補助事業全般について
質問
ページ
Q1
補助事業とは?
1
Q2
補助対象とは?
1
Q3
対象燃料の規定はあるのか?
1
Q4
リース物件の場合、リース期間に制約はあるのか?また、ESCO事業やエネルギーサービス事業についても同様に期間の制約はあるのか?
1
2.補助対象者について
質問
ページ
Q1
医療法人や社会福祉法人は対象になるのか?また、補助率は地方自治体等に該当するのか?
1
Q2
学校法人は対象になるのか?また、補助率は地方自治体等に該当するのか?
1
Q3
中小企業優遇で申請する場合、具体的にはどのように優遇してもらえるのか?
1
Q4
中小企業優遇で申請する場合、P.28に「中小企業基本法に定める中小企業であることを証明できる書類」とあるが何を提出したらよいか?
1
3.共同申請について
質問
ページ
Q1
共同申請の場合、補助率の適用や中小企業優遇の適用はどうなるのか?
1
Q2
ギャランティードESCO事業の場合、共同申請は必要か?
1
Q3
シェアードESCO事業において、ESCO事業者が設備をリースにより調達する場合、共同申請はどうなるのか?
1
Q4
エネルギーサービス事業者自身が設備を調達・所有する形式でのエネルギーサービス事業の場合、共同申請はどうなるのか?
2
Q5
共同申請で、大企業と中小企業が組む場合はどちらに分類するのか?
2
Q6
子会社に貸している商業施設での設備更新を考えている。費用は当社(親会社)が支払うが、この場合は子会社との共同申請になるのか?
2
4.事業期間について
質問
ページ
Q1
交付決定前の事業開始も補助対象となるか?
2
Q2
(合計発電出力10,000kW未満の場合)複数年度事業での申請を行う場合、平成27年度は設計、平成28年度で設置工事というような工程でも認められるか?
2
Q3
年度を跨ぐ遅延が認められるやむを得ない理由とは具体的にどのようなことか?
2
5.申請について
質問
ページ
Q1
申請者は工場長でも可能か?代表権がなくても良いのか?
2
Q2
会社として、同一年度に複数の事業所から各々申請することは可能か?
2
Q3
電力協議はどの程度の内容が必要か?
2
Q4
費用対効果を良くするために、経費の一部を補助対象から外すことは可能か?
2
6.見積り・契約について
質問
ページ
Q1
なぜ見積依頼は書面による依頼に限定されているのか?
2
Q2
建屋等の補助対象外設備が見積書の中に含まれる場合の対応は?
2
Q3
補助対象と補助対象外の工事等が発生する場合の契約・発注の仕方はどうするのか?
3
Q4
どのような理由であれば随意契約が認められるのか?
3
7.支払いについて
質問
ページ
Q1
割賦支払いは可能か?
3
Q2
複数年度事業において、1年目に契約時着手金として50%、2年目に竣工後50%と2分割での工事費支払いを計画しているが問題ないか?
3
Q3
支払委託とは何か?
3
Q4
支払手数料の取扱いは?
3
1
8.事業内容について
質問
ページ
Q1
稼働中の設備、休止中の設備等を移設する場合は対象となるか?
3
Q2
交付決定後、対象設備のメーカーを変更することは可能か?
3
Q3
廃熱利用設備のみを設置する場合、新設(増設)ではなく、更新でも対象となるのか?
3
Q4
廃熱利用設備のみを導入したい。廃熱利用設備導入後に、既設コージェネ設備をリプレースしても良いのか?
3
Q5
既設コージェネ設備と既設廃熱利用設備があるが、両設備間の工事はまだ行っていない。この場合、両設備間をつなぐ工事費だけでも補助対象となるか?
3
Q6
以前、既設のコージェネ設備に対して補助金の交付を受けている場合でも、廃熱利用設備のみの設置は対象となるのか?
4
Q7
現在あるガスタービンを移設し非常用発電機として使用する。ガスタービン跡にガスエンジンコージェネレーションを設置することは可能か。また、その
際ガスタービンの撤去費は補助金対象として認められるか?
4
Q8
100m程離れたA、B二つの工場にそれぞれコージェネレーション設備の導入を検討しているが1事業として申請可能か?
4
Q9
(合計発電出力10,000kW未満の場合)事業所外への売電(余剰電力などの)を検討しているが申請は可能か?
4
Q10 系統連系に必要な補助対象範囲と自営線を用いた電力供給に必要な補助対象範囲はどこまでか?
4
9.天然ガスコージェネレーション活用型エネルギー供給設備について
質問
ページ
Q1
廃熱依存率とはどういう意味か?
4
Q2
天然ガスコージェネレーション活用型エネルギー供給設備における省エネルギー率のベースラインは何か?
4
Q3
地域熱供給等における熱導管の補助対象範囲はどこまでか?
5
10.非常用兼用コージェネ設備について
質問
ページ
Q1
BCP(事業継続計画)に関して何か基準はあるのか?
5
Q2
省エネルギー基準で選定した発電容量:GOと非常用電源を考慮した発電容量:GEMを決定する上での注意点は何か?
5
11.省エネルギー計算関連
質問
ページ
Q1
省エネルギー率の計算方法は?
5
Q2
省エネルギー率の計算は、日報データなどに基づいて計算する必要があるのか?
6
Q3
新設(新築)の場合は「想定値」でも良いのか?
6
Q4
コージェネ設備をリプレースする場合、従来方式はコージェネ設備がない場合を基に計算しても良いか?
6
Q5
廃熱利用設備(ジェネリンク・廃熱ボイラ等)は既設を利用し、コージェネ本体だけのリプレースを申請する場合、省エネルギー率の計算や申請範囲はどうすれば良いか?
6
Q6
新築の場合、省エネルギー率の計算で使用する従来方式はどのように決めるのか?
6
Q7
従来方式(従来供給方式)における温熱発生設備のボイラ効率や冷熱発生設備のCOP等はどのように決めるのか?
6
Q8
省エネルギー計算シートについて、ガスタービンの吸気温度は夏季・中間期・冬季の区別をするのか。また、年間を通じて吸気温度15℃設定ということで良いか?
6
12.データ計測(効果検証)について
質問
ページ
Q1
事業完了後の燃料実績等効果検証に関する報告は何年間必要か?
6
Q2
廃熱利用量等を測定する専用の計測装置は、コージェネ設備の出入口のみに設置するだけで良いか?
6
Q3
遠隔監視装置を専用の計測装置の代用としても良いか?
6
13.その他
質問
ページ
Q1
補助金の交付を受けた資産について、生産性向上設備投資促進税制を適用することは可能か?
7
Q2
補助金の交付時期は?
7
2
平成27年度 分散型電源導入促進事業費補助金(うちガスコージェネレーション推進事業) Q&A集
<注記> 本Q&Aに記載されているページ数は、すべて公募説明会資料のページ数となります。
1.補助事業全般について
質問
補助事業とは?
省エネルギーや電力需給の安定化等を図るために、天然ガスコージェネレー
ションを活用したシステムの導入または更新に要する経費の一部を補助する事
業を補助事業と位置づけます。補助事業を行う上で必要な経費を補助事業に要
する経費と呼び、3つの経費区分(設計費、設備費、工事費)に分類されます。
自社施工の場合、経費という形で現れないことも考えられますが、事業の中に
は含まれている必要があります。なお、省エネルギーや電力需給の安定化等に
直接関係しない補助事業以外の範囲を補助事業外とし、その工事を補助事業
外工事と呼びます。
補助対象とは?
補助事業(補助事業に要する経費)のうち、補助の対象範囲となる設備、工事な
どを補助対象と呼び、その経費を補助対象経費と呼びます。補助対象経費は3
つの経費区分(設計費、設備費、工事費)に分類されます。補助事業に含まれ
補助対象以外の範囲を補助対象外とし、その工事を補助対象外工事と呼びま
す。
対象燃料の規定はあるのか?
「天然ガスを主成分とするガス」となります。設備導入前の使用燃料に関する規
定はありません。
リース物件の場合、リース期間に制約はあるの
か?また、ESCO事業やエネルギーサービス事
業についても同様に期間の制約はあるのか?
実績報告書で提出する「取得財産等管理台帳(様式第14)」に記載の法定耐用
年数の期間中継続するリース契約が必要となります。その期間よりリース期間
が短い場合は、リース満了時に引き続き契約が更新される旨の記載が契約書
に盛り込まれている必要があります。リース事業者と使用者の共同申請におい
てリース期間終了後使用者に譲渡する場合、事前に「補助事業承継承認申請
書」をセンターに提出し承認を受けた場合に承継は認められます。ESCO事業
やエネルギーサービス事業についても同様とお考えください。なお、リース、ES
CO事業、エネルギーサービス事業などを利用される場合、その支払金額から補
助金相当分が控除されることが必要です。
Q1
Q2
Q3
回答
Q4
2.補助対象者について
質問
回答
医療法人や社会福祉法人は対象になるのか?ま 対象になります。また、補助率は地方自治体等に該当します。
Q1 た、補助率は地方自治体等に該当するのか?
学校法人は対象になるのか?また、補助率は地 対象になります。また、補助率は地方自治体等に該当します。
Q2 方自治体等に該当するのか?
中小企業優遇で申請する場合、具体的にはどの 様式第1の7項(2)の「費用対効果」の数値を2倍にします。
Q3 ように優遇してもらえるのか?
中小企業優遇で申請する場合、P.28に「中小企 登記簿謄本や決算書・事業報告書等を提出してください。業種、従業員数、資本
Q4 業基本法に定める中小企業であることを証明でき の額を確認出来る必要があります。
る書類」とあるが何を提出したらよいか?
3.共同申請について
質問
回答
共同申請の場合、補助率の適用や中小企業優遇 設備使用者が誰かにより判断されます。
の適用はどうなるのか?
例えば、エネルギーサービスを利用してCGSを病院に設置する場合は、通常医
療法人が設備使用者となりますので補助率は1/2となります。同様にリースを
Q1
利用してCGSを中小企業主の工場に設置する場合などは、その中小企業主が
設備使用者となりますので中小企業優遇での申請が可能ということになります。
ギャランティードESCO事業の場合、共同申請は ESCO事業者の申請は不要です。リース等により対象設備の所有者と使用者
が異なる状況とならないのであれば、設備所有者が設備使用者でもあるため単
Q2 必要か?
独申請となります。
シェアードESCO事業において、ESCO事業者が 設備所有者となるリース会社、設備使用者、ESCO事業者の3社共同申請とな
Q3 設備をリースにより調達する場合、共同申請はど ります。
うなるのか?
1 ページ
質問
回答
エネルギーサービス事業者自身が設備を調達・ 設備所有者であるエネルギーサービス事業者、設備使用者の2社共同申請とな
Q4 所有する形式でのエネルギーサービス事業の場 ります。
合、共同申請はどうなるのか?
共同申請で、大企業と中小企業が組む場合はど 設備の使用者が中小企業であれば、中小企業扱いとします。
Q5 ちらに分類するのか?
子会社に貸している商業施設での設備更新を考 設備所有者である親会社と設備使用者である子会社の共同申請でお願いしま
Q6 えている。費用は当社(親会社)が支払うが、この す。なお、利害関係者が多数存在するなどの場合は事前にセンターにご相談下
場合は子会社との共同申請になるのか?
さい。
4.事業期間について
質問
交付決定前の事業開始も補助対象となるか?
Q1
複数年度事業での申請を行う場合、平成27年度
は設計、平成28年度で設置工事というような工
程でも認められるか?
Q2 (合計発電出力10,000kW未満の場合)
回答
原則、補助対象となりません。ただし、4月1日以降の事業開始については、不
承認のリスク(審査の結果、不承認の可能性があるということ)を事業者が負うこ
とを前提として申請対象となります。
認められます。ただし、年度毎の区分がきちんとなされていなくてはいけません
ので、平成27年度に設計であれば、成果物としての設計図書等が平成27年度
内にきちんと完成している必要があります。また、複数年度事業で申請を検討し
ている場合には、申請書提出の10日以上前にセンターに事前の相談を行い、
複数年度事業での申請が必要である事を十分に説明して了解を得てください。
内容によっては、工程の調整(単年度での検討)をお願いするような場合があり
ます。
年度を跨ぐ遅延が認められるやむを得ない理由と 2月13日を越えての遅延は原則認められません。しかし、申請後に大雨・地震
は具体的にどのようなことか?
等の自然災害をはじめとした不測の事故等が発生し、工事が延伸した等の理由
であれば「事故遅延」として認められると考えます。「生産調整等でスケジュール
Q3
通り操業を停止できなかった。」といった補助事業者都合の事由は認められませ
ん。
5.申請について
質問
回答
申請者は工場長でも可能か?代表権がなくても
Q1 良いのか?
原則、代表権のある方からの申請でお願いします。ただし、本補助事業におけ
る決裁権限を持っていることがわかる書類(権限委任状、社内規定での職責権
限表等)の添付を条件として工場長等の申請も可とします。
会社として、同一年度に複数の事業所から各々
Q2 申請することは可能か?
1事業所1申請のため、事業所が異なれば可能です。また、同一の事業所でも、
異なる年度において別の補助事業であれば申請可能です。
電力協議はどの程度の内容が必要か?
Q3
申請時点では、電力協議が整っていることは難しいと思われますので、「今後ど
この電力会社の何支店といつ頃から、どのような形で電力協議を行うか」を記載
して下さい。実績報告時は、電力協議は整っているはずなので、協議結果の控
えを提出していただきます。
費用対効果を良くするために、経費の一部を補助 補助対象と認められる費用でも、自主的に減額して申請することは可能です。た
対象から外すことは可能か?
だし、補助事業の要件を満たすための工事の費用は「補助事業に要する経費」
Q4
として計上することが原則必要です。その上で「補助対象経費」を減額後の金額
とすることは可能です。
6.見積り・契約について
質問
回答
なぜ見積依頼は書面による依頼に限定されてい 発注先の選定にあたり競争入札(又は3社以上の相見積)を徹底するためであ
Q1 るのか?
り、見積依頼日、見積依頼内容、見積仕様等を明確にするためです。
Q2
建屋等の補助対象外設備が見積書の中に含ま
れる場合の対応は?
一括で見積書に含まれる場合、補助対象内外の区別を明確にし、補助事業に
要する経費から補助対象外経費を差し引いた額を補助対象経費として下さい。
また、補助対象経費は、経費区分(設計費、設備費、工事費)にまとめて下さ
い。
2 ページ
質問
回答
補助対象と補助対象外の工事等が発生する場合 補助対象外の工事が発生する場合は、原則として補助対象部分と分離して契
の契約・発注の仕方はどうするのか?
約・発注して下さい。工事等の契約・支払にあたっては、「補助対象となる工事
等」、「補助対象外の工事等」、それぞれに係る費用が明確にわかるようにしてく
ださい。
Q3
なお、補助対象外を含めた全体工事を「一括で契約する方が合理的である」等
の理由により、一括契約で処理する場合はそれぞれの実施内容及び金額等が
明確に確認できる形態にしてください。補助対象内外の判別が出来ない等の場
合は補助金が支払われないことがありますのでご注意ください。
どのような理由であれば随意契約が認められる
Q4 のか?
競争入札(又は3社以上の相見積)が原則です。センターが競争入札(又は3社
以上の相見積)によることが著しく困難又は不適当であると判断した場合のみ例
外的に随意契約が認められるとお考えください。
7.支払いについて
質問
回答
割賦支払いは可能か?
完済までクレジット会社が所有権を留保する事から認められていません。なお、
同一年度内での工事業者等への分割払い((例)平成27年度-平成27年10月
に契約時着手金50%支払い、平成27年度-平成28年1月に竣工後50%支払
い)は可能です。
複数年度事業において、1年目に契約時着手金
として50%、2年目に竣工後50%と2分割での
工事費支払いを計画しているが問題ないか?
複数年度事業の場合、年度をまたぐ分割払い((例)平成27年度-平成27年10
月に契約時着手金50%支払い、平成28年度-平成28年12月に竣工後50%
支払い)は認められませんので十分ご注意下さい。あくまでも完成・納品物を伴
う出来高に応じた支払いを行ってください。なお、同一年度内での工事業者への
分割払い((例)平成27年度-平成27年10月に契約時着手金50%支払い、平
成27年度-平成28年1月に竣工後50%支払い)は可能です。
支払委託とは何か?
金融会社が顧客に代わり物件購入資金等を立て替えて販売店に支払う契約の
ことです。顧客と金融会社間で支払委託契約を締結し、工事等の費用を金融会
社より直接工事会社等に支払うのが特徴です。(ローンの場合は事業者が金融
会社より資金を調達し、工事会社等に費用を支払う)
支払手数料の取扱いは?
金融機関に対する振込手数料は原則補助対象となりません。発注先へ支払う
際は、補助事業者が振込手数料を負担ください。補助対象と計上できる条件に
ついては、P.22を参照ください。
Q1
Q2
Q3
Q4
8.事業内容について
質問
回答
稼働中の設備、休止中の設備等を移設する場合 対象外です。ただし、中古品の取得であれば、P.150細則第4条2項に記載さ
Q1 は対象となるか?
れている中古品の場合の3条件を満たす場合に限り、対象となります。
交付決定後、対象設備のメーカーを変更すること 申請時点では契約前のため、メーカーまで確定するものではありません。同機
能同能力の設備で省エネルギー率、削減量が申請値を満たしていれば「計画変
Q2 は可能か?
更等承認申請書」の提出は不要です。
廃熱利用設備のみを設置する場合、新設(増設) P.40~P.46別紙③に記載されている通り、廃熱利用設備であれば更新の場
Q3 ではなく、更新でも対象となるのか?
合でも要件を満たす場合には対象となります。
廃熱利用設備のみを導入したい。廃熱利用設備 既設コージェネ設備の廃熱利用高度化等(廃熱有効活用)が目的ですので、既
導入後に、既設コージェネ設備をリプレースしても 設コージェネ設備がリプレースされた場合でも、廃熱を有効に活用し、かつ取得
良いのか?
財産の処分制限期間について廃熱利用設備を使用して頂ければ問題ありませ
Q4
ん。ただし、廃熱利用設備導入後、取得財産の処分制限期間内に既設コージェ
ネ設備を停止・撤去される場合は補助金相当額の納付が必要となりますのでご
注意下さい。
既設コージェネ設備と既設廃熱利用設備がある 本補助金はコージェネ本体または廃熱利用設備の新規導入または更新を目的
が、両設備間の工事はまだ行っていない。この場 とした補助事業であるため、既設コージェネ設備と既設廃熱利用設備の両設備
Q5 合、両設備間をつなぐ工事費だけでも補助対象と 間をつなぐ工事費だけの申請は認められませんので、ご注意下さい。
なるか?
3 ページ
質問
回答
以前、既設のコージェネ設備に対して補助金の交 P.18(3)税金と利益排除の扱い②に「補助対象経費には、国からの他の補助
付を受けている場合でも、廃熱利用設備のみの 金の対象経費を含まないこと。」と記載されています。よって、今回申請する補助
Q6 設置は対象となるのか?
対象経費が以前補助金の交付を受けた補助対象経費と重複していないことを
条件として、要件を満たす場合には対象となります。
現在あるガスタービンを移設し非常用発電機とし
て使用する。ガスタービン跡にガスエンジンコー
Q7 ジェネレーションを設置することは可能か?また、
その際ガスタービンの撤去費は補助金対象として
認められるか?
100m程離れたA、B二つの工場にそれぞれコー
Q8 ジェネレーション設備の導入を検討しているが1事
業として申請可能か?
ガスタービンを移設し非常用発電機として使用し、ガスエンジンコージェネレー
ションを設置することは可能です。ガスエンジンを設置するために必要と判断さ
れる範囲の撤去費は補助金対象に含めることができます。具体的な撤去範囲に
ついては、センターにご相談下さい。
1事業所1申請が原則です。2事業所分を合算しての申請は不可となりますの
で、別個に申請して下さい。
事業所外への売電(余剰電力などの)を検討して 申請は可能です。
なお、売電につきましては、具体的な個々の申請、相談内容に対して、個別に回
Q9 いるが申請は可能か?
(合計発電出力10,000kW未満の場合)
答させていただきます。
系統連系に必要な補助対象範囲と自営線を用い P.8に記載している通り、系統連系に必要な補助対象範囲とは、母線連絡遮断
た電力供給に必要な補助対象範囲はどこまで
器、母線連絡の配線工事、系統連系用保護継電器及び系統連系の制御に必要
か?
な信号線等の設備や工事です。また、自営線を用いた電力供給に必要な補助
対象範囲とは、電気事業法で定める経済産業省からの許可や届出が必要な範
囲であって、事業者が自ら維持・運用する電気工作物等の設備や工事です。
系統
発電設備設置者構内
受電点
計器用変成器
(電力会社の電力量計と組み合わせて使用)
VCT
WH
電力会社
電力量計
受電遮断器
電力会社との協議で
認められているもの
Q10
系統連系用保護継電器
母線
母線連絡遮断器
母線
自営線
受変電設備との
接続部
母線連絡遮断器
遮断器
母線連絡遮断器
自営線
自営線
遮断器
遮断器
遮断器
遮断器
変圧器
変圧器
変圧器
変圧器
変圧器
遮断器
負荷
(供給者側)
G
負荷
(供給者側)
負荷
(需要者側)
負荷
(需要者側)
G
コージェネ設備
重要負荷
防災負荷
太線(実線)は補助対象(系統連系に必要な設備)
水色太線(破線)は補助対象(自営線供給に必要な設備)
9.天然ガスコージェネレーション活用型エネルギー供給設備について
質問
Q1
廃熱依存率とはどういう意味か?
回答
P.34に記載されている通り、「地域熱供給エリア全体の熱供給量に対する天
然ガスコージェネレーションによる熱供給量の比率」の意味です。
天然ガスコージェネレーション活用型エネルギー 「地域熱供給エリア全体」が省エネルギー率を計算する上でのベースラインとな
Q2 供給設備における省エネルギー率のベースライン りますのでご注意下さい。
は何か?
4 ページ
質問
回答
地域熱供給等における熱導管の補助対象範囲は P.8に記載している通り、熱供給事業法による事業者が管理すべき熱供給施
どこまでか?
設、すなわち需要者側の区分バルブまで(ただし、メーターは含む)が補助対象
となります。なお、需要者側にサブプラント(熱供給事業者管理)がある場合は、
サブプラントの出側ヘッダーまでが補助対象となります。ただし、供給者と需要
者の間で需給契約書または需給意思確認書等の締結が必要となります。一方、
将来用の熱導管は補助対象外となります。
地域冷暖房
プラント
M
区分
バルブ
Q3
メーター
供給者A
需要者B
将
来
用
熱導管
(蒸気配管、温水配管、冷水配管)
M
区分
バルブ
需要者D
メーター
需要者C
太線(実線)は補助対象
10.非常用兼用コージェネ設備について
質問
回答
BCP(事業継続計画)に関して何か基準はあるの BCP(事業継続計画)のための対応設備とは、「事業を継続するために欠かす
か?
ことが出来ない重要負荷」を意味します。事業の種類によってこの重要負荷の
内容が異なりますが、「その負荷がなければ本当に事業を継続することができな
Q1
いかどうか」が一つの基準となります。これに伴い、そのことを確認できる書面
(事業継続計画書等)の提出等も必要となってきます。
省エネルギー基準で選定した発電容量:GOと非常 GOとGEMを決定する上での注意点は下記の通りです。
用電源を考慮した発電容量:GEMを決定する上で ①GOとGEMは同じ燃焼方式の原動機として下さい。
の注意点は何か?
⇒GOがミラーサイクルガスエンジンならGEMもミラーサイクルガスエンジン、
GOがストイキガスエンジンならGEMもストイキガスエンジン
GOが希薄予混合ガスタービンならGEMも希薄予混合ガスタービン 等。
Q2
※GOとGEMは同じ燃焼方式の原動機であればメーカーや機種が異なっていて
も構いません。
②GOとGEMはともに実在するコージェネ設備の定格仕様値を基に計算して下さ
い。
⇒GOとGEMともに、メーカーの仕様書等を提出して下さい。
11.省エネルギー計算関連
質問
省エネルギー率の計算方法は?
Q1
回答
P.36~P.37別紙②に記載されている通り、コージェネシステム系内の省エネ
ルギー率計算となります。具体的には、
・省エネルギー量=従来方式-コージェネ方式(kL)
・省エネルギー率=省エネルギー量÷従来方式×100(%)
となります。ただし、従来方式(従来供給方式)は、事業の完了日時点において
設置されている設備を基に計算して下さい。
なお、天然ガスコージェネレーション活用型エネルギー供給設備に関しては地域
熱供給エリア全体の省エネルギー率計算となりますので、ご注意下さい。
5 ページ
質問
回答
省エネルギー率の計算は、日報データなどに基づ 日報データなどの実データに基づいて計算して下さい。ただし、必ずしも365日
いて計算する必要があるのか?
分のデータは必要ありません。例えば夏季、中間季、冬季の代表的な日負荷
データ(電力、蒸気、温水、冷水、その他)を入力して計算するなど。その際に根
拠となるグラフ等も提出して下さい。センターのホームページではP.53~P.6
Q2
7の別紙⑤~⑦以外に、代表的な負荷を入力すれば自動計算とグラフ化できる
ように【入力シート】を用意していますので、適宜ダウンロードして活用して下さ
い。ただし、本システム稼働後2年間の効果検証データの提出は必要です。
新設(新築)の場合は「想定値」でも良いのか?
Q3
新設(新築)の場合は、想定値でもやむを得ません。ただし、想定した箇所、想
定の根拠、考え方等を明示して提出して下さい。また、文献等を参考にして負荷
想定を行うことも考えられますが、達成可能な負荷想定か十分検討し、実現可
能な申請値としてご提出いただくようお願いします。
コージェネ設備をリプレースする場合、従来方式 新設の場合と同様に、従来方式(従来供給方式)はコージェネ設備がない場合
はコージェネ設備がない場合を基に計算しても良 を基に計算して頂いても構いません。ただし、従来方式(従来供給方式)として省
Q4 いか?
エネルギー率の計算を行う温熱・冷熱等の発生設備は、事業の完了日時点に
おいて設置されている設備を基に計算して下さい。
廃熱利用設備(ジェネリンク・廃熱ボイラ等)は既
設を利用し、コージェネ本体だけのリプレースを申
Q5 請する場合、省エネルギー率の計算や申請範囲
はどうすれば良いか?
新設の場合と同様に、P.36~P.37別紙②に記載している内容で省エネル
ギー率を計算して下さい。補助事業対象範囲はコージェネ本体、及びコージェネ
本体と廃熱利用設備間をつなぐ工事費となります。P.7~P.8に記載している
工事費については、既設廃熱利用設備も対象設備と考えて、対象設備間をつな
ぐ工事費は対象とします。
新築の場合、省エネルギー率の計算で使用する 従来方式(従来供給方式)とは、コージェネを導入しなかった場合(コージェネが
稼働しなかった場合)を想定して、事業の完了日時点において設置されている設
Q6 従来方式はどのように決めるのか?
備(例えば、バックアップ用ボイラ等)を基に計算してください。
従来方式(従来供給方式)における温熱発生設備 効率、COP等は原則カタログ値や仕様値を用いて計算してください。経年劣化や
のボイラ効率や冷熱発生設備のCOP等はどのよ システム効率等を考慮したい場合は、効率測定結果等の根拠となる資料(例え
Q7 うに決めるのか?
ば、メーカーの効率測定報告書等)を提出して頂ければ、実測値を用いた計算を
認める場合もあります。個別にセンターにご相談ください。
省エネルギー計算シートについて、ガスタービン 仕様書で確認ができる妥当な範囲の内容で計算して下さい。使用環境を踏まえ
の吸気温度は夏季・中間期・冬季の区別をするの て年間を通じて適切な温度設定をして下さい。
Q8 か。また、年間を通じて吸気温度15℃設定という
ことで良いか?
12.データ計測(効果検証)について
質問
回答
事業完了後の燃料実績等効果検証に関する報告 設備稼働後より、導入効果を検証するためのデータ計測を行っていただき、補
は何年間必要か?
助事業完了年度の翌年度(4月)より2年間継続して計測が必要です。各年度毎
にデータの提出が必要となります。なお、申請時のデータと比べて実測データが
悪い場合は、達成のための実行計画と達成の根拠資料を提出いただきます。更
Q1
に必要に応じセンターもしくは現地にて所有者・使用者から改善に向けての計画
をご報告いただいた上、改善指導を行い、延長して効果検証データを収集し提
出していただきます。なお、達成の見込みのない場合は補助金を返還していた
だく場合がありますのでご注意願います。
廃熱利用量等を測定する専用の計測装置は、
コージェネ設備の出入口のみに設置するだけで
良いか?
コージェネ設備からの発生熱量だけではなく、温水、冷水、蒸気等の熱利用量
の計測が必要となります。従って、熱の利用先へも専用の計測装置の設置が必
要となります。効果検証データの計測に必要と思われる箇所には、全て専用の
計測装置を設置して下さい。なお、ヤンマーエネルギーシステム社製小型コー
ジェネレーション遠隔監視装置(RESS)を用いて廃熱利用量の計測を行う場合
は、温熱の利用先が給湯用の熱利用機器という単一の設備に限られ、本体から
発生する熱量が直接熱の利用量に相当しているのであれば、遠隔監視装置(R
ESS)で管理しているデータを本補助金の効果検証データとして使用しても結構
です。
遠隔監視装置を専用の計測装置の代用としても
良いか?
発電電力量、燃料使用量、発生熱量等、遠隔監視装置で計測できるデータにつ
いては構いません。ただし、当該設備稼動後の効果検証データを提出するため
に、その他計測装置の設置が必要と思われる箇所には、全て専用の計測装置
を設置して下さい。
Q2
Q3
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13.その他
質問
回答
補助金の交付を受けた資産について、生産性向 生産性向上設備投資促進税制と本補助金との併用は可能です。詳細は経済産
Q1 上設備投資促進税制を適用することは可能か? 業省のホームページ上からも確認可能です。
補助金の交付時期は?
Q2
実績確定後、基金設置法人より補助金交付を受けてからの支払いとなるので、
その時期については明言できません。実績確定の翌月払いが一つの目安となり
ます。
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