題字 城倉 龍雲

(1) 高
高校
校演
演劇
劇な
なが
がの
の第
第20
21号 2014
号 2015年
年22月
月18
20日
日発
発行
行
(1)
題字 城倉 龍雲
県 内 の 演 劇 部 員 は、 三 年 生 ま で 入 れ て 約
―
もし
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選ほ
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っ、「都 助成方針が急速に変化したため、二〇一五年
だラか
ら、(「誰がやるか」を決めるところま
イ バ ル
好敵手は別に敵じゃねえし
では合理的だが、その後の任期期間まで考え
れるし、経験豊富な周囲からのサポートも手
た、
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東
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うこともあり、マニュアルは不十分だった。で も
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外とのつながりは、教員をやってゆくうえで
が、北信の現地実行委員会で作成されている。
なんかわれわれ、学校の外に出る機会が「大
修会で聞いて「なるほど〜」と思いましたね。
大変な財産だ。それに演劇連盟の中枢が若返
これは今後の関東大会、そして来るべき全国
会 」 だ け に な っ て な い? 学 校 の 外 か ら 学 ぶ
進路をやってた頃は年末年始が地獄で、なん
ると、今まで手薄だった高文連での仕事をベ
大会を開催する際に、貴重な資産となるだろ
か難しい過去問持ってこられて、でも茅野市
ことを忘れてない?
テランが引き受けることができる。
う。
民館まで生徒連れてかなくちゃいけなくて、
組織を、普通の人が、最小限の労力で運営
でもその過去問そういや昨日渡されてて今さ
することができるための資産。こうして省け
いか
う、
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もある。今後ぜひとも、
(
丸丸
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高高
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(
校
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)
て 長野県高校演劇連盟理事
輪湖洋洋
理長
事長 輪湖
輔輔
関町
東へ
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そして全国大会
関東大会千曲会場
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ので、全体 の一% が演劇部員と いうことだ。
いる。一九九九年度の岡谷大会(実行委員長
第三十回の長野県大会が、伊那弥生ヶ丘高
そうだ、学ぶといえば、県大会で嬉しいこ
高文連
には、人数の多そうな順に、吹奏楽や
は東 海大三・佐藤先生)
、二〇〇四年度の塩
校を中心とした実行委員会により、円滑に開
とが もうひとつあった。県大会に初出場、あ
ダンス、合唱、書道、美術……そのなかで演
尻大会(当時田川の日下部先生)
、二〇〇九
催された。上伊那だけではスタッフを充足で
るいは久しぶりの出場の学校がいくつかあっ
劇人口は、決して多くはない。その演劇が実
年度の東御大会
(当時丸子修学館の郷原先生)
きないということで、諏訪からの応援部隊も
たことだ。いずれも、校外
劇場、他校の
は、高文連のフェスの予算の、実に半分近く
がいずれも成功裏に終わっていること、千曲
実行委員会として張り切って受け入れ体制を
に足を運ぶことをいと
稽古、他校の舞台
(四割)を消費している。
市様とタッグを組むという初の試みであった
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県大会の、いわゆる「常連」の学校の力が
学び合うため、全県の部員が集まって講習
ら見てないって言えないからシレッと
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徒がああだこうだ言ってる隙に必死で読み解
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風越高校を中心としの
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話と謝りつつ、演劇部員を乗っけ
感っ
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さ。
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ムーズに、
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十
時
ま
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が、ともすれば演劇は、高文連で中心的な役
「関東大会の成功」という大目標に向かって、
「 校 内 で 演 劇 部 の 活 動 を 保 証 す る な ら、 校 内
全国
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き、
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メン食
割を避けてきた。演劇の何十分の一の予算し
学校の壁を越えてチームワークを発揮してく
でも厳しい仕事をすべし」と栃木県の先輩顧
の舞台を観た観客からは非常に高評価で、最
伊那・諏訪とそれぞれのところで力を尽くし、 費用がかかっても、学ぼうとする高校生が増
その役割を委ねることとした。経験豊かな顧
いつつバンザイシステム。
かもらっていない専門部が、短期間に総文祭
れたからだろう。北信のみなさま、そして共
問に教わった。尺度を高文連の世界に広げて
優秀、優秀賞に絡んでもまったく不思議はな
総文祭のなかで演劇連盟のプレゼンスを発揮
えた。嬉しいことじゃないですか。
問に手の内をすべて明かしていただき、その
生徒も苦労する一方、オトナもこうした苦
実行委員長を何人も輩出しているのとは大違
催をくださった千曲市の岡田市長様、原元議
も、 や は り 同 じ こ と が 言 え る。「 高 文 連 内 で
い出来だった。
してくださった南信地区のみなさまに、あら
手法とノウハウを共有するという試みだ。大
労を 重ねてできる諏訪地区の合同公演(ホン
いだ。演劇は、高文連のなかで怠慢だったこ
長様、吉田議長様はじめ、千曲市のご関係の
演劇専門部の活動を保証するなら、高文連内
「松川や 屋代、長野の学校は関 東で当たり
ためて感謝を申し上げます。ありがとうござ
学ぶ演劇部
人だって学んでいるんスよ部員のみなさん。
トにお疲れさまでございます)、今年も観に
とに疑いはない。
皆様にはまさに謝意の締めしようもない。心
でも厳しい仕事をすべし」
。
前のように賞をとるようになったね」と言わ
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ま、
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はい
、ま私
ただ、「長野 県のレベルが上が った」こと
私も十二 年前、演劇部につい たときには、 行ってきました。自分がいた頃の合同公演に
か
しも
た恐
。ろしい事務局
れ、嬉しくないかと言えば嘘になる。
ないが、最近ひとつショックを受けた
長
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れ、
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キーワードとなるだろう。二〇一八年夏の総
うしばらくさせてもらおうと思う。
るいは失敗/成功事例集)を作ってきた。
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の
私たちはスーパーマンではない。演劇以外
こと、だから関東大会に《勝ち上がった》の 連盟
十年ほど、長野の演劇には若い顧問、
たこか
ら
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て
東
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は
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、下レ
ける諏
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。たり、東北中南信、全県の高校演劇の
る
合開会式には、
全県から集まった演劇部員が、
校
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に
出
よ
う
、
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よ
う
、
盗
も
う
ひと
なと
る感
のじ
だ、
。このご意
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てに
、よ
それ
訪か
地ら
区た
がま
あたる
るとこ
よりなにより、芝居を打つのは《賞》を取る
ろが大きい。
ためではなく、目の前にいる観客の感情を揺
学 校 の 枠 を 越 え た 合 同 公 演 と い う 試 み は、
り動かすためだということを。
全国 的に見ても寡聞にして私は知らない。ほ
長野県下のすべての学校の演劇部員のみな
かの地区ですぐにできるかと言えば困難はあ
さん。私たちは「オール信州」だ。学校が違
リと
ーも
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ス伸
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合で
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居好
したい。
みり
な動
さか
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、た時
を揺
め間
にと
。、可能な範囲の交通費を投
資して、町に出てみませんか? 学、
校学
のび
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教ま
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見 番 的立場を退いて下働きに戻る見込みゆ 新
現人に
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ざ、
飯ご
田く
か普
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部員とともに成長してくれたり、連盟という
富の独占のはなし
あに
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にか
わお
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え、一年こっきりの理事長として好きなこと
で片付けてしまってはノーフューチャーであ でえ
てん
くな
だ普
さ通
っの
て教
、員
交で
通も
費、
ど多
こ岐ろ
組織の中枢で活躍したり、いわゆる大会「成
いきなり話はかわるが、世界の富の五〇%
る業務の連盟運営ができるようにという願い
をかかせていただこうと思う。
書は捨てるな、 る。理由を私なりに考えた。
も「もともと諏訪の人間が諏訪のお土産を受
績」を残したり……。一方で、経験豊富なベ
を、世界人口のわずか一%が握っているそう
からである(もっとも、校内で要職につきな
ただし町には出ようという話だ。
長野の加盟校は六十程度であるのに対し、 け取れるか」と逆に怒る方。機会あるごとに
テランの顧問がいなくなっているわけではな
な。
がら組織運営をしてしまう、清水実行委員長
それぞれの学校に伝わる方法を踏襲するこ
東京 都の加盟校は二百以上もあるから、いわ
研修会(夜の部)に誘って「だからダメなん
い。部員に手をかけともに芝居作りをし、む
豪 奢 な 生 活 を し、 欲 し い も の を 手 に 入 れ、
のような例外的スーパーマンもいるが)。
とは 大切だ。いっぽうで、自分たちとは別の
ゆる「上位 大会」への推薦は ほとんど運だ。 だ」と叱咤くださる方。県大会の四日間、毎
しろ層は厚くなってきている。全国四十七都
不自由ない暮らしをしているのだろう。
「特
「スーパーマンがいないと成立しない組織
さまざまな表現を知る大切さってのもある。 だから東 京都では、「上位大会 」へ続く都大
日顧問研修会(深夜・明け方の部)を開
道
府
県
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べ
て
に
同
様
の
連
盟
が
あ
る
が
、
お
そ
ら
権
階
級
に
は
い
ろ
い
ろ
カ
ネ
が
か
か
る
。
特
権
階
級
運
営
」
で
は
駄
目
だ
。
先
人
が
犯
し
た
の
と
同
じ
間催し
会に重きを置かない。普段の校内公演、複数
てくださる方。
く
長
野
県
ほ
ど
人
材
が
豊
富
な
県
は
そ
う
な
い
は
ず
違
い
を
経
験
す
る
必
要
は
な
い
し
、
先
人
の
作
り
上
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の第
第 21
20 号
号 2014
月 20
18 日
日発
発行
行 (2)
高校演劇な
2015 年 2 月
(2)
第 回長野県高
高等
校学
演校
劇演劇
合同発表会 選
選考
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結果
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《優秀賞》 《優松
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坂口安吾・原作
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せていただきました。なお、事務局長・
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ことから、サマフェスは美須々に決定
の
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の。
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た安
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今 回 に限らず 、 舞
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位
松
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こと は 本
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茅 野す。その不可能な
こと を 講師の先生 方にお願いしている
わけ
以で
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の。
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。、講評
は参 考にしつつ、しかし選考結果に一
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録憂
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責ことなく、県大会で堂々と
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松信
本を
蟻持
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校後
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志舞
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訪指
二し
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高邁
校進
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いと 思います。
(文面・理事長 輪湖洋輔)
県大会出
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部員の感想 と講師講
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13
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理事の同席は記録を取るためで、会議
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のには参加していません。
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し、 予定時間を大幅に上回ってしまっ
3
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たことを初めに記しておく。
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4
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合っていただいたが、なかなか結論が
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10
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30
3
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(3)
台本で臨みました。そのため、今回
私たちの身近なテーマに材を取った
過去二回の地区大会では、どちらも
のが、今年度発表した『犬の神』です。
いう短期決戦で一からに書き上げた
これまでの作者と交代し、五日間と
強くありました。そこで私と桑原が
する」という伝統を守りたい思いも
さんのご迷惑とご心配をおかけし
現地実行委員会の先生方にもたく
理 解 不 足 の せ い で、 長 野 舞 台 様 や
か ら ず、 右 往 左 往 し て い ま し た。
改築に伴う移転が原因か行方がわ
い こ と だ ら け、 過 去 の 資 料 も 校 舎
るよう頑張りたいです。
はこれまでと違うものをやりたいと
当初のテーマを深めるうちに、被災
4
ド さ せ る の は と て も 大 変 で し た が、
年 倉石佳奈
プロジェクター操作
役者の英語に合わせて訳をスライ
後避難先に連れて行くことのできな
した。皆さんもご存じの通り、震災
ことを扱いたい」という声もありま
で被災地に置き去りにされた動物の
一方で、部員から「東日本大震災
した。犬を動物の代表として擬人化
違を主テーマとし、話を作り上げま
えが及びました。そこで価値観の相
の思い込みや価値観の違いにまで考
地の動物だけでなく私たち人間自身
で す が、 そ ん な 中 で 部 員 ひ と り ひ
よ か っ た と、 後 悔 も 多 々 あ り ま す。
す れ ば よ か っ た、 こ う し た ほ う が
比 べ て で き る こ と が 幅 広 く、 あ あ
ま し た。 特 に 照 明 は 地 区 の 会 場 と
『158・9』
い 動 物 が 福 島 に 取 り 残 さ れ ま し た。
こ の 県 大 会 を 経 験 し、 本 校 は 一 つ
この経験を活かし次はもっとレベル
成 長 さ せ て い た だ け ま し た。 忘 れ
(原題「151・8」
)安部雅浩・作
と り が 最 善 を 尽 く せ た と 思 い ま す。
今回の発表に当たって一番苦し
られない大切な時間を過ごすこと
幕が上がった。幕が下りた。今回
することで、忘れられている感もあ
かったのは短期間での台本作りで
ができました。
もまた、ただそれだけでどんなに嬉
飼い主にもそれぞれ事情があり、つ
ニュースとしても、彼らが今どう生
し た が、 次 に 大 変 だ っ た の は 演 出
最後に、私たちが地区大会、県大
しかったことか。その上、客席から
の高いものにしていきたいです
きているのかも取り上げられること
意図を役者や裏方に伝えることで
会と発表できたのは、来てくださっ
は何度も笑い声が聞こえた。本当に、
また、各地区代表校のレベルの高い
はほとんどありません。あの動物た
し た。 言 葉 が 足 り ず 誤 解 が 生 じ た
た観客の皆様、これまで活動を支援
県大会に来て良かった、と思った。
すばらしい舞台をたくさん見るこ
ちは飼い主を、人間をどう思ってい
こ と も 何 度 と な く あ り ま し た。 特
してくださった先生方や生徒の皆さ
る被災地の動物の存在にも改めて気
るのだろうか。原発などのことは当
に苦しかったのは役者だったと思
ん、 保 護 者 の 方 々、 講 師 の 先 生 方、
づいていただける程度の描写も潜ま
然考えていかねばなりませんが、人
い ま す。 部 内 は 今 ま で で 一 番 ピ リ
らい思いをしながら、後ろ髪引かれ
間の都合で運命を左右される動物に
ピリとした緊張が高まっていまし
月並みな話だが、配役の交代や部
る思いで置いて来ざるを得なかった
も視点を向けるべきではないかとい
長 野 舞 台 様、 会 館 ス タ ッ フ の 皆 様、
坂城
う思いもありました。
た。 そ う い う 時 期 を 乗 り 越 え て 地
と が で き た の も 大 き な 収 穫 で し た。
こういった経緯から今回の台本作
つけたいと思っていたことだ。
内のいさかい、最後の一ヶ月は悩み
昨年の「チェンジ・ザ・ワールド」
県大会実行委員会の皆様、出場校の
外のあるもの」を考えることはでき
そ し て 今 回 の「 1 5 8・9」 と、 お
区 大 会 で 発 表 し、 県 大 会 出 場 の 推
ません。今回の経験は、私たちを支
客様に恵まれ、皆がどんどん演劇を
りはスタートしました。しかし、ほ
本 校 に と っ て 六 年 ぶ り、 も ち ろ
えてくださる多くの方々の存在に改
多 き 日 々 だ っ た。 救 い だ っ た の は、
ん私たちの代にとっては初めての
めて気づかせてくれました。すべて
それでも皆が、とにかく上演にこぎ
宣告を顧問から下されました。地区
県 大 会 で す。 地 区 大 会 よ り さ ら に
皆様の皆様など多くの皆様のおかげ
大会一ヶ月前になるかという時期で
良いものにしたいと意気込んだの
好きになった。北信の皆様、関係の
です。「気がつかないもの」「意識の
した。もう間に合わないから創作は
の皆様に感謝いたします。本当にあ
皆様、そして当日見てくださった皆
薦をいただいて本当に嬉しく思い
諦めて過去に発表した台本を使おう
で す が、 こ こ か ら が さ ら に 大 変 で
りがとうございました。
ました。
という意見もありましたが、本校の
し た。 初 め て の 県 大 会 は わ か ら な
ぼ完成に向かっていた台本は、諸事
「部員がその年に作った台本で発表
情により「一から作り直し」という
せつつ。
飯田女子
発表を振り返って
演出 伊藤 瑞苗
私たち三年生がこれまで経験した
伊藤瑞苗・桑原かすみ・作
『犬 の 神』
方 も 多 か っ た と 思 い ま す。 今 で は
りました。
第
鹿島千紗都 照明
場の赤い照明の明滅を、戦場
の雰囲気が表現できるように工夫し
いう思いがありました。
年
ました。団結力の大切さがよく分か
1
1
(2年 足立雅樹)
◎私は今回の劇でも声が小さく、本
ので楽しかったです!
た。でもとにかく思いっきり出来た
リフは言えるまで何度も練習しまし
やっぱり滑舌でした。言いづらいセ
◎ 今 回 の 劇 で 一 番 大 変 だ っ た の が、
い。声が出せるようになり、舞台に
体を鍛える練習をもっとした方が良
い。 そ の た め に は、 声 を 出 す 練 習、
クターを大切にしなければいけな
◎セリフを大切に、そして、キャラ
る。
開き戸にすると面白い動きが生まれ
かった。また、和室でなく、洋間の
ン ト は 使 わ ず、 黒 幕 に し た 方 が 良
にも、何か感じていただけたらなと
いって思ったり。見ていただいた方
に悩んでいたり、誰かに認めてほし
していきます。葉月のようにいじめ
かけに前向きに生きていこうと奮闘
悩みを抱え、父親という存在をきっ
があります。7人姉妹もそれぞれに
は十人十色。十人いれば十人の悩み
きたのだと嬉しかったです。世の中
です。ありがとうございました。
くださった方々に本当に感謝したい
に関わってくださった方、応援して
できて幸せでした。
「ふぁみりあ!」
員で笑って練習して悩んで。演劇が
支えられ、応援され、そして班員全
できたのだと思います。多くの方に
力となり、舞台を成功させることが
私たちはこの発表を通して多くのこ
長い間県大会とは全くの無縁だった
も良いものになり、良かったです。
や部員たちに支えられ、発表はとて
に一番苦しめられました。でも先生
◎今回、父親役をやり、キャラ作り
【生徒感想】
ていただきました。入部したてで迷
(2年 松永菜々)
◎今回、初音響と初大道具をやらせ
した。ありがとうございました。
かげで良い舞台になったなと思いま
支えてくれたり、協力してくれたお
中でやりましたが、部員のみんなが
るということで、時間があまりない
方からメールをいただいたり「面白
す。そして、見ていただいた多くの
台だったと自信をもって言いたいで
会での公演は今までで一番最高の舞
がとうございました。私はこの県大
「ふぁみりあ!」を見ていただきあり
です。県大会では本当に多くの方に
作:演出 吉野由理香
こんにちは!上田千曲高校演劇班
ら応援や反響の声をいただき「ここ
校の先生方、保護者など多くの方か
味がなかったと言っていた友達や学
したことで、今まで演劇にあまり興
みりー」です。また、県大会に出場
することができました。まさに
「ふぁ
くれたおかげでとても素敵な舞台に
間!)が一緒に考えたり寄り添って
共 に 創 り 上 げ て き た 家 族( 演 劇 仲
度もしました。そんな時、先生方や
所のシーンでもう少し台所の雰囲気
的にも綺麗だった。欲を言うと、台
それに、一人一人が語るところは絵
し て い て シ ル エ ッ ト が 綺 麗 だ っ た。
するところも劇場の備品で高さを出
が伝わってきた。最初の1人で独白
大切なつながりというメッセージ性
☆佐々波先生
【講師講評】
様に、感謝してもしつくせない。
番一週間前まで大きい声が出せませ
思 い ま す。 今 回
(陰山先生)
キャラクターを支える早道になる。
(佐々波先生)
んでした。でも最後まであきらめず
堂々と立つことができると、それが
年 ぶ り の 出 場 で、
に頑張ったので本番ですごくいい劇
に な っ た と 思 い ま す。 知 子 役 で よ
とを学ばせてもらいました。私が最
(3年 下鳥貴史)
◎私は三年生なので、これが最後に
惑をおかけしましたが、とても楽し
かっったです!」と声をかけていた
までやってきて良かった!」と思い
も学んだことは「伝える」ことの大
なります。劇は、もっとこうしたら
くできました。ありがとうございま
だいたり、メッセージボートに書か
(2年 松尾佳南)
た。
◎今回初舞台でしかも代役として出
い い と 思 う 改 善 点 が 多 々 あ り ま す。
さ、娘と違う雰囲気を出せると良い。
(2年 服部
)
演じることができてとても良かった
す。
(3年 宮本えりか) 【講師講評】
です。
◎私は本番ギリギリまでやる気のエ
◎ も っ と お 父 さ ん、 お 母 さ ん ら し
ですが、とても楽しく、考えながら
カップル二人の仲の良さがもっと出
れた沢山の感想に感激しました。お
吉野由理香+上田千曲高校演劇班・作
何を伝えたいのか。どういう舞台に
したいのか。思っているだけでは形
にならないということをとても強く
感じました。大事なことほどうまく
(古山先生)
それぞれのキャラが個性を爆発で
う? ボ ー ド に は 全 員 の 名 前 が あ り、
気に入りの姉妹は誰だったのでしょ
このような沢山の声が私たちの原動
り 大 変 な こ と も 沢 山 あ っ た け れ ど、
ました。練習でうまくいかなかった
台所なんだ」ということを伝えられ、
も い い の で ヒ ン ト を あ げ る と「 今、
が欲しかった。ちょっとしたことで
伝えられなく、もどかしい思いを何
◎キャラ作りとキャスティングは見
【生徒感想】
切さです。自分がこの台本を通して
ンジンがかからず、部員のみなさま
ると、これから離れていく家族との
『ふぁみりあ! 』
には多大なるご迷惑をおかけしまし
対比がより鮮明になるだろう。
こと、本当に感謝しています。みん
事。衣装への配慮も感じた。ホリゾ
(3年
な本当にお疲れさまでした。ありが
とう。
小林愛紗)
形 は 違 っ て も、 家 族 の つ な が り、
た。 そ ん な 部 員 の 皆 様 の お か げ で、
上田千曲
かったです!ありがとうございまし
18
最後まで思いっきり楽しんで出来た
(4)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(5)
族のシーンをもう少し大切に作って
いたと思うので家の中とか大切な家
シーンは箱をうまく使って作られて
う。ジェットコースターや観覧車の
外と家の中の区別がよくついたと思
やっているのに対して、みんなで次
思う。そうすることでモノローグを
てしまった方がいいんじゃないかと
いのなら転換そのものをもっと見せ
のかがもったいなかった。見えてい
も見えいいのか、見えてはいけない
性を見つけてほしい。そして、転換
三年生部員 水澤萌笑
宮下愛美
木曽地方にある高校の演劇部とし
四分の一世紀だね。
会参加も、今までやったことがない
部員四名が集まったしで、台本も大
発表を企画して、観客にスタッフを
かといって、人は集まらず、台本
あげること。会話がみんな同じ調子
のシーンを作ってあげる温かみとい
ては、なんと二十五年ぶりに県大会
それでも、八月の終わりにようや
くできた台本は短い不思議なストー
リーだったし、地区大会直前に校内
依頼するといううまくいくとは思え
ない作戦がなぜがうまくいき、新入
未知の経験になりました。
そ う や っ て 出 場 し た 地 区 大 会 も、
に出場しました。
日下部英司・作
は仕上がりません。
で言っているのが少し残念な感じが
うか重層がでた気がした。
『砂漠の情熱』
した。テンションが高いところと弱
☆古山先生
木曽青峰
く言うところ、強く言うところをつ
七人姉妹というかなり個性的なメ
けるともっとメリハリがつくとより
よくなると思う。
自分たちが一番驚いていたかも知
言うともっと個性が欲しい。台本の
イデアもとっても素敵だった。欲を
するだけでシーンを変えるというア
思い切りのいいセンスで、箱を転換
エットの使い方、舞台装置も非常に
メージだけれども非常に綺麗。シル
スクリーンも本当に必要最低限のイ
ン ポ イ ン ト だ け 舞 台 奥 を 使 う と か、
きて、センスが良かったと思う。ワ
家族が大切だということも伝わって
に し よ う と い う の も よ く 分 か っ た。
人たちが集まっていて、個性を大事
いると感心した。本当に個性豊かな
神的一体感を感じた。よくまとめて
で劇団のような共有感。身体的・精
見た時に一番強く思ったのがまる
いければいいのかな。あと、特徴と
うことをスピードに乗せて表現して
でも、何か訴えようとしながらとい
い う の を 家 族 の 中 で 隠 し な が ら も、
いる心の奥底に隠している本音って
彼女たちが本当は姉妹に言えないで
ス ポ ッ ト が 当 た っ て い く シ ー ン で、
ん出てくるのであれば、一人一人に
あるので、そこでスピードがどんど
だけで進んでしまいがちなところも
ない。勢いに乗っかって個性の勢い
が見ようによっては、少しもったい
ド感がある。でも、そのスピード感
し、その分見ているととてもスピー
くらいガンガンいってもいい。ただ
ぎて誰を見たらいいのかわからない
はないかと思う。本当にアクが強す
が、もっと個性的でもよかったんで
こまできたらやれることはやろうと
という言葉まであったのですが、こ
問からは「もういいよ、仕方ないよ」
て部員は三年生二人だけになり、顧
という理由で部活をやめた部員がい
後でした。しかも、もう大変だから
ようと決めたのが、七月の文化祭の
結果、やっぱり地区大会には出場し
新しい顧問を迎えて、再検討した
針でした。
というのが、年度当初の私たちの方
ど う す る か は 一 年 か け て 検 討 す る、
もう地区大会には参加しない、今後
果にもならないし、それなら今年は
なくかかって、まあ、それほどの結
場に出かけて行って、交通費が半端
間もお金もかかります。遠い発表会
区大会の会場の松本までだって、時
はとても意味のあることでした。
史ができていくんだなあと思えるの
で、そうやって自分たちの学校の歴
が渡ったことのない橋のようなもの
ない土地で、やった劇もあんまり人
は、今まで自分たちが踏んだことの
させるのも難しい状況です。
うし、その後はなかなか部活を成立
二十五年先でよくね?」と顧問は言
「こりゃもう次に県大会に出るのは
て く れ る お 金 の 出 所 は な さ そ う で、
相変わらず来年の後輩たちを助け
思う。
や、言葉の切実さが伝わってきたと
れた人間にとって水や肉の切実さ
かった。そうすれば、その中に置か
況に置かれた人間を表現してほし
劇そのものが決まる。もっと極限状
をふくらませる面白い道具だ。
ンプルなものでかえって観客の想像
と思う。道具も極度に切り詰めたシ
何でもできる想像力の膨らむ台本だ
ンバーのそろった姉妹を演じていた
最初に登場人物の紹介が書いてある
して、スピードがある分もごもごと
☆陰山先生
が、それをもっと追求していかない
聞こえてしまうので、あごをちゃん
あれよあれよという間に過ぎていっ
と、どのシーンもどの人が出てきて
いう最後の気持ちが私たちを踏みと
一年生部員 志水日向子
杉本美和
二年生部員 田口光介
簑島風香
三年生部員 水澤萌笑
宮下愛美
でも、私たちが歩いてきたところ
なかった。
間も短い劇だったが短さを感じさせ
聞き取れた。人数がすくなくて、時
克服していたと思う。声も出ていて
くり話すなど、工夫があって、よく
苦手な音をよくカバーして、ゆっ
古山あゆみ先生
でもその状況をどう表現するかで
台 本 と し て は、 非 常 に 演 劇 的 で、
陰山泰先生
た県大会も、皆忘れがたい経験です。 【講師講評】
も、同じテンポに見えてしまう。そ
と開いて動かしながら発声すること
どまらせました。
何せ、高校のある木曽福島から地
の 人 が 出 て き た ら 時 間、 空 気 が ガ
をお勧めする。
れません。
ラッと変わるというぐらいみんな個
なくて、いい道具立てだった。小道
役者の出入りに無用なストレスが
もっとがんばって、ちゃんとした演
まだ一年生なので、これからもっと
い機会だったと思います。私たちは
分たちに欠けている部分を学べる良
県大会だったのですが、同時に、自
タクが多いこと。②練習が騒音。③
学校で白い目で見られる原因。①オ
が大きな問題なのである。演劇部が
一体、どこに置いておくのか。これ
し、その大道具を解体するまでの間、
その日はね・・・」と苦笑いする大
懸 命 チ ラ シ を 配 る の だ が、「 あ あ、
が多いじゃないか!部員たちは一生
閑古鳥か、と。客より、出演者の方
だが、開けてみれば、おお、これが
演技のパターンをいくつも持って
□佐々波先生
お良い作品になったと思う。
いところをもう少し改善すると、な
すごく良くできているので、細か
しっかりと役割を果たしていた。
具の使い方で、たとえば赤い肉に使
人の対応に、心折れて帰ってくるア
佐々波雅子先生
われた布と、けがを押さえている布
大 道 具 が ジ ャ マ。 全 て 事 実 な の で、
が増す。音響、照明、セット、トー
劇部になりたいです。まずもって目
タルで良くできていた。丁寧に追っ
とが一緒だったりすると、意味が幾
初ライブの観客は7人だったってい
いて、使い分けができると、面白味
うし。ももクロは5人だってよ」と
リ た ち。「 い や、 あ の A K B だ っ て
問題であるが、怒られては頭を下げ
弁解のしようがない。ここでは③の
る、を繰り返すよりほかにない。
標は、先輩たちです。
そのためにはまず、もっと堂々と
重 に も と れ す ぎ て 混 乱 し て し ま う。
した人間になりたいなぁ、と思いま
て行くところ、要らない部分を削っ
また、役者が瞬間に役を入れ替わる
心に響かない慰めをしてみる。握手
て、 見 せ た い 部 分 を 集 中 さ せ る と、
場面もあるが、たとえばターバンを
演劇部が学校に持ち帰ったもの。
券とか配ればいいのか。
した。はい。部長でした。
理解してもらえない勲章。
巻いていた役者がそれを外すことで
部 員 た ち は、 県 大 会 で も よ く 頑
完成度が上がる。
別の人物になるといった視覚的なわ
1年 部長 青木紀香
大会では本当に緊張しました。吐
はじめてのけんたいかい
『B面セレナーデ純情奇譚』
松本美須々ヶ丘
にちょっと誉められたんすよ!」な
校 し か 出 ら れ な い ん す よ!」「 そ れ
め て は く れ な い の だ。「 地 区 か ら 二
大会に出場したくらいでは、誰も誉
化部は全国へ?はっきり言えば、県
あの運動部も県大会に出場。あの文
ば、 そ も そ も 部 活 動 が 盛 ん な 学 校。
味に松本に戻る。でも、帰ってみれ
会出場。いい経験になった。興奮気
も見てもらえた。一年生だけで県大
張った。それに、多くのお客さんに
ずなんだ。演劇部は「文化」を発信
で勝負できるのが、演劇部であるは
に な っ た り し て ま せ ん か。「 文 化 」
祭が、男の子と女の子が出会う場所
作るのが文化祭じゃないはず。文化
れは本当に文化的ですか。たこ焼き
ば、文化祭って言っているけど、そ
文化的な雰囲気はありますか。例え
の日を信じてる。皆さんの学校には
囲気が、学校の中に生まれてくるそ
で市民権を得て、そして文化的な雰
演劇部と言う文化活動が、学校の中
た。
つけていった努力は非常に良かっ
れない。動き回ってお客さんを引き
くと、もっと笑いが起こせたかもし
ちりとお客さんにセリフを届けてい
えないのが残念なので、本当にきっ
が上がり過ぎるとセリフが良く聞こ
高校生らしい演劇だったと思う。声
あり、でもコメディで、最終的には
だった。スリルがあり、ホラーでも
セリフの関連性がある面白い本
でも、でもでも、いつか演劇部が、
かりやすさも入れてほしい。
くかと思いました。みんな不安に押
ん て 力 説 す る 自 分 の 姿 も ち と 辛 い。
□陰山先生
し つ ぶ さ れ そ う で し た。 本 番 で も、
演劇部は、学校に何を持ち帰るか。
郷原 玲・作
たくさん失敗をしました。でもそれ
演劇部が学校に持ち帰ったもの。
『平成二十六年度のカルメンシータ』
上田東
を食べに行きました。明太チーズも
を見ると、一生懸命エサを巣に持ち
彼女たちがパネルをかついでいる姿
道具を、非力な女子部員
たんだ。よし、じゃあ校内でもう一
遠くて先生たちも見に来られなかっ
県大会は長野だったから、きっと
見て欲しくて。
れがそれぞれのキャラクターとして
全体的に良く動いている。それぞ
□古山先生
【講師講評】
が初めてでその時は何をやっていい
ました。私は舞台に関わるのはこれ
■私は今回裏方を担当させてもらい
【生徒感想】
東出彩伍・作
ちもんじゃが、とてもおいしくて私
帰 る ア リ の 姿 を 思 う。 フ ラ フ ラ と、
回やろう。と企画した校内公演なの
を発信していくのだ、という覚悟。
自 分 た ち は、 演 劇 と い う「 文 化 」
していくのだ。そしてそれが学校を
以上に、あの舞台でできたことがと
向いてくれるの。片思いの乙女の図。
の内に秘めておく。どうすれば振り
変えるのだ。
置き場所に困る大道具。
顧問 郷原 玲 「演劇って、大会あるんだー。へー」。
演 劇 部 が 学 校 に 持 ち 帰 っ た も の。 そこからかい!県大会の興奮は、胸
ても楽しかったし、私たちの自信に
つ な が っ て い け ば よ い と 思 い ま す。
トントラックから降ろされた大
演劇部が学校に持ち帰ったもの。
の胃袋を満たしてくれました。ホテ
危なっかしい足取りで体よりも大き
・・・で、アリたいものですね。
ルに帰ってからは、いもけんぴパー
いエサをかついで運んでいく。しか
というわけで、とても楽しかった
リーナイトを楽しみました。
4
終わった後は、みんなでお好み焼き
人が運ぶ。
2
(6)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(7)
かもしれませんが私はとてもやりが
とが出来ました。裏方の仕事は地味
教えて頂きやっとここまて繋げるこ
そんな中、先生や先輩、同級生に色々
か も 分 か ら ず 戸 惑 う ば か り で し た。
できるよう努力していきたいと思い
さった方々に感謝して、良い演技が
先輩方や先生、両親や応援してくだ
楽しい1時間となりました。友達や
し た が、 た く さ ん の 方 に 助 け ら れ、
間は短く、体調を崩したりと大変で
(二年 柳沢美里 キャスト)
■私にとって 回目の県大会でした。
とうございました。
う頑張ってもらいたいです。ありが
より良い舞台を作り上げて行けるよ
後 輩 た ち に は 今 回 の 経 験 を 活 か し、
ま で 来 る こ と が で き よ か っ た で す。
出来たら応援よろしくお願いします。
ざいました。来年も、上田東が参加
良かったです。本当にありがとうご
ど、裏方として悔いなく出来たので
松川
青山一也・作
『べいべー』
【生徒感想】
台に立てたことを嬉しく思っていま
せん。なによりも、先輩方とこの舞
ぎていきました。全く悔いはありま
力で演技ができ、あっという間に過
です。しかし、本番は、楽しんで全
雰囲気で、緊張と不安が大きかった
きや声を大きくしていきたいと思い
もっとしっかり基礎練習をして、動
声 が 小 さ い 時 が あ っ た と 思 う の で、
かったです!でもやっぱり、動きや
番では納得のいく演技ができて、よ
いをした事が何回もあったけど、本
い通りの演技が出来なくて悔しい思
できました!練習では、なかなか思
実 し た も の に な り ま し た。 演 劇 を
を学び、自分の高校生活がとても充
満足です。演劇を通して多くのこと
(三年 矢嶋英里 照明)
■裏方として参加させていただきま
います。ありがとうございました!
存分に味わってもらいたいと思って
演を通して演劇の楽しさと充実感を
びました。後輩達には、この先の公
演劇をやってきて、沢山のことを学
かったと思います。私は
年間高校
着いて舞台を照らすことができてよ
一年 大角茉優 大道具・小道具
一年 堀内彩乃 キャスト
今回初めて照明を担当したので不安
(
)
)
(
■初の大舞台。地区大会とは違った
■ 初 め て の 県 大 会、 楽 し く 演 技 が
が大きかったのですが、本番は落ち
の違いをもっと出して欲しい 表
/情
の変化を頑張っていたのでもっと顔
しい そ
/ れぞれのショックの大きさ
ど 強 く 影 響 を 受 け ま し た。 そ し て、
舞台を見て様々なことを学び、そし
"松川色"に染めたいと思います。
ございました。関東大会でも会場を
心から幸せです。本当にありがとう
らって、 月まで続けられることが、
ことを、たくさんの人に応援しても
小泉里奈 音響)
いのある仕事だと思い、これからも
ます。
す。他の学校から学べたこともたく
ます。また来年県大会と言う舞台に
やってきてよかったと心から思って
三
(年
続けてみたいと思いました。
年 たかし役/舞台監督伊波瑠奈
私は演劇が大好きです。大好きな
さんあるので、今後に活かせるよう、
度目となります。今年も役
一
( 年 池浦ほのか キャスト ) 立ちたいです!
■県大会という大きな舞台での演技。
(一年 宮澤有里加 キャスト)
■二年生の上沢一矢です。今回で県
日々頑張っていきます。
度目で緊張もあまりしない
者として舞台に立たせていただきま
年 もも役 下村未来
私は、県大会で他校のみなさんの
2
く嬉しかったです。他校の発表も観
演技をやり切れたので後悔はしてい
く、何度かミスもしましたが焦らず
かと思いましたが、そんなことはな
タ」を観ていただきありがとうござ
(三年 楢原すみれ 舞台監督)
■「平成二十六年度のカルメンシー
います。ありがとうございました。
(一年 酒井詩帆 キャスト)
■今年から演劇を初めたばかりなの
て、班内ではたくさんの問題や衝突
した。この劇を完成させるにあたっ
し、ミスもしてしまいました。だけ
ことがなかったのでとても緊張した
うな大きな大会での音響は、やった
て、早く私たちも演じたいと思うほ
年 父役 割田 遥
今回は、直前まで切羽詰っていま
したいです。
県大会では最優秀賞をいただくこと
【講師講評】
ていて飽きずすごく素敵な体験にな
ません。これからも引退まで演劇を
した。音響と緞帳が閉まりきるタイ
りました。県大会に行けて本当に良
います。私は、裏方として参加させ
古 山 先 生 ・・・
朝 か ら 声 が 出 て い た / ができました。関東大会では県大会
感情の変化をもっと丁寧に演じて欲
で学んだことを生かし、精一杯演技
かったです。これからも基礎を欠か
楽しみたいと思います
ミングがピッタリ終わったので私は
さず、次に向けていきたいです。本
にこんな大きな舞台に立たせていた
がありましたが、なんとかこの舞台
ていただきました。今年も県大会に
当にありがとうございました!
出れて、とても嬉しいです。このよ
それでも、これまでやってきたこと
プレッシャーと緊張は最高潮でした。
した。
3
3
(二年 上沢一矢 キャスト)
■去年に引き続き 度目の県大会で
大会は
をすべて出しきれたと思います。大
3
道具も皆さんにほめていただきすご
2
だけて光栄でした。本番前の練習期
り入りすぎていた。
を動かして欲しい 店
/ 員の仲の良さ
が出ていたがミカが最初からすんな
が嬉しかったです。
発表の時もお客さんの笑い声を聞
た よ り も で き た の で よ か っ た で す。
年 さくら役/演出 加藤なぎさ
全力で楽しめた 時間でした。初
いが伝わったこと笑いが取れたこと
き、感想を聞くにつけ、私たちの思
したが、リハ・本番ともに思ってい
セットが細かかった
佐々波先生 ・・・
台
/ 詞が丁寧すぎて単調 会
/ 話中の
仕事が止まっていた
声・ 滑 舌 が よ か っ た /
陰 山 先 生 ・・・
横並びで言うセリフが多い 大
/ 道具
をもっと使って欲しい 道
/ 具を意識
してリアリティを出して欲しい。
に、悩んだこともありました。幕が
めてのコメディーで、演出をする際
1
2
3
2
2
2
と心の底から思いました。関東大会
下りきったとき「頑張ってよかった」
たときとても嬉しくなりました。初
が多く聞こえました。笑い声を聞い
舞台袖から見ているときは、笑い声
では、「笑ってくれ」と願いました。
不安と緊張が大きかったです。本番
も聞き取りやすく、安定感は抜群の
した。身体のキレも良く、声もとて
と思います。自信にあふれた舞台で
続けてきた結果が舞台に現れている
講評でも述べましたが良い稽古を
時は、目にもっと力を!新生児とは
てしまうと思う。マッスルポーズの
個性がもっと含まれるとさらに笑っ
面は、可愛い泣き声の中にも各々の
現してほしい。泣いて邪魔をする場
れて、彼女たちの未来への不安を表
はず。もっと素直に感情に揺さぶら
■濵ちあき(三年/助演出・副部長)
にありがとうございました。
けれど、ここまで支えてくれて本当
い演出で迷惑ばかりかけてしまった
残る最高の一時間でした。皆には拙
にはならなかったけれど、思い出に
りました。本番では思い通りの舞台
年 かりん役 筒井彩佳
どこの学校も演技、大道具ともに
す ご く て、「 自 分 た ち も 頑 張 ろ う 」
とにかくしっかりと作りこまれて
がありました。役者の動きを細かく
場が一体となって楽しめました。
でもそう思えるように練習に励みた
めての県大会、成功してよかったで
ものがありました。他の作品も観て
いです。
す。
かけ離れた表情が見たい。
県大会に来るまでに、様々なこと
みてみたくなるチームでした。
佐々波先生
チ ェ ッ ク し た り、 小 道 具 に も こ だ
年 照明 髙坂凪沙
私は初めて県大会で照明をやらせ
いて、安心して観ていられた。ここ
という気持ちになりましたし、伝え
こだわったという六角形のパンチ
たい気持ちが伝わってよかったで
ていただきました。照明変化が少な
れました。声の出し方や、自分の役
す。私たちの劇を大勢の人が見てく
をどう表現するかなど、勉強の連続
わったりしました。当日の発表では
半と、心の奥で抱えていた未来への
でした。
他校の舞台のレベルの高さに驚かさ
不安が爆発する後半との差があと少
■関和花奈(三年/夏実役)
までのレベルで仕上がっているなら
のところをきれいに揃えるともっと
し ほ し い と 思 っ た。「 生 ま れ て く る
ば、ハチャメチャで面白く明るい前
良くなります。
家を選べない」と言いつつも、決し
カーペットはあまり見えませんでし
胎児のステンドグラスになる吊り
た。改良点としてはベッドもヘッド
も の は 効 い て い ま す。 光 が 入 る 前、
て親を嫌いになれないという点もも
として、稽古場でも先輩として後輩
い舞台でしたが、最後のシーンまで、
てよかったです。
何かな?と思う形より説得力のある
う少し表現出来れば、観ている側は
『桜井家の掟』
阿部順・作
■宮下亜弥(一年/蘭役)
変換されて、楽しく演じられました。
からの笑い声が私の内部でパワーに
じられたと思います。演技中の客席
不器用なそれでも仲のよい姉妹を演
関 係 性 が 舞 台 で う ま く 反 映 さ れ て、
一 年 生 が 多 く、 舞 台 上 で は「 姉 」
形 が 出 せ た ら さ ら に 良 く な り ま す。
を引っ張っていく役割でした。その
い位置につった方が良く見えると思
います。そこから卵のような風船オ
ブジェそして回りにあるフワフワし
たオブジェへの関連性を感じさせら
れ る と 良 い で す ね。 フ ワ フ ワ オ ブ
東海大三
さらにグッとくる。
ミスなく照明を操作することができ
年 看護婦役 大森裕子
今回、県大会に行かせていただき
ました。他校の上演を見て、さらに
自分たちが発表することで、多くの
ことが学べました。学んだことをこ
れから生かして、頑張っていきたい
と思います。
年 音響/小道具 春日菜那
私は音響として、今回の劇を裏か
ら 支 え ま し た。「 十 分 な 練 習 が で き
ていないまま、県大会の上演を迎え
てしまった」という不安はありまし
たが、本番はミスも少なくできてよ
ジェも造形をもう一捻り工夫がほし
県大会という場に立てて本当にう
たです。このメンバーでできたこと
演じることができて本当に楽しかっ
れしかったです。そして蘭ちゃんを
県大会の舞台が終わったとき、達
を本当に幸せだと感じています。そ
■竹村恭子(三年/部長・演出)
成感と感謝の気持ちでいっぱいでし
して県大会でたくさんのことを吸収
【生徒感想】
た。 今 回 の 舞 台 を 作 り 上 げ る ま で
いです。具象物にしないのであれば
古山先生
様々な困難があったけど、助け合い
綺麗な卵形にするとか工夫してみて
「、」
「。」の区切りがきちんとあり、
できたので、とても貴重な体験がで
【講師講評】
聞 き や す く 安 定 し て い る が、 反 面、
な が ら 部 員 全 員 で 走 っ て き ま し た。
きました。あざあしたぁ!
年 母役 瀧浪桃華
私にとって、高校演劇初の舞台が
かりとした存在感をあますところな
県大会ではレベルの高い舞台を数多
ください。
く発揮している作品でした。赤ちゃ
彼女たちの内面が揺れ動くところで
く観ることができ、とても勉強にな
陰山先生
を意識してできたのでよかったと思
の音になりすぎていて
ON
惜しい。感情の揺れは音にも現れる
者の個性がそのまま観客に伝わり会
非常に個性的な役者たちが、しっ
います。関東大会でも松高らしさを
んという役割をすっかりモノにして
も丁寧な
年けんた/産婦人科医役 林果歩
初県大会、初コメディだったので、
たですが、見られていることと声量
出して、精一杯頑張ります。
いる姿は嫌味がなくて、何よりも演
県大会でした。登場シーンは短かっ
かったです。
ベッドの後ろにあるからもう少し高
ださって、本当にうれしかったです。
1
2
2
2
1
1
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2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
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初めての演劇体験で、大変な役で
杯 で き ま し た。 悔 し さ も 残 り ま す
が、今の私たちにできることは精一
く、わからなかった部分もあります
初めての県大会で音響の仕事が多
照明はすごくうまくいったと思いま
が、同じ照明の部員に助けてもらい、
クになりそうになったりしました
ことで分からないことが多くパニッ
今回照明をやってみて、初めての
消えてしまう。ちゃんとセリフが言
んでしまうと、逆にキャラクターは
■陰山
出であった。
あったが、エンディングは好みの演
い け な い。 セ リ フ は 走 る と こ ろ も
える必要はない。客を不安させては
ある佐々木家の父親役をやらせてい
が、あのメンバーでできてとても楽
す。県大会、いろいろなことが学べ
えて、ちゃんと立っていればそれだ
■伊藤咲弥子(一年/照明)
た だ き ま し た。 大 人 で、 偉 そ う で、
しかったです。ほかの学校の舞台も
て良かったです。
けで存在感は出てくる。日頃の発声
■伊藤榛香(一年/音響)
焦り、緊張。そして県大会の舞台で
ナルシスト気味で、しかも浮気性と
観ることができていい経験になりま
■古山あゆみ先生
【講師講評】
りました。
演じることのできる喜び。ミスをし
いう高校生としては全く理解しがた
した。
■柏木愛梨(一年/杏役)
て し ま い、 悔 し い 思 い も し ま し た。
い役でしたが、何とかやりきること
■竹村睦美(一年/照明)
初めての県大会はトラブルに見舞わ
初めての演劇、初めてのキャスト、
し、幕が上がってからは緊張もなく
てきた中で一番緊張しました。しか
来ることができた県大会。今までやっ
高校で演劇を始めてから二年目で
「 キ ュ ー」 は 少 な か っ た け れ ど、 変
で 今 回 初 め て 照 明 を 担 当 し ま し た。
と い う も の に 関 わ り ま し た。 そ こ
私は高校生になって初めて演劇
は緊張して強張るもの。それが表現
体的ダメージを受ける場合、必ず体
れていた。気になったところは、身
キを食べるシーンにもそれがよく表
からも感じられた。特に最後のケー
姉妹の仲の好さがケンカのシーン
ちゃんとと届けることが大切。みん
キャラクター立ちと同時に言葉を
と が 大 切。 こ の よ う な お 芝 居 で は
る。その練習を積み重ねるというこ
時そのキャラクターの声が見つか
しっかりと声を出していると、ある
練習などの地道な努力が大切。日々
■村松琢海(一年/父親役)
それでも何より、このメンバーでこ
ができたと思います。
たくさんの感情がぐるぐるしなが
の劇を、桜井杏を演じることができ
■山口一誠(二年/イナガキ役)
れ、 最 後 ま で ハ ラ ハ ラ で 幕 を 閉 じ、
え る タ イ ミ ン グ が 難 し か っ た で す。
されていなかった。セリフは、どの
ら、幕は上がっていきました。不安、
て、本当に幸せです。
情けない思いが残りました。また県
なり、今までの中で一番役を楽しめ
舞台は思うようにできなくて悔しい
泰先生
キャラクターを作ろうと思って力
■本間奈々佳(一年/真希役)
大会に出場したい。そして自分たち
思いもしました。でも、とても勉強
し、 お 芝 居 と し て も 収 ま っ た け れ
て演じることができ、自分の中では
ど、もっともっと良くなる可能性が
ベストを尽くすことができました。
していたが、自分自身の中に問いか
ある。
らしい演技ができるように頑張りた
け よ う と い う セ ル フ も あ っ た は ず。
い で す。 最 後 に、 三 年 生 の 先 輩 方、
今回私が演じた麗華は、最初の台
投げかけて良いのか、自分に対する
なキャラを出そうと頑張っていた
本にはない人物でした。最初から自
セリフも必ず誰かに投げかけようと
分でキャラを作っていったので、楽
になった県大会でした。
高校に入って演劇部に入り、初め
問いかけなのかを考えるとよい。
■長田優香(一年/麗華役)
ての県大会でした。すべての学校の
しかったし難しかったです。出番が
■佐々波雅子先生
ありがとうございました。
レベルが高く、プレッシャーはかか
少ない役でしたが、最初から最後ま
今回『桜井家の掟』という脚本を
も初めてやりました。ケーキもきれ
ようになりました。私は小道具作り
いろいろなトラブルにも対応できる
を 扱 う と い う 大 切 な 役 割 を も ら い、
初めて音響をやりました。調光器
は良かったがもっと作り込んであげ
応には見えなかったのが残念。演技
た。佐々木家のお母さんは、年齢相
差もよく表れていてうまくいってい
スティングも四人姉妹の方は、年齢
うものがお芝居に合っていた。キャ
台を創っていくことは大変でした
台に立っていました。皆で一から舞
私は地区大会までは山神として舞
倉田香菜子:クラブ長
【生徒感想】
伊那西高等学校演劇クラブ・作
やることが決まって、役者の数が多
いにできてよかったです。かなり悔
が、楽しむことができました。キャ
■渋澤貴雄(二年/光一役)
りましたが、ミスはあったものの物
で 全 力 で で き た の で よ か っ た で す。
作られていた。ケーキもものすごく
『千年神社』
語は無事完結し、やりたいことはで
『桜井家の掟』大好きですっ!
気を使って作られていて、日常とい
伊那西
きたのでとてもスッキリしていま
■名取ゆりあ(一年/音響)
くしっかりできるのかな、と心配で
ればよかった。暗転が長すぎた。着
ラ作りがお互いに影響し合い成長に
セットも実によくリアルに丁寧に
す。しかし、来年こそ県大会を勝ち
したが、日々の練習の中でメンバー
いが残ったのでまた頑張りたいで
替えのための暗転なら、むしろ着替
抜くことを目標にがんばります。
と協力し、直すところをちゃんと直
す。
■藤森真由(一年/母親役)
すことができ、とてもよい経験にな
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2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
どのような存在なのかを考えること
年の離れた被災者のおばちゃんとは
北澤 望:田中恵子・村人
大変だったのは、自分とはかなり
ジがつかみやすくなりました。
があり、道具によって場所のイメー
手で作り出した道具類にも思い入れ
を見ているうちに安心できました。
て手が震えましたが、みんなの演技
本番ではこれまでにないほど緊張し
るのがとても楽しく嬉しかったです。
ができていくのを見たり感じたりす
ろを練習する中で、新しいものや劇
たり、地区大会以降に変わったとこ
皆で衣装や大道具・小道具を作っ
てどう生かすか考えていきたいで
かったです。このミスを今後に向け
明が上手くいかなかったことが悔し
かったため、県大会で追加された照
リハで練習の時間を十分に取れな
漆戸冴映:照明(ピンスポ)
役の研究が課題として残りました。
ろ も 無 事 演 じ る こ と が で き ま し た。
た。本番では不安が残っていたとこ
ばならないことも増えて大変でし
古山先生/時間経過の表現が面白
声の問題をクリアできればよくなる。
者 が 個 性 的 に 役 を 演 じ て い た の で、
きづらくなってしまった。各々の役
がってくると声が上ずって台詞が聞
な声を出そうとしたり気持ちが上
素晴らしい。全体の傾向として大き
の気持ちが一つになっていることが
な舞台でした。テーマに向かって皆
陰山先生/思いのこもったパワフル
上げる
「覚悟と勇気」
を問われたとき、
生から、直近におこった災害を取り
んでした。地区大会で講師の輪湖先
か悩み、なかなか書き始められませ
のものをどのように表現したらよい
ころに住んでいる私たちが、震災そ
強くしました。ただ、遠く離れたと
に、風化させてはならないと思いを
に残っており、衝撃を受けると同時
し、海岸沿いは震災の爪痕が至る所
加藤愛理:北の神
でした。新聞を読んだり母を観察し
森本くるみ:ばあちゃん・村人
つながりました。また、自分たちの
たりしてでき上がったキャラでし
以前よりも台本を読み、役につい
改めてテーマの重さを考えさせられ
て考える時間が多くなった。演じる
ランタンや「星めぐりの歌」を使っ
ました。その一方、手作りの流れ星、
た。 キ ャ ラ が 自 分 の 体 に 染 み 込 み、
で見えづらい。つらくても生きよう
ての場転、防草シートを利用しての
い。人数のわりに使われている空間
本当におばちゃんと間違えられたこ
中で、本当に亮を孫だと思える瞬間
とする姿は伝わってくるが悲しい気
洪水の波など、今までの引き出しを
が狭い。神様が奥に座ってしまうの
ともあります。自分の限界まで演じ
があった。本番では、自分が第一声
全部開けて創った舞台にはとても満
す。
ることができて満足しています。
持ちに引っ張られすぎている。思い
足しています。この台本を採用して
が こ も っ た 芝 居 で パ ワ ー が あ る が、
どのシーンもどの役にも思い入れが
くれた生徒たちにもとても感謝して
を出すこともあって緊張したが、そ
地区大会では三つの役を掛け持ち
ることができた。自分たちは伊那西
強すぎる。最も大切な場面、台詞を
れまでの練習を思い出し堂々と演じ
して達成感がありました。県大会で
らしい演技を全力でできたと思う。
日野綾香:山神
は、神の思慮するものの大きさをつ
います。
清水信一(顧問・作者)
【生徒感想】
した。感情は途切れることなく本番
切れないように役に集中することで
ありましたが、自分たちの創りたい
県大会という大きな舞台で緊張も
■高山斐七子(ジョバンニ他)
生かすために他を捨てる勇気を。
本番では殻が破れ、非常に晴れやか
の一時間が終わりました。楽しく劇
今年の目標は役としての感情が途
な気持ちで、自分がしてきたことを
舞台を創ることができたと思います。
震災のときに最後まで避難を呼びか
万全の状態で本番に臨むことができ
きったと思える舞台でした。今後は
舞 台 に 立 ち ま し た。 自 分 で は や り
舞台を創り上げてきた仲間を信じて
それまで練習してきたことや同じ
るかどちらかに。造形力がここまで
した。白蟻はリアルに作るか見立て
して大きな神社の梁が見えるようで
す。照明効果で一文字、袖幕に反射
もに造形力があり絵的に大変綺麗で
思って現地に出かけました。現地に
と重なり、何とか表現できないかと
主自立」が、東日本大震災への想い
しの『吉里吉里人』で描かれる「自
で 描 か れ る「 自 己 犠 牲 」
、井上ひさ
ました。宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』
一昨年秋に大槌町吉里吉里を訪ね
ためにも頑張ってきました。関東へ
連れていくという目標があり、その
たです。私には先輩方を関東大会に
聞かされた時、死ぬほどうれしかっ
先生から県大会出場が決まったと
■川島聖奈(カムパネルラ他)
方々に考えていただければ幸いです。
の現状などを見に来ていただいた
けていた遠藤さんの思いや、被災地
ました。音響はそこで何が起こって
より一層基礎を大切したいと思いま
あるのに台詞がよく聞こえてこない
はおびただしい数の仮設住宅が存在
清水信一・作
~吉里吉里国ものがたり~』
長野東
森下千晴:亮・村人
一〇〇%出せたと思います。清々し
を や る こ と が で き た の で、 演 劇 を
【講師講評】
『銀河鉄道の夜
かみ、人間とは異なる役を作り込む
く終われたことにただただ感謝です。
やっていてよかったと思いました。
佐々波先生/美術、小道具、衣装と
こ と が 容 易 で は あ り ま せ ん で し た。
白鳥綾乃:音響
酒井叶未:ちはや・村人
いるのか、役者はどんな思いなのか、
のが残念です。セットなしで動くの
三年間誇りを持って音響の仕事を
見えないものを見えるようにする仕
す。
も自由でよいかもしれません。
続けてきました。リハも冷静にでき、
事です。全力で役割を果たすことが
唐澤真紀:運転手
シ
・ ロアリ 村
・人
地区大会後役が増え、考えなけれ
できました。音響卓から見た自分た
ちの劇はカッコよかったです。
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(11)
は進めず、すごく悔しくてたくさん
よかったと思います。
ハでのレベルチェック、場転での大
とても完成度の高い舞台でした。
れ 星 も と て も 工 夫 し て あ り ま し た。 「話半分」から四年間、茅野高校は県
のの、関東大会へはあと一歩届かな
と三位の優秀賞。賞は戴いているも
大会に出場しています。成績はずっ
道具の出し入れをやりました。素晴
らしい舞台ができて良かったです。
■松井ひかり(生徒他)
いろいろ大変なこともありました
泣きましたが、よい脚本に出会えて、
よい舞台が作れたと思います。
が、県大会に出場できてよかったで
す。本番ではほとんど裏にいました
■萩原涼太(ケンジ・車掌他)
が、役者のみんなが頑張っている姿
いも全て断って、休日なんてあって
い。平日も、土日祝日も外が暗くな
本番前日に風邪でダウンしてしま
坂口安吾・原作
ないようなもので。辛い事も苦手な
るまで練習して、遊びや友達付き合
い、死ぬ気で治したのは今となって
や、照明を見たり音響を聞いたりし
茅野高校演劇部、郷原玲・構成
『夜長姫と耳男』
はよい思い出です。不安や緊張を通
ているのがとても楽しかったです。
茅野
り越し、ただ「やり切ろう」という
緞帳が降り切った瞬間はいろんな思
と い う 間 に 終 わ っ た 六 十 分 で し た。
ご していた頃の話です。茅野高校は
べんだらりと中学生最後の年を過
【四度目の正直】
部長 宍戸 由
私が茅野高校に入学する前、のん
残る劇にしよう。
」成績を残すことよ
先生は言いました。
「記録より記憶に
あ と 一 歩 が 越 え ら れ な い ん だ ろ う。
事も耐えて乗り越えて皆で頑張って
の寂しさを実感させられ、なんとも
いがごちゃごちゃになっていたと思
初めて地区大会に参加し、県大会出
自分を奮い立たせていました。です
をつくろうと。当時は「そうだ」と
り、お客さんに喜んでもらえるもの
支えて応援してもらったのに、何で
きたのに、家族や友人たちにも沢山
いえない気持ちになりました。
います。本当に、良い先生、良い後
文化祭からはじまって県大会まで
輩に恵まれたことを改めて実感しま
場を果たしました。そして初出場に
三年間やってきた中で、一番あっ
■日台いつか(舞台監督)
■松本芽衣(おちよ・富岡他)
約半年にわたってこの台本を練習し
も関わらず優秀賞を頂いたそうです。
りたときは、ある種の達成感と一抹
気持ちで臨んだ本番でした。幕が降
【講師講評】
が、本心はやっぱり欲張ってしまう
した。
創部二年目の、存在すら知られてな
もので、お客さんに喜んでもらえて
■柳沢愛友(演出・音響)
【 陰 山 先 生 】 …… 透 明 感 が あ っ て
かったような新参が、県大会で上位
てきました。練習では辛いこともた
三年生にとっては最後の県大会と
余韻の残る、思いのこもった舞台で
評価もされた方が良いに決まってい
くさんあって、嫌になりそうな時も
なりました。演出も音響も初めてで、
ます。三位入賞が低評価だなんて思っ
ありましたが、毎日の練習の中でた
くさんのことを学びました。
入賞を果たした。関東大会出場こそ
ていませんが、三位より二位、二位
しなかったものの、そのビッグニュー
より一位であった方が嬉しいと思う
した。ジョバンニ・カムパネルラの
スには誰もが衝撃を受けたそうです。
のは、どこの高校さんも同じだと思
コ ン ビ ネ ー シ ョ ン も よ か っ た で す。
当時の校長先生はよほどその事が嬉
厳 し く つ ら い 練 習 の 日 々 で し た が、
滑舌もよく、聞き取りやすかったの
しかったらしく、受賞のその年の冬
みんなと過ごしたかけがえのない時
静(王子・なみえ他)
県大会では出場校としても実行委
間でした。多くの人たちが支えてく
ですが、何役もの人物をやる場合に、
■村上
員としてもとてもよい経験になりま
声のトーンをもっと研究するとさら
間挑み続けてきました。
ださったこと、このメンバーで演劇
野高校の紹介をして下さったのです
そして今年度の県大会、一日目二
ができたことを誇りに思います。
が、演劇部の事を嬉々として話して
した。本番では、一場からタイムが
【 古 山 先 生 】 …… ジ ョ バ ン ニ の 歌
いたのが印象的でした。私が茅野高
押してしまい、タイムを気にしなが
が 印 象 的 で し た。 ラ ス ト シ ー ン は、
います。そう考え、より上をと三年
県大会ではどの学校も照明や舞台
登場人物が前に踏み出して生きよう
に私の中学校へいらっしゃって、茅
装置に凝っていて、機会があれば作っ
日目と、沢山の高校の発表を観まし
によくなると思います。
て み た い と 思 う も の ば か り で し た。
校に興味をもち、入学を決めたのも
■池田朋夏(照明)
を創っていきたいと思います。
としていくのだから、悲しみを引き
ら演劇をしてしまったことに悔いが
■霜鳥理春香(誘導員・ふたば他)
照明担当としてはストロボを忘れて
た。そのどれもがレベルが高く、情
残っています。今後さらに良い舞台
緊張して思うような演技ができず
このエピソードがきっかけでした。
けなくも私たちの劇など到底敵わな
ずらず前を向こうとする意識がもっ
いような気がしました。休日も放課
しまったりして、自分にとって満足
それから私は演劇部に入部し、三
に終わってしまいました。関東大会
年間走り続けてきた訳ですが、県大
【 佐 々 波 先 生 】 …… 透 明 感 が あ っ
後も友達付き合いも放って、真剣に
と欲しかったと思います。
会のパンフレットを見て頂ければ分
自分たちの劇と向き合ってきたのは
できるものにならず悔しかったです。
てきれいな舞台でした。歌声やラン
かる通り、初めて県大会に出場した
■左右田怜央(音響・大道具)
県大会に出場してみて、どの学校
タンを灯しての転換や、嵐の波や流
にも進めず、もやもやとした虚無感
に少しでも震災のことについて考え
もレベルが高く驚かされました。リ
が残りましたが、見ていただいた方
てもらえたり、思いが伝わったなら
る高校はなるべく全て観ました。そ
会を支えて下さったスタッフの皆さ
てくれた他校の部員さん、また県大
観に来て下さった皆様、声をかけ
す。ただ、エリアが狭くなったこと
が、充分持ちこたえていたと思いま
い て い ま す。 空 間 の 中 で は 小 さ い
で は、 赤 い 枠( 小 屋 ) が す ご く 効
を選んだこと自体、称えます。装置
たと思います。それには、この作品
難しい文学をよく4人で演じ切っ
取り組もうとした作品だと思いま
3つあって、その中でも真正面から
す。今回文学をお芝居にした作品は
組まれたその意欲をすごく買いま
本当に難しい、困難な作品に取り
・陰山先生
と思います。お疲れさまでした。
して、ステップアップできる作品だ
度、あたためて、色々なことを工夫
う反応していいか分からないという
つくっているので、ストレートにど
今、絡みが悪いのは、姫の方が少し
も っ と 絡 み や す く な る と 思 い ま す。
と思います。そうすると耳男の方も、
くなるのかっていう凄味が出てくる
し、何よりも普通の人がここまで怖
格 好 良 い し、 ス ト レ ー ト に 伝 わ る
いと思います。地声で勝負した方が
う。それがあの装置の中ではいらな
言うときにどうしても癖が出てしま
て眺めましたが、変にテンションを
して緊張しない性質なので落ち着い
た。私は幸い、本番というものに対
終的には自分たちの精神力頼みでし
色々な事を話しました。ですが、最
ア ド リ ブ 入 れ て 笑 い を 取 ろ う と か、
か、 入 れ ら れ る と こ ろ で な る べ く
てきていいと思いました。現実世界
もっともっと耳男の内面の変化が出
て行きがちなんですが、私としては
だんだんと姫の狂気に引っ張られ
てきたんじゃないかと思っています。
後半の狂気がどんどん浸透して活き
はありがたかったです。だからこそ
ろを入れてくれているのが私として
笑えるところ、少し心が休まるとこ
本当に難しい作品で、その中でも
かと思います。
ている、という怖さがあってもいい
男が狂っていく様子もどこかから見
可愛いという方がうつっている。耳
思 い ま す。 今 は 怖 い と い う よ り も、
気味さがビジュアル的にも伝わると
姫は常に見ている、という狂気・不
ると「あ、出てきた」とわかります。
ナマロとかはいいが、横から姫が来
正面の入口に向かってくるとか。ア
けていると思います。だが、まだま
いますが、かなり良いところまでい
ない難しさというものがあったと思
のではないものを演じなければなら
にしなければいけない、この世のも
この世のものではないものを相手
いでいたと思います。
くか分からないお話を、上手につな
当に頑張って、この難しくどこに行
ワークがいいし、特にアナマロが本
張っていたと思います。
なると思います。でも本当によく頑
みたら、もっともっとすごい作品に
ので、まだまだ頑張って取り組んで
これは本当に力量の問われる作品な
て い た ほ う が 格 好 良 い と 思 い ま す。
の戦いにしていって体がビシッとし
から、もっと出しやすい声で、生身
う、原作は本当に直球勝負している
・佐々波先生
の 上 で 自 分 た ち に は 何 が 出 来 る か、
んや先生方、何よりここまで応援し
で、利用の仕方がワンパターンでし
す。少人数ですが、とても力量の必
迷いが感じているんじゃなかと。も
先ずはここまで走り続けて来れたひ
本番に向けて備えられる事はあるか
協力してくれた家族や友人たちに感
要な作品です。とても頑張っておら
私たちだけではなかった事を痛感し
必死に考えました。劇の内容の傾向
謝の意を込めて。
た。また姫の登場が、上下からしか
れたと思います。ともかく、チーム
とつの節目として、付箋代わりにこ
や、 お 客 さ ん や 会 場 の 温 ま り 具 合、
なかった。いつも不気味に後ろの奥
ました。茅野高校の上演は今大会の
笑ってもらえそうなネタの傾向まで
【講師講評】
深いところに立っていて、そこから
こに記させて頂こうと思います。
皆で相談しあい、作戦会議をしまし
・古山先生
一番最後だったので、直前まで観れ
た。今年はのんびりしたテンポの劇
上げたり下げたりしないようにとだ
で彼が一生懸命仏像をつくっている
が多いから、最初はテンポ早めでと
け、気をつけました。気負わず、い
ところと、姫と対話しているところ
だいけると思います。
つ も 通 り。 こ れ が 最 後 だ と 思 え ば、
ういう人間なのか。人間の生身が後
ヒントになるか分からないが、夜
半に向けて少しずつ消えていった方
枠に何かを引っ掛けるとか、もう少
エリアも、枠の横から出たりとか、
外の湿った空気が肺を満たすのもと
と、たった
宍戸さんを3年間見させていただ
が、凄味が出てくると思います。具
人で混乱が始まってい
ても心地良く感じました。私が普段
いてきましたが、毎回公演を見て面
体 的 に い う と セ リ フ を 言 う と き に、
長姫がやっぱりすごくポイントにな
白 か っ た で す。 お 疲 れ さ ま で し た。
今は声のトーンを上げて姫をつくっ
し枠自体を利用したほうがよかった
と思います。それがあればあるほど、
素 晴 ら し い 作 品 だ っ た と 思 い ま す。
て言っていると思うが、あれをだん
くところの差が少しずつ入り乱れ
こちらとしては「どうなっていくん
細かいことだけれど、セリフの言い
だん地声に近づけていったほうが良
通りでいれば、本番に臨む気持ちが
だろう」とすごく興味をひかれると
回 し も 使 い 分 け て い け ば、 も っ と
いかと思います。つくるとセリフを
ります。どういうキャラクターのど
つらつらと思いつくままに書き連
思うので、ぜひ、耳男の混乱から狂
も っ と 良 い 作 品 に な っ て い く の で、
と思います。
ねてしまいましたが、要するに「私
気に走るところ、そして最後のシー
ここで終わらず、もう少し、2度3
て、というところが、突き詰め方が
たちこんなに大変だったけど、頑張っ
ンにつなげてもらえたらと思ってい
いろんな手法がとれるんではないか
たよ!」と、ただそれだけです。講
ます。お疲れさまでした。
出来ていれば、後輩たちも安心して
師の先生方の言葉を受けて改善すべ
ついて来てくれるだろうと、信じて。
き 点 や 考 慮 す べ き 点 も あ り ま す が、
1
(12)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
年生が全国大会に出場できないのは
だけるのもうれしいです。私たち3
年連続で全国大会に出場させていた
を精一杯上演できたと思います。2
松川高校演劇部としての最後の舞台
一番良い劇だったと思います。私は
す。そして今まで上演してきた中で
いたら嬉しいです。
さんもこの劇に共感してくださって
えるきっかけになった劇です。お客
劇は私の「親に対しての想い」を変
で一瞬の出来事のようでした。この
幕が上がってから降りるまで、まる
よかったです。
しむ"この目標を達成できたので
ん で し た。" 一 度 の 舞 台、 全 力 で 楽
たことの寂しさで涙が止まりませ
した時には出場への喜びと終わっ
後 の 舞 台 だ っ た こ と も あ り、 決 定
か な い で す。 こ の 十 人 で で き る 最
1年 照明/髙坂凪沙
1 月 日、 2 月 1 日 の 関 東 大 会
かったです。
出場することができ、最高にうれし
みたりと工夫しました。全国大会に
が違うだったので、喋り方を変えて
役を演じる中で、同じセリフでも年
けんたと産婦人科医という異なる
ときは焦りました。でも、この仲間
ても緊張しました。噛んでしまった
でした。満員の客席を見たときはと
をやってきた中で、1番楽しい舞台
3年 たかし役/舞台監督 伊波瑠奈
この関東大会は、3年間高校演劇
の想いを引き継いで頑張ります。
てです。全国大会に向けて、先輩方
い」とこれほど強く感じたのは初め
中に「楽しい」、「もっとここに居た
高の一時間」と感じています。上演
1年 けんた/産婦人科医役 林 果歩
1年 母役/瀧浪桃華
全国大会出場…今でも実感がわ
悔しいですが、来年度は現1,2年
生が精一杯やってくれると信じてい
ます。ありがとうございました。
たちと舞台に立ってるから大丈夫だ
2年 かりん役/筒井彩佳
私たちは劇をとおして、多くの人
2年 さくら役/演出 加藤なぎさ
今回の上演が「今までのなかで最
と思ったらのびのびと演じることが
とが、何よりもうれしいです。
に笑ってもらえて、とてもよい上演
2年 看護婦役/大森裕子
今回の大会を通して、出場校から
だったと思います。今いるメンバー
がとうございました。
多くのことを学ぶことができまし
できました。最高の仲間と過ごした
3年 もも役/下村未来
私は今回の関東大会で舞台に立
た。自分たちの発表では、今できる
一生に一度の一間はわたしの宝物で
ち、私達の伝えたい想いを伝え切り、
でできる最後の舞台が最高の劇とな
楽しむことができました。私は3年
精一杯を出すことができ大変気持ち
す。チーム、そして応援してくれた
生 な の で 最 後 の 舞 台 と な り ま し た。
の良い発表となったのでよかったと
り、さらに優秀賞までいただけたこ
大好きな仲間達と最高の舞台を作り
思います。
で、3年生にとっては最後の舞台で
した。私は照明として3年生をはじ
めとした役者を、そして舞台を支え
られるように頑張りました。3年生
のおかげで最高の舞台をつくること
ができました。
顧問:新海隆博
関東大会を終えて…
振り返ると、いろいろなことが思
い 出 さ れ る。「 大 道 具 が 間 に 合 わ な
い 」 と か の た ま っ た り、 稽 古 に 詰
まって部員同士がバラバラになりか
」と顧問をパシリのごとく
けたり、
「○○がないから先生、買っ
てきて
」と呼んで、顧問の名誉を
使 う 部 員 が い た り、 顧 問 を「 ム ー
ディー
著しく貶める部員がいたり…挙句の
果てに、顧問は「帯状疱疹」を発症
感動
す る 始 末。 そ の 昔 あ る 総 理 大 臣 が
「痛みに耐えてよく頑張った
」とおっしゃったが、それは
高校演劇部が今大会の上演ができた
と、冗談はここまでにして、松川
か?」と一瞬錯覚した。
「私のためにある言葉ではなかろう
した
!!
みなさんに心から感謝します。あり
上げることができ、とても嬉しかっ
たです。
2年 音響/小道具 春日菜那
私は二度目の関東大会であり、先
輩 方 に と っ て は 最 後 の 大 会 で し た。
第 50 回関東高等学校演劇研究大会(千曲会場)優秀賞、第 61 回全国高等学校演劇研究大会に推薦
31
!!
!!
!!
レポート
3年 父役/割田 遥
最後の舞台、とても楽しかったで
松川高校『べいべー』青山一也・作
関東大会
(千曲会場)
松川高校
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(13)
て演じることができ、できることは
を知ることができました。県大会で
までにない役を演じることの楽しさ
今 回 の 大 会 の お か げ で、 私 は 今
やはり大会で一番印象に残っている
の 沢 山 の 事 が あ り ま し た。 で す が、
り尽くすには原稿用紙が足りない程
ドや、本番でのハプニングなど、語
くぶるしながらの千曲への旅でし
全てやれたと思っています。悔いは
上演した時は、初めての舞台に動揺
事と言えば、同じく大会に出場した
た「南京の早春賦」でアデラ・フォー
ありません。
してしまい、演技にいまいち身が入
他校の皆さんの事です。
て演じました。本番は、これまでの
舞台に説得力をもたせるため、役に
そして、今回発表した舞台は、人
らず、悔しい経験をしました。関東
え、少しでも良い舞台をつくるため、
なりきるために、図書館に通い、イ
数が少ない中、今大会に共に出場し
大会こそはアデラになりたい、そう
校を初めて知った私たちですが、先
のも、関わってくださった多くの先
借りてすべての皆様に感謝申し上げ
ンターネットを漁り、中国で公開さ
てくれたお手伝いさんを始めとす
ず そ の 部 員 数 に び っ く り し ま し た。
た。旅での一部始終の面白エピソー
ます。上演当日は多くの方々に足を
れた映画を見るなどして、当時のこ
る、本当に多くの方々に協力してい
思いながら練習して来ました。その
一桁の学校ももちろんあるのです
スター役を演じました、横坂楓です。
運んでくださり本当にありがとうご
とを学び、理解を深めました。人に
甲斐あって、関東大会では過去最高
どの練習や大会よりも役になりきっ
ざいました。また、大会運営に携わっ
よって歴史、特に戦時中のことにつ
た だ い た か ら こ そ 出 来 た 舞 台 で す。
の演技ができたと思います。演目が
日々試行錯誤を重ねてきました。
ていただいた先生方、生徒のみなさ
今 回 ほ ど、 協 力 す る こ と の 大 切 さ、
が、一番多い学校で秩父農工科学高
生方、保護者の皆様、卒業生など皆
ん 本 当 に あ り が と う ご ざ い ま し た。
いては、かなり解釈が分かれるとこ
誰かが協力してくださることのあり
終わった後、この台本の作者小川幸
校などは総勢
歴 史 を 題 材 と し た 作 品 で す か ら、
皆様への感謝を忘れず、次へ進んで
れが正解だとか言うつもりはありま
ろでもあると思いますが、私達はど
が た み を 感 じ た こ と は あ り ま せ ん。
司先生が舞台袖まで来てくださいま
様のおかげだと思います。この場を
いきたいと思います。
せん。ただ、今回の舞台を機に、観
本当に、どれだけ感謝してもしきれ
人。パンフレットの
大会の打ち合わせ会に行き、出場
瀬戸口先生
てくださったお客様が少しでもこう
全体として、まとまったチームで
り返す小川先生の目と口元が何かを
した。ひたすらに「よかった」と繰
になっていたのを覚えています。あ
キャスト、スタッフ一覧がすごい事
第 50 回関東高等学校演劇研究大会(千曲会場)優秀賞
今 回 の 舞 台 は、 演 劇 だ け で な く、
ない思いです。
んなに沢山居て、どうやって練習し
いった問題について関心を持ち、考
堪えていることがわかり、私はその
ているんだろう…演出さんは分身の
えを深めるきっかけになればと思っ
これからの人
場を去って鏡に向かって泣きまし
あった。劇全体として、ゆっくり聞か
のメリハリをつけるとよい。
たとえば、
生において大
術でも使えるんだろうか。
せるところと、テンポよく流すところ
最後の産婦人科医と看護師のシーン。
た。こんなにも幸せなことってない
れたお手伝いさんや、応援してくだ
人数の足りない演劇班を手伝ってく
分の1な
と思います。
させてくれま
いました。それに、他校の部員の数
「関東大会ってこんななんだ」と思
し た。 一 人 一 人 の キ ャ ラ が 濃 く て、
舞台の迫力がすごくてびっくりしま
ていただきましたが、まず、他校の
耳男役 2年 沓掛龍一
僕は、初めて関東大会に出場させ
感謝です。ありがとうございました。
大会を支えてくださった全ての方に
終 え て、 す が す が し い 気 持 ち で す。
何はともあれ、無事に関東大会を
です。
私たちには到底想像も出来ない世界
部員数が秩父農工の約
きな自信とな
61
り、また私自身
した。今回得た
さ っ た 方 々 の お か げ だ と 思 い ま す。
そんな貴重な体験ができたのは、
ことを、これか
本当にありがとうございました
を大きく成長
らの人生にも
活かしていき
たいと思いま
す。本当にあり
がとうござい
演出・アナマロ役 3年 宍戸 由
関東大会に行ってきました。我が
茅野高校
副班長
楓 校演劇部史上、関東へは初出場とい
ました。
横坂
先 日 上 演 し う事もあり、緊張とわくわくとでが
10
2人の合間にもっとテンポよく4人
の赤ちゃんのせりふが入ってくると
テンポがよくなる。それから、中盤で
どうしても間延びするので、その部分
も工夫の余地がある。
屋代高校
千奈
上原 屋代高校演劇班
班長
私達がこの舞台の練習を始 めたの
は、昨年の五月頃のことでした。そ
れ か ら 半 年 以 上 も の 長 い 間、 キ ャ
ストを変え大道具を変え台本を変
!!
(14)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(15)
心はもうズタボロになってしまいま
ショットでぶつけてくるので、私の
私に、そのような言葉をストライク
いと思います。
練習や自分の課題につなげていきた
めて、将来の自分につなげて頑張っ
きたいです。また、照明の能力を高
て、さらに上を目指して頑張ってい
適格な役作りもできていた。夜長姫
役 者 も 全 員 セ リ フ が よ く 聞 き 取 れ、
良 く、 陰 湿 に な り す ぎ な い で い た。
倍もい
る学校もあり、驚きました。僕たち
が多くて、僕たちの人数の
の方にも、もっと部員がいればなと
照明 2年 笠原由衣
『夜長姫と耳男』を北関東大会ま
にはさらに工夫ができるように思う。
した。
ていきたいです。ありがとうござい
思ってしまう自分がいましたが、そ
ました。
した。他の人が滅多にできない経験
東大会を迎え、終えることが出来ま
神力がバケモノ並みになり、無事関
ことを勉強していました。ちょうど
タッフワーク・舞台・照明の基礎の
私は2年生の4月から正式に照
明をやっています。それまでは、ス
とがありました。
人が多い
」でした。
一番最初に思ったことは「とにかく
音響 2年 上島理佐
本 番 直 前 に オ ペ 席 に つ い た と き、
シーンでは、小屋のクワに着物をか
い る の で は な い か。 ま た、 ラ ス ト
赤がその存在感を邪魔してしまって
が 赤 で 色 が か ぶ っ て し ま っ て い る。
夜長姫の赤い着物の衣装と、小屋
でやってきて、今までたくさんのこ
大会後は先輩が引退してしまうの
やこの実績、そして無駄に強いこの
それでも毎日練習を積み重ね、精
で、僕たちが頑張らなくてはいけま
メンタルを活かし、来年度も関東大
がとうございました。
応援して下さった皆様、本当にあり
最後に、私たち茅野高校演劇部を
大会と進んできました。
茅野市演劇フェスティバル・北関東
中で、文化祭・地区大会・県大会・
たくさん時間がかかりました。その
ました。簡単に覚えることが出来ず、
ネットを利用して、基礎を学んでい
コツコツと図書館の本やインター
去年の今頃、1年生の頃から、毎日
だと 人
1 で納得しています。(笑)
本番が終わって色々と思うことが
れにつられて楽しくなってきたから
な笑みで、音響をやっている私もそ
耳男の狂う感じと、夜長姫の不気味
張 が と け て 安 心 し ま し た。 き っ と、
でも、後半に行くにつれ、自然と緊
張のあまり手が震えましたね。はい。
幕が上がり、曲を流すときは、緊
素晴らしかったです。
など、言葉を大切に発音してほしい。
が気になる。「ミロク」や「野良仕事」
が、ところどころイントネーション
と感じた。セリフは良く聞き取れた
を隠してしまうことがもったいない
でアナマロと耳男が立ち、その着物
けるが、その後アクティングエリア
衣装を目立たせたいのなら、小屋の
せん。また関東大会に出場させてい
師匠役 1年 野々村花子
高校に入って初めて演劇に触れ
大 会 前 は、 夜 遅 く ま で、 先 生 た
あ り、 泣 き そ う に な り ま し た。「 こ
ました。
姫役 2年 山田愛菜
関東大会までの練習を振り返っ
て、茅野高校の演劇部の練習は、例
んが、原因は練習だけではないので
るんだと思う人もいるかもしれませ
なる練習って一体どんな事をしてい
なって)練習しました。ズタボロに
が ズ タ ボ ロ に な る く ら い( 直 前 に
ました。私たちはそれに向けて、心
大会に奇跡的に出場することができ
県大会から勝ち上がってきた学校
会に進む事は出来ませんでした。各
の演技が出来ましたが、その上の大
関東大会では、自分なりに精一杯
技が出来るようになりました。(笑)
目を当てられるくらいにはマシな演
や 指 導 を 頂 き、 日 々 の 練 習 に 励 み、
先輩や先生たちに多くのアドバイス
い な ど 様 々 な 課 題 が あ り ま し た が、
を良い作品に創り上げることができ
全てを出し切れて、「夜長姫と耳男」
番 で は 以 前 し た よ う な 失 敗 も な く、
先生たちで頑張ってこれました。本
もらい、応援があって、部員全員と
北関東大会まで色々な人に支えて
ず、悩んだこともありました。
で、どう説明すればいいのか分から
です。人に説明することが苦手なの
だと感じ、一番悩んだのがシュート
す。ありがとうございました。
生の思い出になると私は思っていま
が出来たことは、私たちにとって一
とができ、ひとつの作品を創ること
北関東大会という大舞台で演じるこ
ただいた方々に感謝をして、そして
す。また、ここまで応援してきてい
ることができて本当に良かったで
でも大きな失敗もなく、無事終え
だ」と思って。
会を目指して頑張りたいです。
えると、やってもやっても終わらな
て、慣れない事を沢山して頑張って
ち と シ ー ン 作 り、 シ ュ ー ト の 確 認、
頑張りたいです。ありがとうござい
い課題のような、ある意味辛い部活
きました。初めの頃は、声が出ない・
す。役柄的に私・山田愛菜は、体が
は、どの学校もやはりレベルが高く、
回関東高等学校演劇研究
です。1月
めちゃくちゃ弱いのに、頭が良く演
格が違っているように感じ、とても
れた、第
技も上手い部長に、日々「バケモノ」
講評 白石先生
文学が原作ではあるが、テンポが
と馬鹿にされ、不器用で毎日直そう
これからも日々、部員と支えあっ
たと思います。
今回の経験を活かし、これからの
勉強になりました。
て心や精神がボロボロになっている
としても直せず、ダメ出しを練習し
のメンバーでの劇が今日で最後なん
滑 舌 が 悪 い( 今 も か …)・ 動 き が 悪
!!
日、2月1日に開催さ
もっと上を行けるように、負けずに
た だ き た い と 思 う の で、 進 化 し て、
かを考えてしまいます。
の反面、上手に指導が出来るかどう
10
シートの修正など練習をたくさ
cue
んしました。その中で私が一番大変
31
50
『
』
Nippon,
cha
cha
cha!
》
吉
野
由理香+上田千曲高校演 《優 良 賞
劇班・作
》
松
本 蟻ヶ崎高等学校演劇部と日下部英司・作
《優 秀 賞
こに気遣うだけでも、ずいぶん印象が変
で、互いの関係性は変わるはずです。そ
か、数週間、数ヶ月一緒に働く人なのか
でしょう。たとえば、相手が初対面なの
魅力が出ると、まったく違う台本になる
いです。セリフのひとつひとつにもっと
ました。ワクワクするラストもすばらし
作者の機関車やSLに対する愛情を感じ
● 工 具 の 名 前 な ど に リ ア リ テ ィ が あ り、
んには見えるのだろう」と一歩進んで考
こ と が わ か る が、「 な ぜ ス ス ム、 お ば さ
☆早い段階で、おじいさんは死者である
思った。
んな食堂にいきたい」と私は読んでいて
とても暖かな空気を作り出していて、「こ
☆また、食堂のおばさん、おじいさんが
がとても好印象に思えた。
●☆自信がないススムと整備士との関係
体的にしてもよかったと思いました。
が見届けるススムの成長を、もう少し具
よかったので、その分消えゆくおじさん
がします。また、おばさんとおじさんの
守)・作
(梓川高校) 別れのシーンが切なくしんみりしていて
表現してほしいと思った。
外でも、蒸気機関車に関するアイテムで
めてではない」という感覚を「饅頭」以
徐々に増えていくけれども、なぜか、
「初
ではなくて、蒸気機関車に触れる機会が
いさんの昔話で記憶?を取り戻した」の
ム は 過 ご し て い る。 だ か ら こ そ、「 お じ
な い、「 納 得 の い か な い 」 日 々 を、 ス ス
れの蒸気機関車に触れる機会が非常に少
ル機関車」の整備を行っていて、あこが
姿に、「成長」を感じた。
門的な知識や常識があるわけではありま
わるのではないでしょうか。
えながら読むことができた。
『ふぁみりあ!』
》
村
山
恵美・作
《佳 作
『吾輩ハ、猫ニナッテシマッタノデアル。
』
同じです。
そんなことを言ってしまうと、この後
た。ただ、主人公の成長が、前世の記憶
ルジックな雰囲気の作品だと感じまし
音がすぐに聞こえてくるようで、ノスタ
姿が見えるのか?」ということがわから
〇ただ、なぜ「おばさんもおじいさんの
たことが、すっきりと入ってきた。
車に乗っていた少年の生まれ変わりだっ
言葉の豊かさ、セリフのやりとりに、キ
ん と 言 っ て も セ リ フ の 言 葉 が 良 い で す。
先生の人物造型にリアリティがあり、な
●読後感さわやかな作品です。主人公と
ノデアル。』
本年度の選考会議は3時間超におよ
の各選考委員の皆さんのコメントに限界
がよみがえったことによる、という展開
村山恵美・作(岡谷南高校)
創作脚本の選考ですから、実際に発表
があるということなのかと思われてしま
くことが劇そのものです。従って、実際
ら舞台の上の空間に戯曲を具現化してい
読み物としての戯曲の行間を発掘しなが
割 す る こ と は 実 は 容 易 で は あ り ま せ ん。
んだ戯曲の評価でありますが、そこを分
の選考です。やれる限りのことをやって
るかぎりのことをやるのがこの創作脚本
いのですが、先ほどの前提で我々が出来
うかもしれません。そういうことではな
たときに起こるものなのではないでしょ
運転し、最後の不安との戦いを乗り越え
な主人公の成長は、現実に蒸気機関車を
が、おしいような気がしました。不安定
いのではないかと感じた。そう考えると、
うだけで、特別の存在として伝わりにく
と き に、「 食 堂 の 優 し い お ば さ ん 」 と い
在ということがわかるが、劇としてみた
ない。台本の人物紹介を読めば特別な存
一方で、猫になったナツメが遭遇する
出来事が弱いと思います。もっとヤマ場
気が利いています。
で の 上 演 を 念 頭 に 置 い た ト 書 き の 数 々、
ラリと光るものがあります。また、舞台
と、ナツメの成長、舞台の盛り上がりに
うか。もう少し先を見てみたい作品でし
つながるでしょう。
集めた衆知の結果としてご覧いただきた
れる人も特別なのか?と考えてしまう。
の舞台は、そこを矛盾なく両立している
〇ススムがおじいさんの機関車に乗って
二年続けて、この作者の台本を読むこ
とができたのは、選考委員としてうれし
としてのシチュエーションを設定できる
●淡々と話が進む中で、現実と非現実が
いた少年の生まれ変わりであったことは
いことの一つでした。ぜひ夢や想像の世
食堂自体も特別な場所なのか?そこに入
うまく交錯していました。ただ、大きな
とても面白くて、「いいなあ」と思った。
界でなく、現実世界のドラマを描いてほ
た。
は、そこはどう演じているのかはわから
物語のヤマがなく、全体的にちょっと単
また、おじいさんの話をきいて、過去の
いと思います。
な い こ と も 多 い の で す。 反 対 に い え ば、 【選考委員】
調な印象でした。馬賊に襲われたところ
記憶?もってススムが自信に満ちていく
て現実的に多いでしょう。
らすごくよくわかった、ということだっ
読んだときにはわからなかったが、見た
がひとつのヤマだったのかもしれません
しかも、書く側も読む側も、決して専
中山希久子(坂城)
沖津 明香(野沢北)
田中 聖子(穂高商業)
新海 隆博(松川)
が、あくまでも回想の中の出来事なので、
のでしょうが、戯曲を読んでいる段階で
感しました。
された舞台の評価ではなく、あくまで読
改めて、戯曲の選考という難しさを痛
〇 た だ、 物 語 の ス タ ー ト は、「 デ ィ ー ゼ
せん。
●「自信がない」という主人公が、厳し
☆だから、ススムがおじいさんの話を聞 『吾輩ハ、猫ニナッテシマッタ
本筋での盛り上がりには欠けたような気
さらに、おそらく誰がやっても付いて
い口調と指導の整備士、主人公の前世を
くうちに、ススムが昔おじいさんの機関
南海千華(窪田
回る、評価の基準というものへの納得し
知るおじいさんという人々との関わりの
【選評】
び、委員の中で意見が割れた作品もいく
がたさがあることも、脚本の評価であろ
中で成長するという物語。蒸気機関車の
《最優秀賞》清水信一・作
つかありましたが、最終的に右記のよう
うと実際の舞台の評価であろうと、全く
『銀河鉄道の夜~吉里吉里国ものがたり~』 『つきのみや蒸気鐵道株式会社』
な結果となりました。
2014 年度
創作脚本賞
選考結果
【選考過程】
(16)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
らも書いてください。
(ご本人の好みはともかく)。ぜひこれか
この作者には現実世界が似合っています
しいと思います。猫や妖怪の世界よりも、
あることがとても面白い発想だと思っ
とを「猫になる」ということで表現して
いることに向きあえず、逃げるというこ
●☆高校生の進路 将
(来 に
) 対する悩み
リ フ 回 し も ギ ャ グ の 応 酬 も テ ン ポ 良 く、
んが、面白く、圧倒される作品です。セ
●正直、よくわかりません。わかりませ
ナツメが将来に対してわからなくなって 『ゴーゴリの不完全性定理』
を う ま く 表 現 し て い る な あ … と 感 じ た。
気 が 利 い て い ま す。 そ も そ も 高 校 生 が
しまいました。ただ、キャストも場転も
読み進めていると、消化不良を起こして
セージが込められているのか、と考えて
意 味 が あ る の か、 そ の 場 面 ご と に メ ッ
品でした。セリフのひとつひとつに深い
(丸子修学館高校) 容で、一読しただけでは理解に苦しむ作
一つの台本にまとめ上げる構成力に本当
☆ 高 校 生 が、 ゴ ー ゴ リ の 作 品 を 読 ん で、
の作品の世界観が好きになった。
とがなく、この脚本をよんで、ゴーゴリ
前だけ知っていて、作品を全然読んだこ
● ☆ は ず か し な が ら、「 ゴ ー ゴ リ 」 の 名
く猫からの視点で人間を描けるのだか
ず、惜しいなあ、と思いました。せっか
その分、後半が失速していった感が否め
しまいました。
した。ネコ語のくだりも、思わず笑って
時には手遅れ。ここまでの勢いが見事で
の間にか先生に主導権を握られ、焦った
を受け流していたはずのナツメが、いつ
に変化して、のらりくらりと教員の言葉
室の風景から、急展開で非日常的な世界
ごく面白かったです。ありきたりな進路
●前半、ナツメが猫になるまでがものす
せる作品作りに、今後も期待します。
が否めません。軽快さの中に深みを持た
もしれませんが、ライトノベル的な軽さ
じました。作風としてあえてそうなのか
立させている筆力に、今後の可能性を感
自然であったりと、大胆さと丁寧さを両
く話を進めてくれたり、ボスとの交流も
に、こちらが違和感を持つ前にテンポよ
れるなど実際にはありえないことなの
担任の先生が猫になる方法を見つけてく
ター 性
(格 の
) 共通部分を増やすと面白
〇 ボ ス と 先 生 が 兼 ね 役 な ら、 キ ャ ラ ク
りしていても面白いかもしれない。
多少自分の進路にたいして悲観していた
ツ メ が 自 分 の 将 来 に 無 頓 着 で あ っ た り、
メが「猫になる」というなら、もっとナ
〇進路相談を早く打ち切りたくて、ナツ
能性)」がもっと強く輝くのではないか?
きりするなら、人が持っている「希望(可
〇「猫が嫌だ」ということがもっとはっ
ように思える。
という言葉に変えた方がしっくりとくる
ツ メ の( 人 間 の ) 持 っ て い る「 可 能 性 」
む う え で は、「 希 望 」 と い う よ り も、 ナ
間の)希望とは何なのか?この台本を読
る感じがする。そもそも、ナツメの(人
・「 希 望 」 と い う も の が、 唐 突 に 出 て く
思う。
意味「べた」な展開のほうがよかったと
いい」→「人間に戻りたい」というある
活がきつい」→「人間であることの方が
→「猫の生活が楽ではない」→「猫の生
猫になったシーンでは、「猫の生活が楽」
ひいろいろな人に読んでほしい、心に残
ん。残念ながら受賞を逃しましたが、ぜ
真似したくともできるものではありませ
量を成立させる部の力、どれをとっても、
しかしながら、この濃密な世界、圧倒
されるほどの熱量、このテンポやセリフ
と思います。
客席を結ぶ役割として機能させてほしい
JKを宙ぶらりんな存在にせず、舞台と
には、例えばトーストを食べる女子高生、
への配慮がほしいところです。そのため
め に も、 も う 少 し 観 客 の「 わ か ら な さ 」
感情移入の難しいこの台本をやり切るた
は、 あ ま り 親 し い 存 在 で は あ り ま せ ん。
そしてもう一つには、恐らく多くの観
客には、ゴーゴリさんやプーシキンさん
つの原因なのではないか、と考えます。
いる、それがこの台本のわからなさの一
たちのにぎやかさで、喪失感が薄らいで
なのかな、という気がします。周りの人
して、もしかすると舞台があまりに饒舌
ものを失う人たちです。その喪失感に比
主要な登場人物たちは、自分の大切な
あ り お も し ろ く 読 む こ と が で き ま し た。 ・現実逃避?でナツメが猫になるのなら、 「 ゴ ー ゴ リ 」 に 挑 戦 し、 自 分 た ち の 世 界
ることができませんでした。ロシア文学
ところまで、申し訳ありませんが感じき
が残念で、「よくわからないけど面白い」
いうような下りが終始出てきたりするの
しょうか。ロシア人の名前が面白い、と
わ な い、 と い う 所 は 保 た れ て い た の で
でも、原作そのものに向かう真摯さを失
劇的でした。ただ、台詞回しは不真面目
な、次々の移り変わるシーンがとても演
滅裂な作りを敢えて演出するかのよう
ました。会話の応酬も小気味よく、支離
れば楽しかったんだろうな、と想像でき
重ねたり・・・という作業は、作業とす
●同じ作者のいくつかの作品を並べたり
と思います。
品づくりは、多くの高校生の参考になる
世界に、これだけどっぷりと浸り込む作
校生活を送っていればのぞくことのない
ような気がしました。おそらく普通の高
出だなと考えると、おもしろみがわかる
ゴリの純粋さ、一途さを味わうための演
ない作品だ、と思ったのですが、このゴー
れました。最初は、なんだかよく分から
リの純粋さが際だって美しくイメージさ
多くてごちゃごちゃしている分、ゴーゴ
やりとりが「悪ふざけ」もしくは「表現
〇だから、それぞれの場で、どうしても
思っているのでぜひ知りたい。 )
が あ っ て 感 情 が、 表 現 が 生 き て く る と
してはすごく知りたいし、動機 気
( 持ち
か 」 と い う 動 機 が 見 え な い。 私
( 個人と
に た い し て、「 な ぜ そ れ を 表 現 し た い の
〇 ま た、「 自 分 た ち の 表 現 し た い こ と 」
配になった。
展開から取り残されてしまわないかと心
どうなるのだろうと思った。自分が劇の
せるが、それができない「劇」となると
いつくのが大変だった。文章だと読み返
が次々と出てきて、私は、読んでいて追
〇 た だ、「 自 分 た ち が 表 現 し た い こ と 」
ておもしろい。
レートに表現しようとする姿が想像でき
☆「自分たちが表現したいこと」をスト
のか本当に気になる。
☆この複雑な構成をどのように上演した
た。
ごく感心したのと同時に見事だと思っ
からこそ出来たのではないかと思う。す
もできない。演劇部員全員で作り上げた
に驚いた。おそらく私がやれと言われて
残ってしまいました。
●「将来への希望」をテーマにした、引
た。
ら、人間に戻った時の心の変化に影響す
いのではないか。
感じました。
ワクさせてほしかった、と期待を込めて
●いくつかの作品を折り重ねており、軽
る作品です。
温度差が開きすぎているような印象が
の独特な雰囲気と、この脚本そのものの
お客さんは『????』」に見えてしまう。
し て い る 自 分 た ち は す ご く 楽 し い け ど、
観に巻き込んでいる時点で脱帽です。
るような事件を起こして、もう1回ワク
妙なセリフ回しで次々と展開していく内
き込まれる展開の作品。高校生の現実的
丸子修学館高校演劇部・作
な悩みを扱いながら、発想には意外性が
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(17)
)
したら脱帽である。
えさせることを、あえて意図していたと
・以上すべてを、観客や台本の読者に考
のか?それともフィクションなのか?
ンは、本当のゴーゴリの心情を投影した
〇ゴーゴリ、イワン、プーシキンのシー
は、と思いますが、結局最後まで、長野
ティックな展開があってもよかったので
マ が 重 た い だ け に、 も う す こ し ド ラ マ
を引きつける構成となっています。テー
てぶつかるのか、という緊張が、読み手
生 の 思 い は、「 拳 銃 」 と い う 暴 力 を 介 し
作品。長野の高校生の思いと沖縄の高校
ていかなければいけないテーマを扱った
を背けてしまいたくなるけれど、見つめ
をこれでもかと選んでいる。しかし、「高 『ふぁみりあ!』
「高校生には重すぎで未消化なテーマ」
イトスピーチ」、「ナショナリズム」など、 吉野由理香+上田千曲高校演劇班・作
島第一原発事故」、「沖縄の基地問題」、「ヘ
れ な い が、 あ る 意 味、 こ の 台 本 が、「 福
心に残った。私の勝手な読み込みかもし
を選んだところ」をいうシーンが非常に
で「高校生には重すぎて未消化なテーマ
☆劇中のダンス部のダンスに対する講評
ことで、深く考えさせられた。
というメッセージがあるように思えた。
た り、 や め て し ま わ な い よ う に し よ う 」
て、考えたり、表現することをためらっ
おして、「高校生だから『重すぎる』と言っ
揃いも揃って母親の職業と同じ道を選ん
人姉妹全員の母親が違うとか、娘全員が
へんテンポの良い楽しい脚本でした。7
●登場人物の性格がわかりやすく、たい
きたように思いました。
れたら、読み手としてもっと感情移入で
情?)には、リアリティを感じさせてく
か も し れ ま せ ん が、 肝 心 な と こ ろ( 愛
ド ルを!」 と 思 う ほ ど、 役 者への要 求 が
縄の高校生2役、など「ここまで高いハー
てはダンス部のダンスシーン、 松本と沖
き合う台本です。 その上で、 上演に際し
は・・・という大きなテーマにまっすぐ向
●国とは、 民族とは、 ナショナリズムと
ま し た。 わ か り や す い 闇 の 声 や、「 痛 い
が微妙な台詞の変化を通して伝わってき
未来は変わっていくという希望、それら
●くり返される同じ場面、でも少しずつ
改めて考えるきっかけとなりました。
か、社会を考える契機となるものなのか、
というものは、ドラマを楽しむものなの
現実なのだ、と思わされました。「演劇」
日下部英司・作(松本蟻ヶ崎高校) 縄の現状も変わらない。そして、それが
がいる長野の高校生と沖縄県の高校生と
ム」の問題に対し、福島県からの避難者
題」、「ヘイトスピーチ」、「ナショナリズ
☆「福島第一原発事故」、「沖縄の基地問
た。
つの視点を中心とする展開がとて
マなんてあるのか…と深く考えさせられ
もそも高校生にとって「重すぎる」テー
表現することためらってもいいのか?そ
いのか?「重すぎる」から自分の考えを
校生には重すぎる」から考えなくてもい
ていくならば、是非いつか上演したいと
の遠慮のない会話や鋭い洞察から展開し
るあたりはもったいなく、姉妹ならでは
お互いの窮状や悩みがほぼ独白で語られ
じ る と こ ろ は も ち ろ ん あ り ま す。 ま た、
いトシになって、今更? しかも三日間
も仕事や学校を休んで?など、無理を感
まる設定については、それぞれがもうい
ました。お父さんの再婚を機に姉妹が集
共にあたたかい時間を過ごすことができ
●読者として、魅力的な登場人物たちと
●☆
感じました。
ションに固定してもよかったのかな、と
ずっと同じ部屋の中というシチュエー
す べ て の 悩 み が 家 族 内 に 帰 結 す る な ら、
部 分 に や や 無 理 を 感 じ ま し た。 ど う せ
り下げていく作りも面白いと思いまし
まず出しておいて、それぞれの独白で掘
読むことができました。登場人物を全員
ジーだと割り切れば、さほど違和感なく
もありますが、それをある意味ファンタ
(上田千曲高校) でいるとか、現実的ではない点がいくつ
の高校生に劇的なドラマは起こらず、沖
大きく、 たじろいでしまうほどです。 逆
大人」の登場により、それでもこれから
いう
人の個性(キャラクター)それぞ
書きたいと思っても書けない、問題作
です。このような作品をつくろうとする
います。
の立場への理解がより生まれるように思
たいと思います。それによってそれぞれ
してしまうのか、彼のドラマをもっと見
先鋭化する下平はキーパーソンの一人
だと思いますが、一体なぜ下平は先鋭化
楽しませる要素が盛り込まれています。
テレビ番組、 ダンスなど、 次々に観客を
●☆多様な価値観、考え方のぶつかり合
しかったと思いました。
ふれ出てくるような言葉を台詞にしてほ
も、高校生自身が考え、成長する中であ
に想像させる劇にするなら、多少稚拙で
け多くの深刻なテーマを、敢えて多元的
オスプレイ、ヘイトスピーチと、これだ
生々しい被害、沖縄の米軍基地移転問題、
じてしまいました。福島の原発や津波の
意識を持った大人」からの目線を強く感
る作品でした。ただ、どうしても「問題
う清々しい決意表明のようなものを感じ
とであり、だからこそ、この劇全体をと
ピーチ」、「ナショナリズム」といったこ
発事故」、「沖縄の基地問題」、「ヘイトス
題 十
( 字架 」)がたとえば、「福島第一原
示しているように思えた。その「重い課
負っていく、「重い課題 十
( 字架 」)を暗
リ フ が、 現 代 の 高 校 生 若
( い世代 が
)背
をかえる」、「重い扉をあける」というセ
☆ 最 後 の 方 の 場 面 で、「 変 わ ら な い も の
分かりやすく伝わってきた。
る場面では、一面的であることがとても
時としてぶつかり合い、また、それがあ
も 新 鮮 で い て、 多 く の 考 え 方 が 存 在 し、
す。虚構のおもしろさを失ってしまうの
物語としても、どこか薄い印象がありま
現 に リ ア ル な 色 が な い た め、「 家 族 」 の
ではなく、かといって父の存在や愛情表
存在となった「姉妹」の物語であるわけ
になりました。父親が徹底的に不透明な
作 品 な だ け に、「 父 」 の 存 在 の 濃 度 が 気
いる構成も秀逸です。ただ、それだけの
を、明るい展開の中にうまく織り込んで
になりがちな家族の問題と個人の悩み
ていて、筆力の高さを感じました。深刻
●登場人物の個性の描き分けが徹底され
思う作品になるはずです。
〇 末 っ 子 の 葉 月 が 主 人 公? の よ う だ が、
立たせていたように感じた。
みを語り、それがさらに姉妹の個性を際
☆姉妹それぞれの独白が、それぞれの悩
して伝わってきた。
妹愛」や「家族愛」の大切さ?が劇を通
にとても暖かな印象をうけた。暖かな「姉
をきっかけに、一つにまとまっていく姿
☆バラバラだった姉妹が、父の再婚騒動
れが個性に反映されていて面白かった。
なるということがわかってきて、またそ
進めていくうちに、それぞれの母親が異
れ際立っていてとても面白かった。読み
』
『 Nippon, cha cha cha!
に言えば、作者はそれだけ部員を信頼し
先の未来を作るのは高校生なんだ、とい
勇気に感服します。
いを現代日本の重要なテーマを多く扱う
「日本」という集団の意識の問題
●沖縄の米軍基地問題、福島の原発問題、
7
目
・・・
2
た。ただ、最後に物語が大きく展開する
ているのでしょう。HR、ワークショップ、
松本蟻ヶ崎高等学校演劇部と
(18)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
人にするとか、母親を同じ
た。 い
( っ そ の こ と、 姉 妹 の 数 を も う 少
みが薄れてしまっているようにも思え
姉妹の個性が際立つがゆえに、葉月の悩
り語られていないような気がした。また、
彼女の悩みが、姉妹の中での関係であま
のではないでしょうか。「吉里吉里国」「銀
最初の「星の王子様」が浮いてしまった
を 入 れ て 震 災 を 予 感 さ せ る 構 成 な の で、
中に「フクシマ」を連想させる登場人物
ちに寄り添えました。ただ、銀河鉄道の
戻された時に、無理なく登場人物の気持
みがそのまま残り、震災後の現実に引き
代 で あ る 私 に と っ て、「 吉 里 吉 里 国 」 と
☆「ミニ王国ブーム」をよく知らない世
題だということを認識させてくれた。
「 収 束 」 で は な く、 こ れ か ら ま だ 続 く 課
キャラクターが、福島第一原発の問題も
会社の社長、なみえ、ふたば、といった
☆犠牲になった人たちだけでなく、鉱山
輔」は徹底して「夢」の象徴であること
が現実社会の象徴的な存在であれば、「雄
い 物 語 で し た。「 母 」 や「 職 場 の 先 輩 」
生きるのか、という葛藤で、わかりやす
●テーマは、夢を追うのか、現実社会を
本です。
イスをもらいながら、再考してほしい台
〇最後のシーン「(音楽が)中途半端じゃ
も併せて強く伝わった。
伝わってきた。また、男同士の、「友情」
と葛藤する「おーちゃん」の対比がよく
と、「現実を考え、夢をあきらめようか」
を追いかけ続ける」純粋な「雄輔」の姿
か で、「 夢 を あ き ら め き
(れ な
) い 」「 夢
時が過ぎ、また東北の地から離れた長野
●美しい作品です。震災からしばらくの
たり~』
をぐっと呑み込んで、静かに丁寧にひと
ふつふつとあふれ出そうな怒りや悲しみ
い が ち に な り ま す。 で も、 こ の 作 品 は、
ると、過剰な主張がセリフになってしま
●とかく、震災や原発事故をテーマにす
の扱いは難しいと感じました。
た。いずれの作品も主役級なので、脇役
げる方法はなかったのかな、と思いまし
様」以外のもので、最後のセリフにつな
の 悲 し み を 描 く の で あ れ ば、「 星 の 王 子
河鉄道」という舞台を借りて、「フクシマ」
み取れた。
とを暗に示しているのではないかとも読
ティが壊れて(壊されて)しまった」こ
設住宅や原発事故により昔のコミュニ
とれた。私の勘違いかもしれないが、「仮
意味で、コミュニティの助け合いがよみ
吉里」が「地域のコミュニティ」という
で し ま っ た が、 そ う で は な く て、「 吉 里
ムを懐かしむものか?」と先入観で読ん
できた。また、最初「吉里吉里国」が「ブー
いう言葉から、新しい知識を学ぶことが
ついて、深く考えさせられる作品でした。
む印象があるからです。夢を追うことに
主人公たちが「夢」という暗黒に突き進
す。 最 後 の 曲 で は、 歌 詞 を 見 る か ぎ り、
のメロディーや演出は非常に気になりま
劇中いくつかの曲が歌唱されますが、そ
てもよかったのではと思いました。また、
れば、いっそ完全な子どもとして登場し
印 象 を ぬ ぐ え ま せ ん。「 夢 」 の 象 徴 で あ
はありますが、中途半端に大人で、幼い
「雄輔」はもうすぐ三十歳という設定で
が 描 き き れ る と、 な お よ か っ た の で は。
てそれを自覚しているのであれば、もっ
剣で、「先輩」が過去に「中途半端」であっ
し ま う。 逆 に、「 雄 輔 」 た ち が 本 当 に 真
というセリフはただの言い訳に聞こえて
や「おーちゃん」の「中途半端じゃない」
本当に中途半端に見えたのなら、「雄輔」
したのか?「先輩」からみて「雄輔」が
〇「先輩」がなぜ「雄輔」を見て怒り出
ない。
持ちが劇中からはいまいち、伝わってこ
端じゃない」というのか?その根拠?気
ない」というセリフだが、なぜ「中途半
人にするとかしたらなどと思っ
し減らして
県で、抑制のきいた距離感が私には好ま
つの「おはなし」として紡いでいるのが
と違う感情に原因を発する怒りになるの
たが…どうなのだろう?
し く、 安 心 し て 読 む こ と が で き ま し た。
●アーティストへの夢を追いかけるアラ
ではないか?「先輩」がただの八つ当た
)
原作『銀河鉄道の夜』はこのようにして、
見事でした。銀河鉄道を旅しながら、あ
サーの男性2人がいて、現実との折り合
信一・作(長野東高校)
その時代その時代にふさわしく生まれ変
る悲しい予感が少しずつ形になってい
清水
わることができるのだと、今更ながら学
ティー」を感じさせるものがあると、よ
もっと「吉里吉里国ならではのコミュニ
吉 里 吉 里 国 に つ い て、 説 明 セ リ フ の
中 で 語 ら れ る だ け で な く、 実 感 と し て
本です。
います。多くの高校生に読んでほしい台
と、上演効果もじゅうぶんに考えられて
●☆宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をベー
ても素敵な作品でした。
伝わり、思わず感情移入してしまう、と
し作品そのものも大切に扱っているのが
した。ベースにする宮澤賢治や井上ひさ
説明はないのに、しっかり伝わってきま
の進行に必要な内容だけのセリフが多く
ます。ただ、中盤から最後にかけて、話
は、軽いセリフのやり取りが楽しく読め
台 で し た。 台 本 の 四 ペ ー ジ く ら い ま で
ストの熱唱がさわやかな印象を残す舞
●地区大会で舞台を拝見しました。キャ
に心に染み込んできました。何も余計な 『記憶の道』
ぎ て、「 ど こ か で 見 た こ と の あ る、 読 ん
くなっていました。ただ、わかりやすす
なお説教をしたりと、設定もわかりやす
きて嫌な台詞を吐いたり、母親が現実的
実世界の代表のような会社の先輩が出て
れ、爽やかな作品になっていました。現
エーションですが、歌が効果的に挿入さ
〇前述の点で述べるなら、母親が「おー
か」ぶれているように思えてしまう。
それとも「夢をあきらめてほしくないの
息 子 に「 現 実 の 中 で 生 き て ほ し い の か 」
と聞くのはなぜなのだろうか?「母」は
るのだが、その一方で「路上ライブは?」
〇「おーちゃんの母」が息子に現実を迫
輔」の純粋に夢を追いかける姿に心の安
ちゃん」にたいして強烈に「現実」意識
心を求めているとすると、「おーちゃん」
だことのある」お話だなあ、という印象
ジ ナ ル な 工 夫 が あ る と よ か っ た か な あ、
の葛藤が際立つのでは?
スに進む物語が、東日本大震災を鮮明に
と思いました。
させ、「おーちゃん」はそれから逃げ、「雄
第三者を登場させるといいのではないで
●☆「おーちゃん」、「雄輔」の会話のな
が拭えなかったのも確かです。何かオリ
しょうか。
・登場人物のせりふを通じて、東日本大
しょうか。また、暗転でなく、サスで処
なってしまったのが残念です。そうしな
●震災という苦しい出来事を、銀河鉄道
震災が私たちに突き付けた多くの課題を
理できる場面もあります。大人のアドバ
いために、たとえば主人公二人を見守る
の 風 景 の 中 に 溶 け 込 ま せ た 美 し い 作 品。
浮き彫りに冴えてくれていた。
思い出させてくれた。
銀河鉄道の作風の中に流れる静かな悲し
りオリジナリティーが出るのではないで
りに見えてしまう。
き、冒頭と最後の場面対比がとても痛切
島田力規王・作(長野日本大学高校) い に 葛 藤 し て、 と い う よ く あ る シ チ ュ
にして
5
びました。言葉の美しさはもちろんのこ
7
の夜~吉里吉里国ものが
『銀河鉄道
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(19)
伊藤瑞苗・桑原かすみ・作
てもう一つ、大人の描き方です。あまり
ちの気づき・成長を奪っています。そし
して説明することが、かえって主人公た
うか。猫が「全てを知っている存在」と
注文をつけるとすると、まず一つには、
「泥棒猫」はいらないのではないでしょ
す。
に触れてもいて、非常に可能性を感じま
や多面体としての真実など、深いテーマ
台本です。しかも、信じることの危険性
描いているのも好ましく、わかりやすい
かれています。また、対立をはっきりと
●主人公の二人が素直でかわいらしく描
ダー個人の問題に帰結させてしまったの
す。結局、信者・反対勢力それぞれのリー
たら、面白かったのではないかと思いま
もう少しわざとらしく皮肉を込めて描け
かりやすく、
また神の実態
(ただの犬?)
も、
のが残念でした。時代設定をもう少しわ
まとめのような台詞を喋らせてしまった
設定でした。ただ、最後に子ども自身に
て象徴的に描かれていて、面白いテーマ
うさ、滑稽さ、などが子どもの目を通し
●信じる者と迫害する者、偶像崇拝の危
かったのでは。
読み手に考えるヒントを出せるとなおよ
で、「泥棒猫」などの存在をうまく使い、
いファンタジーかと思ってしまったの
させられましたが、一度目にはただの軽
(飯田女子高校) うか。二度目に読んでみてじっくり考え
設定は、もっと活かせるとよいのではな
で、「リスキー」「片付かない」といった
わかり、理解できました。せっかくなの
テーマが「将来への不安」であることが
ま し た が、 最 後 ま で 読 む と こ の 物 語 の
らスタートするのか、という疑問があり
いう間に見せる作品。なぜ「予備校」か
●アップテンポで展開し、明るくあっと
切られるかもしれません。
求められそうです。また、原作の「アリ
にならないようにするには、演出の腕が
いただきたいです。ただし、ドタバタ劇
ます。要望としては、ぜひ楽譜もつけて
にかく、気のきいたセリフに魅力があり
る学校も多いのではないでしょうか。と
このようなミュージカル風のファンタ
ジーは、いつかやってみたいと思ってい
す。どこか違う方向を向き、ものの考え
生まれる余地がない気がしてしまいま
雰囲気の持ち主であるために、ドラマの
ただ、四人の登場人物が結局のところ
は、同じようなことで悩む、同じような
伝わってきます。
の空気や登場人物たちの思いはまっすぐ
ない作者かと思いますが、不思議な世界
た。おそらく脚本を書くのには慣れてい
●「 書 き た い 」 思 い が 伝 わ る 作 品 で し
けがあるだろうという期待が、最後に裏 『シアワセ』
ス」を知って読むと、もっと次々に仕掛
方や感じ方の違う登場人物から、何かが
ました。
う一工夫できたのではないかな、と感じ
的に出てくるのだから、最後の落ちをも
話の雰囲気満載で、知恵者猫なども効果
も、もったいなかったです。せっかく童
た り す る の で、 一 人 一 人 の 登 場 人 物 を、
とした事情にもまったく触れていなかっ
まった面も否めません。遙くんが命を落
マにしながら軽すぎる印象になってし
描ききっていました。その分、命をテー
したが、じめじめとさせずに、カラッと
受け容れられない人たちが、前向きに生
伝わってきました。死んでしまうことを
盾がなく、入念に構成して仕上げたのが
るのに、時間軸もよく計算されていて矛
た。登場人物の相関関係が入り組んでい
りきれない点でありました。
いのかわからないという点が、物語に浸
読み手としても、この「遙」という人物
する「こちら側」の人間でもないらしい。
来事に対して驚き、悲しみ、そして成長
ちら側」の人間というわけではなく、出
す。最初からすべてをわかっている「あ
か。ペットにとって人間は必要なのかど
に愚かで魅力のない人物として描いてい
いでしょうか。また、夢の中の世界とい
生まれるのではないでしょうか。
『犬の神』
るのが残念です。たとえば、妻を奪われ
ももったいなく、もっと人間の集団心理
う 設 定 で あ っ て も、「 有 紗 」 と は 無 関 係
きたい思いを語る、という難しい作りで
の中間の「シアワセ」な場所のお話でし
●死後の世界と現実世界、ではなく、そ
に共感していいのか、何かを期待してい
た長には、長の苦しみや真実、歪みがあ
の愚かさなども皮肉を込めて描く余地が
ではないのだろうし、もう少し現実が垣
鈴木千代花・作(箕輪進修高校)
るはずです。難しいことかもしれません
あったのではないかと思いました。
う視点があると、より台本に深みが出る
メソッドなど、気のきいた言葉がならび、
●まず、序盤のリスキーハイスクールの
いていってしまう展開に、少し無理を感
分、だんだん話が「料理のレシピ」に傾
次々に登場し、ワクワクしました。その
場するキャラクターがそれぞれの個性で
も 面 白 く、『 不 思 議 の 国 の ア リ ス 』 に 登
スキーハイスクールの皮肉を込めた設定
するのかが、明確ではないということで
という存在が物語上どのような役回りを
品でした。気になることとしては、「遙」
て幸せなのだろうかと考えさせられる作
う「生き方」(「死に方」?)は、はたし
だろうと。死んでも成仏はしない、とい
ました。そして、なんて残酷な物語なの
●登場人物の言葉や性格が美しいと感じ
さ ら に 夢 の 中 に 入 っ て い く 冒 頭 部 分 が、 人のアドバイスをもらいながら、ぜひま
哲・作
( 飯田風越高校) 素敵な劇の始まりを予感させました。リ た書いてほしいと思います。
〇のコメント→疑問や矛盾に思った点を
心した
☆のコメント→ストレートに面白い、感
さい。
メント
先生もおられました。参考にしてくだ
※以下のような注釈をつけてくださった
語られない背景まで含めて大切に描いて
間見える夢物語でもよかったのでは。
あげるといいなあと思いました。
が、その絶対的な力(大いなるもの)が、
大きな期待を持って読みました。片付か
じ ま し た。「 片 付 か な い 国 」 と い う タ イ
と思います。
とは言え、そのような問題がありなが
らもここまで書く力のある作者です。大
人間の象徴であり、争っているのがペッ
な い 国 へ の 扉、 中 幕 を 開 け る と こ ろ は、
トルがほとんど生かせていなかったの
●不思議な学習塾のシーンからアリスが
トたちの象徴であると考えると、なかな
あと1度か2度のためらいがあっても良
なのか、という価値観の違いが争いを生
かにおもしろい作品でした。人間という
いと思います。
トーリーはシンプルでわかりやすい。だ
』
Alice in Messyland
てまやかしの存在だと気づかされる。ス 『 片 付 か な い 国 の ア リ ス( 副 題 )
む。そしてそれは、幼く、純粋な心によっ
存在はペットに愛情を与えるものである
述べたコメント
etc 好 印 象 な コ
のか、それとも、支配するものであるの
● 絶 対 的 な 力 と は、「 神 」 な の か「 悪 」
福澤愛理・木村
が、そんな長など、大人たちにも寄り添
(20)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(21)
第
◆出店冥利に尽きた二日間でした。
いです。ありがとうございました。
先生方には、頭が下がります
年末や正月にもお世話になり、関係の
も確実に確認できましたので、ありが
き ま し た。 産 業 振 興 課 は も ち ろ ん、 主
◆とても気持ちよく販売させていただ
◆にぎやかで良かった。
良く出た。
るかと思い、出場校からの声も掲載し
野県開催の関東大会運営にも参考にな
むね順調に運営できました。今後の長
と思います。目に見える部分ではおお
できない場面で)不備は多々あったか
大会運営に関しては、おそらく様々
な見えないところでの(事務局の把握
りとりする方法は間違いが無くいい方
また、各係の先生とも直接メールでや
に ご 連 絡 を い た だ き 感 謝 し て い ま す。
◆日下部先生、清水先生を中心に丁寧
す。
でき、コスト等も削減できたと思いま
メールと電子データによるやりとりが
に し て い た だ き、 大 変 助 か り ま し た。
◆書類をWe bからダウンロードの形
の挨拶にもあったように、競い合うの
に し て 頂 き、 感 謝 の み で す。 会 長 さ ん
感じなかった。関係の方々に大変親切
のは3 校のみだったが、特に不都合は
◆当日雪だったので、時間に到着した
出場校打合せ会について
ました。
す。何から何まで本当にお世話になり
◆特に問題点はなかったように思いま
m(_ _)m たかったです。
催者の皆さん、生徒の皆さん方も礼儀
ます。
法だったと思います。
ではなく、出場の機会を与えられたこ
回関東高校演劇研究大会
正 し く、 協 力 的 で 感 じ が 良 く、 素 晴 ら
◆メールも含めて色々なことを素早く
◆メールでのやり取りは迅速かつ正確
)
し か っ た。 販 売 時 間、 休 憩 時 間 の ア ナ
対応をしてもらって、有りがたかった。
しても大変好評でした。
だき、大会中の飲食やお土産売り場と
ア「 千 曲 マ ル シ ェ」 さ ん の 協 力 も い た
で、大会期間中に地元のブランドフェ
あ り 得 ま せ ん で し た。 ま た、 そ の 関 係
プです。これがなくては今回の大会は
今回運営に関して本当にあり難かっ
たのは、千曲市の全面的なバックアッ
てきます。)
心 し て 携 わ り ま し た。( ち な み に 長 野
ともあり、準備する実行委員も顧問も
後ともよろしくお願いします。
ま し た。 あ り が と う ご ざ い ま し た。 今
流でき、本当に有意義な2日間になり
◆おかげさまで他のお店の方々とも交
なったと感じています。
りました。千曲市のイメージアップに
またここで行ないたい」との意見があ
者 か ら は「 千 曲 市 は と て も 協 力 的 で
で あ れ ば、 出 店 し て 良 い と 思 う。 参 加
ても、市外から参加者のあるイベント
◆今回のような大きなイベントでなく
いほうだった。
◆県外の参加者が多く、売上的には良
ありがとうございました。
取 り 組 ん で い た だ き 感 謝 で 一 杯 で す。
す。 特 に メ ー ル や
だき感謝していま
願いを聞いていた
ろいろと無理なお
◆ 対 応 も 早 く、 い
たのでしょうね)。
配はいらなくなっ
が、 今 時 そ ん な 心
と困ったでしょう
ルの不得意な方だ
ながりました。メー
間と時間短縮につ
き て よ か っ た。 手
◆メールが多用で
ます。
で良かったと思い
したいと思いました。舞台打合せ時間
していてよかった。自分の県でも継承
ブルを囲む形でやったことはすっきり
◆壇上に上がる人数を各校決めてテー
良かったです。
◆手順がはっきりと示されていたので
たと思います。
が、とても情のかよった雰囲気を作れ
をしたりするスタイルは初めてでした
て顔を合わせながら抽選したり連絡
と見ました。舞台上にテーブルを出し
実行委員会の柔軟な対応で切り抜けた
◆雪の影響でたいへんでしたが、現地
◆全く問題ありませんでした。
だったと思います。
う 意 識 が 芽 生 え ま し た。 良 い、 雰 囲 気
とに感謝し、学び合う仲間なのだとい
ア
( ンケートより抜粋
ウンスや、商品の紹介なども積極的に
◆予想以上の売上でビックリした。
◆この大会に携わった方々には、いろ
携帯電話の対応は
県での関東大会は必ず
年おきにやっ
回というこ
◆県外の参加者が多かったので土産タ
いろと心配していただき、おかげさま
が予め明示されていたので、時間調整
50
5
た。今回の関東大会は第
イプのものも良く出た。
迅速でしかも書類
2
で完売の二日間でした。感謝でいっぱ
31
◆高校生はその場で食べられるものが
2 0 15 年 月 日 ~ 月 1 日 の 日
程で関東大会が無事に開催されまし
― 千曲会場 ― の声
50
1
な打合せ会でした。装置搬入について、
間も短時間ですが取れたので、有意義
案の立ち位置について確認検証する時
行 き ま し た が、 う ち は 素 舞 台 ゆ え、 懸
しやすかったです。生徒は5 人連れて
も答えて頂き、感謝しています。
た。照明についてはわがままな希望に
来、本番の準備がスムーズに出来まし
◆大道具を袖に置かせて頂くことが出
した。
「
◆( 結 果 論 と し て ) 入 れ 替 え 含 め て
いたので、問題なく進みました。
◆前日に大道具の確認をさせていただ
んでした。
分リハ」の
搬出は手際よく、全く問題はありませ
し た と 思 い ま す。
◆スムーズに進行
だったと思います。
とても良い試み
閉会式のDVDも
難い対応です。
分 」 よ り、 明 確 に「
◆ 初 め て の 出 場 で、 慣 れ な い 舞 台 と
分入れ替え」の方がもしかしたら、
最後の校長先生の
本 県 で は 自 校 搬 入 だ っ た の で、「 や っ
「
は運営サイド(舞台係)が準備してい
これも本県の習わしで、バミリテープ
しまったことを反省しました。同様に、
きなかったので、説明を聞き洩らして
ませんでした。
タバタしてしまいました。申し訳あり
ることができました。終了時は少しバ
トしてくださり、何とか順調に進行す
舞台のスタッフの方々が丁寧にサポー
リハーサルを展開してくださりまし
べての学校が時間より早く、手際よく
スケジュールの関係もあり、リハー
サルの時間が一つの課題でしたが、す
県も見習わなくて
か り し て お り、 本
など、段取りもしっ
生徒の予めの配置
お話もよかったと
たので、前日になるまでそう思い込ん
◆特に問題はありませんでした。お世
た。大変勉強になりました。
わかりやすかったかもしれません。
でいる自分がいました。舞台係の先生
話になりました。気を遣っていただき
随 所 で 感 じ ら れ ま し た。 脱 帽 で す。 長
で 考 え、 ご 配 慮 い た だ い て る こ と が、
◆搬入なども含めて、「出場校の立場」
問題なし。
◆生徒の各係がよく動いていた。何も
リハーサルについて
にいかせればと思います。
大会でもありました。今後の大会運営
常識が違うことをあらためて確認する
打ち合わせにおける舞台係の説明に
は課題があるようです。県によっての
せんでしたが、もう少しシーリングは
とありがたく感じます(問題はありま
ターから多少アドバイスをうかがえる
られているので、スタッフのオペレー
特に照明は勝手が違うのと、時間が限
少異なり、戸惑う部分も見られました。
◆やはり地区によって会場の対応が多
きました。
舞台関係の方々には親切にしていただ
で、 終 わ っ た 後 に ほ っ と は し ま し た。
◆一応最低限のチェックはできたの
うに聞きました。
◆照明に少し手間取った学校があるよ
おります。
頂いたため、当日中に帰着できました。
までが予定の範囲内の遅れで終わって
◆一番心配だった終了の日程、閉会式
大丈夫でしたか
果 が あ っ た よ う な( 笑 )。 制 作 費 と か
賞だけにこだわらなくなるステキな効
たので、講評前というタイミング的に
が素晴らしい」と思えてくる内容だっ
た。「 こ の 関 東 大 会 に 参 加 で き た こ と
像には部員たち一同感動していまし
ど出られませんでした。メイキング映
◆開会式は(上演直前のため)ほとん
た。
◆何もトラブルもなく、順調に行われ
開会式~本番~閉会式について
しい物が並んでいました。大都市やイ
温 ま る、 こ ぢ ん ま り し た お 店 で、 美 味
し た。 地 元 の 商 店 や 福 祉 施 設 な ど、 心
送してくれるのかと勘違いをしていま
店が出店し、100 個単位で土産を配
た。千曲川マルシェはもっと大きなお
がいると、その能力の高さに驚きまし
ても)活動し、輝いている高校生たち
ら し か っ た。 こ こ に も( 演 劇 で は な く
◆ 速 報・ メ ッ セ ー ジ ボ ー ド、 大 変 素 晴
セージボード・千曲川マルシェなど)
ホール外の取組みについて(速報・メッ
ライドショーがも
◆閉会式直前のス
体的に良く動いていたと思います。千
ていくんだ」と驚きました。生徒が主
た の で、「 速 報 は こ ん な に 早 く 作 ら れ
◆関東大会に出場するのは初めてでし
す。
う意味で良い取り組みだったと思いま
◆千曲川マルシェは地元との連携とい
たか
たかったです。石油代とか大丈夫でし
い通路)のジェットヒーターがありが
◆素晴らしいです。なにげにロビー(長
かったです。
う一度見たいです。
野舞台の方にも、照明レベルチェック
どこを足せば明るいとか、綺麗だとか
この時期の実施ではこれが何より有り
ベント会場と勘違いしたこちらが悪
や吊り物の調整など、具体的なアドバ
の 程 度 で よ い の で す が )。 舞 台 の 搬 入
はと思いました。
◆ 閉 会 式 は、 代 表
思います。
に 確 認 T E L を し て 判 明 し た 次 第 で、
声をかけていただいたこと、感謝して
あってとまどいもありましたが、長野
80
「勝手な思い込み」を反省しました。
ていただく」という理解がその場でで
20 90
イスをいただき、いつくも助けられま
!?
!?
(22)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(23)
た。千曲川マルシェもにぎわっていて、
◆速報は、とても読み応えがありまし
した。
になっていました。いい交流になりま
生徒がはまって、お店のご主人と友達
ばらしい手際の良さです。マルシェは
の速報が出たのは驚かされました。す
れば助かります。すぐにインタビュー
◆速報は1 日目・2日目のセットがあ
ります。
たくさん書いてもらいました。宝にな
長 時 間 置 い て お い て い た だ け た の で、
校 と し て は す ご く あ り が た い で す ね。
本県でも取り組んでおりますが、出場
いました。速報、メッセージボードは、
マルシェには無かったので、旅館で買
職 場 に 配 る 個 数 の 多 い 品 に つ い て は、
め、 マ ル シ ェ に は 正 直 助 か り ま し た。
◆素晴らしかったと思います。
豊富で良かったと思います。
◆マルシェはとても美味しくて種類も
きました。
クコミュニケーションよりもほっとで
交流の場にもなり、寒い外でのスモー
めるコーナーがすてきでした。顧問の
◆特産品のほか、単純にコーヒーが飲
でいました。
曲川マルシェも良い企画で生徒も喜ん
を堪能できました。ありがとうござい
か り ま し た。 宿 が 圓 山 荘 で し た。 温 泉
◆送迎時間についても、希望通りで助
しかったです。
◆行き届いていたと思います。素晴ら
ていただいて、ありがたい限りでした。
ました。送迎も時間など臨機応変にし
◆練習会場が宿から近くて大変助かり
とあるということでもう十分でした。
送迎はないと困る状況ですが、ちゃん
お か げ で 思 い っ き り 練 習 で き ま し た。
でも職員の方々のありがたい無関心の
では暖房の用意をいただき、観光会館
舎は言うことなし。練習会場も体育館
◆良心的な料金設定、充実の温泉で宿
で、大変助かりました。
練習会場も宿舎から歩いて行ける範囲
い の か …」 と と ま ど い ま し た( 笑 )。
けたことに大感謝です
会場費とか
大丈夫でしたか
◆当初「こんなに良い宿舎に泊って良
外の練習会場までサポートしていただ
◆全く問題ないどころか、文化会館以
ただきました。
ができてよかった」との感想を多数い
想 で す が、「 お 土 産 や 軽 食 を 買 う こ と
◆引率の先生や、保護者の方からの感
利用させていただきました。
ル シ ェ は、 生 徒 よ り 顧 問( 私 ) が よ く
◆良かったと思います。特に千曲川マ
習がいい加減になりましたが(先生
く、ありがたかったです。
や足元など細かいことでも聞きやす
アーのサポートも親切で、現地の天候
点、 特 に 感 謝 し て お り ま す。 ト ッ プ ツ
た環境で最終練習ができました。この
設備もきれいで助かりました。恵まれ
れ ま し た。 観 光 会 館 は 宿 か ら も 近 く、
えるような形で確保できて大変助けら
輪湖先生の調整のおかげで全体像が見
みができればよいと思いました。
開催するときは、各地区で同じ取り組
か っ た で す( 地 元 で す が )。 長 野 県 で
◆練習会場の設定はたいへんありがた
せん)。
間が欲しかったですが、しかたありま
練習場も近くて楽でした(もう少し時
い い か、 行 こ う )。 送 迎 も 迅 速 で し た。
ました。
に残ります。本当にありがとうござい
が、今回のような実直な運営も充分心
企画モノもすばらしかったと思います
◆東御大会の時のスライドや応援団の
うございました。
張っていきたいと思います。ありがと
験をまた次に生かしていけるよう、頑
!
◆良い宿舎に恵まれ、全く問題ありま
大 会 運 営 全 般 に つ い て( ど ん な こ と
ほんとうに親切、現地ではよくしてく
な点が生じても、聞けばていねいに親
れ た、 と 言 っ て お り ま し た。 全 く そ の
益 々、 長 野 県 と 県
切に教えて下さり、その度に不安は消
でも)
民に良いイメージ
えて助かりました。生徒たちも力を出
せん。あまりにも温泉が気持ちよく練
を 持 ち ま し た、 長
し切ることが出来ました。長野の方々
通りで、長野での関東大会に出られて、
野の人は皆まじめ
のサポートのお蔭であると感謝してい
◆ 特 に な し。 感 謝 の み で す。 お 陰 様
で、 温 か い 人 た ち
ます。ありがとうございました。
幸運であったと感謝しています。不明
もう温泉入りましょう?そうか?・・・
でした。
が、温かい受け入れで本当に感謝して
た大会だったと思
い た だ き ま し た が、 至 ら ぬ 点 も 多 々
出場校の皆様、本当にありがとうご
ざいました。肯定的なご意見を数多く
◆今回何も分からず長野に来ました
長野県の実行委
員 の 先 生 方、 生 徒
います。
い ま す。 私 自 身、
あったかと思います。その声にならな
さんのおかげで無
いや、その前に全国大会ですね!
の 関 東 大 会 に い か せ た ら と 思 い ま す。
き ま し た。 こ の 経
事終えることがで
ところで感じられ
初めての関東大会
い声をくみ取り、長野県全体で
年後
出 場 で し た が、 皆
と丁寧さが様々な
たちのあたたかさ
で、大会に出場することができました。
◆5 年 前、 本 県 出 場 の 顧 問 が、 長 野 は
イ ン ナ ー コ リ ド ー の 雰 囲 気 が 華 や ぎ、
ました。現地練習の割り当てについて、
!
◆お土産を買う時間が限られていたた
よかったと思います。
5
!?
り上がりが今
。物語として
いるはずなの
て描き切れて
結のバランス
よくできてい
分と言えるで
の部分が長す
、大体、半分
の導入をして
書く力を持っ
らも沢山、演
新しい作品を
。
た( そ し て 選
した!)
。
レンジ精神は
指摘がありま
のような行事での公演には、また
には大会の良さがありますが、こ
終わったことを実感します。大会
この公演が終わると今年も無事に
す。 毎 年 年 末 に あ る 行 事 の た め、
きる生徒は本当に幸せだと思いま
ホクト中ホールで演じることので
生が引退してしまうと、存続の危
新入生が入らなかった場合、二年
生が一人しかいないため、来年度
二代目の班長ですが、すでに一年
復活しました。私は復活してから
で、 先 輩 方 が メ ン バ ー を 集 め て、
れているという状態でした。そこ
おらず、班室も他の班活に使用さ
復活させてくださった前班長さん
ば せ て い た だ き た い と 思 い ま す。
他の高校の皆さんからたくさん学
です。
行い方まで分からないことばかり
ています。用語からリハーサルの
なかったブランクの大きさを感じ
す。発表の度に、活動を行ってい
長野県のあちこちから
違った意味での良さや感動があり
機に直面してしまいます。そのよ
……でもほんとは、芝居は生で見るのがいちばんなんですけどね。
興味が あっても、なかなか見に行くことはできないかもしれません。
せめて誌上で交流しましょう。
広い長野県のことですから、ほかの地区の自主公演や合同発表会に
これら の報告が、ほかの地区の合同発表会や自主公演に足を運ぶきっ
かけになってくれれば幸いです。
ます。今後も継続していければ幸
の「 絶 対 に 班 員 を ゼ ロ に し な い
頑張ります。
一 人、 二 年 生 四 人 の 計 五 人 で す。
私達野沢北高校演劇班は一年生
表を行いました。三校はともに班
劇団として「佐久の演劇祭」で発
野沢北・野沢南・臼田三校合同演
野
( 沢北高校
の で す。 年 に よ っ て 多 少 の 変 化
六月の文化祭までは三年生の先輩
員が少なく、一校だけでは発表が
松本 渚
校演劇班が完全復活できるように
も様々なことに挑戦し、野沢北高
春 季 交 流 会 な ど が あ り ま す が、
― 各地の演劇部からのレポ ート ―
うな状況ではありますが、今年度
した。
いです。
による演奏です。観客は生徒、保
安樂 怜
で」という言葉を胸に、これから
上田高校より
十一月末には佐久地区で演劇の演
まず、平成二十三年度以降参加
護祭
者
、参
一加般
て客
いさ
ま
劇
に
しの
ま方
しに
たも
。開
校か
外れ
のお
長
( 野清泉高校
) はたくさんのことに挑戦してきま
長野清泉女学院高校より
ん
の0
発0
表人
は近
久し
慣中
れ、
すの
。前
1で0
くぶ
のり
観で
客、の
で き な か っ た「 演 劇 合 同 発 表 会 」
今年、上田高校演劇 班 は 先 輩 方 の
引退後、班員数五名という厳しい環
ない場所での準備に苦労したり、リ
してくれた他の班活の方と顧問の
ないため、照明や音響などは協力
への参加です。班員が五人しかい
境
日の
々集
和い
気藹 々 と 活 動 し て
クの
リ中
スで
マもス
野沢北高校より
ハーサル中にハプニングが起こった
他の高校生の皆さんの本番を見た
り と 波 乱 の 幕 開 け で し た。 し か し、
ん、 文化祭での公演会 や 、 定 期 的 な
り、会場の雰囲気に触れるうちに自
部が中高の音
が六人いましたが、引退してから
できない状態でしたが、臼田高校
先 生 で 行 い ま し た。 十 一 月 に は、
楽七
部月
やの
吹文奏化楽
の月
公に
演
祭部
公や
演演
や劇
、部
十二
は班員が半分以下になってしまい
の顧問の先生のお声掛けで三校合
」にすべてを注いだと
cha cha!
活動の一年を振り返って
きました。
清泉女学院には「クリスマスの
地区大会へ向けての 練 習 は も ち ろ
切内
な公
宗演
教、行
県積
内極
の
校
地事
域が
であ
のり
発、
表長
会野
にも
然と緊張も解けていき、本番では全
集い」という年間の中でも特に大
的
てに
きク
まリ
しス
たマ
。ス
県を
大会
姉に
妹参
校加
とし共
祝に
う出
も
場することはできませんでしたが班
でっ
、
2校部
トは
リ、
ッ多ク
祭観
に
行
た
内は
公カ
演で
くの
の司
人に
ました。現在は、他の班活と掛け
同 演 劇 団 が 実 現 し ま し た。 復 活
いっても過言ではない一年でし
は あ り ま す が、
ました。
がらに努力してきた成 果 を 発 揮 で き
す。2014年度の
楽部と演劇部のコラボレーショ
て よ か っ た で す。 見 に 来 て く れ た
方々からも「感動して泣いてしまっ
』だを
演なし
し
ン」
劇と
『ても
た
「
印象的
っ公
た」
どま
様々
Presents
な
くに
こま
とつ
がわ
でる
きい
、く
私た
た好
。評
贈を
り頂物
つち
かに
の
現三年生が入学した当時は班員が
)
Nippon,cha
」の始ま
Nippon,cha cha cha!
区 大 会 で 上 演 し た「
今年、蟻ケ崎高校演劇部は、地
今年の活動を振り返って
松本蟻ヶ崎高校より
劇
頂サ
くと
こい
とが
、っ
少て
人数
よし
るてミ
うで
形き
をてと
いな
ま
持ちしている人が多いため、週二
して日が浅く経験が少ない私達に
た。
員で作り上げた充実感は大いにあり
部では吹奏
回の練習も難しい状態です。
とって、より多くの発表を経験で
「
ショートストーリーと、吹奏楽部
とって毎日の練習への 励 み に な り ま
した。
も と も と 野 沢 北 高 校 演 劇 班 は、
きるのは、とても有り難いことで
1
ことで、台本の
プします。せっ
あれこれ言わ
をグッとこら
。どうせ悔し
時には黙りこ
が 全 部、 取 り
分 で も「 確 か
けでも入れ込
た台本に生ま
を、 そ し て 新
ています!
1
ンジするなら、
(24)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
してくることが出来ました。こう
ます。先生の打開策により練習を
う、と不安になったのを覚えてい
のだろう、どうやっていくのだろ
の途中でこれからどうなっていく
に顧問の転勤が決まり、劇の制作
してやっていました。しかし三月
そのころ取り組んでいた劇と並行
る 構 想 を 少 し ず つ 形 に し な が ら、
問だった日下部先生の頭の中にあ
りは去年の十二月でした。当時顧
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(25)
して新しい体制で今年
して本番。今までの自分たちを信
が難しく、通しの立ち稽古は、本
番一週間前になって初めて出来ま
本番当日。前日まで、台詞が入っ
箕輪進修高校より
でしたが、それまでの練習や活動
演劇部顧問 牛村真奈美
本校は、箕輪工業高校から箕輪
ていない生徒達でしたが、台詞が
じ て 発 表 に 臨 み ま し た。 結 果 は、
四月、四人の新入部
で私たち部員が得られたものは大
進修高校になって早七年。他部単
突っかかる事なく、自分の役を演
度の活動がスタートし
員が入ってきてくれま
きかったと思います。来年はぜひ
位制をとっている県内でも珍しい
じきりました。見に来てくださっ
し た。 こ ん な 状 況 で の 地 区 大 会。
した。元気で、活発で、
県大会へ行って、さらにその先も
学校です。Ⅰ部と呼ばれる午前部
た大勢の方からお褒めの言葉を頂
残念ながら県大会へは進めません
個 性 的 な 一 年 生 で す。
目指して頑張っていってほしいで
とⅡ部と呼ばれる午後部、そして
ました。
新たに仲間が加わっ
す。
けて練習が始まりまし
その先の地区大会に向
ます。それと同時に、部員による
る公演に向け練習に取り組んでい
私たちは今、十二月末に行われ
ます。Ⅰ部・Ⅱ部では、授業終了
主にⅠ・Ⅱ部の生徒が在籍してい
夜間のⅢ部があります。演劇部は
年度以上に成長した姿を皆様に見
動していくことになりますが、今
た。来年度は現二年生を中心に活
き、生徒自身いい経験となりまし
正直不安でいっぱいでした。
て、文化祭、さらには
た。文化祭では暑い中
時間が違うため、毎日Ⅱ部の授業
四月に五人でスタート
創作劇にも挑戦中です。蟻ケ崎高
最後に、今年は例年にない体制
し た 演 劇 部 で し た が、 途
にも関わらずたくさん
日夜遅くまでの練習を
で前顧問の日下部先生や現顧問の
中 で 一 人 入 り、 地 区 大 会
ていただける様頑張っていきたい
こなし、そこから来る
宮坂先生に大変ご苦労をかけた一
へは六人で出場しました。
が終わるのを待ってからの、活動
疲労感と戦った文化祭シーズンで
年でした。また、同窓会館の方々
今 回、 初 め て 生 徒 が 脚 本
校演劇部の可能性を広げていけた
したが、文化祭の成功は練習の成
や保護者の方々の多くのご協力が
を 書 き、 演 出 か ら 音 響 照
の方々が公演を見に来
果が得られたと思えました。また、
無ければ成り立ちはしませんでし
明、 す べ て 生 徒 が 考 え 作
と思います。
文化祭でのお客さんのアンケート
た。この場を借りてお礼を言いた
り 上 げ ま し た。 し か し、
となります。
からさらなる課題が見えてきまし
いと思います。本当にありがとう
本番までの道のりは平坦
らいいなと考えています。
た。文化祭が終わったら、地区大
ございました。
てくださいました。連
会に向け課題を直しながら練習を
松
で は あ り ま せ ん で し た。
( 本蟻ヶ崎高校
2年 山岸歩海 ) 日 々 の 練 習 で は、 体 調 不
良や生徒会などで規定の
してきました。私たちは、去年の
人、各係、もちろん全体でも出来
時間に全員が集まること
地区大会の雪辱を晴らすために個
る事を全力で取り組みました。そ
北信地区
北信地区の本年度の特徴は、事務
局の須坂東高校の担当者3人(事務
局長・庶務・会計)が、演劇に関し
ては全くの素人であったことがあげ
られるでしょう。
不安を抱えつつ迎えた第1回
実行委員会・顧問会でも、やはり、
「××がない」といったことがあり、
顧問の先生も生徒諸君も不安におの
のいたのではないでしょうか。
それに加えて、本年度は何年かに
1度しか回ってこない県発表会、さ
らに、関東発表会の現地実行委員会
も北信地区の担当でした。
幸いにも、
顧問・生徒諸君で力を合わせてこれ
までのところ無事に運営されていま
す。これまでというのは、1月末か
らの関東発表会を控えているからで
して、顧問・実行委員は私が原稿を
書いている今現在、緊張しています。
今年度の北信地区発表会は、8月
8日・9日に千曲市更埴文化会館で
順に演目を挙げておきます。
一 南京の早春賦(屋代)
長
二
Miss.My
Friend
No.9
( 野南 )
三 泉は涸れず2014
(長野清泉)
四 158・9(坂城)
五 記憶の道(長野日大)
悪魔でも前向きな世界
六
GAME
征服(市立長野)
七 解決策(須坂東)
八 トシドンの放課後(屋代南)
雨の日のいんちき占い(須坂)
丸子修学館「ゴーゴリの不完全性定
振り返ることなく、胸をはって~」、
た。高校によりリハーサルの進め方
を実際にお見せするという形となっ
ればと、上田千曲高校がリハーサル
かったため、良くも悪くも参考にな
の進め方を知りたいという要望が多
い。
でいく土壌が作られていくに違いな
飛躍を目指し、心から演劇を楽しん
は異なるが、一つのやり方を提示す
中信地区
(上田千曲高校 中澤祐太)
上田「天狗伝説事始」という発表で
理 」、 野 沢 南「 T he Fu tu r
e ~ 先 人 に 向 け る メ ッ セ ー ジ ~」、
あった。うち、七校が創作脚本。リ
本 年 度 の 中 信 地 区 は、 加 盟 校
( 木 曽 青 峰・ 塩 尻 志 学 館・ 田 川・ 梓
見られ、改めて、東信地区の演劇に
の高校も真剣に演劇に取り組む姿が
として見学させてもらったが、どこ
ハーサルから各校の上演まで事務局
るような雰囲気ができていけば、さ
的に各高校のリハーサルを見学でき
ている(良くも悪くも)
。今後、積極
ることができたのではないかと感じ
数133名、顧問
科・ 南 安 曇 農 業・ 穂 高 商 業 )、 部 員
松 本 深 志・ 松 本 蟻 ヶ 崎・ 明 科・ 豊
川・松本県ヶ丘・松本美須々ヶ丘・
名で活動が始ま
らなるレベルアップにつながと思う。
加となった。一日目、
上田染谷丘「贋
出場できないこととなり、十一校参
大会は九月十三日、十四日の二日
間で行った。望月高校が人数不足で
で何とかここまでやることができた。
に取り組む生徒のみなさんのおかげ
温かい顧問の先生方と積極的に演劇
不安であった。しかし、東信地区の
うな形で運営をしていったらよいか
活)の顧問をしていたので、どのよ
区は二年目で、昨年度は別の班活(部
本年度東信地区は、加盟十二校で
スタートした。私としては、東信地
東信地区
ント、アドバイスは本当に丁寧なも
えた。先生方から各校に頂いたコメ
したことからも、審査の難航さが伺
た。予定していた審議時間をオーバー
く、先生方が頭を悩ます姿が見られ
あたってはどの作品も甲乙つけがた
校安樂怜先生をお迎えした。審査に
先生、長野清泉女学院中学・高等学
り清泉女学院短期大学講師の瀬田晃
審査員には昨年に続き、劇団うり
んこより青山知代佳先生、今年度よ
ぶりだった。
)
トが足りなくなってしまう程の盛況
思 う。( 来 場 者 も 多 く、 パ ン フ レ ッ
会を成功させることができたように
せに感じている。
東信地区の演劇に関われることを幸
区開催であるし。このような時期に
われる。来年度は県総文祭も東信地
劇活動が盛んになっていくことと思
演が行われる。益々、東信地区の演
公演が行われたり、丸子修学館の公
区の演劇班(部)による大スタジオ
今年開館した上田市交流文化芸術
センターサントミューゼでは上田地
りとなった。
にとっても生徒にとっても大きな実
特等席で全て観劇できたことは、私
あったが、全国大会出場校の公演を
た。 非 常 に 忙 し い ス ケ ジ ュ ー ル で
生徒講評委員引率として参加してい
参 加 し て お り ま す が ‥)。 音 響、 照
である点です(ときに顧問も勝手に
る、何とも贅沢な講習です。二日目
本柱の基礎基本を教えていただけ
だきました。音響、照明、舞台の三
お願いし、舞台技術を学ばせていた
館の舞台技術部のみなさまに講師を
二日目には、一年間を通してお世
話になっている、まつもと市民芸術
が生まれたことと思います。
ちの手で積極的に舞台を創る心構え
と向き合う」ことや「観る側の気持
の 基 本 的 な 技 術 だ け で な く、「 演 技
行いました。発声やストレッチなど
隼氏を講師にお迎えし、演技講習を
た。一日目は、TCアルプより近藤
ま ず、 月 ~ 日 の 二 日 間 に
亘って、春季講習会が開催されまし
りました。
対する情熱を感じた。上田文化会館
作・ マ ク ベ ス 」、 蓼 科「 月 影 日 記 」、
のであると同時に、今後の各演劇班
今年度東信地区は、三月に春季交
流発表会を御代田町あつもりホール
明ブースでは実際に卓を操作し、ア
の 三 井 さ ん、 星 さ ん の 献 身 的 な サ
臼 田「 あ な た が か け る 明 日 」、 上 田
のであった。感謝するとともに、今
(部)の活躍への期待が込められたも
で行い、来年度を迎えることとなる。
ドバイスをいただけます。舞台に上
九
千曲「ふぁみりあ!」、小諸商業「ユ
脈々と受け継がれてきた演劇に対す
個人的な話になるが、この講習会
の前日まで、私はいばらき総文祭に
メ ウ ツ ツ 」、 上 田 東「 平 成 二 十 六 年
後の創作活動に役立て行きたい。
る情熱を絶やすことなく、さらなる
ポートもあり、第三十一回合同発表
度 の カ ル メ ン シ ー タ 」、 二 日 目、 野
その他の活動としては七月末に講
習会を行った。各校よりリハーサル
(須坂東高校 三上英人)
12
沢 北「 dy e br e a k」、 岩 村 田
Sc ho o l~
の 講 習 の 醍 醐 味 は、「 生 徒 参 加 型 」
ち」を体感することにより、自分た
8
だより
開催されました。参加校は一四校。
27
「 Le a v ing
7
地区
連盟
長野俊英高校は初参加でした。発表
6
(26)
2015 年 2 月 20 日 発 行
高 校 演 劇 な が の 第 21 号
に生徒も顧問も熱中します。芸術館
のブースでは「舞台図の描き方講座」
ネルや人形立てを作っていたり、別
の現場さながら、ナグリを片手にパ
がれば、ちょっとした大道具づくり
け で は な く、 代 表 生 徒 も 出 席 し て、
最後に④、これは「顧問会」では
なく、
「生徒委員会」という。顧問だ
大である。
なって創り上げる一つの舞台、期待
ているが諏訪地区の高校生が一体と
とになった。当時の私に課された課
素人同然の私が事務局長を務めるこ
ト し た。 事 務 局 校 は 伊 那 北 高 校 で、
平成二六年度の上伊那地区の活動
は顧問一二名、生徒六一名でスター
上伊那地区
同発表会が開催された。今年は昨年
い っ た。 そ し て、 九 月 二 三 日 火
(
)
の秋分の日、いよいよ上伊那地区合
す。 そ の 熱 意 に 生 徒 も 応 え よ う と、
諏訪地区の良い所は「生徒が学校
の枠を越えて仲が良いこと」…と書
諏訪地区
バイスを仰ぐより他に手立てはな
伊那弥生ヶ丘高校の白石先生のアド
私は、前事務局長をお務めになった
まで、何から何まで初めてであった
地区の総会から、本番の準備に至る
発 表 会 を 成 功 に 導 く こ と で あ っ た。
題は、第三五回上伊那地区演劇合同
オーラが漂っていた。地元の伊那弥
からは、声一つ掛けられないほどの
生率いる伊那西高等学校。春日先生
で会場入りした、春日先生、鎌倉先
に発揮されていた。鬼気迫る雰囲気
各校のカラーがリハーサルから十分
ハ ー サ ル か ら 会 場 入 り し て い た が、
はメールアドレス交換の場と化して
く愛するという共通項のもと、総会
のスタッフのみなさまからも毎年の
より一校上回る五団体 六
(校 が
)出
場 し た。 事 務 局 長 と し て 前 日 の リ
積 極 的 に 技 術 や 知 識 を 吸 収 し ま す。
くと「他地区でもそうだよ!」と言
かった。のちに私の一歳年上と判明
意見を述べたり交流したりしている。
近 年、 秋 の「 中 信 地 区 合 同 発 表 会 」
われそうであるが、本当に仲が良い
ように新たなアイディアをいただけ
のレベルが向上しているのは、この
と感じる。
(梓川高校 依田康孝)
舞台技術講習の成果と言っても過言
ますので、年々講習内容が進化しま
ではないでしょう。
生ヶ丘高校、伊那北高校はいたって
明るく、チームワーク抜群の箕輪進
したこの姉御、いや失礼!白石先生
修高校。三年生のキッカワ中心にま
マイペース。五人の団結力により大
合同発表会までにニ度の総会が開催
とまりがある辰野高校。リハーサル
人の雰囲気が漂う赤穂高校。元気で
されたが、各校からの出し物や、お
から人間観察させていただき、大変
の的確なご助言により、何とか事務
茶会を通じて、生徒たちはすぐに打
局 長 の 仕 事 を こ な す こ と が で き た。
校
るだけでなく、他校の発表を観るこ
と、交流をもつこと、またプロの講
今 年 は、 昨 年 度 か ら 実 験 的 に 開
設されていた中信地区のブログ
丘)が推薦されました。
レ ナ ー デ 純 情 奇 譚 」( 松 本 美 須 々 ヶ
漠 の 情 熱 」( 木 曽 青 峰 ) と「 B面 セ
に し ま す。 県 合 同 発 表 会 へ は、「 砂
講師講評と各校投票により東海「桜
②では一校が事情により出場でき
な か っ た が 七 校 そ れ ぞ れ が 熱 演 し、
することが出来た。
実例など、生徒も一緒になって体験
み・地区大会に向けたパッチング・
①においては、他地区に転勤され
た郷原先生を講師に招いて、吊り込
が 決 ま っ た。「 URASHIMA OF
こ の 文 章 を こ こ ま で 書 い た 後、
数 日 が 経 っ た。 そ の 間 に ③ の 台 本
仲が良い、と私は思っている。
諏訪地区の生徒は学校の枠を越えて
異なる活動だろうか。そのおかげで
写真は昨年度の冬季合同公演の様
子。やはり③と④が他地区と大きく
ているのか、今から楽しみである。
られた。来年はどんなドラマが待っ
ものも大切な要素であると認識させ
たように思う。それだけ、演劇の発
る限り昨年よりも実力は拮抗してい
取った。素人目ではあるが、私が見
の『一〇〇〇年神社』が栄冠を勝ち
師の先生から講評をいただくこと
「ちゅーえんれんブログ」が本格的
井 家 の 掟 」 と 茅 野「 夜 長 姫 と 耳 男 」
―時を止めるあなた。―」
GALAXY
岡 谷 南 の 村 山 恵 美 さ ん が 作・ 演 出。
小池 聡)
(伊那北高校
田中千秋)
表には、チームワークと勢いという
勉強になった。本番では伊那西高校
に ス タ ー ト し た 年 で も あ り ま し た。
が県大会出場となった。
ち 解 け て い っ た。 演
「劇
自主公演や地域の演劇祭への参加も
(茅野高校
合同公演当日まで約二ヶ月。これか
積極的に行う中信地区です。ぜひブ
ログもご覧いただき情報をゲットし
ていただけましたら幸いです。
る。昨年度と比べると人数は半減し
ら厳しい稽古が始まる。
① 八月の照明講習会
② 九月の地区大会
③ 二月の合同公演
④ 年に数回ある会議
がある。
現在、加盟校八校で年間の主な行
事としては
2014~が開催され、加盟校
21
で、満足感とともに新たな課題を手
」を こ よ な
月 ~ 日 に は、 中 信 地 区 高
等学校演劇合同発表会~ゆめ舞台
19
が上演しました。自ら舞台を創造す
12
9
そ し て 今( 十 二 月 )、 ③ に 向 け て
台本を決めようとしている所であ
高 校 演 劇 な が の 第 21 号 2015 年 2 月 20 日 発 行
(27)
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事務局長 日下部英司
事務局長 日下部英司
〒
〒 390-0861 397-8571
松本市蟻ケ崎 1 丁目
1-54
木曽郡木曽町福島
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発行・編集
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長野県高等学校演劇連盟
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7月30日(木)〜8月1日(土) 7 月 28 日(月)~ 30 日(水) 11 月 1(土)
日(土)~
2 日(日)
11月28日
〜29日(日)
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1月23日(土)〜24日(日) 1 月 31(土)
日(土)~
2 月1日(日)
1月30日
〜31日(日)
2015滋賀びわこ総文第39回全国高等学校総合文化祭 演劇専門部(彦根市・ひこね市文化プラザ)
第 60 回全国高等学校演劇大会 ( 茨城県・ひたちなか市文化会館)★松川高校が出場
★長野県松川高校出場 第 31 回長野県高校演劇合同発表会( 長野市・ホクト文化ホール)
第32回長野県高等学校演劇合同発表会(東御市・東御市文化会館サンテラスホール)
第 50 回関東高校演劇研究大会 ( 南関東) (千葉県・八千代市市民会館)
第51回関東高等学校演劇研究大会(北関東)
(埼玉県・彩の国さいたま芸術劇場大ホール)
第 50 回関東高校演劇研究大会(北関東)
(長野県千曲市・更埴文化会館)
第51回関東高校演劇研究大会(南関東)
(茨城県・龍ヶ崎市文化会館 大ホール)
3 月 20 日(金)~ 22 日(日) 第 9 回春季全国高等学校演劇研究大会(香川県・サンポートホール高松)
サマーフェスティバル ★長野県松本美須々ヶ丘高校出場
2015
2014年度の予定
年度の予定
今月
年 度日
の(
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第20
21号 2014
号 2015年
年22月
月18
20日
日発
発行 (28)
行
(28)