年次報告書 2015 - ソシエテ ジェネラル

ソシエテ ジェネラルグループ
会社案内 2015
SERVING
OUR CLIENTS
AND THE ECONOMY
私たちは
150 年にわたり
世界中で
お客さまと
経済活動を
サポート
しています
ソシエテ ジェネラルは欧州有数
の金融サービスグループです。多
角的なユニバーサルバンキング
モデルに基き、財務の堅実性と
持続可能な成長を維持する戦略
を兼ね備え、
お客さまのビジネスと
経済活動をサポートしています。
ビジョン
「リレーションシップ バンク」
として、お客さまと親密な関係
を築き、質の高いサービスと
社員の熱意で選ばれる銀行を
目指します。
堅固なユニバーサル
バンキングモデル
フランス国内
リテールバンキング
ソシエテ ジェネラル、
地銀グループのクレディ デュ ノール、
大手オンラインバンクのブルソラマの
3 行が補完し合いながら
デジタル サービスをリード
1,100 万
の社員数、3,128 支店
の個人顧客数、
777,000 の投資家、法人および非営利顧客
1,720 億ユーロ
貸出残高
3,000万の顧客数
(個人、
投資家、
企業・金融機関)
148,300 名
社員数(76カ国)
業務粗利益
国際リテールバンキング
&金融サービス
定評ある専門的サービスと
有数の事業基盤
236 億ユーロ
27 億ユーロ
コア・
バリュー
チームスピリット
イノベーション
責任
熱意
78,000 名
2,800 万
の社員数、
(64カ国)
の個人、投資家、
法人顧客(100 万の個人事業、1,200 万の
保険加入者を含む)
1,030 億ユーロ
グループ純利益
2 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
40,000 名
コーポレート&インベスト
メント バンキング、
プライベート バンキング、
アセットマネジメント および
セキュリティーズ サービス
金融市場においてお客さまの
経済活動をサポート
20,000 名
5,000 強
貸出残高
の社員数、
(52 カ国)
の顧客数
1,210 億ユーロ
貸出残高
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 3
最良の顧客サービスは
社員個人と
グループ全体の
熱意から生まれる
当局は現在、欧州一元レベルで業務を行っており、
これは抜本
的な変化です。
ソシエテ ジェネラルグループは、
この欧州規制
機関の新設に先立って実施されたECBの銀行検査に合格し、
財務の安定性を実証しました。各国の監督体系を調和させる
ことは欧州の銀行システムへの信頼性を高めます。欧州統合
は順調に進んでおり、歓迎すべき動きです。
常に変化する状況の中で、
ソシエテ ジェネラルのバンキング
モデルはどのように変化していますか?
フレデリック
ウデア
最高経営責任者
ソシエテ ジェネラルグループを取り巻く
現在の状況をどのように見ていますか?
ウデア 私たちはかつてない大規模な変
化に直面しています。地政学的不安、金融不
安が台頭する一方、原油価格の下落、
ユーロ
安というプラス材料もあります。欧州中央銀
行(ECB)
が開始した量的緩和策は欧州
経済の回復に寄与する可能性がありま
す。
しかし、
ユーロ圏諸国の債務水準や
グローバルな競争を勝ち抜くために必
要な競争力の強化策、
中・長期的に
持続可能な成長への回帰など、多く
の構造的問題が残っています。
そうしたなか 、非 常 に明るい
動きとしては欧州「銀行同盟
( Banking Union )」の設
立です。この 新しい 規 制
4 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ウデア 現在、
バランスシートの調整とグループの基盤強化を
終えたところで、今後は事業変革と業務拡大を継続しながら
収益性の高い成長を目指します。
これは当グループの優れた
モデルがもたらすシナジーの拡大、
コスト管理、
リスク管理に
より可能にします。2014年∼2016年の戦略計画を発表した
際に、私たちのビジョンを主力事業と主要地域で再確認しま
した。
当グループの事業モデルは多角化モデルです。一方の軸
に欧州、
中東、地中海沿岸地域、
アフリカに注力するリテール
バンキングがあり、
もう一方の軸として、欧州に強固な足場を
築き、
エネルギーやインフラ、株式派生商品などの主要セク
ターを中心に国際展開を行っているグローバルバンキング&
インベスターソリューションズがあります。2014年度業績では
力強い収益性と事業間のシナジー効果が際立っており、
当グ
ループの事業モデルの堅固さと成長性を裏付けています。
これ
は、制約の多い厳しい環境下でもお客さまのニーズにお応えし、
成長できる優れた事業モデルなのです。
グループの価値観を再確認するためのプロジェクトに自ら
乗り出しましたが、何を実現したいと考えていますか?
ウデア 長期的な事業変革が継続できるかは、
当グループの文化
と事業戦略にかかっています。私たちが大切にしている
「チー
ムスピリット」
「イノベーション」
「責任」
「熱意」
という4つの価
値観は、
グループ全体として、
また社員一人ひとりがお客さま
に最良のサービスを提供するのに役立っています。私たちは
これらのコア・バリューを、
身をもって示さねばなりません。
これらの価値観は、
ふだんからお客さまとより良い関係を築き、
信頼関係を高めるうえで不可欠であり、私たちのビジネスの
より深い意義と目的を教えてくれるものです。従って、社員の質
の高さと熱意が私たちの強みなのです。
優先事項
収 益 性ある成 長のため、
ユニバーサルバンキング
モデルの潜 在力を
最 大 限に活 かす
顧客満足度をさらに
高め、
イノベーション・
リーダーであり続ける
・
事業開発とシナジー
効果の拡大を通じて
成長を確保
・
持続可能な
収益性を実現
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 5
デジタル時代の
「リレーションシップ」
バンキング
「デジタル技術の
おかげで、何百万人
ものお客さまに
個別にソリューション
をお届けできます。
本当の意味で
個人的な関係を築く
またとない機会と
なっています」
ベルナルド・サンチェス・インセラ
副CEO
ソシエテ ジェネラルは、
お客さまとの親密な関係を大切にする
「リレーションシップ バンク」
戦略を掲げており、
地元の支店網
やコールセンター、
インターネット、
モバイルバンキングなど、
どのチャネル網においてもお客さまを中心に事業展開を
しています。
実店舗とデジタルバンクは両立し、
互いに補完し
合っています。
デジタルソリューションではお客さまとの交流
が増え、
関係がより親密になっています。
また、
デジタル化は
お客さまをより深く理解し、
行動を分析して個々のニーズに
見合ったソリューションを提供するのにも有効です。
同時に、
ソシエテ ジェネラルではさらに優れた支援ができるよう、
例えば人生の節目に着目した専門センターを作るなどして、
スキルと専門知識のネットワークを構築しています。顧客
対応とデジタルバンキングにおいては、
すべての社員がお客
さま中心のネットワークの一部として機能しており、
専門知識
を結集した総合力が顧客対応の質を高めています。
デジタル文化の
浸透
「デジタル・フォー・オール」
プログラムにはひとつの目標があります。
それは、
社員全員が関与することでデジタル革新を加速させること
です。
ソシエテ ジェネラルは2014年にマイクロソフトとグローバル・
パートナーシップを締結し、
その一環として、
社員にお客さまと同じ
デジタル体験を職場環境で共有できるよう最新鋭ツールを配備して
います。2015年に導入を始めた最新のオフィス用共同ソフトウェアも、
さらに効果を高めると期待されています。
グループの7万人の社員に
は今後、
実務用のタッチスクリーン型タブレットが支給されます。
「SG
Store」から社員のクリエイティビティを強化するさまざまなアプリ
ケーションをダウンロードすることができます。
また、
こうしたデジタル
への移行を後押しし、
グループ全体でデジタル文化の浸透を促すため、
内部にシンクタンクが設置されました。
「社員は
お客さまと同じ
デジタル体験を
共有すべきです」
アイメリル・オアン
イノベーション責任者
お客さまとの
交流の
がデジタル・
プラットフォーム経由
6 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 7
熱意と責任の
ある銀行
CSR:
5つの優先事項
ソリダリティ( 連 帯 )の 考えに基ずく
環 境に配 慮した商 品 、サービス、融 資
ソシエテ ジェネラルは、
企業責任、
環境配慮、
ソリ
ダリティ
(連帯)
の考え方を踏まえた商品やサービス
を提供するとともに、
環境に優しく社会に貢献する
ファイナンスに取り組んでいます。
環 境に配 慮した責 任ある購買
「結果を得る
ための手段は、
結果そのものと
同様に重要です」
セヴラン・カバンヌ
副CEO
ソシエテ ジェネラルの重要な責任とは、
お客さまのプロジェクト
にできる限り安定的かつ公正に資金を提供することにより、
お客さまに対する義務を果たすことです。
当社の事業活動は
ソシエテ ジェネラルは事業が環境に直接与える
影響を軽減するよう努め、
責任ある購買を推進して
います。
2012年にカーボン・ニュートラル化を達成
した後、
「内部二酸化炭素排出税」
の制度を導入
して省エネ・プロジェクトに融資しています。
長期的な影響をもつため、
この責任は当社の事業地域のみな
責 任ある融 資 .
らず、
お客さまの事業地域の持続可能開発のあらゆる分野に
当グループは、地元経済のステークホルダーを支援
することにより、進出先の国々の発展に貢献したいと
考えています。
日頃からお客さまのニーズに耳を傾け、
困難な状況下でも支援することで責任ある顧客関係
を維持しています。
まで及びます。
また、
当社のすべての社員は十分なリスク意識
をもって行動しなければなりません。
結果を得るための手段
は、
結果そのものと同様に重要です。
ソシエテ ジェネラルが
「コア・バリュー」
を常に重んじ、
マネジメントが模範を示し、
社員を指導できるようなリーダーシップモデルを採用してい
るのはそのためです。
当社が特に
4つのコア・バリューの中で、
強みとしている重要な要素は
「熱意」
です。
熱意があれば、
お客
さまと信頼関係を築くことができます。
また、
「チームスピリット」
当グループは 4つのコア・バリュー(チームスピ
リット、
イノベーション、
責任、
熱意)
の下、
お客さま、
および社員との質の高い関係を通じて独自性を
見出しています。
も顧客対応の質と深みを決定づける重要な要素です。
内部の
市民 社 会 の 一 員 .
協力態勢を深めることで、
お客さまに提供できるサービスの
当グループは、
ソシエテ ジェネラル財団を通じて社員
と子会社が行う慈善活動を支援しているほか、文化
芸術・スポーツの振興策を推進しています。
幅を広げています。
8 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
企業責任
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 9
芸術の振興
ソシエテ ジェネラルは20年以上、
コンテンポラリー
アートとクラシック音楽への支援活動を続けており、
特に若い世代にそうした文化に触れてもらうための
活動を強化しています。例えば当グループは、
都市部貧困地域の約1,000人の子どもたちを集めた
「Demos」オーケストラのパートナーになってい
るほか、2015年からは
「Divertimento」交響楽団を
支援しています。
この楽団は、一般にクラシック音楽
になじみのない人たちにその良さを知ってもらい、
実際に演奏できる場として利用されています。
また、
ソシエテ ジェネラルが収蔵しているコンテンポラ
リーアート作品は、毎年3,000人近い子どもたちが
「ディスカバリー・トレイル」
やラ・デファンス地区
の当グループ本店で行われるワークショップなどを
通して鑑賞できるようにしています。
www.mecenatmusical.societegenerale.com
www.collectionsocietegenerale.com
ラグビー
コンサートホール
「サル・プレイエル」での演奏
ソシエテ ジェネラル創立150周年のために
再開されたこの独自のプロジェクトは、
当グ
ループの社員250人以上によって結成され
ソシエテ ジェネラルは過去 27 年にわたり、
地元のアマチュアクラブから主要な国際大会
まで、
あらゆるレベルでラグビーを支援してきま
した。
こうした親密で長期的な関係は、2015年
のラグビー・ワールドカップによって新たな幕開
けを迎えようとしています。
ソシエテ ジェネラル
は大会のワールドワイドパートナー6社の1社で
あり、
また唯一の銀行、
金融・保険会社のパート
ナーとして、
欧州を代表する銀行としての立場を
確立しました。
ており、
全員がアマチュアの合唱団と演奏者
www.societegenerale.com/sporting-comitments
です。楽団はソシエテ ジェネラル音楽メセ
www.becauseweloverugby.com
ソシエテ ジェネラルのウェブサイトbecause
ラグビーワールド
weloverugby.comでは、
カップを裏側から紹介するデジタル・プラット
フォームで、
ラグビーファンにより詳しい情報
を提供し、臨場感を味わってもらう一方、
ラグ
ビーのフランス代表チームを支援するためフラ
ンス12都市のバーチャルツアーを行い、
ファン
に独自のデジタル体験を提供します。
ナ財団の支援を受け、
レ・シエクル( Les
Siecles)オーケストラのメンバーとともに
パリとリヨンで3つのコンサートを行いました。
社会的責任
ソシエテ ジェネラル ソリダリティ財団は、
グループ
が事業を展開しているすべての国で活動して
います。2014年には102のプロジェクトを支援し、
2006年の創設以来の支援プロジェクトは756に
のぼります。求職者支援やワークショップの運営、
職場環境の改善を進める企業の支援、非識字の
撲滅など、現在進めている職場での多様性推進の
取り組みに加え、
2015年には特別な取り組みとして、
スポーツと文化活動を通じて社会的に不利な状況に
ある人々を受け入れる活動を行っている団体への
支援も開始しました。財団ではプロジェクト提案の
呼びかけを始めており、
予算は2015年に25万ユーロ
増額され、合計255万ユーロとなりました。
www.citizen-commitment.com
10 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
シチズン・コミットメント
・ゲーム
ソシエテ ジェネラル創立150周年記念のチャ
リティ行事では、
大勢の参加者が集いました。
世界各地で1万2,000人の社員と900チーム
「 生 ける伝 説 」と言 わ れる
ジョニー・ウィルキンソンは 、
ラグビー 界 最 高 の 人 気 選 手 のひとりで、
2 0 1 5 年ラグビー・ワールドカップの
ソシエテ ジェネラルの 大 使 を務 めます。
これまでの 国 際 的 な 活 躍 に 加 え 、
彼 のチ ームスピリットを大 切 にする
姿 勢とラグビー への 情 熱 は 、
私 たちのワールドカップに 対 する
理 念 に 完 全 に 一 致しています。
がさまざまな競技に参加し、
チャリティー
パートナーのために90万7,738ユーロの
募金を集めました。
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 11
2014 年主要指標
グループ営業利益および
事業部門の営業利益
営業総利益および経費率
9.9
10%
+6%
普通株式等 Tier 1 比率
(バーゼル 3 基準)
237億ユーロ
顧客預金残高の増加
(2010年以降)
8.6
営業総利益
7.5
6.7
業務粗利益
(自己の金融負債の再評価を除く)
6.4
5.8
5.7
69.7%
67.4%
67.0%
67.7%
5.1
4.5
貸出残高および預金残高
26.4
25.6
23.1
22.4
23.6
26.4
25.6
23.1
22.4
23.6
8.5
8.5
8.4
7.8
7.5
8.5
8.5
8.4
7.8
7.5
7.8
8.2
8.2
8.4
8.3
7.8
8.2
8.2
8.4
8.3
10.1
8.1
8.3
8.4
8.7
10.1
8.1
8.3
8.4
8.7
0.1
0.9
-1.8
-2.1
-0.9
2010
0.1
2011
0.9
2012
-1.8
2013
-2.1
2014
-0.9
2010
2011
2012
2013
2014
2010
2.8
2011
2012
2013
フランス国内リテール
バンキング
2011
352
327
317
330
359
352
327
317
330
55.2
310
289
305
314
328
310
289
305
314
328
50.9
49.3
2.7
2.4
顧客預金残高
2.0
46.4
47.1
0.8
10
0
2010
2011
2012
2013
2014
2010
2011
2012
2013
2014
10
(十億ユーロ)
2010
2011
2012
2013
2010
2014
2011
2012
2013
2014
0
(十億ユーロ)
(十億ユーロ)
BIS自己資本比率(2)
0.2
100 億ユーロ
9.8
フランス国内リテール
バンキング
131億ユーロ
6.0
1.5
1.2
2.1
1.7
8.5
9.0
1.8
10.7
1.6
1.8
10.0
1.7
Tier 2
2.5
ハイブリッド資本*
10.1
普通株式 Tier 1**
5.3
グローバルバンキング
&インベスターソリューションズ
4.1
102 億ユーロ
国際リテールバンキング
&金融サービス
1.2
2010
2011
2012
2013
2010.12.31 2011.12.31 2012.12.312013.12.312014.12.31
2014
(%)
12.1
バーゼル2
に基づいて全面適用したものであり、
デンマークの保険をめぐる和解を含む
(1)2014年の数字は6月26日公表された自己資本規制/第4次自己資本指令(CRR/CRD4)
リスク加重資産10%で計算。
* 2013年:データは2014年1月1日の国際財務報告基準(IFRS)第10および第11号の施行により、 及的影響を含め修正再表示されています。
12 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
2014
(十億ユーロ)
各事業部門に割り当てられたバーゼル 3 資本(1)
うちグローバルマーケッツ
2013
顧客貸出残高
(1)
税引後株主資本利益率(ROE)
うちファイナンス&アドバイザリー事業、
アセット&ウェルスマネジメント事業、
セキュリティーズサービス、
ブローカー事業
2012
3.9
グローバルバンキング
&インベスター
ソリューションズ
(十億ユーロ)
359
グループ
グループ株主資本
グループ当期純利益
国際リテールバンキング
&金融サービス
4.6
2.3
(十億ユーロ)
グループ
コーポレートセンター
2010
2014
事業部門
4.3
経費率
63.7%
業務粗利益
6.0
5.1
11.9
12.7
バーゼル2.5
13.4
14.3
(%)
バーゼル3 (CRR/CRD4)
* 普通株式Tier 1資本はバーゼル3Tier 1資本からTier 1適格ハイブリッド資本を除外したものと定義しています。
(1)グループのROEは、為替換算調整勘定、超劣後債、永久劣後債を除く未実現損益を除外し、
これら債券の所有者への未払利息控除後のIFRS
(IAS第32∼39号および
IFRS第4号を含む)に基づくグループの平均株主資本に基づいて算出しています。
(2)2014年のデータはCRR/CRD4規則(バーゼル3)
に基づいています。
2013年はバーゼル2の見積りベース、2011年と2012年はバーゼル2.5、2010年はバーゼル2に
基づいています。
注: 2012年度のデータは、
IAS第19号改正の実施により修正再表示されており、その結果、前年度については調整データを発表しています。同様に2013年のデータは、2014年
さらに修正再表示されています。
1月1日のIFRS第10号および第11号の施行により、 及的影響を含め、
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 13
ソシエテ ジェネラル グループの株式
株式市場データ
配当金、配当性向、配当利回り
2014/12/31
2013/12/31
2012/12/31
2011/12/31
2010/12/31
805,207,646
798,716,162
780,273,227
776,079,991
746,421,631
時価総額(十億ユーロ)
28.2
33.7
22.1
13.3
1株あたり利益(ユーロ)
2.92
2.23
1株あたり純資産 期末現在(ユーロ)
58.0
56.5
54.6
54.0
株価(ユーロ) 最高値
48.4
42.5
29.8
52.0
52.2
最安値
33.9
24.3
15.0
15.1
30.3
終値
35.0
42.2
28.3
17.2
40.2
普通株式
(発行済株式数)
(2)
(2)
0.66
(1)
56.2
(1)
3.20
2014*
2013
2012
2011
2010
純配当金
(ユーロ)
1.20
1.00
0.45(1)
0
1.75(1)
30.0
(2)
配当性向
(%)
41.2
41.7
70.0
0
35.3
4.96
純配当利回り
(%)
3.4
2.4
1.6
0
4.4
(3)
* 2015年5月19日開催の年次株主総会で取締役会が提案した配当金。
(1)株式配当オプションによる配当です。
(2)純配当額/普通株1株当たり希薄化後利益。2014年の配当性向は、
自己の金融負債の再評価とDVA
(負債評価調整)
を除いて純利益の40%でした。
(3)12月末の純配当額/終値。
(1)2012年度の数字は、改正IAS第19号の実施により修正再表示されており、
その結果、前年度については調整後データを発表しています。
(2)2013年度の数字は、IFRS第11号の実施により修正再表示されており、
その結果、前年度については調整後データを発表しています。
株主総利回り*
下の表は、2014年12月31日までの各期間におけるソシエテ ジェネラル株主の累積および年率平均の総投資利回り
を示しています。
株主保有期間
保有開始日
累積総利回り*
年率平均総利回り*
民営化以降
1987年 8月 7日
+560.6%
+7.1%
15年間
1999年12月31日
+11.4%
+0.7%
10年間
2004年12月31日
-32.0%
-3.8%
5年間
2009年12月31日
-22.1%
-4.9%
4年間
2010年12月31日
-5.8%
-1.5%
3年間
2011年12月31日
+111.2%
+28.3%
2年間
2012年12月31日
+28.2%
+13.2%
1年間
2013年12月31日
-15.2%
-15.2%
出所:データストリーム
* 総利回り=キャピタルゲイン+純配当金(再投資ベース)
14 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 15
過去3年間の株式保有および議決権(1)の推移
ソシエテ ジェネラルの株価(基準:2012年12月31日現在の株価)
2014年12月31日(2)
保有 資本金に
株式数
占める
比率%
2013年12月31日
議決権に 年次株主総会
占める で行使可能な
比率%(4)
議決権に
占める比率%(4)
保有 資本金に
株式数
占める
比率%
2012年12月31日
議決権に
占める
比率%(4)
保有 資本金に
株式数
占める
比率%
議決権に
占める
比率%(4)
59,714,957
7.42%
12.07%
12.36%
59,517,813
7.45%
12.64%
59,344,358
7.61%
12.47%
資本または議決権の
1.5%以上を保有する大株主(5)
31,914,497
3.96%
5.55%
5.68%
39,555,035
4.95%
6.55%
57,860,893
7.42%
10.76%
-
-
-
CDC
20,845,1852.59%
明治安田生命
11,069,3121.37% -
ソシエテ ジェネラル
ユーロストックス銀行株指数
CAC40株価指数
45
40
従業員持ち株制度を通じて
保有する従業員・元従業員
グルパマ
50
35
30
25
20
15
237,215 0.03%
0.03%19,455,2112.49%
4.27%
3.03%
3.10% 20,111,3902.52%
2.95%19,567,0632.51%
2.90%
5
2.52%
2.58% 11,069,3121.39%
2.53%11,069,3121.42%
2.54%
Dec
10
0
CNP
浮動株
買戻しにより
保有する自社株
自己株式
-
-
-
-
8,137,118
1.02%
1.04%
7,769,307
1.00%
1.05%
693,136,270
86.08%
80.05%
81.96%
677,133,610
84.78%
78.23%
636,462,020
81.57%
73.72%
11,454,906
1.42%
1.31%
0.00%
13,522,688
1.69%
1.55%
17,618,940
2.26%
2.02%
8,987,016
1.12%
1.02%
0.00%
8,987,016
1.13%
1.03%
8,987,016
1.15%
1.03%
100.00%
100.00%
100.00%
100.00%
100.00%
100.00%
100.00%
合計
発行済株式数
805,207,646 877,054,745 856,612,823
798,716,162 873,578,419
Jan
Feb
Mar
Apr
May
June
2013
July
Aug
Sept
Oct
Nov
Dec
Jan
Feb
Mar
Apr
May
June
July
Aug
Sept
Oct
Nov
Dec
2014
出所:データストリーム
780,273,227 871,175,967
(1)二重議決権を含みます
(本社定款第14条)。
(2)2013年12月31日現在、欧州経済地域の株主の比率は44.10%と推定されます。
(3)2014年12月31日現在、欧州経済地域の株主の比率は43.59%と推定されます。
(4)2006年以降、
およびフランスAMF
(金融市場庁)
の総則第223−11条に従い、
議決権総数の算定では買戻しにより保有する自社株および自己株式に付帯している議決権
を含みます。
ただし、
これらの株式は年次株主総会での議決権を付与されていません。
(5)2012年、2013年については資本または議決権の1%以上を保有する大株主です。
1.42%
1.12%
買戻しにより
保有する自社株
自己株式
7.42%
1.31%
1.02%
買戻しにより
保有する自社株
自己株式
12.07%
従業員持株制度
従業員持株制度
2.59%
As %
As株式保有率
of
%capital
of capital
87.45%
浮動株
3.03%
資本または
議決権の1%以上
保有の大株主
As %
Asof
%voting
of (voting
3)
議決権
(3) (3)
rights
rights
資本または
議決権の1%以上
保有の大株主
80.29%
浮動株
(3)2006年以降、
およびフランスAMF
(金融市場庁)
の総則第223−11条に従い、議決権総数の算定では買戻しにより保有する自社株および自己株式に付帯している議決権
を含みます。
ただし、
これらの株式は年次株主総会での議決権を付与されていません。
注:ソシエテジェネラルの付属定款は株主に対し、
その資本または議決権の保有が追加の0.50%を超える場合は常に、
かつ1.5%の資本または議決権保有基準を超えた場合
は直ちに会社側に通知する義務を定めています。2013年12月末現在、
ミューチュアルファンドおよび金融機関のトレーディング業務を除き、
グループ資本の1.5%超の保有
を通告している株主はおりません。
16 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 17
ソシエテ ジェネラル グループの主要事業
2014年12月31日現在の組織図(簡略版)
* 親会社
(1)SGBTルクセンブルクの子会社
(2)プライベートバンキング事業に加え、
ソシエテ ジェネラル バンク&トラスト・ルクセンブルクは法人顧客向けにリテール、
および投資銀行サービスを提供しています。
注: ー割合はグループが所有する資本の持分を示しています。
ーグループは主力事業を行っている地域別にリストアップしています。
18 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 19
連結貸借対照表
資産の部
(単位:百万ユーロ)
現金および中央銀行預け金 負債の部
2014年12月31日
2013年12月31日*
57,065
66,598
530,536
479,112
ヘッジ目的デリバティブ 19,448
11,474
売却可能金融資産 損益勘定を通じて公正価値で測定された金融資産 (単位:百万ユーロ)
中央銀行預金
損益勘定を通じて公正価値で測定された金融負債
ヘッジ目的デリバティブ
2014年12月31日
2013年12月31日*
4,607
3,566
480,330
425,783
10,902
9,815
143,722
130,232
銀行預金
91,290
86,789
銀行預け金 80,709
75,420
顧客預金
349,735
334,172
顧客貸出金 344,368
332,651
証券形態の債務
108,658
138,398
25,999
27,741
10,166
3,706
金利リスクをヘッジしたポートフォリオの再評価差額
3,360
3,047
満期保有目的金融資産 4,368
989
繰延税金資産 7,447
7,307
65,238
54,118
リース債権および類似契約 その他の資産
売却目的保有非流動資産
持分法適用子会社および関連子会社への投資
有形および無形資産
のれん
資産の部合計
金利リスクをヘッジしたポートフォリオの再評価差額
税金債務
その他の負債
売却目的保有非流動負債
保険会社の責任準備金
1,416
1,613
75,124
53,525
505
4
103,298
91,538
866
116
引当金
4,492
3,807
2,796
2,829
劣後債務
8,834
7,507
17,917
17,591
負債合計
1,249,357
1,160,223
4,331
4,968
株主資本
1,308,170
1,214,193
* 2013年12月31日付け発表の財務諸表の数字に対し、
IFRS第10号および第11号の 及的適用に従って修正再表示された金額。
資本金、資本剰余金
29,486
27,381
利益剰余金
22,463
21,927
当期純利益
2,692
2,044
54,641
51,352
小計
未実現・繰延損益
527
(475)
55,168
50,877
少数株主持分
3,645
3,093
株主資本合計
58,813
53,970
1,308,170
1,214,193
資本、
グループ持分小計
負債及び株主資本の部合計
* 2013年12月31日付け発表の財務諸表の数字に対し、
IFRS第10号および第11号の 及的適用に従って修正再表示された金額。
20 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 21
連結損益計算書
純利益および直接資本の部に計上した損益の計算書
2014
2013*
受取利息および類似収益
24,532
27,024
支払利息および類似費用
(14,533)
(16,996)
(単位:百万ユーロ)
受取配当金
432
461
(単位:百万ユーロ)
純利益
その後利益に再区分される資本の部に直接計上した損益
為替換算損益
(1)
2014
2013*
2,991
2,394
1,058
(1,028)
402
(962)
受取手数料
9,159
8,347
売却可能金融資産
636
(104)
支払手数料
(2,684)
(2,107)
再評価損益
1,074
101
金融取引純損益
4,787
4,036
利益への再区分
(438)
(205)
内、損益勘定を通じて公正価値で測定された金融商品に係る純損益
4,481 3,754
164
6
内、売却可能金融資産に係る純損益
306 282
その他の収益
50,219
58,146
その他の費用
(48,351)
(56,478)
銀行業務純益
23,561
22,433
人件費
(9,049)
(9,019)
その他の営業費用
(6,060)
(6,121)
(907)
(906)
営業総利益
7,545
6,387
リスク費用
(2,967)
(4,050)
営業利益
4,578
2,337
持分法による投資損益
213
61
その他の資産純損益
109
574
(525)
(50)
税引前利益
4,375
2,922
法人所得税
(1,384)
(528)
連結純利益
2,991
2,394
有形・無形資産の償却費、減価償却費および減損
のれんの減損損失
少数株主持分損益
299
350
2,692
2,044
普通株式1株当たり利益
2.92
2.23
希薄化後1株当たり利益
2.91
2.23
グループ純利益
ヘッジ損益
再評価損益
39 11
利益への再区分
125
(5)
135
30
その後利益に再区分される科目の法人税
(279)
2
その後利益に再区分されない資本の部に直接計上した損益
(235)
141
離職後確定給付年金の保険数理差損益
(344)
211
(2)
-
111
(70)
その後利益に再区分される持分法適用会社の
資本の部に直接計上した損益
その後利益に再区分されない持分法適用会社の
資本の部に直接計上した損益
その後利益に再区分されない科目の法人税
資本の部に直接計上した損益合計
純利益および資本の部に直接計上した損益
823
(887)
3,814
1,507
内、
グループ持分
3,463 1,332
内、少数株主持分
351
175
* 2013年12月31日付け発表の財務諸表の数字に対し、
IFRS第10号および第11号の 及的適用に従って修正再表示された金額。
(1)為替換算損益の差額4億200万ユーロの内訳は以下の通り。
−グループ為替換算損益の3億8,200万ユーロは、主に対ユーロの米ドル上昇(8億200万ユーロ)、
ポンド上昇(6,000万ユーロ)、人民元上昇(5,900万ユーロ)分を、
対ロシア・ルーブルのユーロ上昇(−4億5,900万ユーロ)
とロスバンクの少数株主持分の取得(−3,900万ユーロ)
が一部相殺した結果。
−少数株主持分に帰属する為替換算損益の2,000万ユーロは、主にロスバンクの少数株主持分の取得(3,900万ユーロ)
によるもの。
* 2013年12月31日付け発表の財務諸表の数字に対し、
IFRS第10号および第11号の 及的適用に従って修正再表示された金額。
22 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 23
連結株主持分変動計算書
資本金および資本剰余金
(単位:百万ユーロ)
2013年1月1日現在残高
普通株式の増加
その後利益に再区分される未実現・繰越損益(税引後)
発行済み
普通株式
株式の発行
および
資本剰余金
自己株式の
消却
その他の
持分証券
合計
内部留保
975
19,411
(971)
6,781
26,196
22,706
23
391
自己株式の消却
332
株式の発行
294
株式報酬制度の株式
145
買収および売却の少数株主持分への影響額
未実現・
繰越損益
合計
634
39
377
49,279
3,665
420
187
4,272
-
413
-
110
294
91
-
385
-
145
-
(833)
(833)
その他の増減
-
(12)
2013年度純利益
-
294 (843)
(19)
(21)
2,044
----- 135
2,044
持分法適用関連会社及び合弁会社の持分の変動
(843) 51
(669)
271
(883)
(736)
(1)
(883)
-
(176)
(177)
(618)
(1,032)
(913)
(49)
(61)
2,394
300
124 1,420
(21)
(883)
1,296
(6)
37
31
31
(1,139)
609
55
(475)
50,877
(1,139)
609
55
(475)
50,877
186
2,044
(2,044)
19,947
(639)
7,075
27,381
23,971
-
9
179
188
(2)
-
(92)
(55)
-
(147)
1,994
205
-
2,199
-
(176) -
31
53,970
3,082
-
11
3,093
-
-
3,082
-
11
3,093
53,970
-
186
-
800
-
(147)
800
2,999
-
15
-
-
15
2014年度の支払配当金
-
(1,355)
-
(1,355)
(182)
(182)
(1,537)
(5)
買収および売却の少数株主持分への影響額(4)
-
(94)
-
(94)
(357)
(357)
(451)
804 (539) 株主関係に関連した変動小計
9
194
15
(1,303) 350
998
15
(669)
(420)
(49)
2,044
株式報酬制度の株式(3)
(1,047)
350
21,927
1,994
(214)
(12)
27,381
(92)
145
2,044
7,075
株式の発行/償還 (35)
-
-
(639)
自己株式の消却
(420)
-
19,947
当期純利益の振替
(214)
-
998
(1)
(420)
-
(19)
-
(2)
53,551
110
147
332 連結株主
資本合計
413
-
普通株式の増加
その他の
子会社発行
持分証券
-
未実現・繰越損益
2014年1月1日現在残高
資本金
および
資本剰余金
-
51
2013年12月31日現在残高(1)
株主資本
グループ持分
(1)
(914)
小計
合計
(222)
536 ヘッジ目的
デリバティブの
公正価値の変動
332
1,185
23 (296)
少数株主持分
売却可能
資産の公正
価値の変動
414
-
為替換算
調整勘定(6)
145
2013年度の支払配当金
株主関係に関連した変動小計
当期純利益、
グループ持分
(92) 1,994 2,105 (1,301)
未実現・繰越損益
-
(230)
その他の増減
-
24
2014年度純利益
小計
-
-
-
-
持分法適用関連会社及び合弁会社の持分の変動
2014年12月31日現在残高
24 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
1,007
20,141
(731)
9,069
-
-
-
-
-
382
335
178
895
2,692
(206)
-
(1)
29,486
22,463
2,692
2,692
382 (757)
335 178
895 665
(4)
24
(60)
2,692
299
3,381
235 83
24
107
106
1,027
257
527
55,168
2,778
800 -
56
-
800
56 67
261 1,065
52
717
(60)
(36)
299
2,991
291
3,672
-
106
3,645
58,813
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 25
(1)2013年12月31日付け発表の財務諸表の数字に対し、
IFRS第10号および第11号の 及的適用に従って修正再表示された金額
(2)2014年12月31日現在、
当グループがトレーディング目的または株主資本の積極的運用を目的として保有している26,491,481株は、
ソシエテ ジェネラルの資本金の
%に相当します。
3.29
グループが持分証券(株式およびデリバティブ)
についてその帳簿価額から控除した金額は、
トレーディング目的で保有する2億2,000万ユーロの株式および流動性契約
に関わる1,400万ユーロを含め、7億3,100万ユーロでした。
2011年8月22日、当グループは自社株価の市場変動に対応するため、1億7,000万ユーロの流動性契約を実施しました。
この流動性契約は400,000株の株式と1億7,800万ユーロを含んでいます。
2014年12月31日現在、
2014年の自己株式の増減の内訳は以下の通りです。
株主資本に計上された自己株式と
自己株式デリバティブに係るキャピタル・ゲイン
(税金控除後)
取引関係業務
自己株式および
株主資本の
積極運用
合計
(14)
(155)
77
(92)
1
(54)
(55)
純利益(Ⅰ)
2,991
2,394
有形・無形固定資産の償却費(営業リースを含む)
3,421
3,344
引当金純繰入額
6,247
5,440
(213)
(61)
192
(662)
長期売却可能資産及び子会社株式の売却益
(317)
(621)
繰延収益の増減
(147)
(93)
前払費用の増減
(20)
(57)
未収収益の増減
903
149
未払費用の増減
(701)
(281)
プット・オプション対象外の少数株主持分の買戻し
3,751
4,473
純利益およびその他の調整に含まれる非資金項目
(損益勘定を通じて公正価値で測定された金融商品に係る利益を除く)
(Ⅱ)
13,116
11,631
損益勘定を通じて公正価値で測定された金融商品に係る利益の組替(1)
(4,481)
(3,754)
7,856
(37,121)
(5,805)
21,824
その他の増減
(3)2014年に持分証券で決済された株式報酬の支払いは計1,500万ユーロでした。
− 従業員持株制度の2013年の費用調整関連で−4,400万ユーロ。
− 無償株式制度の5,700万ユーロ。
− 普通株式での支払いの200万ユーロ。
(4)少数株主持分関連の取引に関する株主資本、
グループ持分への影響
(101)
少数株主に付与されたプット・オプションに係る取引と価値の増減
1
グループの株式に係るプット・オプションを保有する少数株主持分に帰属する純利益で連結剰余金に配分された金額
6
合計
2013*
繰延税金の増減
流動性契約
(2)
2014
(単位:百万ユーロ)
持分法投資純損益
(単位:百万ユーロ)
純購入・処分相殺後
連結キャッシュフロー計算書
(94)
(5)買収および売却の少数株主持分への影響額−3億5,700万ユーロは特に以下によるもの。
− 少数株主持分の取得関連では、
ロスバンクの−2億4,000万ユーロ、
ブルソラマの−1億2,500万ユーロ、
ヌジェの−2,400万ユーロを含む−3億8,800万ユーロ。
− インターナショナル・ユニオンバンク
(UIB)関連の増資3,100万ユーロ。
(6)2014年12月31日現在、株主資本のグループ持分に直接認識された損益に計上された為替換算調整勘定に影響している主要通貨は、
ルーブル
(RUB)
が−9億6,400万
ユーロ、米ドル
(USD)
が5億2,100万ユーロ。
銀行間取引
顧客取引
その他金融資産・負債関連取引
(25,982)
9,756
(1,280)
(2,122)
営業用資産・負債関連現金の純増減(Ⅲ)
(29,692)
(11,417)
営業活動関連純キャッシュフロー(A)
=
(Ⅰ)
+
(Ⅱ)
+
(Ⅲ)
(13,585)
2,608
その他の非金融資産・負債関連取引
金融資産および長期投資の取得および処分に関連する純キャッシュフロー
有形・無形固定資産に関連する純キャッシュフロー
投資活動に関連する純キャッシュフロー(B)
資本取引から生じるキャッシュフロー
4,133
766
(3,407)
(3,823)
726
(3,057)
1,501
(559)
財務活動から生じるその他の純キャッシュフロー
1,175
27
財務活動に関連する純キャッシュフロー(C)
2,676
(532)
現金および現金同等物の純流出
(A)
+
(B)
+
(C)
(10,183)
(981)
63,032
65,883
現金勘定および中央銀行勘定の純残高
金融機関との勘定、要求払い預金および貸出金の純残高
8,467
6,597
期首現金および現金同等物
71,499
72,480
現金勘定および中央銀行勘定の純残高
52,458
63,032
8,858
8,467
61,316
71,499
(10,183)
(981)
金融機関との勘定、要求払い預金および貸出金の純残高
期末現金および現金同等物
現金および現金同等物の純流出
* 2013年12月31日付け発表の財務諸表の金額は、IAS第19号改正の 及的適用により修正再表示されています。
(1)損益勘定を通じて公正価値で測定された金融商品に係る利益には、実現・未実現利益が含まれています。
26 I ソシエテ ジェネラル 2014-2015
ソシエテ ジェネラル 2014-2015 I 27
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