ITネットワークによる遠隔診療事業モデルについて 地域における中核医療機関と患者を、 IT(通信技術)でネット化し、その上で患者の周辺にモニター装置や簡易診断(診療)設備を配置し、 医師が病院に居ながら、患者に対し て遠隔診療を施すことができるという事業モデルを提案します。 事業概要 事業展開 総務省の「遠隔医療モデル参考書」によれば、遠隔診療は医師が患者と遠隔診 療システムで問診、診断をしながら投薬や治療の指示を行うことであり、患者の 身体的・経済的・時間的負担の軽減、受診機会の増加、医師の負担軽減ができる ものとされています。 本事業では、テレビ電話等のICTを活用して、遠隔地の医師が診療を行います。 患者には専用のシングルボードコンピュータを無償で貸し出し、このコンピュー タをテレビに接続するだけでテレビ画面を通して医師と対話することが可能にな ります。 この遠隔診療システムを利用することにより、医師は、定期的な健診や問診の ために費やしていた移動時間を有効に活用することができます。また、患者は、 通院が困難・億劫な場合にも自宅で気軽に医師に病状を相談することができるよ うになります。 専用コンピュータはインターネットと接続し、地 域共通の社会基盤(プラットフォーム)を構成する ことが可能です。そこで、多様なサービス事業者が 参画し、会員に向け快適便利なサービスを展開する ことも可能となります。 例えば、会員同士のコミニュケーション手段とし てはもちろんですが、自宅から地元スーパーの商品 を注文、自宅まで宅配業者に商品を配達してもらう ということが考えられます。また、各種公共機関と 連携することで、自宅にいながらテレビ電話を通じ て様々な相談をするということも考えられます。 シングルボードコンピュータ 商店、宅配事業者、企業、タクシーなど テレビ 患者宅(会員宅) 会員同士のコミュニケーション・ 声掛け・情報共有・相談 他の患者(会員) お買い物代行、お手伝いサービス 介護タクシー手配、各種お客様窓口 インターネット Eラーニング 医療機関 各種公共機関 Eラーニングによる セミナーや研修の受講 安否確認・窓口相談・ 取次業務・支援機関の相談など 健康相談、健康管理、定期健診 カウンセリング等
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