議事録 - 丸亀市

会
会
議
議
録
名 平成 26 年度 第1回丸亀市市庁舎等整備審議会
開 催 日 時 平成 27 年1月 26 日(月)
午後 1 時 00 分~午後 4 時 45 分
開 催 場 所 丸亀市役所 本館2階 第3会議室
秋山 憲夫、岩崎 正朔、岡原 嗣典、亀井 裕行、金 永子、近藤 みちる、
出 席 委 員 杉林 利夫、中島 照子、野田 茂、平林 由佳、福岡 由紀子、村山 卓、森 茂、
山下 世為志、龍満 髙志
(50 音順・敬称略)
欠 席 委 員 なし
傍
聴
者 4名
事
務
局
梶市長、横田総務部長、中公共施設管理課長、田中大手町再編推進室長、森本主査
(補助者)㈱松田平田設計大阪事務所 上村所長、大山副所長、田井主任
(1)会議の公開等について
(2)会議録署名人の指名について
議
題
(3)市庁舎等整備基本構想について
①整備基本構想の策定に係る経過について
②整備基本構想の策定の進め方について
③アンケート調査の実施について
発
言
者
事務局(中)
議事の概要及び発言の要旨
ただいまから、第1回丸亀市市庁舎等整備審議会を開会させていただきます。本日
はお忙しい中、本審議会にご出席を賜り、誠にありがとうございます。本日は、審議
会設置後初めての会議となりますので、市長より委員の皆様へ委嘱状を交付させてい
ただきます。
<委嘱状交付>
事務局(中)
それでは、審議会の開会にあたりまして、梶市長よりごあいさつ申し上げます。
梶市長
本日は当審議会にご出席いただきありがとうございました。
市庁舎の整備事業は、丸亀市の 50 年、100 年を見越した最大のプロジェクトであり、
皆様に十分議論いただき、正しい結論を導いていきたいと考えています。また、広く
市民の皆様にも議論を広げ、まとめていきたいと思います。
そのためにも、各専門の方々の目線、市民の方々の目線の両方が必要であると考え
ていますので、何卒よろしくお願いいたします。
1
事務局(中)
引き続きまして、委員のご紹介に移りたいと思います。恐れ入りますが、自己紹介
いただければと思いますので、野田委員よりよろしくお願いいたします。
各委員
<自己紹介>
事務局(中)
ありがとうございました。つづきまして、事務局の紹介をさせていただきます。
事務局
<事務局自己紹介>
本日、
「丸亀市市庁舎等整備基本構想策定支援等業務委託」の受託者である㈱松田平
田設計大阪事務所の担当者も同席させていただいておりますので、よろしくお願いい
たします。
事務局(中)
ここで、本審議会の担任する事務等について、確認等をさせていただきます。
<丸亀市附属機関設置条例により説明>
条例にもありますとおり、本審議会は市庁舎及び市民会館の整備等についての調査、
審議及び答申に関する事務を担任していただく市の附属機関になります。委員の定数
は 15 人以内としており、現在 15 名の皆様に委員をお引き受けいただいております。
委員の任期につきましては、諮問に係る答申までとさせていただいておりますが、現
時点の予定といたしまして、平成 27 年 1 月 5 日から平成 30 年 6 月 30 日までの期間と
させていただいております。
また、会議の開催につきましては、委員の半数以上の出席を必要とし、会議の議事
の決定につきましては、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは議長の決すると
ころによることとされておりますので、よろしくお願いいたします。
それでは、本日の会議の出席状況をご報告させていただきます。
本日ご出席いただいている委員は 15 名で、委員総数の半数以上のご出席をいただい
ておりますので、会議は有効に成立しております。
本日は第1回目の会議となりますので、丸亀市附属機関設置条例第6条に定めると
ころにより、当審議会の会長及び副会長のご選出をお願いしたいと思います。選出の
方法につきましては、
「それぞれ委員の互選による」となっておりますので、皆様方に
お諮りしたいと存じます。どなたかご意見等ございませんでしょうか。
委員
事務局の方で案はありますか。
事務局(中)
「事務局案を」とのご発言をいただきましたが、事務局といたしましては、会長に
は「香川大学工学部の野田委員」を、副会長には「丸亀商工会議所の森委員」にお願
いできないかと考えております。いかがでしょうか。
2
委員
<異議なし>
事務局(中)
ご異議ないようですので、「野田委員」には会長を、「森委員」には副会長をお願い
したいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
それではお二方にはそれぞれ、会長席、副会長席にお移りいただければと存じます。
<会長席、副会長席へ移動>
事務局(中)
それでは、お二方より会長、副会長への就任のごあいさつをいただければと思いま
す。野田会長から、よろしくお願いいたします。
野田会長
<会長就任あいさつ>
事務局(中)
ありがとうございました。それでは、森副会長、よろしくお願いいたします。
森副会長
<副会長就任あいさつ>
事務局(中)
ありがとうございました。
なお、市長につきましては、このあとの公務のため、ここで退席させていただきま
す。
<市長退席>
事務局(中)
それでは会議を進めてまいります。先ほど会長、副会長が決定いたしましたが、附
属機関設置条例第7条の定めにより、
「会長が会議の議長になる」こととなっておりま
すので、以降の会議の進行を野田会長にお願いしたいと存じます。野田会長よろしく
お願いいたします。
野田会長
それでは、会議の進行をさせていただきます。
まず、議事に入る前に、本日、市長より当審議会に「丸亀市市庁舎等整備基本構想」
に関して諮問されましたので、
「整備基本構想」のとりまとめに向けて、審議会として
の意見等をまとめてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。
それでは、議事に入ります。議題1「会議の公開等について」事務局から説明をお
願いします。
3
事務局
(田中)
<丸亀市附属機関会議公開条例・同施行規則、資料1「丸亀市市庁舎等整備審議会
の公開等について(案)を説明>
附属機関の会議につきましては、丸亀市附属機関会議公開条例第3条にありますよ
うに、原則「公開」することになっております。ただし、例外的に会議の全部又は一
部を非公開にすることができる規定が条例第5条にございます。資料1にありますよ
うに、会議を非公開とする場合には、その都度審議会にお諮りいたします。
次に、資料1の(1)につきましては、会議を公開する際の傍聴人の定員の原則や、
その変更に関する細部について、審議会にご承認いただきたい事項です。
資料1の(2)につきましては、会議の傍聴人に守っていただく事項等をご確認い
ただくものです。
資料1の(3)につきましては、審議会の会議録の確定の仕方について、審議会に
ご承認いただきたい事項です。事務局で作成した会議録を公表する前に、会議での発
言の要旨など、会議録の内容が事実と相違ないことを確認いただき、会議録を確定す
る必要がございますが、これを会長があらかじめ指名する2名の委員の署名により確
定することについて、お諮りするものです。
野田会長
事務局の説明で、何かご不明な点等ございますか。
秋山委員
会議録は誰が作成するのでしょうか。会議録の確定について、次回審議会において
内容の報告はされるのでしょうか。また、会議録の署名人は毎回変わるのでしょうか。
事務局
会議録は事務局にて作成します。次回の審議会において、前回審議会の会議録をご
(田中)
確認いただきます。会議録の署名人については、毎回変わっていただくつもりです。
野田会長
それでは、傍聴人の定員に関する事項及び会議録の確定の仕方について、ご承認い
ただけますか。
<委員了承>
野田会長
それでは、この2点について審議会として承認することといたします。
ちなみに現在の傍聴者は何名ですか。
事務局
4名です。
(田中)
野田会長
わかりました。
つづきまして、議題2「会議録署名人の指名について」ですが、議事1でご承認い
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ただきましたので、私の方で本日の会議の会議録署名人を出席委員のなかから2名、
ご指名させていただきます。本日の会議につきましては、「村山委員」と「岩崎委員」
に会議録署名人をお引き受けいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
<委員了承>
野田会長
それでは、
「村山委員」
、
「岩崎委員」よろしくお願いいたします。
つづきまして、議題3「市庁舎等整備基本構想について」のうち、
「①整備基本構想
の策定に係る経過について」事務局より説明をお願いします。
事務局
<資料2「市庁舎等の整備における基本方針」を説明>
(田中)
秋山委員
市庁舎の整備手法について、建替により整備すると断定していますが、建替えるか
否かの判断は非常に重要と考えています。
パブリックコメントに建替する理由が書かれていますが、その根拠が分かりにくい
と思います。根拠に至る情報を開示し、検証した上で、建替の方がいいと判断する段
階が必要であると思います。
香川県庁の東館の耐震化工法をめぐって大変な議論が巻き起こったが、昨年 12 月、
香川県庁の総務課が「香川県庁東館耐震化工法について」という数字的なものを含め
た資料を開示しています。
香川県庁は、3つ方法で積算し、結果的に免震工事を選択しています。検討の結果、
費用的に免震化が適当だということになりました。免震化を選んでいるところは香川
県や高知県本庁舎、鳥取県、山梨県、三重県などたくさんあります。一方、丸亀市の
出している資料2の5ページには免震化がなく、すべて耐震改修となっています。
免震化すると、基本方針の中で挙げられているように「耐震補強部材がじゃまにな
り、利用面積が減る」「執務環境が悪くなる」「仮設庁舎が必要になる」といった欠点
はなくなります。庁舎機能を生かしたまま地下でひっそりと工事ができる点が免震化
の特徴です。ぜひ免震化についても検討してほしいと思います。
野田会長
資料2に数字的な根拠の一部を記載しています。ホームページにはもう尐し詳細な
資料が掲載されています。これまで検討されてきたことについても 13 ページに載せて
います。秋山委員のご質問について事務局からご説明願います。
事務局
(田中)
5ページの費用の検証には、耐震補強プラス大規模改修にかかる費用を載せていま
す。丸亀市が建替を選択している理由は、本館については築 50 年が経過し、免震化、
5
耐震改修のほかにも、設備関係等の大規模な改修も必要になり、その費用もかかるた
めです。耐震改修では、設備改修費用を加味していますが、免震化する場合も、同様
にその措置が必要となります。
5ページに記載しておりますが、コンクリートコアによる圧縮強度試験の結果、構
造躯体に 13.5N/㎟を下回る低強度コンクリートの箇所があることが判明しています。
低強度のコンクリートとなっている場合については、耐震診断・補強計算の信頼性、
補強の効果に疑問が残ることを考慮し、改築を視野に入れた総合的な検討が必要であ
ると、
「2001 年改訂版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準同解説」にも掲
載されています。低強度コンクリートの補強にかかる費用は、現時点では非常に大き
な問題になると考えられます。
耐震補強については、事務所内に鉄骨ブレース等を配置するという耐震補強であり
ますが、免震化工事となると、ブレースを入れる補強工事以上に経費がかかってくる
といわれていますので、その点も加味し、建替を選択しました。
秋山委員
免震工事の方が費用が掛かるということですが、香川県庁東館にかかる免震構造の
工事費は 42 億円、面積は違うが改築費が 75 億というぐらいの差がついています。感
覚的に免震化の方が高いのではないかといわないで、免震化にした場合について数字
を出して検証すべきだと思います。事務局の判断で免震を外すのは、ちょっと先走り
すぎているのではないでしょうか。
龍満委員
基本方針の策定時期から考えると、物価が上がっています。概算金額はどの程度の
精度があるのでしょうか。
事務局
(横田)
現時点で出している概算費用については、総務省の基準を用いて算出し、比較の為
の数字としてお示ししています。実際に建築をする際には、物価上昇や社会情勢に大
きく影響されます。また、審議会の中で色々と審議していただく庁舎の機能や規模に
よっても実際の価格は影響されると思います。現時点で、何年後にはどれぐらいの価
格がかかるという示し方は難しいと考えています。
秋山委員からのご指摘である、これまでの方針の決定のあり方が拙速ではないかと
いうことについては、今回の審議会のあり方自体に関係する意見であると思います。
比較検討については、平成 25 年度から足かけ2年間に渡り、作業部会、庁内検討会議、
あるいは議会特別委員会でさまざまな議論を重ねてきた中で、市庁舎については建替
をせざるを得ないという意見にまとまりました。今回の審議会の中では、市庁舎の整
備における基本方針に則り、市長より諮問させていただいた内容についてご議論いた
だきたいと考えています。
県庁の場合は、建物に歴史的価値を見出して、とにかく建物を保存したいという基
本的な考え方の中で、免震構造という手法も議論されたのだろうと思います。丸亀市
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庁舎については、駆体だけではなく設備自体も非常に老朽化が進んでおり、仮に、耐
震や免震というような措置を施したとしても、電気、水道、空調等については、ほと
んどやり替えなければならない。そうなると、どうしても仮庁舎も必要になります。
それらを踏まえた総合的な観点から、今回の基本方針をまとめています。
野田会長
建替の結論については、13 ページのような経緯を経て、一定の結論を得ています。
また、県庁の東館と丸亀市庁舎とでは意味合いがまったく違うと思います。県庁東
館は文化的価値がある建築物としての保存が中心的なテーマになっていたと思いま
す。
資料1にこの庁舎のIS値が書いてありますが、市庁舎は耐震的にかなり低い値で、
構造駆体自体が倒壊の危険性があるような数値になっており、また、構造駆体だけで
はなく、建物内の設備も含めて改修等しなければなりません。免震を導入したとして
も、免震プラス構造駆体自体の大幅な耐震改修が必要になってきます。
県庁における免震と耐震改修について金額の紹介がありましたが、本庁舎で免震を
採用すると、おそらく県庁よりも膨大な金額になると推測されます。
村山委員
5ページの費用の検証のなかに、卖年度投資額の比較がありましが、これが大きな
意味を持つのではないでしょうか。また、備考に「使用年数を経過後、別途建替費用
が必要となります」とあるように、30 年後に建替になると、今よりも人口が減り、納
税世代が尐なくなります。将来に負担を残すと、借金を返していかなければならない
世代が尐なくなるため、一人当たりの負担が大きくなることが考えられます。
秋山委員
免震構造とした場合の費用、方法について検証すべきであると思います。基本的な
部分で、間違いがないかどうか検証しなければなりません。仮にそれが無駄になって
も、免震にした場合のことが明らかになります。
県庁の場合は、免震費用がかなり尐なくなっています。丸亀市庁舎の場合は、明ら
かに免震化の費用がかかることが分かるのであれば、それはそれでいいと思います。
県庁でなされた文化的な視点を丸亀市にあてはめようと思っていません。実際の工
事にかかる費用の比較だけについて言及しているのです。
また、県庁の場合も、文化的なものだから残すという結論を出しているのではなく、
免震の方がかなり安く、その上で文化的なものを残すことができるから、免震を選ん
でいます。
杉林委員
秋山委員の言われることも分かります。ただ、25 年から 2 年間の議論の結論が出て
おり、その決定の中で、私たちは検討を委ねられています。免震の検討については、
今の段階では委ねられていません。ということは、仮に免震で見積もりして費用を出
したとしても、完全に無駄になります。
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今、私たちに委ねられているのは、
「新庁舎を現況の場所で建替えるか、それともほ
かの土地で建替えるか」という話です。これまでの議論をゼロにするなら生涯学習セ
ンターはどうするのか、資料館はどうするのかという話をもう一回、市議会で議論し
なければなりません。
建替えにより庁舎を整備するという結論に基づき、私たちが委ねられていることに
対して議論していったらいいと思います。
金委員
丸亀市長から審議会に対して諮問されているのは、建替により整備するという決定
を受けて、その建設場所や、その後の基本構想の策定です。それを前提に話を進めな
いと、審議会自体が存立し得ません。ぜひ諮問に沿った形で話を進められればと思い
ます。
また、ここで何を決めなければならないか確認しておきたいのですが、市庁舎と市
民会館、資料館、生涯学習センターとありますが、この審議会では、市庁舎と市民会
館の件について審議するという理解でいいでしょうか。設計まで審議会で議論するの
かもあわせてお願いします。
事務局
(田中)
審議会の進め方については、資料3をご覧いただければと思います。本審議会につ
いては、市庁舎の建設場所、市民会館整備の方向性についてご議論いただきたいと思
います。その方向性を決定したのち、市庁舎及び市民会館整備の具体的な規模や整備
の手法、スケジュール、概算事業費、財源検討の内容をご議論いただき、それを整備
構想として取りまとめていくのが今回の諮問の内容です。
その後、整備基本構想の決定を踏まえ、各施設の建設には具体的な設計の段階に入
らなければなりませんが、それが資料3の下段の基本計画→基本設計→実施設計とい
う流れになります。
今回の整備基本構想については、おおまかな整備のあり方等の内容について答申い
ただくことになります。市庁舎については、基本計画以降の作業で、どのような機能
を備えていくのかというコンセプト等をさらに詰める必要がありますが、その議論の
過程にも整備審議会に参加をお願いしたいと考えています。
野田会長
秋山委員のご意見は一つの提案として受け止めたいと思います。市長の諮問につい
て内容の紹介がありましたが、本審議会としては、その諮問への答申に向けてこれか
ら審議していきたいと思います。
村山委員
7ページ、
「複数の候補地を選定する」とありますが、これもこの審議会の裁量の範
囲なのか、もしくは、複数の候補地を選定する基本構想にしなければならないのでし
ょうか。
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事務局
(田中)
候補地については、市として建設のパターンを設定し、各パターンについての評価
を事務局の意見としてまとめるので、その内容をご確認いただき、最終的には審議会
の検討評価として取りまとめいただきたいと考えています。
村山委員
市が複数の候補地を設定し、この審議会で、最も適切な1ケ所を選定するというこ
とでいいのでしょうか。
事務局
そのような方向でお願いしたいと考えています。
(田中)
中島委員
市民会館もまずはアンケートによって方向性を出すということですか。それを見て
この審議会で議論するのでしょうか。
事務局
(田中)
アンケート結果については、市民意見の傾向を把握するために重要と考えています。
アンケート結果は審議会や市議会に報告し意見をいただいた上で、最終的に整備の方
向性等を決定する必要があると考えていますので、アンケートの結果のみで決まるこ
とではないと考えています。
中島委員
審議会の中で決定するわけではないということですか。
事務局
整備審議会による答申として取りまとめいただきます。答申を受けて、その内容を
(田中)
中島委員
議会や市で最終的に判断していくことであると考えています。
庁舎は建替を決定したということですが、土地の選定を考えた場合、配置図を見る
と市民会館をどうするかが悩ましいと思います。どちらの整備が先になるか方向性が
分かりにくいが、市民会館は方向性を取りまとめるが、この審議会で建設の可否を決
定するわけではないと考えていいのでしょうか。
秋山委員
協定書には、市庁舎を建替する時には国道 11 号線の单側にすると書かれています。
市の担当者はこの協定書の重みをどのようにとらえているのでしょうか。
協定書作成当時、11 号線の单側に建築するということを、旧丸亀市民に聞かず合併
協議会で簡卖に決めてしまっていいのだろうかと思った記憶があります。協定書を破
棄とまでは言わないが、10 年経過し、時代が変わったということで「アンケートを採
る」
「パブリックコメントを採る」というのはおかしいのではないでしょうか。
審議会で協議することについて綾歌町、飯山町の方の了解を取らなければならない
と考えています。
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事務局
(横田)
事務局としても、合併の際の協定書は非常に重いと認識しています。しかし、合併
して1市2町が一つの行政区域の中で 10 年間やってきた中で、
「現状の場所」がいい
のか、あるいは 10 年前の協定の通り「11 号線の单」にした方がいいのかを今一度議
論することも大切だと考えています。きわめてニュートラルな考え方の中で、将来の
まちづくり計画や人口の推移等さまざまな角度から考え、新庁舎の場所を決めていた
だきたいというのが審議会設立の意図です。
アンケートを採ることで得た市民の意見を踏まえながら、さまざまな見地から審議
会としての結論を導き出していただきたいと思います。
秋山委員
普通であれば、協定書の通りにすべきです。再度協議したいのであれば、その旨を
旧町民の方に説明し、了解を求めるべきです。丸亀市民全体にもう一度意見を聞きた
いがいいかと旧町民の方に聞かなければならない。そうしないと協定書を尊重したこ
とにならないと思います。
事務局
(横田)
基本方針を決める中で、建設地については協定書に明記されている「11 号線单」を
含めて、複数の候補の中から最も適切な場所を選ぶということで、市内の各コミュニ
ティすべてを回り、基本方針の説明と併せて、検討の内容や方向性を説明してきまし
た。協定書があるから選択の余地はないという考えの方もおられるし、議論の末、別
の結論に帰着するのであれば、それはそれでいいと考える方もおられます。
防災のあり方、住民サービスのあり方についても、この 10 年間の中で綾歌町、飯山
町の旧役場を市民総合センターとし、市の総合窓口として機能させ、防災拠点という
位置付けにもしています。現状のようなあり方を継続していく方が地域の皆さまにと
ってはいいという意見もあります。
合併協議の中ではそういったものを前提とせず、市庁舎を1本化するなら 11 号線の
单側という当時の考え方もあったのだろうと思います。10 年経過し、今、庁舎を考え
る中でどこに設置するのがいいか、忌憚のないご意見を皆さんにいただきたく審議会
を設置しました。
野田会長
基本方針 13 ページに示されている特別委員会や検討会議の過去の経緯についての
説明がなかったので、秋山委員のような意見が出たと考えます。この審議会では、諮
問に対する答申に向けて審議するということになっています。基本構想の策定に至っ
た経過について、その他、不明な点はありますか。
金委員
なぜ協定書を結んだ時に、建設地が 11 号線の单で決まったのか経緯を聞きたいので
すが。協定は大事だと思うので、それを覆すなら、それなりの理由を示す必要がある
のではないでしょうか。
10
事務局
(横田)
合理的な理由が明記された資料は見ていません。1市2町が合併するにあたり、市
の庁舎は市域の真ん中あたり、綾歌町、飯山町から近いところということで、尐なく
とも 11 号線より单という位置付けになったのではないでしょうか。当時の合併協議会
の担当にも再度確認し、どのような議論であったかできる限りのお答えをしたいと思
います。
野田会長
今の件について第2回審議会で回答いただけますでしょうか。
事務局(中)
合併協議会の議事録等を事前に送付いたします。
山下委員
現状の各施設を使いながら建て替えるのか、それらを完全に廃止して1本化してど
こかに建てるのか、協定書はそういう検討なしに結ばれたのではないでしょうか。支
所をどうするのかということもふまえて議論しないと、結論が出ないのではないでし
ょうか。
事務局(中)
協定書自体には、綾歌、飯山市民総合センターをどうするかまでは書かれていませ
ん。庁舎を建て替える場合は 11 号線の单で候補地を選ぶと明記されているだけです。
野田会長
それでは、整備基本構想の策定に係る経過については、協議会の議事録を後日確認
することとし、次の議題に移りたいと思います。
次の「②整備基本構想の策定の進め方について」事務局より説明をお願いします。
事務局
<資料3「市庁舎等整備基本構想の策定に向けた今後のスケジュール
(田中)
(平成 26 年度~平成 27 年度)案」を説明>
杉林委員
建設が考えられる地域としてパターン1からパターン4まで挙げられていますが、
これ以外に「市民ひろば」は入っていないのでしょうか。市民ひろばという選択肢は
あるのか、ないのか教えてほしいのですが。
事務局
市として市民ひろばという選択肢は、現時点では考えていません。
(田中)
杉林委員
市民ひろばは市の土地ですか。
事務局
市と一部国有地があります。
(田中)
11
秋山委員
アンケートを見ると 11 号線单は駄目だということを意図的に誘導する書き方にな
っているように感じます。合併時点の市の説明では、11 号線单側、沿線にすることに
よるメリットはたくさんあるとのことでしたが、今になってデメリットばかり書いて
いるように思います。11 号線单側に建設するメリットは、丸亀市の人口のへそが田村
町にあり、その位置が国道 11 号線のちょっと单にあるから、人口的な視点で考えると、
11 号線单側で建設するのが平等だという話でした。
それから中讃広域全体を考えた場合も、位置的にみても国道 11 号に近い方が便利だ
し、インターも近いと思います。これからの新市庁舎を考えた場合、その方がいいと
市民に説明していました。当時、私はなぜそのような内容で協定書を結ぶのか不思議
に思いましたが、丸亀市はそれでいいのだと言っていました。それなのに時代が変わ
ったからといって、デメリットばかり挙げるような書き方はいきすぎではないでしょ
うか。
岩崎委員
一般的に協定書には、時代と共に違和感があれば甲乙双方が再度意見交換するとい
う一文を最後に入れます。ただ協定書を交わしたという事実があるならば、協定書を
軽視してはいけません。責任者同士が当時結んだ協定書を反古にするようなやり方を
してはいけません。それなりの仁義を尽くした上でならやってもいいが、今のやり方
では無茶苦茶だと思います。きちんと仕切り直して協定書をどう扱うか考えるべきで
はないでしょうか。
杉林委員
昨年の夏に市長懇談会の席で市長から提案があり、新庁舎についてどのように考え
ているかという問いかけがありました。
ただ、飯山北コミュニティとしては、11 号線の单にこようが現状の位置になろうが、
そんなに大差はありません。どのみち車で移動しなければならないのなら現状の位置
の方がいいというのが結論でした。
11 号線から单に持ってきたら新たに土地を購入しなければなりません。それだけで
も莫大な費用が必要です。現市庁舎敷地の周辺で、市民広場、市民会館、市庁舎を3
点セットで順番に建設していけば土地を購入しなくてもよいと思います。職員の駐車
場も必要です。それらを踏まえ、北コミュニティの考え方として市長に申し上げまし
た。
秋山委員
その時は協定書があることは知っていたのですか。
杉林委員
知っていました。協定書には市庁舎以外についてもたくさんの項目がありますが、
全部履行されているわけではありません。
事務局
市長はじめ事務局が協定書を軽く見ているということは決してありません。市とし
12
(横田)
ては、協定書はあるが再度議論が必要だと考え、基本方針を取りまとめたのち、協定
書の「11 号線单」ということを踏まえながら、庁舎をどこにすべきか再議論したいと
いう主旨で市内コミュニティを回り、住民説明を行いました。その住民説明の中では
一定の理解を得られています。
したがって、今回の審議会で庁舎の場所について議論いただきたい。デメリットば
かり出して議論を誘導しているように受け止められる箇所については指摘していただ
き、きちんとしたアンケート内容に詰めていきたいと考えています。
野田会長
市議会の協議会や特別委員会、検討会議でも協定書についての意見はありましたか。
事務局(中)
協定書に書かれている「国道 11 号線单」は第一義ですので、それを前提として協議
してきました。ただ、詰まるところ疑問が出てきたということで、
「单」も含めた数カ
所を選定した上で協議を行っていこうという方向性が出ました。
秋山委員
私は单側がいいと主張しているわけではありません。協定書があるのに4パターン
を出して丸亀市全体でアンケートを採るというのは拙速に過ぎると言っているので
す。
事務局
(横田)
事務局としては、協定書の協議事項をないがしろにするつもりはありません。平成
25 年から2年間にわたり協議してきました。議論をすることに対する合意を得ていな
いのではないかというご意見をいただきましたが、基本方針を取りまとめた特別委員
会でも数多くの議論を重ね、情報発信の仕方も広報やホームページ等で周知し、各コ
ミュニティを回っての住民説明といった手法の中で、できる限り合意形成を図ってき
ました。
審議会の議論の中で、合併協定書で定めた場所が最もよいというのであれば、市と
して再び議論を求めることはありません。これまでの議論の仕方が不十分だったとい
うご指摘を受け止め、今後は十分な情報提供なり合意形成のあり方についても皆さん
のご意見をいただきながら進めていきたいのでご理解いただきたいと思います。
野田会長
市民に対する説明は十分ではなかったかもしれませんが、過去数年間の検討の経緯
の中で、検討されてきたという説明でご了解いただけますか。
村山委員
協定書の内容は非常に重要です。アンケート内では、
「合併協定内容を考慮し、こう
することとした」という表現になっているので、まず合併協定内容を明示し、それを
踏まえて協議すべきだと思います。
「国道 11 号線の单を含む複数の候補地から」とあ
るので、国道 11 号線单が最初の候補地であり、国道 11 号線单側をパターン1として
書くべきだろうと思います。
13
今の案は、利便性等についてパターン1、パターン2のメリットが多く書いてあり、
パターン4のメリットがあまり見えないので、その辺りも考慮してほしいと思います。
まずパターン4をパターン1に代え、合併協定内容を踏まえた内容だということをし
っかり明記する必要があると考えます。
野田会長
資料3の整備基本構想の策定スケジュールについては、事務局案のスケジュールで
進めることについてご承認いただけますか。
秋山委員
アンケート調査がスケジュールに組まれていますが、アンケートは説明後に採れば
いいと思います。
村山委員
いつまでに整備基本構想をつくらなければならないのでしょうか。
事務局(中)
構想決定を 27 年度末と考えています。その後の基本計画、基本設計、実施設計に約
3年掛かるということで、建替までに足かけ5年必要になると考えています。現在の
庁舎の耐震性も考えて、できるだけ早期にと考えていますが、27 年度中でなければな
らないということはありません。
村山委員
アンケート調査は、いきなりアンケート調査票を送るのではなく、こういう調査を
するという原案を示した方がいいのではないでしょうか。
事務局
(横田)
庁舎整備の財源は、市の内部留保である各種基金や国や市による財源手当など、さ
まざまな手法を考えています。合併特例債の活用も大きな財源の一つと考えています。
東日本大震災による被災地の庁舎等の機能喪失や震災後のまちづくりのあり方自体
の変化を踏まえ、被災地のみならず全国の各地方においても、庁舎のあり方の再検討
の必要性が高まり、合併特例債の活用期間が5年間延長されました。その活用期間ま
でに庁舎の建設に着手できれば合併特例債が使用できるということも、今回、スケジ
ュール案を策定した大きな要因です。
アンケート調査する前の周知を丁寧にするとなると、その辺りのスケジュール調整
も必要になります。事務局としてももちろん考えますが、特別委員会の方でもスケジ
ュールについての議論をいただきたいと考えています。
野田会長
3月にアンケート調査結果報告がありますが、アンケート調査分析をひと月延ばし、
ホームページでアンケート調査をすることを事前に周知した上でアンケート用紙を発
送することは可能ですか。
事務局(中)
アンケート調査実施の周知については、ホームページ上でできます。いずれにして
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も、全体のスケジュールの調整が必要となると思います。
野田会長
アンケート調査内容について詳細に示すことは必要とは思いませんが、ホームペー
ジで事前にアンケートの趣旨説明をした上で調査実施・分析すると、1カ月ほど必要
だろうと思います。
秋山委員
私は市民全体ではなく、綾歌町、飯山町の旧町民の方に了解を取るべきだと言って
いるのです。
金委員
協定書は丸亀市民も入っているので、全市民が対象となると思います。
岡原委員
私は綾歌町の住民だが、市庁舎の建設地が 11 号線の单が候補になっているのは知っ
ていましたが、細かいことは知りません。次回の審議会の際に、協定書の内容、今日
に至るまでの経緯について資料としていただきたいと思います。
事務局
(横田)
合併協議の際にどのような協議がなされて、11 号線单に建設するということに至っ
たかについては資料を作成し、お示しします。
各コミュニティの懇談会で基本方針について説明をしました。建設に関しては、合
併協定書に 11 号線单と明記されているので、それを変えるならばきちんとした手続き
が必要であり、市民、議会に対して協議が必要だということは説明しました。飯山町
と綾歌町でも同じ説明をしましたが、それに関して反対意見はありませんでした。11
号線单にしてほしいと言われる方もいましたが、他の候補地も含めて適切な位置を検
討してほしいという意見が多かったです。
野田会長
資料6のアンケート用紙の表紙、
「合併協定内容を考慮し」以降の文章について、ア
ンケート調査実施についてホームページで丁寧に説明した上、アンケート調査すると
いうことでいかがでしょうか。
近藤委員
ホームページで周知するという話ですが、何人の方がホームページを見られるので
しょうか。お年寄りやパソコンが使えない方に対しての周知はどのようにするのです
か。
野田会長
全員に発送することは難しいので、例えば、紙ベースで代表的な建物に掲示するス
タイルと、ホームページで周知するのが適当だと思います。方法については事務局で
考えていただきたいと思います。
事務局(中)
各コミュニティでの市長懇談会においては、市庁舎の整備における基本方針につい
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て説明しました。国道 11 号線より单と協定書に書いてありますが、その他の複数の候
補地を検討するということを基本方針には明記しており、それを説明して回りました。
その説明のなかで、今後、アンケート調査をすることも説明しました。
村山委員
先ほど、日程をずらせないかという話をしましたが、このまま調査しても構わない
のではないかと意見が変わりました。もし事前に告知するなら、ホームページなどで、
「これからアンケート調査をするので、配布されたらお願いします」と告知すればい
いと思います。すでに市庁舎整備基本方針について説明しているのであれば、手続き
は終わっていると思うので、アンケート調査の内容についての話に進んでもよいと思
います。
山下委員
秋山委員の意見を取り入れた形でアンケートの文面を見直すことは難しいですか。
事務局(中)
それに関しては、ご指摘いただいた内容を追加する方向で考えます。
平林委員
事前周知については、ホームページ等での告知と同時にアンケート票の発送準備を
してもいいと思います。
野田会長
ホームページ上でアンケート調査について周知して、同時にアンケート調査票発送
の準備にかかることは可能でしょうか。
事務局(中)
市議会の特別委員会でもご審議いただきますが、ホームページ上で周知をし、その
後、各家庭にアンケート用紙が届くことになると思います。
野田会長
資料3の今後のスケジュールは、特に日程の変更はないということですか。
事務局(中)
ほぼスケジュール通りにできると思います。
野田会長
事務局のスケジュール案についてご承認いただけますか。
一同
<異議なし>
野田会長
それでは、事務局案のスケジュールで整備基本構想のとりまとめを進めてまいりた
いと思います。
次の「③アンケート調査の実施について」事務局より説明をお願いします。
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事務局
(田中)
<資料4「市庁舎・市民会館整備等に関する市民アンケート調査について(案)
」
資料5「市庁舎等整備基本構想におけるアンケート調査の規模について」
資料6「丸亀市市庁舎・市民会館整備等に関するアンケート票(案)、
アンケート票同封資料(案)」
参考資料「丸亀市都市計画マスタープラン-概要版-」
参考資料「新庁舎建設場所比較検討資料【審議会用】
」 各資料により説明>
中島委員
4パターンの中で、市民会館はどうなるか決まっていないのに、アンケートには、
現在の市民会館、警察署跡地、その他を利用して建設するという選択肢があります。
アンケートの中でも、市民会館のことを質問しており、市民はどうとらえたらいいの
ですか。
事務局
(田中)
中島委員
資料で4パターン示していますが、パターン1とパターン2は、市有地が確保でき
るので、それを可能性として示しています。
警察署や旧消防署跡地は移転などの可能性がありますが、市民会館の場合は、どち
らにも決まってないのに、この中に載せていいのか疑問がわきました。
事務局
(田中)
整備基本構想においては、市民会館の整備のあり方についても同時に議論していた
だく内容です。その基本構想を踏まえながら基本構想決定後のスケジュールを進めて
いくことになるので、市としては基本構想の中で方針を示したいと考えています。
市民会館は、老朽化しており、ホール機能を有したままでの耐震補強は非常に難し
いため、取り壊さなければなりません。取り壊したのちに同じような市民会館を建設
するか、あるいは廃止するか、もしくは市庁舎と合築するかなどを決めることになり
ますが、いずれにしても市が保有する一体的に活用できる用地について情報提供すべ
きだと考え、お示ししています。
近藤委員
それならば、代替え地の可能性も書いていただきたいと思います。市民会館をなく
して市役所を建てることしか考えていないと思いますが、市民会館をなくして、どこ
かに建てるならば、どういう土地があるかという説明が必要です。
野田会長
市民会館については、資料6の市長あいさつの真ん中あたりに書いてあります。
近藤委員
パターン2の中にもそれを書いておかないと、よく分からない方がおられると思い
ます。
事務局
庁舎については建設地を議論いただくので、候補地を書きました。市民会館につい
17
(田中)
ては、必要性も含めて回答をいただき、問 18 で「必要」ならば、望ましいと思う建設
の仕方を質問するところで、今考えられる3つの選択肢を示しています。
「その他自由
意見」のところで、それぞれの皆さんのご意見をいただくこともできます。
秋山委員
4つに分けず、大手町の周辺と国道 11 号線に隣接する場所という方が分かりやすい
のではないですか。パターン1とパターン2はほとんど同じことを書いています。3
と4もほとんど同じです。北であるか、单であるかという議論をしてもしようがない
し、大手町の方も市役所が建っているところに建つか、市民会館のところに市役所が
建つかという議論は今回のアンケート調査の目的ではないと思います。その辺りとい
うことであれば、現在の大手町周辺か国道 11 号線の沿線とした方が分かりやすいので
はないでしょうか。
事務局
(田中)
事務局としては、4パターン示した方が分かりやすいと思っています。具体的に、
市民会館や警察署の跡地や旧消防庁舎の敷地という、市があらかじめ用意できる用地
についてご存じない方もおられます。できるだけ情報提供するという意味で選択肢を
設けています。
11 号線の北と单に分けたのは、下水道が整備されているか否かということと、農用
地区域の指定の有無からです。国道の单側は農用地区域に指定されているところがあ
るので、農業振興地域整備計画の変更が必要となる場合があり、それを表記していま
す。
杉林委員
「市民ひろば」は市が持っている土地なので、建設候補地に入るのではないでしょ
うか。
事務局
(横田)
市民ひろばは、お城の前の非常にシンボリックなひろばという位置付けでこれまで
整備しているので、あえてその広場機能をつぶしてまでそこに建てるという意見は、
当初の市内部の議論でも、また特別委員会の中でもほとんどありませんでした。した
がって、今のところパターンの中に市民ひろばは入れていません。
杉林委員
候補地に市民ひろばを加えて、市役所は市民ひろばに移し、市役所を解体した後に
市民会館を移す。市民会館は運営を継続し、新ホールが完成したら移動する。最後に、
今の市民会館のところを市民ひろばにする。そういう想定もあるのではないですか。
秋山委員
市民ひろばは、町中にあった方が使い勝手がいいとも考えられます。これからの計
画の柔軟性を担保するという意味でも、あそこを完全に排除する必要はないのではな
いですか。城の周りにすでに大きな公園があるのだから、これ以上、公園は必要ない
のではないでしょうか。市民ひろばは、もっと街区に囲まれたところにあった方がい
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いという考えもあります。そういう提案が出てきてもいいのではないかと思います。
事務局
(横田)
現時点での市の政策として、市民ひろばはお城まつりの拠点として使用したり、イ
ベントひろばとしての機能等があります。現在、警察署跡地の一角が市の利用できる
土地としてあるので、市民ひろばを選択肢として挙げていません。市役所や市民会館
の整備は、現在の建物を取り壊す前提であり、その土地を利用しながら順次、建築が
可能なのであれば、今、せっかく機能している市民ひろばを壊さなくてもいいと市と
しては考えています。
村山委員
うちわの常設展示館・物産館及び市民ひろば整備検討委員会の方で、老朽化し、雨
漏りもする「うちわの港ミュージアム」を移転しようという話があります。移転する
場所については、市民ひろば内ということで議会の議決をいただいて、そこまで決ま
った上で検討委員会が始められました。
お城の観光客が増えている中で、観光客の方にうちわの常設館に来ていただき、物
産館、販売所で買い物をして帰っていただくという、丸亀市民の方のためというより
も、どちらかというと観光客向けという形で、芝生を尐し広げて、より使い勝手のい
い形にできないだろうかと検討しています。
近藤委員
生涯学習センターは残すのでしょうか。教育委員会がありますが、それを新庁舎の
中に入れるとすると、生涯学習センターはどのように活用していくのですか。
事務局
(横田)
生涯学習センターについては、丸亀市として当面の間、耐震補強をして使用すると
基本方針の中で決定しています。今回、議論いただくのは市役所庁舎と市民会館とい
うことになります。
近藤委員
もし市民会館が建てられるなら、生涯学習センターと市民会館を一緒にすることも
検討してはどうですか。
事務局
(横田)
それは市民会館の構想によると思います。市民会館を新たに整備することになって、
大中小ホールなどが設けられるとすれば、おのずと、今ある生涯学習センターの必要
性が薄れてくる可能性もあります。
近藤委員
そうすると生涯学習センターの跡地も市民ひろばとして活用できるのではないです
か。
野田会長
アンケート添付用比較表の中のパターン4の「経済性」に表記されている金額につ
いて、パターン1の約9億 3,000 万の推定額というのは仮設庁舎の整備費、パターン
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2の1億円というのは土地の購入費、パターン3、パターン4の 11 億円というのは土
地の造成費と考えていいのでしょうか。
事務局
(田中)
パターン1の費用については、
「仮設庁舎の整備費用」と「仮設庁舎への移転と新庁
舎への移転の計2回の事務所移転」にかかる経費として9億 3,000 万と試算していま
す。パターン2の1億円については、旧消防庁舎の敷地の一部が国有地で、この国有
地の購入が必要になりますので、公示価格と路線価等から費用を試算しています。ま
た、
「事務所移転経費」1回分を見込んでいます。パターン3、パターン4については、
「民有地約2万 2000 ㎡の購入」
、
「敷地造成経費」、
「事務所移転経費1回分」を見込ん
で約 11 億と試算しています。インフラ整備については、場所によって条件が異なり費
用も大きく変わるので「インフラ整備が必要である」という書き方にしています。
福岡委員
パターン2に旧消防署の敷地とありますが、その敷地には現在、緊急車両を保管し
ていると思いますが、そのスペースの確保は大丈夫なのでしょうか。
事務局
(田中)
福岡委員
現在、車両を駐車していますが、その分についても近郊で確保することを検討しな
ければいけないと考えています。
合併前には警察署が移転することは分かっていなかったと思います。綾歌・飯山の
方は警察署跡地、旧消防署敷地と書かれても、その場所を知らない方が多いと思うの
で、アンケートに図面を入れてほしいと思います。
事務局
市役所と市民会館周辺の地図を付け加えます。
(田中)
亀井委員
パターン3、パターン4について、移転により不便になる方がいると思いますが、
この場所に支所、出張所をつくる予定はあるのでしょうか。もしあるならば、アンケ
ートにその旨を明記した方がよいのではないでしょうか。
事務局
(田中)
現時点において、单へ移転となった場合に、支所を残すというような構想はありま
せん。比較表のパターン4では、綾歌、飯山市民総合センターのあり方について、单
へ移転した場合、検討を要するとしており、その検討は必要になってくると思います。
村山委員
アンケートを記入する際、最後の方になると回答するのに疲れてくるので、性別・
年代等簡卖な質問を後半にもってくるとよいと思います。
1ページ目、問1について、市役所と市民総合センターでは役割が違うと思います。
住民票などは市民総合センターに取りに行くが、それ以外では市役所に行く方が多い
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という方も多いと思います。その方々に市役所に関してだけ答えられると、市民総合
センターについての意見が聞けないのではないでしょうか。市役所は市役所、総合セ
ンターは総合センターで答えていただいた方が価値観が分かるのではないでしょう
か。
3ページ目、問7の選択肢5で、「合併協定書を考慮し」となっていますが、「合併
協定書に基づき」の方がいいと思います。
4ページ目、問9について、この質問だけで判断できないと思います。市庁舎の位
置がどうなるかによってこの質問の価値ができてくると思うので、今後の最終的な分
析を行う際に気を付けてほしいと思います。
添付資料1、パターン3、4についての「利便性」の記述が尐ないと感じました。
旧飯山、綾歌の方々にとって、若干なりとも近い位置になると思うので、そういった
利点はたくさん書くようにしてほしいと思います。パターン3、4の「経済性」がい
ずれも 11 億円プラスインフラ整備費用ですが、インフラ整備の内容がまったく違うの
で、インフラ整備の内容まで書いた方がいいのではないでしょうか。パターン4の方
は、現在、下水道が未整備なので、インフラ整備費用がより多くなるのではないでし
ょうか。
事務局
最初のご意見は、1ページの問1の「綾歌・飯山市民総合センター」については、
(田中)
4ページの問9のところで「本庁舎」と別に質問した方がいいという趣旨でしょうか。
村山委員
市民総合センターの機能が隠れてしまわないようにどうするのか、ということかと
思います。問2から問5を、市民総合センター用にもう一度質問する必要があるかど
うかというところですが、あまりそこを分析したくないのであれば、このままでも構
わないかもしれません。
杉林委員
アンケートの1ページ、年代の選択肢が 80 歳代までありますが、資料4の「アンケ
ート発送計画」では、70 歳代までしかありません。
事務局
(田中)
野田会長
アンケート対象者としては 70 歳以上を一つの区切りとして抽出させていただこう
と思っています。
今のご意見は、アンケートの中でも「70 歳代以上」という書き方の方がいいという
ことですか。
杉林委員
はい。アンケートの抽出上分けないのであれば、アンケートの中で回答の選択肢を
分ける意味がないのではないでしょうか。
21
事務局
(田中)
秋山委員
アンケート票の回答の選択肢の1番を 20 歳代以下にして、6番を 70 歳代以上にし、
7番、8番を削除します。
アンケート添付用比較資料の中の、单に建設するパターンは、10 年前に同意した時
点で、メリットとして考えていたことがあるはずです。高速のインターに近くて利便
性が高まるとか、人口的に中心に近いとか、広域行政について尐しは便利になるとい
ったことで案がまとまったのだと思います。そういうことを書かなければ、一方的な
評価になるのではないでしょうか。
「経済性」のところでは、用地購入のために 11 億円必要だということですが、それ
によって都心の現庁舎用地が有効活用できるというメリットにもなります。土地を民
間に売る。マンションやショッピングセンターにしようと思ったらできる。それぞれ
のパターンで、ある程度バランスが取れたことを書いてほしいと思います。
また、土器川、ため池が決壊した場合、0.5 メートル程度の浸水が予想されると書
いてありますが、おそらく造成して1メートルぐらい盛土するわけだから、わざわざ
これを取り出して書くほどのことではないと思います。安全性に問題があるとも受け
取れてしまうのではないでしょうか。
事務局
(田中)
それぞれの「利便性」の表記について再検討します。
「安全性」の部分では、ハザー
ドマップ上の情報としてお示ししておくべきではないかと考えているのでご理解いた
だきたいと思います。
秋山委員
承知しました。ただ、11 号線沿いでもハザードマップで危険箇所になっていないと
ころもあるので確認してほしいと思います。
金委員
「経済性」のところで、数字は省いた方がいいという意見が出ていましたが、その
点はどうするのでしょうか。市民会館や警察署跡地、消防署を全部更地にしないとい
けませんが、それは1億円の中に入っているのでしょうか。
事務局(中)
市民会館については耐震強度が不足しており、取り壊す必要があり、新しい警察署
は現在、丸亀スポーツセンターのところに建設していますので、旧警察署は取り壊し、
更地にしてから返していただくことになっています。県にお貸ししている市の土地で
す。旧消防庁舎についても耐震強度が足りないので、いずれ取り壊しが必要です。す
べてのパターンにおいて取り壊しが必要になってくるということで、費用算出の比較
対象から除いています。
山下委員
インフラ整備費用の算出はどのように考えていますか。
22
事務局
(田中)
建設候補地によってインフラ整備の内容が違ってきますので、費用として積み上げ
るのは現時点では難しいと考えています。
金委員
逆に全部費用を入れない方がいいのではないですか。
事務局
仮設庁舎が必要になったり、用地の取得が必要になってくる場合があるので、それ
(田中)
金委員
らは試算できる範囲で費用を明らかにしておく必要があると思います。
あとで数字が大きく違っていたということにならないか不安です。費用の内容は書
いておけばいいと思いますが、数字自体の表記についてはない方がいいのではないで
しょうか。
事務局
(田中)
野田会長
あくまでも、現時点において比較検討するうえでの試算であると考えていただけれ
ばと思います。
村山委員の提案を受け、資料6の表紙の「合併協定書内容を考慮し」というところ
は「~に基づき」に変更した方がよろしいでしょうか。
村山委員
ここは「考慮し」がいいと思います。3ページ目は「基づき」にしてはどうでしょ
うか。そのほか、合併協定での決定事項はしっかり書いていただきたいと思います。
野田会長
「市民総合センター」について、
「本庁舎」と同じように問2以降の質問を問9に関
連して記入するとなると、複雑で趣旨がずれてくるのではないでしょうか。
村山委員
その可能性はあると思います。ただ、綾歌、飯山の市民総合センターに来る方の意
向をどの程度つかめるのか疑問を感じました。市役所にも行くが、市民総合センター
にも行くという人が多かった場合、有意な数が取れない可能性があると思ったため、
そのような発言をしました。
問2は問1で一つだけ○を付けたものについての質問なので、市役所に○を付ける
と市役所のことだけ答えることになりますが、
「センター」の方に多く訪れるという人
の数がそこそこ多ければ、問2から問5も有意な数が取れる可能性もあります。
秋山委員
うちわの港ミュージアムと物産館を市民ひろばの中につくる計画が進められている
ということですが、市民会館や市民が集まる場所の中に物産館を入れる方がいいと思
います。市民ひろばの周りにつくるよりも、飲食や休憩所を含めて市民ホール的な人
が集まる拠点としてまとめた方がいいと思います。担当間ですりあわせをしてほしい
と思います。
23
野田会長
アンケートについて、修正箇所を確認したいと思いますが。
事務局
アンケートの3ページ、問7の選択肢4の「合併協定書を考慮し」を「合併協定書
(田中)
に基づき」に修正し、これを選択肢1に、関連して他の選択肢の順番を変えます。そ
れから、1ページの年代の書き方について修正し、基本的な質問は最後に持っていっ
た方がいいという意見をいただいていますので、最後に設けるようにします。問9の
「市民総合センター」について、問1から問5で、市民総合センターによく訪れる方
の意見がどれだけ有意に集められるかというご意見をいただいていますが、これにつ
いては、対象者を小学校区卖位で抽出することである程度解決できると考えています。
村山委員
3,000 件のうち、綾歌・飯山の数がどのぐらいとれるかということが気になってい
ます。200 は欲しいと思っています。その中で、綾歌・飯山の方でも市役所に来るこ
とが多いという方に片寄らないかどうか心配していますが、このままでもいいという
判断であればそれでもかまいません。
事務局
(田中)
検討資料の①について、並べ方はパターン4を最初に持っていくかたちで修正しま
す。パターン3とパターン4の利便性の部分の追記については事務局で検討させてい
ただきます。
野田会長
アンケート票を修正のうえ、アンケート調査を実施したいと思いますが、ご承認い
ただけますか。
一同
<異議なし>
野田会長
それでは、アンケート調査を実施することについて承認いたしたいと思います。
本日の議題は以上ですが、委員の方から何かありますか。
<なし>
それでは、事務局の方から次回審議会の開催についての確認があるようですので、
説明をお願いします。
事務局
(田中)
第2回審議会につきましては、3月の下旪で予定したいと考えております。後日、
文書で開催日程の候補を挙げて確認させていただきますので、ご回答をお願いいたし
ます。
<債権者登録及び旅費の支給について説明>
事務局からは以上でございます。
24
野田会長
修正も含めて、アンケートの郵送はいつごろになる予定でしょうか。
事務局
2月3日に開催いたします議会特別委員会でご審議いただいてからアンケート票な
(田中)
どを修正し完成させることになりますので、その状況によりますが、2月中旪ごろの
発送になるのではないかと思います。
野田会長
わかりました。
それでは後日、文書で開催日程の確認があるということですので、ご回答をお願い
いたします。
それでは、本日の審議会は、これをもって閉会いたします。皆様、本日はありがと
うございました
<終了>
前記は事実に相違ないことを証明するため、ここに署名する。
平成 27 年 2 月 25 日
署 名 委 員
岩 﨑
正 朔
署 名 委 員
村 山
卓
25