にっぽん丸宮古港開港400周年記念クルーズ

にっぽん丸宮古港開港400周年記念クルーズ
会員 大谷幸矢
9 月 14~15 日、岩手県宮古港発着のにっぽん丸ワンナイトクルーズが催され、地元の友
人と乗船しましたのでレポートさせて頂きます。
ご承知の通り、東日本大震災では宮古市も人的、物的に甚大な被害を受けました。
その復興施策として、4 月 24 日を皮切りに約半年間にわたり「宮古港開港 400 周年記念
行事」が行われ、このクルーズもその一環です。
私も震災以後多少なりとも復興の一助になればと何度も宮古市に足を運んでいるので、
このようなクルーズが実施できるようになった事には格別の思いがあります。
400 周年初日、大漁旗に彩られた宮古市街
14 日は昼過ぎから宮古港藤原岸壁で山本宮古市長、久保にっぽん丸船長らが出席して入
港記念セレモニー。続いていよいよ乗船です。
前日まで続いていた荒れ模様から打って変わってベタ凪好天の航海日和。地元のブラス
バンドや歓迎放水に見送られて定刻 14 時に出港しました。
本州最東端の魹ヶ埼灯台などを眺めながら夕刻には宮城県金華山沖に到着。ここで機関
停止、漂泊となりました。
ディナーは「400 周年づくし」
。メインダイニングには記念のプレートが付いたケーキが
飾られ、肉料理、魚料理とも「400」をかたどって華を添えてくれます。
ワンナイトにもかかわらず催された「星座教室」が圧巻でした。街の灯の影響を受けない
金華山沖、しかも月も雲も波もなかったのでスバルから天の川までよく見え、参加者全員大
感激!
翌日はブリッジ見学、そして恒例のビンゴ大会です。宮古市提供の景品でボリュームアッ
プ。更に市長主催の「餅まき」も行われ、参加者のテンションも上がりました。
あっという間に丸 24 時間が過ぎ、もっと乗りたいワンナイトクルーズでした。
まだまだ復興は道なかば、しかも険しい道です。会員の皆様にも是非三陸に足をお運び頂
きたいと思います。
朝 9 時すぎ、港内に姿を現したにっぽん丸
9 時 45 分着岸
タグ付きで入港
入港記念セレモニー
カクテルパーティ演奏中
秋鮭のムースと帆立のグリル 岩手りんごソース
エントランスに飾られた 400 周年大漁旗
圧巻! 400 周年記念ケーキ
牛フィレ肉ステーキ岩手味噌ソース
宮古市長主催「餅まき」