入選詩はこちら(PDF 281KB)

第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
第9回もやい音楽祭『作詩の部』入選作品
0
タイトル
1
北極星
2
レンゲ草の花が咲いたよ
3
春
4
あなたと共に生きて行く
5
母へ
6
あせらず一歩
7
エンジェル
8
生まれて良かった~命に感謝する日~年に一度のBirthday
9
おっかさん
淵上毛錢生誕100周年特別賞部門「作曲の部」曲募集詩
1 再生
2 眺望
3 梅雨
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
No.1
「
北極星
立ち止まることさえ出来ない
」
めまぐるしい日々の中で
僕らは譲れない願いを守り続ける
ありふれた風景のように
ただ漠然とした毎日
明日へと向かって進むためには
思いやりが必要で
そんな純粋さをいつも抱きながら
僕らは強く大地を踏みしめる
向かい風の吹きすさぶ朝
前進するのに理由はいらない
いつも助けてもらっていた
僕らはみんな繋がっているから
頑張り過ぎずに
心配しなくて大丈夫さ
自分の力を試してほしい
前向きなエールは友情の証だから
全ての現実を受け入れて
いつか綺麗な花を咲かせよう
友との絆に偽善はいらない
力強く手を差し伸べよう
明日の行方は今日の一歩しだい
ゴールはまだ見えないけれど
遠くで輝いているよ
見果てぬ夢を追いかけて
北極星の光のように
愛されない人はいないから
見捨てられた仲間はいないさ
僕らは夢追い人だから
何があっても立ち直れるよ
誇りを捨てないと約束しよう
みんなの笑顔が僕を励ますから
素敵な未来を描こう
北極星は見守っているから
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.2
「
レンゲ草の花が咲いたよ
レンゲ草の花が咲いたよ
」
僕の家の庭一面に。
農業委員のおじさんからもらった種を
母といっしょに蒔いて
まだ僕が小さかった
あの頃は
昔を思い出した。幸せな気分になれたよ。
田んぼという田んぼが
レンゲ草の花で
あの頃は
三年目の春。
ピンク色に染まっていた。
女の子といっしょに
レンゲ草で冠や首飾りを作った。
レンゲ草の花に
そういえば
ミツバチが止まるよ。
レンゲ草から採れるハチミツは
美味しいって父から聞いた。
レンゲ草の花に
そういえば僕
蝶ちょも止まるよ。
カメラのマクロレンズを持っていたんだ。
レンゲ草の花に
その小さな世界を
戯れる小さな虫たち。
接写して大きく見せる。
僕らの生きている世界も
小さいけれど
そして幸せな気分になろうよ。
大きく見回そう。
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.3
「
春
①
心に
しみる
せつなさわ
いつかきえゆく
ながれたび
いつかかならず
くるはずだから
きっとはるが
そこまでよ
②
明日も花が
咲くはずよ
くちなし花が
身にしみる
くじけず春を
まーって
やっとつかんだ
しあわせを
③
生きる力を
くれるはる
しあわせまてば
きっとくる
さびしさだって
ひとりたび
生きてゆきます
いつまでも
」
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.4
「
あなたと共に生きて行く
一、 あなた、聞いて下さい
」
この想い、心のさけびを
つらく、悲しい毎日と
長く、暗いトンネルに
きぼうの光見えるまで
あなたと共に生きて行く
二、 あなた、教えてください
立ち直るきっかけを
一人の世界に、とじこもり
広い世界を、見たいのに
現在(いま)は、自信がないけれど
三、 あなた、かなえて下さい
あなたと共に生きて行く
ゴールの、見えない行き先に
ひとすじの光が、見えた現在(いま)
しあわせの星を、つかむまで
私の夢
あなたの夢
あなたと共に生きて行く
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.5
「
1.母が亡くなる前に
母へ
」
もっと何かしてあげられたのに
どうしていいか分からなかった
亡くなってから色々、分かったんだ
存在に気付いたんだ
あれも習っとけば良かった
これもしとけば良かった
出来ること何でもしてあげれば良かった
亡くなった朝、涙も出なかったよ
あまりに突然で・・・
2.あれから半年裁って今、何してあげられるだろうか!
毎日せんこうあげてるけど
それだけでいいのか
亡くなった時に涙を流すシーンがあるけど
あれはうそだと思う
何にしていいか分からなくてパニックになる
今は少しずつ元気になっていってるけど
出来ることは今、少しずつやれてると思う
アイスクリームおいしかったね
まんじゅうやお菓子おいしかったね
※ 本当に有難う
天国にいって楽しくすごしてね!
ゆっくり眠ってね!
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.6
「
あせらず一歩
色々なモノを落として
」
心に咲いた花までからした私
この世にみんな生まれてきて、
つらい事ものりこえる勇気をくれる家族
自分らしさを見つける旅に出よう。
昔、社宅のあぜ道に咲いた彼岸花は
私の心を夕日の様に赤くそめ
力をあたえてくれる。
あせらず一歩進めばいい
あどけなかった少女の私
すてきな大人になれると信じてた
母は私の手をひっぱり、あの電信柱までと
一緒に歩いてくれた。
その優しさ忘れない。
どんなに苦しくても同じように明日はくる。
その明日をどう生きるかで自分に色々なモノが返って来る。
未来はみんなをまってるよ。
あせらず心を真っすぐに。
空を見て、あの大きな太陽は
みんなを照らすから。
あせらず一歩進めばいい・・・
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.7
「
エンジェル
大きなおめめはパパに似た
可愛い小さなエンジェルは
パパのおひざでゆーらゆら
そっとおやすみねんころろ
夢を見させてあげたいな
お散歩
ぶらんこ
かくれんぼ
ちっちゃいおくちはママに似た
可愛い小さなエンジェルは
ママのお胸でふーわふわ
そっとおやすみねんころろ
夢を見させてあげたいな
ままごと
なわとび
シャボン玉
静かな静かな秋の朝
可愛い小さなエンジェルは
お空にのぼってゆきました
パパのおひげに触れました
ママのほっぺをなでました
広いお空で風に乗り
今日もお散歩しています
」
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
「
NO.8
生まれて良かった~命に感謝する日~1年に1度の Birthday 」
1年に1度の誕生日
年を重ねる事に「おめでとう」の言葉を沢山もらう
誕生日を迎える事に
生きてて良かったって命に感謝する
1年に1回の誕生日は
病気になって
命の大切さを知る日である
生きている事さえも忘れたくなる日もあった
お母さんを何度も何度も責めた事もあった
でもお母さんもそんな私を見て
病気で苦しかったり
ずっと苦しんでたんだよね
きつかったりするけど
それは生きている証なんだよね。
誕生日はお母さんに感謝する日でもある
お母さん、私頑張って生きていく
生んでくれてありがとう
お母さんの子どもで良かった
この命を大事に一生懸命生きていきます
第9回もやい音楽祭 『作詩の部』入選作品
NO.9
「
おっかさん
もんぺ姿でビナひろい
おっかさんの姿が
朝昼晩焼酎1合
海がすきだった
今でも心にうかびます
おいしそうに飲む
おっかさんの顔が
女手ひとつで
」
今でも心にうかびます
土方しながら育ててくれた
おっかさんの苦労じわ
今でも心にうかびます
もしも天国のおっかさんに一言いえるのなら
「天国からかえってきて」と伝えたい
もしも天国のおっかさんに何か渡せるのなら
持ちきれないほどの花束をおくりたい
誰からも好かれていた
梅干の漬け方を教える
おっかさんの優しい顔が
お互い耳がとおく
今でも心にうかびます
人からはケンカしているといわれたけど
おっかさんとのお喋りが
今でも心にうかびます
まだまだ長生きしてほしかった
おっかさんとの尊い日々が
まだまだ一緒にいたかった
今でも心にうかびます
もしも天国のおっかさんに一言いえるのなら
「天国からかえってきて」と伝えたい
もしも天国のおっかさんに何か渡せるのなら
持ちきれないほどの花束をおくりたい