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平成27年6月16日
平成27年 田村市議会6月定例会会議録
(第2号)
平成27年田村市議会6月定例会会議録
(第2号)
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○会
議
月
日
平成27年6月16日(火曜日)
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○出
席
議
員(19名)
1番
遠
藤
雄
一
2番
安
瀬
信
一
3番
渡
邉
照
雄
4番
土
屋
省
一
5番
吉
田
文
夫
6番
大
橋
幹
一
7番
白
石
恒
次
8番
菊
地
武
司
9番
大和田
博
10番
遠
藤
正
德
11番
石
井
忠
治
12番
橋
本
紀
一
13番
木
村
高
雄
15番
半
谷
理
孝
16番
照
山
成
信
17番
猪
瀬
18番
宗
像
公
一
19番
箭
内
20番
長谷川
元
行
明
仁
一
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○欠
席
議
員
14番
(1名)
白
石
治
平
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○説明のため出席した者の職氏名
市
副
市
長
冨
塚
宥
茉
副
長
志
村
和
俊
総
市
務
部
長
鈴
木
喜
治
長
渡
辺
清
徳
市
民
部
長
七
海
茂
保健福祉部長
兼福祉事務所長
大和田
益
弘
産
業
部
長
赤石沢
晶
建
大河原
孝
志
設
部
長
滝根行政局長
遠
藤
祥
司
大越行政局長
松
本
伊勢夫
都路行政局長
松
本
広
行
常葉行政局長
坪
井
日
良
会 計 管 理 者
助
川
豊
総
総
大
内
康
栄
務
務
-21-
課
部
長
総
務
部
協働まちづくり課長
大
友
保 健 福 祉 部
介護福祉課長
塚
原
建
建
部
長
佐
藤
教 育 委 員 会
教
育
長
助
川
設
設
課
弘
市
市
民
誠
産
農
林
恭
弘
勝
民
課
部
長
助
川
庄
藏
課
部
長
門
馬
吉
喜
市
教 育 委 員 会
委
員
長
二
瓶
恵美子
道
教 育 委 員 会
教 育 部 長
和
田
正
明
大
内
康
栄
光
義
業
教 育 委 員 会
生涯学習課長
佐
藤
好
則
選挙管理委員会
事 務 局 長
代表監査委員
橋
本
光
義
監査委員事務局長
久保田
農業委員会会長
村
上
好
徳
農業委員会事務局長
兼 総 務 課 長
白
水道事業所長
山
口
鳥
宏
栄
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○事務局出席職員職氏名
事
務
局
長
柳
沼
課 長 補 佐
兼 総 務 係 長
渡
辺
覚
治
総
務
課
長
宗
形
常
美
武
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○議
事
日
程
日程第
1
諸般の報告
日程第
2
代表質問
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
○本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
午前10時00分
○議長(長谷川元行)
開議
皆さんおはようございます。
会議に先立ち、申し上げます。
携帯電話をお持ちの方は、議事進行の妨げになりますので、電源を切るようお願いいた
します。
また、夏場の服装についてクールビズ対応とすることといたしております。暑い方は、
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上着を脱いでいただいて結構でございます。
会議規則第2条の規定による欠席の届け出者は、14番白石治平君であります。
ただいまの出席議員数は、19名であります。定足数に達しておりますので、これより本
日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付した議事日程(第2号)のとおりであります。
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
日程第1
○議長(長谷川元行)
諸般の報告
日程第1、諸般の報告を行います。
本日は、説明のため財政課長秋元
力君にかえて協働まちづくり課長大友勝弘君が、社
会福祉課長吉田英一君にかえて介護福祉課長塚原
誠君が、教育総務課長上遠野伸一君に
かえて生涯学習課長佐藤好則君が出席しておりますので、報告いたします。
以上で、諸般の報告を終わります。
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
日程第2
○議長(長谷川元行)
代表質問
日程第2、代表質問を行います。
質問者に対して申し上げます。再質問、再々質問を行うときは、必ず宣告してから発言
してください。また、質問は答弁に対する内容の再質問、再々質問でありますよう御留意
願います。
初めに、市民netたむらの質問者、8番菊地武司君の発言を許します。8番菊地武司
君。
(8番
○8番(菊地武司)
菊地武司
登壇)
おはようございます。8番、菊地武司でございます。市民netたむ
らを代表いたしまして、通告により質問に入らせていただきたいと思います。
今議会よりライブ中継ということで、大変私も緊張しておりますんで、理事者の皆様方、
何とぞよろしくお願い申し上げます。
日本は、急速な少子高齢化と、とまらない東京圏への過度な人口集中で、東京・神奈
川・千葉・埼玉で、総人口の1億2,700万の3割近くがこの地域に集中しております。地域
創生も人口問題を課題としていることから、特に震災以降、被災3県の中では福島県は
4年以上経過した今でも避難者が数多くおり、人口の減少が顕著に数字にあらわれており
ます。
-23-
国では、昨年12月、地域の活性化と人口減少対策を盛り込んだまち・ひと・しごと創生
法や地域再生法を可決し、27年度予算では約1兆円の創生枠予算が地域活性化の重要施策
として示されました。まち・ひと・しごとの創生に向けては、人々が安心して生活を営み、
子供を産み育てる社会環境をつくり出すことによって、活力に満ちた地方の創生を目指す
ことが重要課題であるとしております。
このような視点から、田村市においても既存の地場産業や立地企業と現在計画中の大越
産業団地がコアとなり、人が仕事を呼び、仕事が人を呼び込む好循環な環境を進め、地域
活性化に向け展開する必要があると思います。
そのような中、震災以降、県外で操業していた常葉町の中央化学が10月から操業を開始
して、最終的には震災前の80人体制まで増強する計画をプレス発表しております。田村市
にとっても、大変明るいニュースだと思います。
石破地方創生大臣は、主役は地方であることを強調する意味で、国は伴走型支援として
情報支援・人材支援・財政支援を行うと述べており、地方は国からの指示待ちでなく、地
域の課題は、アイデアを出し、地域みずから考え、行動する時代を迎えたと言っても過言
ではないと思います。
本年3月議会で採択された国の平成26年度補正予算案の地方創生先行型交付金メニュー
事業の田村市総合戦略策定事業、空き家・空き地活用事業、空き店舗活用支援事業、農産
物産品PR事業、グリーンツーリズム活性化事業、婚活イベント実施支援事業、妊娠・出
産あんしんサポート事業、時間外子ども預かり事業、以上8事業の進捗状況についてお伺
いいたします。
2項目めとして、新庁舎開庁後の課題と改善点について伺います。
合併10周年の節目となる本年1月5日に本庁舎が開庁され、新庁舎での業務がスタート
いたしました。本庁舎建設の基本方針で示された人にやさしい安心・安全な庁舎、機能
性・効率を重視したスリムな庁舎、市民に愛される庁舎、環境に優しく周辺環境と調和し
た庁舎を標榜して立派に完成いたしました。
市長が、開庁の挨拶の中で話されていた「魂を吹き込む」、この一言に尽きるものかと
いうふうに思います。と同時に、市民サービスの拠点として大いに期待されるところでも
ございます。
一般に、建築物は企画・設計・躯体工事と進むわけでございますが、庁舎ばかりでなく、
多くの施設では設計の段階では、なかなか見つけにくく、完成後に安全性・利便性に課題
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が生じることがままあります。特に、安全面については、しっかり検証し、改良点につい
て早急に改善を進めなければならないと考えます。建築中から、本体と駐車スペースにあ
る免震構造の安全性については、議会議員の中でも話題になっておりましたが、植栽改植
工事に至った経緯について伺います。
新庁舎開庁後は、時間外電話について、音声ガイダンスによる就業時間内への案内で、
緊急時の連絡がとれないと市民からの声がありましたが、一部改善されました。また、そ
の後の対応について伺います。また、通話記録の確実性、再確認などのコスト省略、早急
な対応のために録音機能つき電話機の設置について当局の考えを伺います。
各種団体の集会や各種イベントの開催などで、市民ホールや各会議室の使用が頻繁にな
ってきております。大変いい方向だと私は思います。そういう中、駐車スペースの確保が
急務と考えます。新庁舎付近には、船引駅南口に有料駐車場があり、ゲート型が29台、フ
ラップ型が8台、計73台の駐車スペースがございますが、1日累計で100台前後と、稼働率
が余り高くなく、駅北口駐車場も同様と見受けられます。商店街や駅2階FITの利用者
は、無料券・割引券の発給を受けております。市役所利用者は、法務局サービスセンター
の設置もあり、市外の方々も数多く利用されますので、利便性を図る上からも無料券の発
給や時間の延長などの対応についてお伺いいたします。
また、庁舎開庁後、半年余りになりますが、大勢の方が、それぞれ利用されていると思
います。市民や職員から主な改善要望などについてございましたら、主なものをお示しお
願いします。
3項目として、復興支援活動についてお伺いいたします。
3.11震災以降、被災3県では450名以上の方が復興支援員として活躍しておられます。
私ども会派市民netたむらでは、ことしの春、岩手県釜石森林組合の100万円住宅森の貯
金箱住宅再建プロジェクト、間伐材を利用したFSB工法を研修視察してまいりました。
その釜石森林組合でも、若い女性の方が支援員として活躍しておられました。都路地区の
メンバーとは交流があって、いろいろ情報交換しているというお話でした。そういう中で、
都路を中心に復興支援隊の皆様が活躍されておりますが、今までの活動状況と平成27年度
の活動方針について伺います。
4項目として、今、全国的に集落支援員制度を導入している自治体が多くあります。人
口減少から来る過疎・限界集落・買い物難民など、中山間地特有の諸問題解決・再生のた
めに、新たなサポートを、行政とともに共同で取り組む制度が大変注目されております。
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専門の外部支援員ばかりでなく、自治会長・地域団体のOBなど田村市に当てはめれば、
行政区長さんや地元でキャリアを積んだ兼任支援員など、全国各地で大活躍され、成果を
上げておられます。このような現下、当市でも早急に自分たちの地域は自分たちの手でと
いう集落支援制度に取り組む必要があると考えますが、当局の考えについてお伺いいたし
ます。
次に、生涯学習等複合施設整備計画についてお伺いいたします。
生涯学習の拠点である公民館も築45年が経過しており、多様化する需要に追いつかない
状況で、以前から改築の要望が各団体から出されておりました。6月4日の全員協議会に
施設整備基本構想が示されましたが、今後の進捗とパブリックコメントの時期・方法につ
いてお伺いいたします。
また、同じエリアにありました船引体育館が東日本大震災で大きな被害を受け、解体さ
れ、特に町内の年配の方々から身近なところに屋内スポーツのできる多目的フロアの要望
が数多く聞かれます。併設の考えについても、あわせてお伺いいたします。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
市民netたむら、8番、菊地武司議員の代表質問にお答えいたしま
す。
初めに、地方創生(先行型)の取り組みについて申し上げます。
まち・ひと・しごと創生法に基づき、本年度策定する地方創生に係る総合戦略に位置づ
ける地方創生(先行型)の8事業につきましては、3月24日に国からの交付決定を受け、
順次着手したところであります。
「田村市総合戦略策定事業」につきましては、田村市における地方創生の取り組みの基
礎となる計画として位置づけられる総合戦略を策定するための事業であり、策定に当たり
ましては、本年3月に設置した「田村市地域創生戦略本部」のもとで実務的な作業を行う
ためのワーキンググループにおいて、総合戦略に盛り込むべき事業の検討作業を開始し、
戦略の方向性や各事業の実施効果を検証するための外部有識者会議の開催に向けて準備を
進めているところであります。
「空き家・空き地活用事業」につきましては、田村市への定住希望者の住宅・宅地需要
に応え、人口減少に対応するための事業であり、本年4月より市内における空き家・空き
地の実態調査に着手したところであります。
今後、空き家などを抽出し、行政区長等からの聞き取りや物件所有者の意向確認などを
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経て、売買等が円滑に行える「空き屋・空き地バンク」を構築し、定住促進を図ってまい
りたいと考えております。
「空き店舗活用支援事業」につきましては、空き店舗を活用し、新たに市内で営業した
い事業者に対して、店舗の改装費用や賃借料を補助することにより、創業支援と商店街の
活性化を図ることを目的として、補助申請の受け付けを4月1日から開始しておりますが、
今のところ申請案件はありません。
商工会やまちづくり団体の協力を得て、市内空き店舗の現状を把握し、商店街に必要な
業種等への積極的な働きかけや、関係機関、ホームページ等を活用した事業の周知を図っ
てまいります。
「農業特産品PR事業」につきましては、田村市の特産品であるエゴマ油を50ミリリッ
トル瓶に詰めたサンプル品を製造し、県内外で広くPRすることとしておりますが、関係
者と打ち合わせを行った結果、原材料の在庫が少ないことから生産者に作付拡大を呼びか
けるとともに、収穫した秋以降の本格的なPR方法の検討を進めているところであります。
「グリーンツーリズム活性化事業」につきましては、関心のある関係者を対象にワーク
ショップを開催するとともに、市外からの参加者に田村市のグリーンツーリズムをモニ
ターしていただくツアーを8月に計画しており、現在、田村市復興応援隊や農業者などの
関係者と打ち合わせを行っているところであります。
「婚活イベント実施事業」につきましては、昨年度、事業を実施した団体を含む3団体
が本事業を活用する予定となっており、若者に出会いの場を提供できるよう関係団体やイ
ベント企画会社などからさまざまな御提案を受け、効果的な事業実施につなげてまいりま
す。
「妊娠・出産あんしんサポート事業」につきましては、少子化対策の一環として、妊娠
4カ月から分娩までの医療機関での保険診療について、医療費の自己負担分を助成するこ
とにより、妊婦の健康管理と安全な出産を支援しようとするものであります。
これまでの受診件数と医療費につきましては、社会保険加入者が本年4月から5月まで
に137件、98万1,343円、国民健康保険加入者の3月受診分が15件、2万8,479円で、利用し
た妊婦の実人数は、国保、社保合わせて52人であります。
「時間外子ども預かり事業」につきましては、放課後児童クラブを実施していない小学
校において、放課後子ども教室終了後に、保護者が家にいない児童を対象に居場所を確保
するための事業を実施するものであり、現在、関本小学校のほか7校の保護者を対象とし
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たアンケート調査の準備を進めているところであります。
今後は、7月末を目途に保護者ニーズの把握を行い、地域の支援体制を含め、設置が可
能な学校ごとに事業を開始したいと考えております。
次に、新庁舎開庁後の課題と改善点について申し上げます。
本体と駐車場スペースの免震構造の植栽改植工事の経緯につきましては、当初は、免震
構造で地震の揺れに対応するための構造上のすき間に、背丈の低い植栽を行っておりまし
たが、実際に使用した結果、積雪時や夜間などに歩行者の落下の危険性が考えられました
ので、免震機能に影響がなく、すき間がわかる植栽により注意喚起を行い、落下防止対策
を講じたところであります。
次に、就業時間外の緊急電話等の対応につきましては、4月から市役所本庁舎の執務時
間外管理業務を警備会社に委託し、時間外の電話には、音声ガイダンスにより案内してお
りましたが、緊急時の連絡に対応するため、5月16日から音声ガイダンスの中に、緊急の
場合の連絡先を改めてお伝えし、緊急の第一報をかけ直していただけるよう、市政だより
やお知らせ版を通してお知らせしたところであります。
緊急時の連絡は、警備員が対応し、必要に応じて各担当者に連絡する体制としておりま
すが、台風接近による気象警報の発令時や地震発生等により被害が想定される場合は、音
声ガイダンスを解除し、職員が対応することとしております。
なお、録音機能電話機につきましては、緊急時の連絡体制も整えていることから、設置
の必要はないものと考えております。
次に、新庁舎の駐車スペース確保の対応策につきましては、新庁舎の114台分に加え、近
隣に公用車33台分を整備したところであります。
多目的ホールでの行事など駐車スペースが足りなくなることも予想されますので、船引
公民館などの利用推進や駅前有料駐車場の無料券配布などにより対策を講じてまいります。
次に、市民や職員からの改善要望につきましては、多くの貴重な御意見をいただいてお
り、案内表示や照明など、すぐに改善できるものは対応しております。しかし、空調設備
の個別対応など、施設の管理上難しい要望もありますが、さらに効率的で親しまれる庁舎
の実現に向けて改善してまいります。
次に、復興支援員の活動について申し上げます。
これまでの活動状況につきましては、平成25年7月に国の復興支援員制度を活用した田
村市復興応援隊の発足以降、都路町を中心に住民生活や地域活動などの支援活動を行って
-28-
おります。
一人では対応できない草刈りや除雪、行事等への手伝いなど住民からの直接的な要望に
対する支援のほか、住居訪問や座談会などの開催を通じて住民の生の声の収集、住民の主
体的な活動への支援、大学生などボランティアの受け入れなどが主な活用内容であります。
本年度の活動方針につきましては、これまでの活動を踏まえ支援体制を強化するととも
に、市全域へ活動範囲の拡大、交流人口の増加、地域の特色ある資源の発掘及び情報発信
を通じて、市民みずからが地域活性化に向けた活動に取り組めるよう支援活動を広げるこ
ととしております。
次に、集落支援員制度につきましては、既に田村市復興応援隊による活動が行われてい
ること、集落支援員は国の特別交付税措置の算定対象であり活動費に上限が定められてい
ることから、現在のところ導入は予定しておりません。
次に、生涯学習等複合施設整備計画について申し上げます。
船引体育館跡地を中心とした船引公民館と文化センターを含めたエリアを生涯学習だけ
ではなく、市民相互の交流や憩いの場など、にぎわいの創出によるまちづくりの拠点とし
て位置づけ、昨年10月から関係団体の代表者で構成する検討委員会や若い世代を中心とし
たワーキンググループでの意見交換を行い、施設の基本コンセプトや整備手法、管理運営
など複合施設の整備に向けた検討を進めてまいりました。
取りまとめた基本構想をもとに基本計画策定に向けた具体的な検討を進めてまいります。
パブリックコメントにつきましては、基本計画を策定するに当たって実施を検討してま
いります。
船引体育館解体後に要望の多かったスポーツのできる多目的フロアの併設につきまして
は、スポーツだけではなく、多様なニーズに対応できるホールが構想に盛り込まれておる
ことを踏まえ、検討を進めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(長谷川元行)
○8番(菊地武司)
菊地武司君の再質問を許します。
それぞれ市長のほうから御答弁いただいたわけでございますが、順番
を追って何点か再質問させていただきたいと思います。
まず初めに、地方創生の1番目の田村市総合戦略策定事業。
これから地域創生を進めていく上で、こちらがキーポイントになるものかというふうに
思います。ことし、市長が肝いりでつくったまちづくり課の方々が中心になって進められ
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るのかと思いますが、庁内でワーキングチームをつくって計画してるという答弁でござい
ましたが、まず大きなコンセプトはどういうことなのかと。まず、これ1点聞きたいのと、
いつごろ議会のほうに、こちら、年度中には策定していただきたいという国の要望が出て
いるようですが、いつごろ、こちらは議会のほうにお示しできるのかというふうに思いま
す。
それから、婚活イベントについてでございますが、当初3月時点では95万円ぐらい予算
上、こちらの計上をしてるということで、全員協議会の中でも多くの議員から95万円では
足りないのではないかというような御質問が数多く出されたと思います。その中での答弁
は、項目間の流用なり、あとは一般財源を投入するとかという方法でやるというようなお
話でございましたが、ただいまの答弁で、3団体が計画されてるということで、どのぐら
いの予算措置がされるのか。また、その団体名、差し支えなければお示しいただきたいと
思います。
それから、8番目の時間外子ども預かり事業。
田村市内でも、8つの小学校が時間外預かりということは現在行われておりません。早
く、よその地域と同じような状況に一日でも早くやらなければならないのかなというふう
に考えます。そういう観点から、3月に決まって、これからアンケートを出すというよう
な答弁でございますが、スピード感が何よりだと思います。もう国のほうでは、来年度、
28年度予算の下組に、地域創生のほうも検討されてるようですが、いかにスピード感を持
って事に対処するかというのも一つ大切だと思いますんで、ぜひこちらは早く進めていた
だきたいというふうに考えております。
それから、本庁舎絡みの駐車スペース。これは、何人の方からもお聞きいたしますし、
余り車が混雑していると、混雑、いわゆる事故、そういうことも心配だということでござ
いまして、市長の答弁の中から、駅前の南口・北口を有効利用するということでございま
すが、早急に、こちらはそういう状況であれば、早目に市民なり地域に広報していただい
て、皆様方が安心して利用できるような形をしていただきたいというふうに考えておりま
す。
それから、集落支援制度、今、復興支援員が田村市全域で頑張っているので、今現在、
市のほうでは検討していないという御答弁でございましたが、集落支援制度、平成20年に、
こちらは総務省でした、始まりまして、支援員が20年度190人、専門支援員、去年26年は
858人と約4倍に増えてます。
-30-
それから、兼任支援員。区長さん方とか地域のOBとかそういう方を指してると思うん
です。兼任の方、こういう方が20年度2,000人だったのが、26年度3,850人、約2倍に増え
ております。実施自治体も20年度77自治体でございましたが、26年度221自治体と、約3倍
に増えて、ことしは、もっと増えるような傾向かというふうに思います。
復興支援員と集落支援員、こちらかぶって使っても問題ないと私は理解しているんです
が、法務的なことはちょっとわかりませんが、ぜひ今から準備して、ぜひ何とか28年度モ
デル地区、田村市でも見つけて、人口減少を幾らでも抑えるためには、こういう地域の
方々、地域の支援員と、まち、市を結ぶコーディネーターが私は必要なのかというふうに
思いますんで、ぜひ再検討していただければというふうに思います。よろしくお願いしま
す。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
菊地武司議員の再質問にお答えいたします。
第1点目でありますが、協働まちづくり課が今年度4月1日から発足いたしました。い
わゆる総合戦略事業の協働まちづくりについては、人口ビジョンあるいは総合戦略の素案
策定、あるいは議会からの意見聴取、そして10月から12月ごろに総合戦略(案)を決定し、
議会からの意見聴取をして、来年の1月から3月にかけて人口ビジョンあるいは総合戦略
の策定、公表を行ってまいりたいと考えております。
それから、第2点でありますが、婚活事業95万円というお話であります。まさに、予算
は95万円でありました。
この団体名は、JAたむら、連携の商工会、そして法人会の3社でありますが、今のと
ころ具体的に申し入れありません。ですから、これが、やるかやらないかというのは前も
ってわかってて、おただししたわけですが、やってみるかどうかという、これで我々のほ
うは予算計上できないということで95万円に削減したところでございます。御理解いただ
きたいと思います。
それから預かり事業、いわゆる放課後児童クラブでありますが、スピード感というお話
でありました。
これは、全部の学校に全てやりたいんです。当たり前のことでありますが、そこで働く
人がいない。これが現実の問題であります。ですから、募集しても、その預かりを、私が
担当してやってみましょうという人がいないということから、現に今募集いたしておりま
すが、なかなか応募者が少ないという現実があって、今苦慮しているところでありますの
-31-
で、やってみたいという方がおれば、即対応してまいりますんで御理解いただきたいと思
います。
さらに、4点目の駐車スペースでありますが、先ほど申しましたように、この市役所の
職員、これは他の駐車場にお借りして通勤していただいております。そして、一般の方々、
多目的ホールは夜間も解放いたしますので、その場合に駐車スペースが足りないんではな
いかというお話の中では、公民館の施設、あるいは駅の、いわゆる30分超えた場合のお金
がかかります。それを無料券の発行をするということも考えておりますし、そのときのお
知らせについても、いかなる方法で、どのようなタイミングでするかというのも今検討し
ているところでありますんで御理解いただきたいと思います。
さらに、集落支援制度についてでありますが、集落支援制度につきましては、おただし
の中で兼務という、自治会長などの兼務というお話がありました。まさに、兼務する場合
において、他の市町村でもそういう実例がありますので、そういう取り組んでいる事例を
参考にして、そして田村市でその実情に即した支援ができるように検討してまいりたいと
考えておりますんで、よろしくお願いいたします。
○8番(菊地武司)
集落支援員制度は、国のほうからの交付制度でして、専任の方で400万
円。本人に行くのは200万なんですが、あと兼任の方で50万でございます。
市からの持ち出しは、ほとんどないのかというふうにも考えますので、ぜひモデル地区
等をどっかつくっていただいて、「どうですか。やりませんか。行政区で誰かやっていた
だきたい。この地区やっていただきたい」ということを発信していただいて、進めていた
だければいいのかなというふうに考えます。
それから、生涯学習複合施設ですが、これから今いろいろ策定されて、いろいろ、あれ
も入れたい、これも入れたいと大変皆さんから御意見聞くと、10階建てにしても間に合わ
ないぐらい詰め込まなければならないのかなというふうに思います。なかなか策定とか素
案とかがいっぱい出てきますが、私も今回初めから終わりまで全部読みました。薄いから
読んだっていうわけではないんですが、大変、今の時期必要なことかなと思って全部読ま
させていただきました。
その中で、岩手県紫波町のオガールプラザ、先進地事例として一番最後に、4番目でし
たけど、載っておりましたけど、こちらは民間の力公民連携で民間の力を入れてやってい
るというようなことで、歯医者さんとか眼科医さんとか接骨院さんとかいろんなお店が入
って、そういうのを最初決めてて、飲食店、それからカフェ、決めてて建設に入ったとい
-32-
うような記事が載っておられました。
それから、豊島区の池袋、豊島区役所ですか、こちらは49階の区役所を建てて、9階ま
では区庁舎で、区の施設として使ってて、それ以外は一般に分譲するということで、約490
億ぐらいの総予算を分譲費と区画整理と、あとは今まで使っていた庁舎の賃貸料で賄って
いるという事例が、こちらもテレビでやっておられました。
東京だからできることだかもわかりませんが、田村市、ここでもいろいろ知恵を出して
やれば、そういう公民連携を進められるのかなというふうにも考えますし、ワーキング
チームでも、そのようなこと書いておりましたので、私もしっかり勉強して御協力してい
きたいというふうに思います。
以上で私の質問を終わります。
○議長(長谷川元行)
これにて、8番菊地武司君の代表質問を終結します。
次に、新政たむらの質問者5番吉田文夫君の発言を許します。5番吉田文夫君。
(5番
○5番(吉田文夫)
吉田文夫
登壇)
会派新政たむらと市民の声・心を代表し、勇気と奮起をもって通告に
より質問します。
素朴な質問の1点目です。介護保険制度の保険者(市)の主な役割・業務についてです。
1つ、要介護認定に関する事務について。
2番目、サービス事業者に関する事務について。
3番目、地域支援事業に関する事務について。
4番目、介護保険料に関する事務について。
5番目、介護保険の財政運営についてです。
6番目、地域包括ケアシステムの推進について。
7番目、認知症施策推進プランについて。
8番目、高齢者虐待防止法について伺います。
素朴な質問の2点目です。医療法改正と介護保険との関係について。
1番目、地域医療構想ビジョンについて。
2番目、地域包括ケア病棟について。
3番目、在宅医療と介護保険の関係について。
4番目、新たな公立病院改革プランについて。
5番目、医師・看護師などの地域に必要な医療体制の取り組みについて。
-33-
6番目、夜間診療所のこれまでとこれからについて。
素朴な質問の3点目です。障害者総合支援法に基づく福祉サービスについてです。
常時介護を必要とする障害者の支援について。
2番目、移動や就労の支援について。
3番目、障害者の支援区分を含めた支給決定について。
4番目、成年後見制度利用事業について。
5番目、障害者の「65歳問題」について伺います。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
新政たむら、5番、吉田文夫議員の代表質問にお答えいたします。
初めに、介護保険制度の保険者であります市の主な役割・業務について申し上げます。
被保険者が、介護保険の給付を受けるためには、要介護または要支援と認定される必要
があります。市は、申請者の心身の状況などについての調査結果等を田村市介護認定審査
会に通知し、判定を依頼します。
認定にあたっての調査、審査、判定には、全国一律の基準が用いられ、審査会による判
定結果は申請日から30日以内に申請者に通知されます。
次に、要介護と認定された高齢者が住みなれた地域で引き続き生活できるようにするた
め、介護サービス事業者に関する事務として、事業所の指定、指導監督、報告等の命令、
立入検査、指定取り消しなどを行っております。
次に、要支援・要介護状態となることを予防するため、地域支援事業に取り組んでおり、
具体的には高齢者の皆様がいつまでも元気に活動的な生活が送られるよう、筋力向上のた
めの「いきいき田村元気塾」の開催や介護相談員の派遣などに関する事務を行っておりま
す。
また、田村市地域包括支援センターに包括的・継続的ケアマネジメント支援などの業務
を委託しております。
次に、介護保険制度の費用を賄うため、個別に保険料を徴収する普通徴収と年金から徴
収される特別徴収の業務を行っております。
介護保険の財政運営につきましては、介護給付・予防給付の費用は、50%が公費負担、
50%が保険料負担となっております。公費負担の50%の内訳は、国が25%、都道府県及び
市町村が12.5%であります。
地域包括ケアシステムの推進につきましては、医療・介護・予防等が一体的に提供され
-34-
る体制を平成37年までに構築するため、医療・介護の連携や市民の積極的関与の促進が重
要な課題であります。特に、訪問看護及び通所介護の実施主体が平成29年度までに市町村
に移行されることから、田村市といたしましても、民間企業、社会福祉法人、ボランティ
ア等の多様な主体が参画し、多様なサービスの提供ができる体制づくりに努めてまいりま
す。
認知症施策推進プランにつきましては、医療・介護等の連携などを柱とする認知症施策
推進総合戦略、いわゆる新オレンジプランが本年1月に厚生労働省から公表されました。
このプランの対象期間である平成37年に向け、田村市といたしましても「認知症ケアパ
ス」の作成、「かかりつけ医認知症対応力向上研修」、「地域ケア会議」、さらに啓発活
動や認知症サポーターの養成などの具体的な取り組みを進めてまいります。
高齢者虐待防止法につきましては、平成18年4月に施行された同法において、高齢者の
虐待防止と養護者支援における市町村の責任と役割が定められております。田村市といた
しましても、平成22年8月に作成した「高齢者虐待対応マニュアル」に基づき、保健・医
療・福祉関係者と連携し、虐待の早期発見、対応及びその防止に努めるとともに養護者の
負担軽減を図ってまいります。
次に、医療法改正と介護保険との関係について申し上げます。
地域医療構想につきましては、医療介護総合確保推進法の施行に伴い、本年度以降、県
は医療法に基づく医療計画に地域医療構想に関する事項を定めることとされました。平成
37年までに医療・介護・予防等が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指
す田村市といたしましても、同年において目指すべき医療提供体制等を定めた地域医療構
想の策定に積極的に関与してまいります。
昨年度の診療報酬改定において新設された地域包括ケア病棟につきましては、急性期を
経過した患者や在宅で療養を行っている患者の受け入れ及び患者の在宅復帰支援の機能を
有する病棟・病室として、地域包括ケアシステムを支える役割が期待されております。
在宅医療と介護保険との関係につきましては、介護保険を利用されている多くの方が在
宅医療も必要としていることに鑑み、両者の緊密な連携を図ることが必要と考えておりま
す。平成25年7月に田村医師会の呼びかけにより設立された田村地方医療介護連携協議会
を通じて、医師、歯科医師、薬剤師、介護支援専門員、その他関係職種間の相互理解と情
報の共有に努めてまいります。
新たな公立病院改革プランにつきましては、本年3月、知事等宛て総務省自治財政局長
-35-
通知により来年度までに策定するよう要請がありました。平成32年度までの期間を対象に、
経営効率化、経営形態の見直し等に加え、地域医療構想や地域包括ケアシステムの構築に
向けた公立病院の果たすべき役割を明確にすることなどが求められています。
医師、看護師等の地域に必要な医療体制の取り組みにつきましては、医療施設従事医師
等の絶対数の不足という深刻な状況を踏まえ、県、田村医師会、三春町及び小野町と連携
を図りながら、田村地域における医療構想を検討してまいりたいと考えております。
次に、夜間診療所につきましては、診療を開始した昨年4月から本年3月まで診療を行
った241日間の患者総数は922人、1日の平均受診者数は3.83人でありました。市町村別の
受診者数割合は、田村市84.8%、三春町5.6%、小野町4.1%、その他5.5%であります。主
な診療の内容は、発熱256人、腹痛、下痢等の消化器症状195人、インフルエンザ81人でし
た。電話による相談件数は、204件ありました。
利用者からは、これまでの郡山市などの市外の医療機関を受診しなければならなかった
が、近くで受診することができ、大変ありがたいとの感謝の言葉も多く寄せられておりま
す。
夜間診療所は、田村医師会及び田村薬剤師会の全面的な協力がなければ運営することが
できません。また、一次医療機関であることから、後方支援病院からも受け入れに当たっ
ての協力もいただいております。
引き続き、関係機関の協力を得ながら、受診の際のマナーや上手な医療機関のかかり方
などについて市民の皆様にも周知を図り、医療を提供する側、利用する側及び行政が協力
し、この体制が継続できるよう努めてまいります。
次に、障害者総合支援法に基づく福祉サービスについて申し上げます。
常時介護を必要とする障害者の支援につきましては、障害の種類や程度、本人の意向、
サービスなど利用計画案を踏まえ、個々に支給決定を行っております。
移動や就労の支援につきましては、屋外での移動が困難な方に対して買い物などの外出
を対象とした地域生活支援事業や、機能訓練、生活訓練、就労機会の提供、就労継続支援
などを行っております。
障害者の支援区分につきましては、心身の状態に応じて6段階に区分されております。
支援区分の認定につきましては、申請者の心身の状態などについて調査した調査員が、田
村市障害者総合支援認定審査会に判定を依頼します。
なお、利用できるサービスにつきましては、本人の意向を踏まえて作成されたサービス
-36-
利用計画に即して提供しております。
成年後見制度利用事業につきましては、田村市では平成23年4月に制定した田村市成年
後見制度利用支援事業実施要綱に基づき、本人の意思の尊重と身上に配慮した支援に努め
ております。
障害者の「65歳問題」につきましては、相談支援専門員と介護支援専門員が情報共有を
図り、65歳到達日前の適切な時期から介護保険制度の説明や申請の案内を行うことを通じ
て、介護保険制度への円滑な移行に努めてまいります。
以上です。
○議長(長谷川元行)
○5番(吉田文夫)
吉田文夫君の再質問を許します。
ただいま市長から回答がありました。何点か再質問します。
まず、1点目の要介護認定、これ第一、第二次の判定があります。介護認定審査会があ
る。あれは、一次判定ではケアマネが入って、85項目ぐらいの審査をします。
ただ、こういう例があるんです。震災前から介護2でしたと。そして、2カ月くらい前
に介護5となったと。これは、大変不思議だなと。取り巻く介護者の家族も言ってます。
年齢は、95くらいになった。検討項目85、あるいはケアマネが入る介護認定審査会で、医
療介護の専門員が判定して、急に介護2から介護5っていうのはおかしいのではないのか
と。認定審査会に、きっと、不信感とは言いませんが、何か変な感じがしますが、答弁お
願いします。
あるいは、2番目のサービス事業者に関する基準ですが、これまでサービス事業者が監
督指導をやってきたという説明でしたが、規定基準に違反した例等々、監督指導はなかっ
たのかと。
3番目の地域支援事業ですが、特に地域性が出るといわれております任意事業について、
市の独自の取り組みは何なのか。
4番目です。介護保険料の未納者についての対応をお願いします。
6番目、これから大事になって、必要なシステム、地域ケアシステム、その中で生活支
援サポーターの養成あるいは地域簡易ケアの開催については、どういうふうに取り組むの
か。
7番目の認知症施策です。市町村の判断事業となっております新オレンジプランについ
ても、特に原発事故、避難生活等々で認知症の患者が増えております。これらについての
対応伺います。
-37-
8番目、高齢者虐待防止法です。これは、養護者・家族等の虐待と、あるいは施設で働
く従事者による虐待もあると思います。特に、施設従事者による場合は、人手不足による
労働強化等々によるストレス等が入所者利用者に当たっていると。そんな例も伺います。
あるいは、地域医療構想プランについても伺います。これ、4つくらいに入所、ベッド
が分けられるようです。
特に、小野町の公立病院等々は地域医療の中核施設としての役割というふうな目標を持
っております。そんな中で、地域病床の再編、経営の効率化、病院間の再編にどういうふ
うに対応していくのか。
2番目の地域包括ケア病棟についても伺います。
これは、社会的入院等々も叫ばれました、入院患者7人に対して看護体制が1という体
制でしたが、社会的入院患者、入院者の軽症というふうな厚生省の判断でしょう。10対1、
13対1というふうに看護体制が厳しくなってる。医療も介護も働く人が大変だというふう
な感じです。
新たな公立病院改革、これ、小野新町、市では負担金、出資金等々をしております。田
村市の利用患者は1,200名います。これから地域の医療体制を守る上で、いかに経営効率化
を進めていくのか、その辺について伺います。
医師・看護師などの地域に必要体制の取り組みについても伺います。これからは、市町
村・医療機関・医師会・地域包括支援センター・事業所・NPO・ボランティア等のこう
いうふうな関係が一体となって、地域医療・介護体制を守っていくということが必要だと
思います。迫られます。それについて市の取り組みについて伺います。
夜間診療所についても伺います。1年間922人です。1日3.8人でした。これ、2,000万く
らい出資してるようです。診療所ですから、人の命を扱う施設です。経営的なことは抜き
にしても、こんな声は私には聞こえるんです。
「診察しても、不安だ」と。医者や何かといっても、信用、「ちょっと説明不足じゃな
いか」とあるんだと。「必ず次の日は、これまでの病院に行ってくるんだ」という声が私
には聞こえます。
いかに信頼性を回復しているか、そして継続しているかという点も伺います。
続いて、障害者についてです。
1、2、3問目につきましては、これ、障害者支援法施行されて3年になりますが、そ
の3年をめどに検討項目の事項に入っていました。これからも十分に、この検証をお願い
-38-
します。
以上について再質問。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
吉田文夫議員の再質問にお答えしますが、これから、もしあれだった
ら、通告の中にこれだけの項目入れると、ぱっと出ません、私は。それは理解していただ
きたいと思います。全て、これをどんどんとぱーっと言われて、これを回答しろというこ
とについては、なかなか難しい点ありますので、通告の中にこの項目も入れていただきた
いと思いますので、よろしくお願いします。
最初、要介護認定について。
2番目が、介護認定審査会の介護2から5になるのはということでありますが、これ、
審査会があります。そこで2というのが5になって、おかしいと言われても、これが妥当
だと思っております。判定会で決定したものでありますから、私の言葉からそれが不当と
かいうあれはありませんので、御理解いただきたいと思います。
それから、サービス事業所の監督指導でありますが、これは問題が発生したときに、あ
るいは何かあった場合には、市のほうから行って、書類と、あるいは聞き取りなどを行っ
て、監督指導を行うということがありました。
それから、介護保険料の未納者の対応。介護保険料のみならず、住宅・水道・下水道
等々の、市の国保もあります。介護保険料だけって言われると、この対応でありますが、
税の未納者対応については特別雇用した人、それから市の職員が、特に幹部職員、2回ほ
ど年に住宅を訪問して徴収にあたっております。
それから、地域包括支援のサポーターの養成でありますが、これもなかなか難しいです。
募集はします。それから、その事業者によっても、市においても、どうぞお願いしますと
言うけども、そういうサポーターがあらわれないというのが現在の社会でもあります。
それから、認知症について患者の対応。
この認知症についてどう対応するかというと、これは、それぞれ施設にお願いしてあり
ますんで、私のほうから、どういう対応をしてるというのは、その施設でマニュアルもあ
り、そして国・県、そして独自の事業所が患者への対応をしてると思っておりますんで、
御理解いただきたいと思います。
それから、虐待についてでありますが、これ、施設の従事者が不足してるから、そうな
んじゃないかとか、いろいろと言われておりますが、おただしの中で。これについても、
-39-
人間が本来してはならないことをしてるということで、そういう事件が全国の中で発生し
ているというのが現に報道されております。虐待についてでありますが、これらについて
は施設の、いわゆる管理者あるいは設置者等々が職員に対する虐待についての指導監督を
強くお願いすると言うしかございませんので、御理解いただきたいと思います。
それから、地域医療プラン。ベッドは4つにという理解、ちょっと私わからないんです
が、どういうことなのか、ちょっと後で教えていただきたいと思います。
それから、公立病院改革。
利用患者、田村市の場合には小野公立病院に1,200名ということでありますが、この経営
効率化、これは、いわきと田村と小野町と平田と川内、この5つの自治体で、企業団とし
て今改革して我々は参入しておりません。そういうことから、病院のほうの改革について
は、鋭意、改革されておると感じております。
それから、医療体制のボランティアでありますが、一体制ボランティアと医師、それか
ら介護士とか地域のボランティア、これ、どうなってるのかと。なかなか難しいとこあり
ます。私のほうからは、募集とか、それからこういう医療体制についてどうあるべきかに
ついては、田村市総合医療体制についての中にあるものでありますから、それぞれの支援
はしてまいりたいと思っております。
それから、夜間診療所について、住民の信頼がない。そういうお聞きですね。
それであれば、行かなければいいです、私から言うと。
お医者さんでしょう。行ってみたらだめだって、それぞれの立場があります。どこの病
院に行っても。あるいは、どこどこのお医者さんに行っても。それで、ここで治んなかっ
たらだめだ、これで信頼がないって言われると、これも本当に、その夜間診療所で、田村
医師会のお医者さんがこういう言葉を聞いたらやめるかもしれません。ですから、こうい
う議会の中でではなくて、こういうこともあるんだけどもという話のほうがいいんじゃな
いでしょうか。本当に、その人とお会いしたいですよ、私。と申し上げて再答弁といたし
ます。
○議長(長谷川元行)
○5番(吉田文夫)
吉田文夫君の再々質問を許します。
1点だけ。夜間診療所の件でございますが、私は利用者・診察者の声
を素直に言ったまでです。
以上です。
○議長(長谷川元行)
質問。
-40-
○5番(吉田文夫)
質問です。
○議長(長谷川元行)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
○市長(冨塚宥苙)
確かに、そういう、聞いたのは、吉田文夫議員さんは聞いたかもしれ
ません。でも、そのことが夜間診療所を預かって開設してくれた田村医師会の皆さんが、
患者が、そう思ってるんなら、俺はやめると言われたら、どうなるでしょうかということ
でありますよ、私から。
ですから、それは、一人の声として聞いたのは、吉田文夫議員。
それが全部の人に当てはまるかと言ったら、先ほど申し上げましたように、夜間診療所
ができて、郡山まで行くことがなくなった。それから郡山のほうからも、わざわざ救急車
の場合、郡山の病院から夜間診療ありますから、そこに行ってくださいという連絡を受け
て、夜間診療所に来て、救急車で行かなくてもということもあるわけです。
ですから、郡山のほうの病院と、さらに夜間診療所の連携、さらには救急医療体制の中
の郡山地方広域消防組合の救急隊と三位一体となって、そういう指導、あるいは御協力い
ただいているということを申し上げたかったわけでありますんで、御理解いただきたいと
思います。
○5番(吉田文夫)
以上で……。
○議長(長谷川元行)
○5番(吉田文夫)
吉田文夫君。
素朴な質問の会派代表質問を終わります。
○議長(長谷川元行)
これにて、5番吉田文夫君の代表質問を終結します。
ここで暫時休憩いたします。再開は、午前11時35分といたします。
午前11時18分
休憩
癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩癩
午前11時34分
○議長(長谷川元行)
再開
休憩前に引き続き、会議を再開します。
次に、政友会の質問者、18番宗像公一君の発言を許します。18番宗像公一君。
(18番
○18番(宗像公一)
宗像公一
登壇)
18番、宗像公一であります。政友会を代表して田村市各種計画等につ
いて質問をいたします。
平成27年度を始期とする各種計画等が策定されました。これらは、言うまでもなく、市
政執行の基本となるものであります。
-41-
しかしながら、一般市民の方々にとっては余りなじみがないというのが正直なところか
と思います。ここは、やはり市民の方々に市制執行の基本が周知されていることが大事で
あると考えます。
機構改革で、協働まちづくり課が新設されましたように、市民との協働というのが市政
を執行する上で大切なキーワードにもなっているわけでありますから、いろいろな機会を
利用して周知・告知がなされることが必要であると考えます。
そこで、政友会を代表して、この計画等についてお伺いするわけでございますが、
①田村市総合計画後期基本計画、これは平成27年から33年まで。
田村市障害者計画・第4期田村市障害者福祉計画、これは27年から29年。
同じく、高齢者福祉計画・第6期介護保険事業計画が、27年から29年まで。
いきいき田村元気プラン第2次田村市健康増進計画、これ、第1次は22年から26年まで
で、今回は第2次の27年から31年までの計画となっております。
この前の全員協議会でお示しいただきました田村市教育大綱、これは平成27年から30年。
平成20年から行われております教育振興推進プログラムの発展期と位置づけられており
ますが、この5つの計画等について、それぞれの策定経費、そして主な内容、特に工夫さ
れたような部分、ここにポイントがあるんだというような部分、従前計画に比して新たに
取り入れられたり、あるいは変更を加えた部分などについて、わかりやすい解説・説明を
求めるものであります。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
政友会、18番、宗像公一議員の代表質問にお答えいたします。
まず、初めに田村市の各種計画等について申し上げます。
おただしの中に、市民に対する周知告知について速やかにお知らせしてくださいという
ことがありましたものですから、そういう方向性で取り組んでまいります。
初めに、田村市総合計画後期基本計画につきましては、平成33年度までの7年間を計画
期間として、平成25年8月から策定作業に着手し、本年2月に策定したところであり、計
画策定業務委託料は、市民アンケート調査や計画書作成費など2カ年度で660万円でありま
す。
本計画では、原発事故からの復興や人口減少、少子高齢化、厳しい財政状況など田村市
が直面している課題に対応するため、総合計画に位置づけられたこれまでの6つの基本方
針に、「郷土の復興」を新たな柱として加え、これらを効果的・効率的に融合させながら
-42-
人口減少を抑制するとともに、本格的な復興を進めることを強く打ち出しております。
計画策定にあたりましては、15歳以上の市民2,000人を対象としたアンケートや関係団体
へのヒアリング、総合計画審議会や地域審議会のほか、パブリックコメントを実施するな
ど、市民の皆様や関係機関からさまざまな御意見をいただき、その反映に努めたところで
あります。
本計画に位置づけた出産や子育て、雇用確保、医療、教育など関連する施策を着実に実
行し、若者が子供を産み育てやすい環境づくり、住みよい魅力的なまちづくりの推進に向
けて、市民や地域、関係機関と一体となって取り組んでまいります。
次に、田村市障害者計画・第4期田村市障害福祉計画につきましては、計画策定業務委
託料として、アンケート調査や計画書作成費など290万5,200円であります。
本計画は、障害者基本法に基づき、障害のある人のための施策に関する基本的事項を定
める「障害者計画」と障害者総合支援法に基づき、障害福祉サービスの確保に関する「第
4期障害者福祉計画」とあわせて策定したもので、両計画とも前期計画を継承し、「障害
のある人もない人も安心して暮らせる郷づくり」の実現を目指し、平成29年度までの3年
間を計画期間として、田村市障害者地域総合支援協議会の御意見を踏まえ策定いたしまし
た。
特に、計画の進行管理にPDCAサイクルを導入し、計画の速やかな実行を図るととも
に、評価と改善を行い、実効性のある事業を展開するよう取り組んでまいります。
次に、田村市高齢者福祉計画・第6期田村市介護保険事業計画につきましては、計画策
定業務委託料として、65歳以上の方と介護サービス事業者を対象とするニーズ調査と計画
書作成費など324万円であります。
田村市高齢者福祉計画は、老人福祉法に基づき、市が確保すべき高齢者福祉事業に係る
事業量の目標とその確保策や、高齢者福祉事業の供給体制を確保するものであります。
第6期介護保険事業計画は、介護保険法に基づき、必要な介護サービス量とその費用額
を見込み、平成29年度までの3カ年を1期とし、高齢者福祉計画と一体的に策定いたしま
した。
本計画は、「地域生活支援の推進」、「安心して暮らせる環境づくりの推進」及び「介
護保険サービスの充実」を基本目標に、高齢者ができる限り住みなれた地域で生活が継続
できるよう、地域包括支援センター活動の充実、認知症や判断能力の低下した高齢者やそ
の家族への支援、虐待の防止など高齢者の権利や尊厳を守る体制づくり、高齢者の日常生
-43-
活を総合的に支援する介護予防、介護給付などの支援体制を充実することとしており、定
員39人の軽費老人ホーム、定員20人の介護サービスつき高齢者賃貸住宅及びグループホー
ム2ユニット18人、並びに定員100人の特別養護老人ホーム1施設の整備を計画に盛り込ん
でおります。
在宅で介護している家族の経済的負担の軽減を図るため、介護用品給付券交付事業を月
額3,500円から5,000円に改定するとともに、介護者手当を「毎日通いで介護している家
族」にも支給できるようにしたところであります。
介護保険料負担率は、65歳以上の第1号被保険者22%、45歳以上64歳未満の第2号被保
険者が28%と、第1号被保険者の保険料負担率が1ポイント上昇することとなり、介護保
険料所得標準の段階設定は、標準7段階から9段階に見直し、介護保険料基準月額を4,700
円から700円増額し、5,400円に設定したところであります。
次に、第二次田村市健康増進計画につきましては、計画策定業務委託料として、市民ア
ンケート調査や計画書作成費など383万4,000円であります。
本計画は、健康増進法に基づき、市の総合計画に掲げる基本施策の「健康づくりと福祉
の充実」の実現を目指し、市民の健康づくり事業を展開するための指針となるもので、
「一人一人がその人らしい心豊かで健やかな生活ができるまちづくり」を目標に、個人だ
けではなく、家庭、学校、職場、地域、行政がそれぞれの役割を持って個人の健康づくり
を支援するヘルスプロモーションの考え方を取り入れ、市民団体、関係機関及び市職員な
どによるワーキンググループを設置し、策定いたしました。
第一次計画では、目標設定を行った90項目のうち、わずかでも改善傾向にあった項目が
約7割あり、生活習慣病や健康状態の改善など、全体の底上げにつながりましたが、肥満
者の増加、野菜の摂取不足など、計画前の状態より後退したものや、子供の虫歯の保有率
など、改善傾向にあっても目標値を下回り、田村市全体として取り組みを継続する必要が
ある項目が多くみられました。
このため、第二次計画では、子供から高齢者まで重点的に取り組んでいく喫緊の課題と
して、生活習慣病の要因となる肥満傾向の改善と、身体面の健康維持に加えて、高齢期の
認知症予防や筋力低下予防にもつながる歯科保健の向上に取り組むことといたしました。
高齢化が進行する中、多くの皆様に健康づくりに取り組んでいただくことが、一人一人
の健康寿命を延伸し、田村市の活力につながることから、さらに健康づくりの輪を広めて
まいります。
-44-
次に、田村市教育大綱につきましては、「地方教育行政の組織及び運営に関する法律」
の一部が昨年6月に改正され、本年4月1日に施行されたことに伴い、地方公共団体の教
育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策の基本方針を「教育大綱」として定めるこ
ととなり、田村市では、去る4月10日に教育長及び教育委員により構成した田村市総合教
育会議において、田村市教育大綱を策定したところであります。
策定経費については、外部委託せずに作成したことから、費用は要しておりません。
主な内容といたしましては、市の基本方針と教育理念及び重点施策を示した田村市教育
大綱、具体的な施策を示した教育振興推進プログラム及び資料編からなる構成となってお
ります。
特に誰にでもわかりやすい構成とするため、教育推進プログラムのダイジェスト版を掲
載した上で施策の内容を具体的に示したところであります。
今回策定した大綱に定める教育基本方針の「未来を担う人づくり」の実現を目指して、
市と教育委員会が一体となって取り組んでまいります。
以上でございます。
○議長(長谷川元行)
○18番(宗像公一)
宗像公一君の再質問を許します。
1つだけ再質問させていただきます。
人口減社会にあって、初めて総合計画っていうのが、人口を減らす計画がきちっと乗り
ました。基本構想策定時4万3,000人だったのが、現状、平成26年10月1日現在で3万
7,800人、それが目標、下限値ですが、平成33年度推計値として3万3,000人というふうに
表現されました。この辺は、非常に工夫されたところかというふうに私思うわけですけれ
ども、この辺の3万3,000という推計値についてどういうことなのか、もう一回お聞かせ願
いたいと思います。
○議長(長谷川元行)
○市長(冨塚宥苙)
当局の答弁を求めます。冨塚市長。
政友会の宗像公一議員の代表質問の再質問にお答えいたします。
人口減少につきましては、全国でこのような状況が進んでおります。
合併した10年前、田村市の人口は約4万3,000人でありました。そして、3万8,000人、
さらには平成33年度には3万3,000人になるだろうという、その推計値についてのどういう
判断かということでありますが、これらについては、出生、それから死亡、そして他の地
域にここから転出するだろう、さらには入ってくる人というふうなことも考えて、今まで
の過去の実例からいって、このくらいになるんではないかと。その3万3,000人を割らない
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ようにするために、いろんな施策を講じて対応したいということでありますので、3万
3,000人、ただ決めたわけじゃありませんが、いろんな過去の推計、そしてまたこれからの
将来の推計をもとに、このような3万3,000人という判断を示して、それを平成33年度には
3万3,000人にしたいということでの値でございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(長谷川元行)
○18番(宗像公一)
宗像公一君。
企業誘致あるいは人口定住策、いろんな施策を重ねて、これからいか
なければならんと思います。簡単ではないんでありますが、これは行政も議会も、それこ
そ一体となって田村市が、衰退を少しでも食いとめて、子や孫に私たちの自治体を継いで
いかなければならんと思います。
お互いに努力していくことをお話ししながら、代表質問とさせていただきます。ありが
とうございました。
○議長(長谷川元行)
これにて、18番宗像公一君の代表質問を終結します。
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○議長(長谷川元行)
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
本日はこれをもって散会といたします。
午前11時52分
散会
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