第30号 リーフレット「南砺市の学校教育」に込めた願い

第30号
平成27年3月10日
発行
南砺市教育センター
リーフレット「南砺市の学校教育」に込めた願い
南砺市教育委員会 教育長
高 田
勇
市教育委員会では、平成 27 年度から 31 年度にわたる教育振興基本計画を作成した。3月議
会で議決され、各学校へは 27 年度5月当初に若干部ではあるが配布予定にしている。ぜひ目を通
してほしい。
加えて、学校教育に焦点をあてた教師用リーフレットも作成し、教職員全員に3月中旬に配布
する予定にしている。目指す児童生徒像を「ふるさとを誇りに思い、未来を切り拓くなんとっ子
の育成」とし、27 年度以降の5年間の南砺市の学校教育の方向性とともに、授業、板書、ノート
等の一般的なスタイルを示した。これをモデルにして中学校区毎に実態に 応じて具体化し、9年
間を見通した一貫性のある指導を行ってほしい。
以下に目指す児童生徒像に込めた願いを述べる。本市ではふるさと教育に力を入れてきている。
自分の住んでいる地域をより深く知ることにより誇りをもつことができる。より効果的なふるさ
と学習を行うために、従来からの取組を見直し、国語、社会、理科の授業の中に教科横断的な学
習を取り入れてほしい。できれば、その成果を自分の住んでいる地域や他の地域にも発信してほ
しい。
また、25 年度 26 年度の全国学力・学習状況調査結果から、自己肯定感が低かったり、将来の
夢をもてなかったりする児童生徒が全国や県に比べやや多いことが分かった。学校訪問などの授
業では、児童生徒が自分の意見に自信がもてず、人前で堂々と言えない場面を時々見かけた。こ
うしたことを踏まえ、苦しいことに出合っても、その時々で最も適した解決策を自分自身の力で
見つけ立ち向かうたくましい「なんとっ子」に育って欲しいという願いを込めた。
その際、解決の糸口を考え出す基盤となるのが、
「確かな学力」である。決して授業で得た知識
そのものを指すのではない。学んだことを生かし実生活に応用できてこそ、将来にわたって役立
つ「確かな学力」となっていく。リーフレットに示した授業スタイルを既に実施している学校も
あるが、全ての小中学校で、個々の考えをペア、グループ、全体の中で徐々に練り上げていく場
を設定してほしい。この積み重ねを粘り強く続けることが「確かな学力」を築いていくことにな
る。それらを補完するのがノートであり、板書である。板書事項を写しただけのノートを小中学
校で時々見かけるが、27 年度にはこうした点を少しでも改善してほしい。私は授業こそが子供た
ちが最も成長する場であり、その成果の一端が必ずノートに表出してくると信じて授業を行って
きた。この考えは今も変わっていない。
まもなく 27 年度が始まる。「なんとっ子」が希望に燃えて
27 年度1学期始業式を迎え、実り多い1年となるよう願って
止まない。
《3学期の教育センター事業》
南砺市学校教育研究大会
2月 27 日(金)井波総合文化センターにおいて、平成 26 年度南砺市学校教育研究大会
を開催しました。開会行事に続き、教育実践の発表が行われ、城端小学校の松井昌美先生
に「自ら思考、判断、表現し、社会参画できる子供の育成を目指して」と題して、社会科
学習の取組を発表していただきました。児童が南砺市の人口減対策を考えて市長に提言す
ることにより、筋道を立てて考え、発表することで論理的な思考力や表現力が身に付いた
と説明されました。
講評では、西部教育事務所 主任指導主事
の佐野正人先生から、道徳教育、小学校の外
国語活動、特別支援教育の大切さについて教
えていただきました。
大阪大学大学院教授の小野田正利先生から
「モンスターペアレント論を超えて~保護者
と向き合う気持ちと教職員の共同性~」と題
してご講演をいただきました。
先生の2時間近くの熱弁姿にインパクトを感じ、最後まで聞き入ったとの声が
多く届きました。「保護者の振り上げた拳そのものを見るのではなく、振り上げた
拳の背景にあるものを見ることが、トラブルの出口を探すことになる」とお話い
ただいたことは、各学校の保護者対応における今後の指針となるものと思います。
体育指導法研修会
1月5日(月)IOX-AROSA スキー場で、体育指導法
研修会(スキー)を行いました。天候にも恵まれ充実
した研修となりました。
スキースクール講師の先生に、ブーツやウェアの着
用の仕方という基礎基本から、スキー学習での滑走の
コース取り、待機場所などの安全管理に至るまで丁寧
に教えていただきました。
《NYT(南砺市若手教師)道場の活動》
NYT(南砺市若手教師)道場とは
NYTとは、N(Nanto 南砺)Y(Young 若手)T(Teacher 教師)の略称で、南砺市内
の小中学校に勤務する採用6年目までの若手教師道場です。フレッシュな先生方が集まり、
自分たちでデザインした活動を行い、同世代の絆を深めています。平成 25 年に発足し2年
が経ちました。今年の活動内容を紹介します。
第1回
発足会&組織づくり
内容
第2回
第3回
第4回
第5回
9月27日(土)
11月25日(火)
講演会「子供と向き合う教師」
1 年間の振り返り
内容
8月29日(金)
参加者 29 名
会場:イオックスヴァルト
参加者 14 名
会場:どんぐりの館 他
五箇山豆腐づくり、菅沼合掌造り集落見学
先輩に学ぶ
内容
会場:井波社会福祉センター
バーベキュー&レクリエーション
地域に学ぶ
内容
参加者 26 名
組織決め、情報交換会
ネットワークづくり
内容
8月 1日(金)
情報交換会
会場:井波社会福祉センター
講師:富山商業高校 澤田利浩 先生
2月27日(金)
講話
参加者 30 名
参加者 32 名
講師:高田 勇 教育長
会場:井波総合文化センター
《委員会活動報告》
社会科資料委員会
小学校部会は、中学年向け学習資料「わたしたちの南
砺市地図」の改訂版が完成しました。改訂版は、地形を
概観できるように標高差区分を細かく設定しました。上
平小学校や南砺消防署、南砺スマートICも掲載されて
います。新年度初めに、全ての小学3年生向けに配付し
ます。中学校部会は、
「身近な地域の学習-歴史編-」の
改訂見直し作業をしました。
理科資料委員会
小学6年生理科現地学習資料「大地のつくり」の改
訂版が完成しました。現地確認を行い、地層の違いや
色の重なりがより明確な写真を掲載しました。新年度
初めに、全ての小学6年生向けに配付します。危険を
伴う観察地については校外学習で観察できないため、
9月に各小学校へ配付した地層サンプルをご活用くだ
さい。
体力調査委員会
「体力・運動能力調査報告書」には、新体力テストの
結果分析や改善の方向、各学校で取り組める方策を掲載
しました。南砺市の児童生徒の課題である「走力」につ
いて、その向上を図るために小学校で取り組みやすい運
動を「走力向上実践事例」として掲載しました。
「筋力」
「瞬発力」「敏しょう性」を基にした総合的な能力を高
めることが、今後の課題といえます。
《貸し出しています!ぜひ、ご利用ください。
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読み書きが苦手な児童生徒への
支援に役立つ書籍7冊
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電子黒板機能付きで使いやすく
近距離からの設置が可能です。
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