中期経営計画のローリングについて(PDF:192KB)

2015 年 3 月 13 日
株式会社東京商品取引所
中期経営計画のローリングについて
当社は、この度、2015 年度から 2017 年度までの 3 年間を対象とする新たな中期経営計
画を策定いたしました。
この中期経営計画の見直しは、経営環境の変化に迅速に対応するため、3 年間の中期経
営計画を一年毎に更新を行うローリング方式を採用していることによるものです。
2014 年度は、上期、為替のボラティリティが低水準で推移し、当社の主要商品も総じて
限定的な値動きで終始した影響により取引が大幅に手控えられました。下期は、米国の量
的金融緩和政策第 3 弾(QE3)終了後の利上げ観測、EU 及び中国の景気後退懸念、石油市
場全般における需給緩和による原油価格の急落など、為替市場・商品市場ともに一転して
高ボラティリティ環境へ転換したことに加え、9 月にとりまとめた「経営刷新会議」にお
ける施策を着実に実行したことも相俟って、取引は大幅に改善しましたが、上期の影響が
大きく、通期(2014 年 4 月-2015 年 2 月)の取引高は 93 千枚/日(前年度比 5%減)と
厳しい状況で推移しております。
このような状況下において、
「中期経営計画(2015 年度~2017 年度)」では、以下の3つ
の経営戦略を掲げ、各経営戦略における重点施策を着実に実行することで、市場流動性の
向上、経営基盤の安定化を図るとともに、引き続き、総合エネルギー市場の創設に向けた
取組みを推し進めて参ります。
1.外部環境に左右されない構造的に安定した経営基盤の構築
(1) 収益拡大に向けた施策
(2) JPX の次期デリバティブシステムの共同利用によるシステムコストの削減
(3) コスト削減に向けた取組みの継続
(4) 商品先物取引の認知度及びイメージ向上に資する広報活動の強化
(5) 利便性及び信頼性向上に向けた取組み
(6) リスク管理に係る規制強化に向けた取組み
2.総合エネルギー市場創設に向けた取組みの推進
(1) 電力市場の創設に向けた検討
(2) LNG 先物市場の創設に向けた準備
(3) 石炭、LPG 等の上場に向けた研究
(4) JOE(Japan OTC Exchange)市場の活性化
3.他取引所との連携強化
(1) JPX との連携強化
(2) 海外取引所との連携強化
※ 詳細は、別添「中期経営計画(2015 年度~2017 年度)」をご参照ください。
以上