PRODUCT INFORMATION コールドボックス・シェル用塗型剤 あ Okazaki アルコパル・オカスーパー ここ数年、弊社ではドイツHA社との技術提携を行い、国内の各需要家様にコールドボックス・シ ェル用水性塗型剤「アルコパル」をご紹介してまいりました。「アルコパル」は下記のような優れた 特性を有する、量産鋳物中子用の水性塗型剤で、ご採用頂いたお客様からも、高いご評価をいただい ております。 また、ここにご紹介します「オカスーパー」は、「アルコパル」の技術・実績をベースに、国内需 要家様のご使用条件をより勘案し調製した、コールドボックス・シェル用の水性塗型剤です。 1.ベーニング防止 硅砂の膨張に起因する鋳型のクラックを被覆し、ベーニングの発生を防止・低減します。 2.ガス欠陥対策 鋳型から発生するガスを遮蔽し、溶湯中への流入を防止・低減します。 3.美しい鋳肌 独特の基材構成により、塗膜は溶湯との接触で一部がガラス化し緻密な層を形成、バラシ時に は付着した砂と共に面状に剥離するので、焼着・メサシのない健全な鋳肌が得られます。 4.安定した鋳型被覆力 従来塗型剤と比較して、鋳型表面の被覆性に優れており、鋳型の表面状態により塗型の厚みが左 右されにくいため、砂の充填がききにくい部分等においても、十分な塗型効果が期待できます。 表1.代表製品の適用事例 塗型剤 特 徴 主成分 色 彩 適用中子 アルコパル 4966系 アルコパル 143系 アルコパル 5533系 オカスーパー 640系 ベーニング防 止 ,ガス遮 蔽 アルコパル4966改良品 ベーニング 防止, ガス 遮蔽 黒鉛系 効果が最も強い 砂落ち,砂離れ改善 アルコパル の標準品 タレ,砂離れ良好 アルミナシリケート アルミナシリケート, 黒鉛 アルミナシリケート, 黒鉛 , 酸化鉄 黒鉛,シリカ 白色 灰緑色 赤褐色 黒色 クランクケース ( コールド ,シェル) ウォータージャケット 各種 エンジンブロック 用各種 ウォータージャケット ( コールド ) (シェル,コールド) ( コールド ,シェル) 各種 コールド ,シェル中子 油圧 バルブ (シェル) 塗布濃度 35~40Be 35~40Be 30~40Be 30~40Be ※ 塗布濃度は使用事例です。ご使用の際には、鋳型条件等に合わせて濃度設定を行ってください。 ※ 各製品の詳細につきましては、単品カタログを参照下さい。 1.ベーニング防止効果 溶湯の熱で硅砂が急激な膨張(α →β変態)をすると、鋳型にクラッ クが発生して、ベーニングの原因に なることが知られています。 アルコパルの塗膜は、熱によって 軟化する相とフレーク状の基材が鋳 型クラックを被覆し、ベーニングの 発生を防止・低減します。 写真1・2は、溶湯に浸漬したコ ールドボックス鋳型の表面状態を観 察したものです。従来塗型剤を塗布 した鋳型では、発生したクラックが 開いて炎が上がっています。アルコ パルの場合は、鋳型クラックをカバ ーしている状態が認められます。 写真1.従来塗型剤 写真2.アルコパル 10 2.ガス遮蔽効果 アルコパルの塗膜は溶湯に接すると、柔軟で極めて緻 アルコパル 従来塗型 無塗型 8 に、鋳型から発生するガスを遮蔽し、溶湯中への流入を 阻止します。 このガス遮蔽効果により、鋳型からのガス発生に起因 するピンホール欠陥等への防止効果が期待できます。鋳 ガス圧 [cmFe ] 密な層を形成するため鋳型クラックをカバーすると共 6 4 鉄溶湯中(1420℃)へコールドボックス鋳型(写真1・2)を 浸漬し、鋳型内(中央下部より5mm)のガス圧を測定した 結果を、図1に示します。アルコパルを塗布した場合、 2 溶湯浸漬後、鋳型内ガス圧のピークに達するまでの時間 が、従来塗型や無塗型の鋳型よりも後ろにずれているこ とが分かります。 0 0 0.5 1 1.5 時間 [分] 図1.鋳型内ガス圧測定結果 あ 本 社 東 京 営業所 名古屋営業所 大 阪 営業所 岡 山 営業所 九 州 営業所 大阪 工場 技 術 部 大阪市住之江区北加賀屋2丁目11番8号(北加賀屋千島ビル3階) 東京都港区芝浦3丁目6番5号 名古屋市中村区名駅5丁目4番14号(花車ビル北館3階) 大阪市大正区南恩加島5丁目11番20号 岡山市下石井2丁目2番5号(ニッセイ岡山スクエア5階) 北九州市小倉北区浅野2丁目11番15号(KMM別館4階) 大阪市大正区南恩加島5丁目11番20号 大阪市大正区南恩加島5丁目11番20号 TEL(06)6682-5500㈹ TEL(03)3453-8051㈹ TEL(052)582-5861㈹ TEL(06)6553-8220㈹ TEL(086)231-0278㈹ TEL(093)512-7000㈹ TEL(06)6552-3541㈹ TEL(06)6553-0940㈹ FAX(06)6682-5700 FAX(03)3453-8056 FAX(052)586-4770 FAX(06)6553-8108 FAX(086)225-7817 FAX(093)512-7001 FAX(06)6553-3206 FAX(06)6553-5560 2015.5
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