Lenovo BladeCenter S (M/T 8886)のSAS RAIDコントローラー(RSSM

Lenovo BladeCenter S (M/T 8886)のSAS RAIDコントローラー(RSSM), Option
#43W3584 再起動のお願い(1回/年) - Lenovo BladeCenter
[お客様へのお願い]
日ごろからLenovo製品をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、Lenovo BladeCenter S(M/T 8886)においてSAS RAIDコントローラー(RSSM), Option #43W3584
をご使用の環境で、以下発生条件でSAS RAIDコントローラーが予期せず再起動することが判明いた
しました。
この事象に対する修正コードとして v1.2.4.011がリリースされております。ウェブサイトからパッケー
ジをダウンロードし適用ください。
*SAS RAIDコントローラー(RSSM)含むBladeCenter製品では最新バージョンのファームウェア等を使
用する事をお奨めします。v1.2.4.011より最新バージョンのファームウェアがリリースされている場
合はそちらをダウンロードし適用ください。
IBM Fix Central
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
IBM BladeCenter S SAS RAID Module Firmware Update Package (IBM ID によるログインが
必要です)
http://www-933.ibm.com/support/fixcentral/systemx/downloadFixes?parent=BladeCente
r+S+Chassis&product=ibm/systemx/8886&&platform=NONE&function=fixId&fixids=ibm_fw_
bcsw_s0cl-1.2.4.011_anyos_noarch_scm&includeRequisites=1&includeSupersedes=0&down
loadMethod=ddp
この修正コードv1.2.4.011以上を適用することで事前にアラートが通知され、SAS RAIDコントローラ
ーが予期せず同時に再起動する事象は解消されますが、年1回のSAS RAIDコントローラー(RSSM)の再
起動は必要になります。 また、適用までの回避策としましても、年1回のSAS RAIDコントローラー
(RSSM)を計画的に再起動することで回避可能です。
ご利用環境にて過去1年間にシステム計画停止や再起動を実施されていない場合には、修正コード
を適用し再起動の実施をお奨めします。
再起動の詳細手順につきましては、当ページ末尾の「RSSM電源オフオン手順」をご覧ください。
*RSSMとは、RAIDed Shared Storage Moduleのことで、RAIDコントローラーの事です。
[対象機種]
Lenovo BladeCenter S (M/T 8886)においてSAS RAIDコントローラー(RSSM), Option #43W3584 を搭
載いただいている環境 かつ 修正コード v1.2.4.011以上が未適用の場合。
[発生条件および発生時の対応について]
SAS RAIDコントローラーを電源オンまたは再起動後、1年以上の連続稼動の場合BladeCenter Sシャ
ーシの電源オンに伴い、SAS RAIDコントローラーが2台ともほぼ同時に電源オンしている場合には、
SAS RAIDコントローラーが冗長化されている場合であってもシステムへの応答が一時的に途絶える
症状が発生する恐れがございます。
前述の修正コード以上を適用することで事前にアラートが通知され、SAS RAIDコントローラーが予
期せず同時に再起動する事象の発生は解消されますが、年1回のSAS RAIDコントローラー(RSSM)の再
起動は必要になります。適用前にこの事象が発生してしまった場合は、サーバーからRSSMに接続さ
れたディスクにアクセスできるかご確認のうえうまくアクセスができない場合は、一度サーバーの
再起動をおねがいします。
[問い合わせ窓口について]
ハードウェア障害窓口
電話番号 : 0120-34-0000
お急ぎの場合は、ガイダンス中であっても”2131”と連続して押していただくと、全てのガイダン
スを聞かずに短時間でSystem x 障害窓口へつながります。
[関連情報]
RETAIN tip: H205515
Module restarts unexpectedly - IBM BladeCenter S SAS RAID Controller Module
http://www.ibm.com/support/entry/portal/docdisplay?lndocid=MIGR-5089906
更新履歴
2012/06/28
2012/10/31
2014/08/13
公開
修正コードの公開に伴い内容を更新
記述の補正
RSSM電源オフオン手順
RSSM の電源オフ・オン手順
<ご注意>
1. RSSM 配下のハードディスクにアクセスが集中しない時間帯で実施いただくことをお勧め
致します。
2. RSSM を電源オフ・オンする場合は1つずつ実施していただき、1 つ目の正常稼動を確認
した後
2 つ目の RSSM を電源オフ・オンしてください。
<手順>
①Web ブラウザーより IBM BladeCenter S Advanced Management Module ログインし
ます。
②画面左側のメニューより I/O Module Tasks ->Admin/Power/Restart の順で画面を開
き再起動
させるモジュールにチェックを入れて Power Off Module(s)を選択して Perform
action を押します。
③同じ画面(I/O Module Power/Restart Help 画面)にて電源オフさせたモジュールのス
テータスが“OFF”になるまで待ちます。
(5 分から 15 分程度待つ場合がございます)
④ コマンドプロンプトなどから Telnet にて再起動しない方のモジュールにLogin し
ます。
ユーザーID:USERID
パスワード:PASSW0RD (0 はゼロ)
* デフォルトの ID とパスワードです。
⑤同様に(I/O Module Power/Restart Help 画面)にて手順③で電源オフさせたモジュー
ルに
チェックを入れて Power On Module(s)を選択して Perform action を押します。
⑥手順④で Login した Telnet 画面を出し“list controller”コマンドを実行してコントロ
ーラーが完全に
起動した状態になるまで待ちます。
完全に起動した場合は下記のように表示されます。
⑦完全に起動したことが確認できたら 1 時間程度経過後(間隔をあけて)に
①~⑥の手順でもう一方のコントローラーを電源オフ・オン実施します。
⑧最後に業務稼動確認をお願いします