平成27年度第1回総合教育会議議事録(PDF:273KB)

平成27年度第1回総合教育会議議事録
1 日 時 平成27年5月7日(木)午後2時から3時まで
2 場 所 熊取町役場北館3階大会議室
3 出席者
(構成員)
中西町長・西牧教育長・下中教育委員・北川教育委員・山本教育委員・島林教育委員
(事務局)
企画部長・企画部理事(政策企画・シティプロモーション担当)
・政策企画課長・政策
企画課政策推進グループ長
(教育委員会事務局)
教育委員会事務局理事(学校指導担当)
・教育委員会事務局理事(生涯学習・図書館担
当)
・学校教育課長・学校指導参事(林)
・学校指導参事(溝口)
・学校指導参事(櫻澤)・
学校指導参事(辻花)
・生涯学習推進課長・生涯学習参事・図書館長
4 内 容
○事務局(橘)
みなさん、こんにちは。
本日は、公私ともご多忙の中、ご出席いただき、誠にありがとうございます。
ただいまから平成27年度第1回総合教育会議を開催させていただきます。
まず、第1回目の会議でありますので、改めて委員の皆さまと事務局の紹介をさせて
いただきます。お名前をお呼びさせていただきますので、よろしくお願いします。
それでは、まず、総合教育会議委員の皆さまです。
中西町長です。西牧教育長です。下中委員です。北川委員です。山本委員です。島林
委員です。
続きまして、事務局です。南企画部長です。明松企画部理事です。近藤政策企画課政
策推進グループ長です。最後に、私、政策企画課長の橘です。
また、本日は、教育委員会事務局も同席しておりますので、併せて、よろしくお願い
いたします。
さて、皆様もすでにご承知のとおり、本年4月1日から地方教育行政の組織及び運営
に関する法律が改正されております。この法改正におきましては、教育の政治的中立性、
継続性・安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任体制の明確化、迅速な危機管
理体制の構築、地方公共団体の長と教育委員会との連携の強化等、抜本的な改正が行わ
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れたところでございます。そして、その一環として、地方公共団体に、首長と教育委員
会で構成する総合教育会議を設置するものとされ、本町におきましても、総合教育会議
を開催し、熊取町の教育の在り方について、町長と教育委員会で協議を進めさせていた
だくというものでございます。
それでは、開会にあたりまして、中西町長から、ご挨拶申し上げます。
○中西町長
【開会のあいさつ】
○事務局(橘)
ありがとうございました。ここからは、総合教育会議の招集者である熊取町長に議事
を進めていただきます。よろしくお願いいたします。
○中西町長
それでは、早速、本日の案件であります「熊取町教育大綱」の協議に移らせていただ
きます。大綱案について、事務局から説明いたします。
○事務局(橘)
【熊取町教育大綱案の説明】
○中西町長
事務局から説明がありましたが、これについて皆さんの忌たんのないご意見をいただ
きたいと思います。積極的に意見交換できたら良いのではないかと思っております。コ
ミュニケーションが一番大事であると考えておりますので、忌たんのないご意見をお願
いします。この大綱案についても、事務局同士でいろいろと叩いていただいて、私も見
せていただいて修正もしておりますので、大方の方向性は、示しているのではないかと
思っております。しかし、落ち着いて見ると、これは違うなということもあると思いま
すので、この機会にご意見をお願いしたいと思います。
○下中教育委員
大変分かりやすくて、理解しやすくまとめていただいているなと感じているところで
す。ありがとうございます。それで、この案は、熊取町教育委員会の教育方針を基に作
っておりますとお伺いしたところですが、ここに出てくるのですが、第3次総合計画で
すか、それも基になっていると、そのほかに何か抜粋したものなどはありますか。
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○事務局(橘)
基本的には、第3次総合計画を勘案されて、教育方針が策定されていたと理解してお
り、本町の教育は、教育方針を基に取り組んできたところでございますし、先ほど、町
長のあいさつにもありましたとおり、教育委員会と首長が緊密に連携しながら教育の取
組を進めてまいりましたので、改めて、この大綱という形にするに当たりまして、教育
方針をベースに作らせていただきました。
○下中教育委員
教育に求められるものという記述を見せていただきますと、我が子を思い浮かべなが
ら、このようになってほしいなと思いながら、読ませていただきました。この第3次総
合計画は、29年度までということになっているのですが、そうすると、また変わりま
すし、この大綱自体は5年ということなんですけれども、その間に状況変化に応じて、
変わっていくのかなと思いますが、その都度、毎年見直すということになるのでしょう
か。
○事務局(橘)
基本的には法でも、大綱を見直す場合は、この総合教育会議の議論を踏まえた上でと
いう規定がございます。一応、5年間という形で計画は策定しておりますが、大綱案の
中にも記述しておりますが、社会情勢の変化が非常に早い時代でもございますし、その
間にも、総合計画が見直されるということもあり、改定の必要性があった場合は、この
総合教育会議で議論いただいた上で、改定版を策定するということで考えております。
○中西町長
大きくは変わらないと思いますが、国の方でシステムが変わったりしますと、多少、
それに合わせていかなければならないと思っています。大きくは変わらないのが大綱で
すので、5年間の大きな目標ということでよろしくお願いしたいと思います。何かござ
いますか。
○北川教育委員
それでは、一問一答でお願いします。まず、大枠から考え方を述べたいと思いますが、
事務局から教育方針を参考にしながらということで説明がありましたが、平成27年度
の教育方針は、総合教育会議での審議までの間は、公表を留保しているところです。
○西牧教育長
平成27年度教育方針については、ホームページ等にはアップしていません。総合教
育会議が終わってからと考えています。
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○北川教育委員
教育委員会でも、総合教育会議における町長さんの意向によっては、教育方針の一文
を修正することもあるということで担保しているわけです。ですので、大綱ができて、
演繹的に教育方針を策定したという考え方で、この場では、共通理解した方が良いと思
います。次に、細かいことを数点述べたいと思います。今、町長さんからもありました
ように、ありがたいことで21年度から、町長と教育委員会との懇談会により、実質的
に協議をやってくれているということになるのですが、私からは、点検・評価の折りも、
町長さんが我々の任命権者であるから、議会に提出する前に、町長さんを無視するので
はなく、町長さんに報告させていただいて、そして、それをもとにして議会へ報告する
という発想でやってきました。その場合も、やっぱり、町長さんも教育政策を政策の1
つに入れなければなりませんので、そういった点で、きちんと教育長とこういった施策
がどうなのかということを、どんどん議論していただくことは結構なことで、それを我々
の立場で審議させていただくというはかつてお話し済みなんです。そういった観点から、
今も29年度までという話がありましたが、そういった点検評価の際のフォーマルな会
話の中で、年々、どこかに修正があるかもしれないという点で、柔軟に考えた方が良い
のではないかという風に思います。ここは国の方でも書いていますので、それでは、細
かいところからいきます。策定の趣旨と位置付けで、第3次総合計画との比較をしてき
ました。その40ページでは、
「この基本計画は、
」となっています。
「では」だと、少し
説明的になってしまうかなと思ったりします。しかし、企画の方で一定の文書作成の様
式があるということであれば、それに準拠してもらえば良いと思いますが、その場合で
あれば、
「この大綱は、定めるものです」と、いう風に言い切る必要があるだろうと、こ
れが私の読んだ感想です。
次にいきます。私は公の刊行物は、品格があると思っています。文章表現などには。
その品格というのは、行政能力の格差につながってくると、事務局の力が現れると思っ
ております。それで、
「熊取町第3次総合計画におけるまちづくりのうち、教育・学術及
び文化等に関する」という部分、これは、第3次総合計画のどこに記述されているのか。
出てこないと思います。
「教育・学術及び文化等」は、地教行法の第1条の3に出てくる
言葉です。だから、この大綱案の2行目は、地教行法の1条の3を転記していることか
ら非常に重要視しているところです。ですので、3のところはカットして、その代わり
に、
「生涯の学びを通じてひとを育むまちづくり」という章がありますから、これを目指
して運営していくのではないかと、そうでなければ、符号しないのですこの文章は。
○事務局(近藤)
ご指摘いただいたとおり、教育・学術及び文化等に関する内容を総合計画の第2章に
含んでおりましたので、その部分を実質的に意味は変わらないであろうということで引
用しましたが、形式的に言葉を合わせる、総合計画から引用する場合に、総合計画で用
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いられている言葉をそのまま使うということであれば、北川委員がおっしゃったように、
第2章にあります「生涯の学びを通じてひとを育むまちづくり」という表現になろうか
と思いますので、その点は修正可能だと思います。
○北川教育委員
第3次総合計画という言葉を先頭に入れているかぎりは、それに附属した文章でなけ
ればならず、その場合は、かぎかっこでくくらなければならない。そうすれば、言わん
とすることが明らかになると思います。まだあります。非常に短時間のうちに苦心して
作ったことが良く分かるのですが、次に2ページの○の3つめの「価値観やライフスタ
イルの多様化が課題となっています」という部分は、多様化が課題ではなく、多様化へ
の対応が課題となっているのではないか。その次に、○の5つめの「基礎を育てていく
ことが重要であり、
」という部分は、「重要であります」で切ってはどうか。5、6行も
文章が続きますので。
「そのためには」という接続詞もあるので。それから3ページに移
りまして、○の2つめの「みんなが主役『やすらぎと健康文化のまち』」というキーワー
ドは、第3次総合計画のどこに書かれていますか。
○事務局(橘)
キーワードは、表紙に記載されております。
○北川教育委員
次に、
「凛として、そして、自立した一人の人間」という表現は、総合計画のどこにあ
りますか。
○事務局(橘)
ここにつきましては、第3次総合計画のみならず、今後、この理念を実現するための
意気込みとして、総合計画にこの文言があるわけではなく、どのような目標を持ってい
くかということで、この表現を使いました。昨年までの教育方針にも、「自立した一人の
人間」という表現がありましたので、そこに、凛としてという一言を、強調するという
意味で追加させていただいたものです。
○北川教育委員
良い文章なんですよ。素晴らしいです。ただ、かぎかっこなので、どこかにある表現
なのかなと思っただけです。
○中西町長
強調するために、事務局はかぎかっこを付けたと思いますが。
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○北川教育委員
そうであれば、力強くのあとをすっと流した方が良いのでは。その場合、力強くの後
の読点は要らない。
○西牧教育長
「力強く凛として」で良いのでは。
○北川教育委員
次に、4ページの施策1のところで、はじめの文章の後半に、大学のまちとか協働の
まちづくりを活かした学習支援のボランティアのことが結論になっています。そうする
と、学校教育のことが出てくる場面がないということになるので、4行目で、「定着させ
る。
」としてはどうか。学習習慣を育成し定着させることは学校教育の責任であると。そ
うでないと、大学のまちや協働のまちづくりを活かして支援してもらいますという風に
文章を流さないと学校教育の主体性が支援体制に頼り切っているという印象になるので。
「定着させる。また、
」でつないではどうか。
○中西町長
「また、特に本町では」という表現にするとか。
○北川教育委員
続いて、
「学習支援ボランティア派遣事業など、個に応じた」ではなく、「学習支援ボ
ランティア派遣事業などを活用し、個に応じた」と表現すべきではないか。次に、施策
2と施策3については、私の意見とは、相当かい離しています。学校運営体制とは、公
務分掌組織のことなんです。校長、教頭、首席、指導教諭、教諭の運営体制の話です。
これについては、学校教育方針のところでうたっています。それから、国と府の施策に
ついて話がありましたが、大阪府の方針を見ましたか。府教委から毎年送られてくるも
ので、我々は、大方これに準拠しながら、しかも、熊取流に吟味しながら、教育方針を
策定しています。なので、大阪府の方針が変わる時は、熊取町もそれに応じて一部変え
てきているわけです。どちらも、学校運営体制についてコンパクトに書いていますから、
大阪府の方針を参考にされた方が良いと思います。
○事務局(橘)
この部分は、教育委員会からいただいた教育方針に従前付いておりました「はじめに」
という部分から活用させていただいたものです。
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○北川教育委員
次に、
「日々の教育活動に対して」以降の記述は、教員の資質・能力の向上の記述にな
ってきます。だから、我々の作成した教育方針の5ページの学校運営体制のところにど
んな風に書いているかと大阪府の方針をもし参考になるなら見ていただいて。その中に
キーワードがありますので。この中に、特に入れてほしいのが、
「学校教育自己診断」で
す。これは、学校運営体制の確立の一つになります。教育方針にも入れていますから。
それから、地域の方よりも先に、学校協議会の委員の方の組織を入れる必要がある。そ
れから、施策3の教員の資質・能力の向上のところは、先ほども言いましたが、指導方
法の工夫改善とかというのは、当然ここに入ります。その上で、研修体制を充実させな
いといけないと。また、教員に対しましては、
「評価育成システム」をやっておりますが、
こういった大きな重要なキーワードを入れておく必要があると思います。次の施策4と
施策5については、人権と規範意識の問題です。そこで、人権というキーワードが記述
の中で、どこにも出てきません。どこかに入れてほしいなと思います。社会教育の中で
は、施策の1、2のところにありますが。どういう入れ方をするかという提案ですが、
「規
律を重んじるなど、人権基礎教育を推進するとともに、
」という風に文章を流してはどう
か。そして、「様々なことに対して」という表現は、大変アバウトなので削除して、「自
主的・主体的に」に流してはどうかと思います。続いて、5ページの最後ですけれども、
「登下校管理システムなど」という表現ですが、
「管理システムなどを活用して」という
風に流すのかなと思います。そして、6ページの下から2行目に「本町の特長である住
民活動団体等」とありますが、住民活動団体というと色々とあります。この場合は、教
育方針にも書いてますとおり、読書活動団体とすべきだと思います。そして、最後に、
施策4の生涯スポーツのところで、「大規模な大会の招致する」は、「大会を招致する」
だと思います。これで私の意見は終わります。
○中西町長
たくさん宿題がでましたが、事務局の方で、再度、句読点も含めて精査した上で正式
決定するということでよろしくお願いしたいと思います。
○事務局(橘)
少し時間をいただきまして、こちらで案を考えたいと思います。
○西牧教育長
先ほど、凛としてのところで、かぎかっこを取ってはという意見がありましたが、取
ると変わった文章になってしまう。
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○事務局(橘)
かぎかっこ以外で強調する工夫をします。
○島林教育委員
大綱ということで、要約版ということで、あまり意見はないのですが、本町は教育の
まちということで、熊取ブランドという言葉をどこかで出せると良いと思います。もう
少し具体的に言うと、ほかの大綱にはない独創性、独自性というのを、先進性はたくさ
ん入っていると思いますが、そういうのを入れると、きらりと良いものになると思いま
した。
○中西町長
転入促進などでは良く熊取ブランドという言葉は使うのですが、こういうところでは
なかなか。
○事務局(橘)
3ページで「教育のまち」としてのブランドという表現にとどまっています。
○中西町長
「教育のまち」のところに、確固たる熊取ブランドなどの表現を入れてはどうか。熊
取が先を走っているということを表現できるようなものを。
○山本教育委員
大綱ということで、大きな網の割に、きめ細かく、短くまとまっているなと感じまし
た。ただ1つ、学校教育の施策4と5のところで、項目が1つしかありませんが、ここ
に、SNSの問題を、ネットトラブルに係る教育というかそんな言葉が入っていても良
いかなと思いました。
○西牧教育長
計画期間のところで、いつでも見直せるという趣旨を入れてはどうか。当面とか、原
則としてとか。
○中西町長
ほかに何かありますか。
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○事務局(明松)
事務局でみなさんの意見を理解しましたので、本日いただいたご意見を事務局で整理
させていただきます。その後、教育委員会事務局とも調整した上で、定例教育委員会で
ご報告するという形態をとりながら、最終的には、町長が決裁されることになっており
ますので、よろしくご理解お願いします。
【一同了承】
○中西町長
ほかにないようですので、これで、教育大綱に関する協議を終わらせていただきます。
みなさんからいただいた忌たんのないご意見を事務局の方で再度調整しまして、教育委
員会会議でご報告させていただいた上で、私も目をとおして最終決定させていただきま
す。それでは、これで総合教育会議を閉会します。ご協力ありがとうございました。
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