青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) あおじゅかい No.100 2015.6.10 会報「青樹会」 会報事務局 〒331‐0825 中国内蒙古沙丘・草原緑化研究会 代表 押 田 敏 雄 さいたま市北区櫛引町 2-574-2 GA 大宮 111 号 押 田 敏 雄 方(青樹会事務局長代行) (Tel & Fax 048‐664‐5884) http://www5a.biglobe.ne.jp/~aojukai/ e-mail:[email protected] 1.「青樹会」の総会が開催されました 去る 5 月 30 日(土)、15 時から八重洲倶楽部において、「青樹会」の 2015 年度総会が開 催されました。参加者は窪田(定)、窪田(誠)、立野、樋川、神尾(由)、野上、近田、中村(千)、 西、中村(民)、田埜、石川(和)、押田(敏)の 13 名でした。 左から立野、窪田(誠)、窪田(定) 左:中村(民)、右:田埜 野上 左から近田、西代表、神尾(由) 左から中村(千)、樋川、石川(和) 押田 会は中村(民)さんの司会進行で始まりました。昨年の総会(6 月 15 日)の参加者は 15 名 でしたが、ほぼ同じようなメンバーが顔を揃え、2014 年度の会務・会計報告、2015 年度の 活動方針・予算について、議論を行いました。 総会後に、各自の近況報告、青樹会の今後についての意見や考え方が披露されました。 会の今後については、この一年で方向性を見出そうという結論になりました。 1 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 2. 「2015 年度総会」報告 総会当日の配布資料(抄)を再掲載致します。意見や疑義がある場合には事務局代行まで!! <平成 26 年度(2014 年度)会務報告> 2014.4.1~2015.3.31 1.概要 24 日付中国各紙は、習近平国家主席が 23 日に北京で二階俊博自民党総務会長ら約 3,100 人を前に語った 発言の内容を大きく伝えた。記事は日中間の民間交流の推進を好意的に伝える内容が目立つ。日本の文化、観 光などの分野での協力を強め、民間交流を歴史問題など政治分野の対立とは切り離す中国側の意向が反映さ れた模様だ。習首席は、「日中の友好関係は両国民が共通して持っている意志であり風潮である」と述べ、日中 関係は大切にし、守っていくべきものだとの見解を示した。また、今年が戦後 70 年の節目となることについて も言及し、「歴史の事実が歪曲されることはあってはならない」と述べた。 共産党機関紙「人民日報」は、習氏の演説を1面トップで掲載。二階氏が率いた訪中団について「民間交流の 推進は両国関係改善にプラスのエネルギーになる」と伝えた。 また北京紙「京華時報」は、北京で買い物をする日本人観光客を1面写真で掲載。訪日する中国人観光客が 増えているが、中国を訪れる日本人観光客が増えることを期待しているようだ。 二階氏は 24 日、北京の日本大使館で記者会見し、日中経済交流を活性化させるため、新たな機構を創設す る方針を明らかにした。さらに中国の次世代リーダーと目される胡春華広東省共産党委員会書記と会談したと 明かし「信頼に足る人物だった」と振り返った。しかし、一方ではこれらの報道に対し、米国のネットユーザーがコ メントを寄せている。 「今日聞いたニュースで一番面白い話だな」 、「友好関係を見せつける演出にだまされ てはいけない。中国とロシアはこういうやり方に優れている。相手を利用した後、傷つけるんだ」 、「ふーん… 今は友好的な雰囲気なのか。みんな、背後に注意した方がいいぞ」・・・ 20 年の長きに亘っての烏蘭敖都村での緑化活動は一定の成果を見た。「我々の活動が沙漠緑化の何らかの 起爆剤になったのでは」と言った自己満足的と思われそうな評価の仕方には間違いはないものと確信してい る。 過疎化、若者不在の老人と子供だけの村に、日本からの支援が無駄にならないように、青樹会が村で今後、 どのような支援や事業を行うことが可能なのかについて、意見集約し結論を見出さなければならない。 2.活動報告 青樹会の活動は次のとおり。 (1)イベント・打合せ等の活動 年月日 26/4.6 活 動 会報掲載 春の緑化ツアー説明会。9 名参加。 94 号 オーサーズカフェでの講演(ユニコムプラザさがみはら)。31 名参加。 94 号 春の緑化ツアー(ウーランアオジュ村、天津)催行。6 名参加。 94 号 6.1 さがまちカレッジでの講演(麻布大学)。10 名参加。 95 号 6.15 春の緑化ツアー報告会+総会+夏の緑化ツアー説明会開催。15 名参加。 95 号 夏の緑化ツアー(ウーランアオジュ村、西安)催行。13 名参加。 96 号 夏の緑化ツアー報告会開催。15 名参加。 96 号 映画「砂漠でサーモンフィッシング」鑑賞会と新年会開催。11 名参加。 97 号 4.5 4.28~5.4 8.3~8.10 8.30 27/1.17 (2.)会報の発行(5 回) No94(26 5.19 発行)、 No95(26.7.26 発行)、No96(26.10.8 発行)、No97(27.2.12 発行)、 No98(27.3.26 発行)、 No99(27.4.30 発行) 2 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 3.収支決算書(会計報告) 1.一般会計 (円) 区 分 金 前年度繰越金 入 備 102,000 34 名分 協賛金 30,000 日洋航空 募金 67,000 募金 11 名 受取利子 142 計 199,142 研究会立替金支払 133,670 支 通信費 出 雑費 考 308,661 会員会費 収 額 776 94,995 計 25 年度会場費、会報費用 切手ほか 現地土産、記念品、弔電ほか 229,441 収支差額 -30,299 ① 年度繰越額 278,362 2.緑化募金会計 区 (円) 分 金 前年度繰越金 額 備 考 465,000 当年度収入 0 当年度支出 0 当年度収支差額 0 ②次年度繰越額 465,000 3. 現金預金残高照合 (1)年度末残高:(①+②) 743,362 円 (2)残高照合(2014.3.31) 区 現 分 金③ (円) 金 額 備 考 13,699 郵便貯金口座④ 551,663 27.3.31 残高(別添写し A) 郵便振込口座⑤ 178,000 27.3.31 残高(別添写し B) 743,362 ② ④+⑤ 合 計 <会計監査報告> 私たち監事は青樹会の 2014 年度(2014 年 4 月 1 日から 2015 年 3 月 31 日まで)の会計 監査をいたしました。収入の部、支出の部いずれも適切に処理されておりますことを確認 いたしました。 以上、会員の皆様にご報告申し上げます。 平成 27 年 5 月 22 日 監事 埼玉県三郷市早稲田 1-25-2 丸山和也(印) 千葉県我孫子市泉 28-7 中村千由(印) 3 青樹会会報 No.100 <平成 27度(2015 度)会務方針> (2015. 6.10) 2015.4.1~2016.3.31 1. 概要 20 年の長きに亘っての烏蘭敖都村での緑化活動は一定の成果を見た。「我々の活動が沙漠 緑化の何らかの起爆剤になったのでは」と言った自己満足的と思われそうな評価の仕方には 間違いはないものと確信している。 26 年度に完成の予定であった 20 周年記念誌(仮称)の作成が諸般の事情で間に合わなかっ たが、27 年度中に完成を目指す。 今後は、青樹会が村で、どのような支援や事業を行うことが可能なのかについて、意見集約 し結論を見出さなければならない。 なお、8 月下旬に烏蘭敖都村訪問と瀋陽での南先生の墓参を兼ねたミニツアーを計画して いる。蒋先生からは全面的に協力する旨の回答を得ている。 また、蒋先生の訪日希望があるので、調整中である。場合によっては各位の支援・協力を求め ることも想定されるので、その節にはよろしくお願いする次第である。 2. イベント・打合せなどの開催 項 目 総会 期 日 参加者数など 会報掲載 5/30(土) 100 号(予定) 2015 夏ツアー説明会 2015 夏ツアー 8/21(金)~25(火) 蒋先生来日 2015 夏ツアー帰国報告会 幹部会合 2016 新年会 3. 収支予算書(予算計画) 1.一般会計 区 前年度繰越金 会員会費 収 入 支 出 分 2015 年 4 月 1 日~2016 年 3 月 31 日 (円) 金 額 考 278,362 120,000 40 名分 協賛金 30,000 日洋航空より 募金 20,000 受取利子 備 100 計 170,100 通信費 100,000 会報送付等 会場借料 60,000 貸会議室 3 回×20,000 円 雑費 40,000 計 200,000 収支差額 -29,900 次年度繰越額 248,462 4 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 2.緑化募金会計 区 分 金 前期繰越金 収 入 募金収入 0 425,000 活動の記録冊子作成。250 部×1,700 円 送料 21,600 青樹会記念誌送付。180 人×120 円 計 446,600 収支差額 -446,600 次年度繰越金 18,400 2015 年度期末残高 3.事務局長(代行) 4.監 事 5.評 議 員 6.参 与 考 0 計 4. 役員名簿(案) 1.会 長 2.副 会 長 備 465,000 青樹会記念誌 支 出 額 266,862 上記 1+2 西 敬史 押田敏雄 中村民夫 押田敏雄 丸山和也 中村千由 神尾由恵 堀口恵子 大岡 興 石川和子 立野恵子 窪田定一 磯田隆弘 磯 日出夫 野上剛志 自由業 麻布大学名誉教授・東京農業大学客員教授 団体職員(事務局長) 丸山国際法律特許事務所所長 農政ジャーナリスト 元イオン環境財団事務局長 東京農業大学客員教授 獣医師 窪田さん イラストレーター 会社役員 都立調布北高等学校教諭 磯動物病院院長 座間市教育委員会 3. 「窪田さんの叙勲と押田先生の定年退職を祝う会」が開催されました 総会終了後に長野在住の窪田定一氏の叙勲(瑞宝双光章)と麻布大学の押田先生の退職慰 労を兼ねた祝賀会が八重洲倶楽部からほど近い「はんなり邸・八重洲本店」で行われました。 会は西会長の挨拶で 17:30 から始まり、窪田さん、押田先生のお礼の挨拶もありました。 また、記念品が石川より二人に贈られました。楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行きま した。なお、今 回の参加者は総 会参加の 13 名全 員でした。最後 に二人からのお 土産を戴き散会 しました。 <石川和子・記> 5 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 4.お悔やみ 会員の小泉善明氏さんが、去る 4 月 28 日に逝去されました。小泉さん は麻布大学附属高等学校の国語の教諭で、今年度は一年生の担任も務め られていました。馬術部の顧問をされ、直前まで生徒の指導・引率でご 活躍だったようです。59 歳と言う若さで、旅立たれましたが、ご家族は 奥様と二人のご子息様です。小泉先生を始め、ご家族の全員が内蒙古を 小泉善明氏 訪問されている明るいファミリーでした。 小泉先生のご冥福を心より、お祈り致します。 5. 会員からのたより ① 我が家の太陽光発電実績 第六信 我家の太陽光発電の平成 26 年度実績が出ましたので披露いたします。 東京電力からの購入 A と、東京電力へ売却した B、その差のデータとな っています。 我家の太陽光発電 平成 26年度 1月 2月 3月 4月 5月 6月 平成 26 年度の実績 A 東電から購入 kwh @ 円 購入 円 491 30.24 14,846 588 30.44 17,900 501 30.65 15,356 280 30.90 8,652 199 33.70 6,706 176 34.35 6,046 7月 8月 9月 10 月 11 月 227 153 191 208 284 33.17 34.88 33.66 33.11 31.94 7,530 5,336 6,429 6,887 9,072 12 月 26 年度 458 3,756 32.14. 31.81 14,719 119,479 B 東電へ売却 kwh @円 売却 円 186 48 8,928 227 48 10,896 231 48 11,088 384 48 18,432 524 48 25,152 364 48 17,472 301 442 252 306 232 187 3,636 西 敬史 (B-A) 差額 kwh 差額 円 ▲305 ▲5,918 ▲361 ▲7,004 ▲270 ▲4,268 104 9,780 325 18,446 188 11,426 48 48 48 48 48 14,448 21,216 12,096 14,688 11,136 74 289 61 98 ▲ 52 6,918 15,880 5,667 7,801 2,064 48 48 8,976 174,528 ▲271 ▲120 ▲5,743 55,049 5 年間の実績と年平均値 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 A 東電から購入 kwh @ 円 購入 円 3,934 24.41 96,045 3,401 25.49 86,678 2,661 28.33 75,379 2,713 30.08 81,612 B 東電へ売却 kwh @円 売却 円 3,566 48 171,168 3,742 48 179,616 3,853 48 184,944 3,936 48 188,928 (B-A) kwh ▲368 341 1,192 1,223 26 年度 年平均 3,756 3,293 3,636 3,747 ▲120 454 年度 31.81 28.02 119,479 91,839 48 48 174,528 179,837 差額 差額 円 75,123 92,938 109,565 107,316 55,049 87,998 26 年度の評 1. 冬場(1、2、3、12 月)の購入量が多く、夏場 7、9 月の売却量が少なかったので年間 では僅かに購入量の方が上回った年となりました。 2. 東電からの購入@単価も、5 月より1kwh 当たり 33~34 円台になる等、購入価格の 高騰も原油価格の高騰もありましたが見逃せない状況でした。 6 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 5 年間の評 5 年間で見ても、東電からの@単価の上昇がやはり顕著です。24 年の東日本大震災、原 発事故の影響でもありますが、来年の電力自由化を控えてどう推移して行くかが注視され るところでしょう。 総括 1. 我が家の売却価格 48 円は 10 年契約なので、なお続きますが、今年設置する方の価格 は 33 円(関東、中部、関西圏)の由、パネルの発電効率アップは著しいようですが、やは り電力会社側の自然エネに対する対応の不備や、原発再稼動志向もあるように思われま す。何しろ大型発電しか手掛けて来なかった電力会社のツケが顕在化したのではないで しょうか。 2. 来年 4 月からの自由化でどうなるかですが、私はやはり電気の持つ溜められない特性、 送電の大変さ等から、今後はより地産地消型に推移して行くだろうと思います。 水素型社会も夜明けを向かえているし、蓄電も近辺では可能になりつつあるからです。 3. 我が家は 5 年前 270 万円の費用で発電出力 4.3kw を屋上面積 5m×8m に設置しました が、今では約 200 万円で購入でき、メンテナンス等も別になく、友人宅ではすでに 15 年使用しています。我が家も同様になると思います。 4. 唯、太陽光を普及させなければならない理由はそんなところにある訳でもありません。 世界の大気中の CO2 濃度が本年 3 月で 400.83ppm(世界 40 の観測点)となったと米海洋 大気局が発表しています。氷床調査で過去 80 万年 280ppm 程度であった のが急激に上昇し、過去に例を見ないような、飛び抜けて高い上昇をして いるとのことです。 これは我々の文明社会が出す化石燃料の消費で、地球がそれを処理出 来なくなり CO2 の約半分が年々残っていく勢だと当局は分析しています。 やはり現存の人類が挙って考えなければならない重大問題であると私は思います。 ②烏蘭敖都村・ガイ君からの便り 立野恵子さんあてに、烏蘭敖都村のハルバラさんの長男のガイ君から、5 月の連休中に メールが届いていたそうです。今春のツアーが無かったことで、何か思うことがあったようで す。原文の中国語は立野さんが翻訳して下さいました。 日本の皆様方 へ こんにちは いつもこの時期には、遠くの皆さんの事を思い出します。自分が 8 歳の時から毎年 5 月 1 日の労働節の頃に皆さんが来ていましたね。子供のころの思い出の中で撮影されたウーラ ンアオジュの 10 年の歳月とともに最も鮮明な記憶になっています。 思い出すととても懐かしいです。そして青樹会のみなさんそして遠い日本のみなさんが私 の故郷に来て緑化活動をしたことに対して本当に心から感激しています。 ですから皆さんの仕事や家庭全てが順調で幸せであることをお祈りします。 自分が大学を卒業して以降、一度も皆さんの活動に参加しませんでした。それをとても 後悔しています。私たちのような若者は当時皆さんと交流会をしましたが、文化交流の重 7 青樹会会報 No.100 (2015. 6.10) 要性を分かっていませんでした。とても後悔していると同時に、青樹会の皆さんを懐かし く思います。いつかまた私の家にいらしてください。 神様のご加護をお祈りします。そして遠い日本の青樹会の皆さんの健康をお祈りします。 ありがとうごいまし た。 ガイ君・奥さん ハルバラ婦人 ハルバラ 2014 春ツアーのメンバーとともに 你好日本的朋友! 每当这时候想起远方的你们。 从我八岁那年开始,每当五一劳动节后你们都来。 在我童年记忆中最为清晰的一段记忆, 也是你们的照相机录制乌兰敖都十年的岁月。 回想起来很留恋,也很感激青树会的长辈及各位哥哥姐姐和远在日本的朋友们来我家乡做绿 化工作。 真心的很感激。所以祝福着你们工作顺利阖家欢乐万事如意。大学毕业后,一次都没赶上你 们活动。 也很后悔我们这些年轻人很你们一起玩过联欢聚会(当时没有意识到文化交流的重要性质) 。 很后悔~也很想念青树会的朋友们。望有时间再来我家做客。 愿长生天保佑您!也祝远在日本的青树会的朋友们身体健康。 谢谢 6.2015 年度の会費の振込みをお願い致します 4 月 1 日より始まりました 2015 年度会費(個人会員 3,000 円、学生 会員 1,000 円)納入の件、よろしくお願い致します。 お振込みの手続きは、会報 99 号に同封の青い「払込取扱票」で、 郵便振替払込書 (払込取扱票)青 口座番号 00190-3-566175 加入者名 青樹会 手続きが出来ます。 なお、会計は中村民夫副代表([email protected])が担当してい ます。中村さんへの連絡は押田経由([email protected])か、直接、ご本人へお願い致し ます。 7.会報の原稿を募集しています 最近、気になること、私の提案、中国情報、その他なんでも原稿をお寄せ下さい。あて 先は押田([email protected])へ、メールで戴けると幸いです。なお、メールが困難な場 合には fax(048-664-5884)か郵送で(331-0825 さいたま市北区櫛引町 2-574-2 GA 大宮 111 号)までお願い致します。 8
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