3250 現代物理学 京都大学で行なわれている最前線の物理学・宇宙物理学の研究について、専門の教員が 交替で3回生向けにわかりやすく紹介する。 実験や理論のさまざまな研究現場の熱気の 一端に触れると同時に、物理学の展望を得て将来の研究分野選択の参考になればという 趣旨のリレー講義である。 平成22年度後期 専門科目(1単位) 日時:毎週火曜日16:30‐18:40 場所:6号館201 第1回:10月 5日(火) 素粒子物理学の最前線 「素粒子論における未発見粒子」 「素粒子実験の今、これから」 (60分) 植松恒夫 (60分) 南野彰宏 第2回:10月12日(火) 原子核・ハドロン物理学の拡がるフロンティア ~エキゾチックと中性子過剰核による新展開 (60分) 板垣直之 「原子核構造研究の新展開」 「エキゾチックなハドロンで探るクォーク多体系の物理」 (30分) 新山雅之 「奇妙なハドロン多体系の物理」 (30分) 藤岡宏之 第3回:10月19日(火) 粒子・光子・核ビームで目指す最先端の物理学 「核 ビームを用いた核物理とその周辺」 (27分) 「放射光による原子核の共鳴励起」 (27分) 「レーザー核融合研究の世界の動向」 (27分) 「極低温・高品位ビーム実現の取り組み」 (27分) 大久保嘉高 小林康浩 阪部周二 野田 章 第4回:10月26日(火) 宇宙物理学の新展開 「重力波宇宙物理学」 「宇宙最初の星形成」 「ガンマ線で探る新しい宇宙像」 「人間を作る元素はどこから来た?」 柴田 大 大向一行 谷森 達 鶴 剛 (30分) (30分) (30分) (30分) 第5回:11月 2日(火) ブラックホールと天文学 「赤外線で探る銀河系中心部」 (40分) 長田哲也 「ブラックホールと突発天体」 (40分) 野上大作 「ブラックホールに落ち込むガスと飛び出すガス」 (40分) 嶺重 慎 第6回:11月 9日(火) 太陽から惑星系と生命へ 「活動する太陽の最新像」 (40分) 一本 潔 「宇宙天気研究から宇宙生物学へ」 (40分) 柴田一成 (40分) 野村英子 「分子遷移線で探る星・惑星系形成」 第7回:11月16日(火) 超伝導・超流動 「超伝導現象論」 「磁場下の超伝導」 「超伝導研究の最前線」 「超流動ヘリウム3」 (30分) 松田祐司 (30分) 池田隆介 (30分) 石田憲二 (30分) 佐々木豊 第8回:11月30日(火) 相転移現象 「相転移におけるダイナミクス」 (40分) 荒木武昭 「不規則系物理学の最前線:クラスターから超臨界金属流体まで」 (40分) 八尾誠、松田和博 「ソフトマターのナノ界面構造とダイナミクス」 (40分) 山本潤、高西陽一 問い合わせ先: 菅沼秀夫(753-3830) 松田和博(753-3780) 嶺重 慎(753-3901) 第9回:12月 7日(火) 課題研究説明会のため、18:25まで 凝縮系における量子現象 「強相関電子系の世界:量子多体論の最前線」(35分) 川上則雄 「冷却原子で探る強相関系の物理」 (35分) 高橋義朗 「光をつかって物質を見る・操る・創りだす」 (35分) 田中耕一郎、中暢子 第10回:12月14日(火) 非線形・非平衡現象 「時空間秩序:平衡論から非線形ダイナミクスまで」 (40分) 吉川研一、市川正敏 「アクティブソフトマターと脳神経系の非線形ダイナミクス」 (40分) 太田隆夫、篠本 滋 「非線形非平衡系のダイナミクス:マクロ系のゆらぎと統計」 (40分) 藤 定義、武末真二
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