第６回次世代リーダー育成セミナー～トヨタ自動車(株)の工場見学で工業高校と産業の関わりを知る～自動車生産工場の大きさとトヨタの生産技術力に驚きました本校主催による「第６回次世代リーダー育成セミナー」を、長工祭代休日となる平成２７年１１月２日（月）に行いました。今回は、宮城県黒川郡大衡村にあるトヨタ自動車東日本株式会社の本社・宮城大衡工場を見学しました。参加した生徒は 10 名です。目的は次のとおりです。（１）日本を代表する企業であるトヨタ自動車の製造現場を知る。（２）東北地域のものづくり産業と工業高校の関わりを知る。（３）自らの進路選択に活かし、次世代のリーダーを目指す。トヨタ自動車東日本（株）は、関東自動車工業・セントラル自動車・トヨタ自動車東北の３社が統合し、2012 年７月にコンバクト車の専門集団として誕生しました。従業員数 7,600 人という大きな企業です。工場内の撮影は一切禁止され厳重に管理されています。ズホンのポケットに手を入れながらの歩行も禁止されているほどです。全ては、品質の良い車作りのためということでした。社内の展示場で３０年前に作られた名車トヨタ 800 トヨタ自動車の歴史について学ぶアクアの展示車パーツが宙づりエンジンモデルピストンが動きました大きな構内はバスで移動しますトヨタが大事にし、原点としている織物と工芸技術品質が高度に保証されています見学した一年生の感想です。「トヨタ自動車東日本（株）を工場見学してきました。トヨタ学園棟の２階にある会議室で日程確認が行われました。はじめに会社概要の説明を受けました。VTR では、トヨタ自動車が実現している三本柱について一つ一つ詳しく説明していましたのでとてもわかりやすく、よく理解できました。その後、見学する時の注意事項について教えてもらいました。見学する時の注意は、移動中にポケットに手を入れて歩かないことでした。その理由としては、安全対策はもちろんのこと、工場見学をさせて頂いている人がそこで働いている人に敬意を示すことだと、私は理解することができました。服装が確認された上で工場見学をしました。工場に入ってすぐに目に入ったのは、人と機械が同期して車を作る作業をしているところでした。私は、車は人の手だけで車を作っていると勘違いしていたことに気づきました。工程のいたるところでロボットが使われていて、自動運転された運搬車で運ばれてくる部品を、決められた作業時間内に正確に取り付けられなければ車が完成しないことを理解できました。質問にも丁寧に解説してもらいました。トヨタ自動車東日本（株）の見学をして印象に残ったことは、時間にけじめがあり、働いている人たち一人一人が責任をもち、仕事を一生懸命に取り組まれていたことです」。