【講師と講座内容の紹介】 佐⽵竹保⼦子 (プロフィール) 東北⼤大学⽂文学部卒業、同⼤大学院⽂文学研究科修了。博⼠士(⽂文学)。東北学院⼤大学助 教授、鳴⾨門教育⼤大学助教授、東北⼤大学⼤大学院⽂文学研究科助教授を経て、現職。著 書に『⻄西晋⽂文学論』、編著に『東洋の知識⼈人』、訳書に『詩の⽂文学性とはなにか』。 論⽂文に「『詩経』から謝霊運詩までの頂真格の修辞──押韻句を跨ぐもの」2014、 「謝靈運詩中的⼈人與物――以詩語「賞」爲線索――」2014 等がある。 (講座内容) 奈良平安時代、学術・⽂文学とは、漢学や漢詩⽂文のことでした。宮中で中国の詩 ⽂文が講義され、打ち上げの宴会では原典にちなんだ漢詩が披露されました。藤原 為時は、漢学に造詣の深い漢詩⼈人でした。彼は、漢籍を勉強する息⼦子のかたわら で、息⼦子よりもはるかに理解の早い娘に驚かされています。その娘紫式部が、 『源 ⽒氏物語』に、中国⽂文学の何を取り⼊入れ、何を取り⼊入れなかったか、 「桐壺」の巻 を読みながら探ってみませんか。
© Copyright 2024 ExpyDoc