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三豊総合病院 麻酔科後期研修プログラム
1.プログラムの目的
3年間の研修で現在の麻酔科医に要求される全身麻酔、局所麻酔下における全身管理、集
中治療、ペインクリニック、救急医療の知識と技術を併せ持つ医師を育成する。さらに研修
期間中に麻酔科標榜医、認定医を取得し、麻酔科専門医取得の基礎を作る。
2.プログラムの特徴
当院は香川県西部、愛媛県東部を診療圏とする地域の中核病院であり、取り扱い症例は多
岐に渡っているため、麻酔科専門医の育成に必要な症例をほとんど経験することが可能とな
る。また、年間麻酔管理症例約2,000件、集中治療室年間入室人数約500名と症例数
にも恵まれており、充分な麻酔科研修が可能と考えている。
3.プログラム管理体制
(1)麻酔科教育委員会の構成と運営方法
麻酔科指導医,専門医によって構成される。1名の指導責任者が置かれ、月1回教育委
員会を開催する。
検討項目は、麻酔科教育全般にわたるが定期的にレジデント評価や指導医評価も行い、プ
ログラム内容の改善も適時検討する。
(2)レジデントの就業規定、顕彰・処罰規定
レジデントプログラムの終了年限は3年間であるが、レジデントの就業規定は、別途定
める当院の診療内規ならびに医局内規に準ずる。
これらに照らして著しく言動等に問題のある場合は、教育委員会の答申に基づき病院管
理会議で審議の上、戒告や処罰が行なわれる。成績優秀者に対しては研修奨励制度もある。
(3)レジデントからのフィードバック
レジデントは、教育委員長および各指導責任者と定期的に面接(原則として3ヶ月に
1回)を行い、本プログラムや指導医に対する意見を述べることができる。
教育委員会は、できるだけレジデントの要望を実現できるよう配慮する。
(4)研修継続が困難なレジデントに対する対応
身体的・社会的・経済的理由などにより、研修継続が困難な状態に陥った場合は、教
育委員会および教育責任者は、レジデント個人の処遇を勘案し、適切な対応を行うもの
とする。
4.レジデント定員
若干名
5.研修コースのプログラム概要
A)研修の目標
日本麻酔科学会が定める「麻酔科医のための教育ガイドライン」にのっとった研修内容
となっている。到達目標は以下のとおりである.
1.基本手技
血管確保、気道管理、モニタリング、採血、輸液輸血、蘇生、局所麻酔、鎮痛法、感染
予防、危機管理
2.薬物ガイドライン
3.学習ガイドライン
B)研修の方略
毎日の手術麻酔(約400例/年)と集中治療室管理,週1日の麻酔科外来当番(2年
目以降)を通じて以下のことを習得する.
1.麻酔
各科の麻酔管理における要点の把握,危機的状況における麻酔科医の役割,術前の全身
状態の把握等を,最初の 1 年間は上級医師の指導の下に,2年目からは自己の麻酔計画(毎
朝のカンファレンスでその是非を問う)による管理下に習得する.
2.集中治療
当院の集中治療室(8床)は全て麻酔科で管理している.そのため月5~6日程度は集
中治療室勤務となる.この間に人工呼吸管理,循環管理,血液浄化等の知識と手技を指導
医と共に経験し習得する.
3.ペインクリニック(麻酔科外来)
疼痛患者の治療を通じて各種薬剤の使用法,神経ブロック法,外来,入院管理の方法等
について上級医の指導の下に習得する.
4.救急医療
当科は救急外来および病棟等からの救急応援要請に対しては積極的に支援を行ってお
り,これを通じて救急医療についての知識と手技を習得する。
(ACLS,JATEC等
の講習会については積極的に出席できるよう考慮する)
カンファレンスは麻酔、集中治療については月~金の8:30より、ペインクリニック
については適宜開催する。
(この他に週 1 回の英文抄読会あり)
学会、論文発表については麻酔専門医取得にも必要であり、積極的に課題を用意する。
6.レジデント評価
レジデントは適時到達目標の到達度を自己評価し、指導医評価も受けた後、半年毎に教
育委員会に提出する。
レジデントの評価にあたっては、ガイドラインの達成度のみならず、症例呈示や問題解
決能力、病歴要約能力なども勘案され、勤務態度や協調性、責任感・誠実性なども評価の
対象となる。院内カンフアレンスへの出席状況や学会報告なども考慮される。
麻酔科教育委員会では、ガイドラインの進行状況を検討し、適時研修方法の改善を図り、
プログラム達成に向けて鋭意協力する。
7.プログラム修了の認定
3年間の規定プログラムを修了した者については、上記のレジデント評価記録を踏まえ、
当初の到達目標に至ったか否かを教育委員会で討議し、最終的な修了認定を行う。
8.プログラム修了後のコース
3年間の麻酔科研修中に麻酔科標榜医、認定医の取得が可能であるが、専門医の取得には
後2年間の麻酔科専属が必要となる。
研修期間終了後は当院職員として残る他に、当科は岡山大学麻酔・蘇生科の関連施設であ
るため岡山大学麻酔・蘇生科での研修、研究の希望があればこれを積極的に支援する。
勿論、他の研修施設への出向の希望があればそれに応じる所存である。