第10号・第11号 H27.7.10

北見工業高校進路指導部発行
第
10 号
平成27(2015)年7月10日
§企業訪問報告その3
⑪○○○ガス株式会社(札幌市)
昨年度11名応募、10名採用。内女子3名。不採用の1名は面接で合格ラインに達してい
なかった。北工卒の2人は現在研修中で各部署をまわっている。内1人は、資格の勉強で
苦戦している。過去の北工卒の社員は、資格取得は何とかこなしていた。今年度北工の
受験応募の枠は例年並みを予定している。女子の受験も可能だが、事務職ではないこと
を理解してほしい。男性と同等に、営業や現場で働くことになる。フレアスト北見とジ
ェネックスの採用情報は今のところない。
⑫○○○塗装工業(札幌市)
昨年1名採用し、今年も若い人材を育てる時期であり、採用を予定している。冬期間
も仕事はあり。給料も変わらず支給される。仕事はほとんどマンション塗装で、フルに
稼働している。残業はない。家賃はすべて込みで1万5千円である。粘り強く技術を習得
させたいと考えている。
⑬○○商事(札幌市)
トヨタカローラのグループ企業。昨年は30名入社。そのうち女性が3名。今年度は20
名以上を採用予定。整備、洗車、車検業務等の一連の作業と、定期的に実施する新人社
員研修を経て、営業所の欠員状況を考慮し配属される。寮は3カ所あり、レオパレスの
賃貸マンションに駐車場料金込みで2,500円、26才まで入居可能。
⑭○○○電力株式会社(札幌市)
昨年度電気系46名応募、45名採用。不採用の1人は面接に難。北工卒電気科の2人、学
科は内定者中38位と44位。学力は気にしていない。面接では受け答え出来ていた。今年
度電気系は47名採用予定。大学・高専によって増える可能性あり。昨年度機械系15名応
募、14名採用。不採用の1人は、学力トップの子が面接で落ちた。北工卒電子機械科の1
人、学科は6位。求める人物として、おどおどしている、表情に覇気がない、返答のテ
ンポが遅い、ナーバスは難しい。危険に対するコミュニケーションをチームで共有する
ため、言える、聞けるは必要。先輩との関わりで怒られることは
ある。真面目で怒られた経験がない優等生はつまずいたとき心配。
学力で足切りしたことはない。電気系、機械系で求める人物に差
はない。女子の採用も実績あり。女子は、配属先が受け入れ設備
の関係で限定される。
北見工業高校進路指導部発行
第
11 号
平成27(2015)年7月10日
§企業訪問報告その4
⑮株式会社○○機電(札幌市)
エレベーターの改修、メンテナンスが主な仕事である。例年北工からは優秀な生徒を
送ってもらって感謝している。3名の採用を考えており、今年も北工から希望者がいれ
ば採用したい。寮があり、食事1食300円、寮費は月1,000となっている。自動車免許は
必要。入社後、資格を取ってもらうが、費用は会社負担。今後北海道新幹線や東京オリ
ンピックの兼ね合いと、日立製品を扱う業者は道内2社のみなので、多忙が予想される
ため、ぜひ採用したい。
⑯○○株式会社(札幌市)
主に浄水、下水道の運転維持管理が業務。汚い、臭いに耐えられるかが問題となる。
常呂、陸別で各1名採用を考えている。住宅手当5,000円支給、給料も2,000円アップす
る。ぜひ出願してもらいたい。
⑰株式会社○○(帯広市)
今年度の製造部門の採用数は未定。製造・販売とも学科は問わないで採用している。
会社の理解、自己分析出来ているか見ている。仕事内容を理解し、自分の適正とどうマ
ッチングさせているのかを求めている。几帳面さ、効率良くできるスピード感が欲しい。
面接・人物重視。ゆくゆく部門の責任者になっていくためリーダー性が求められる。部
活等でまとめる苦労や経験があったらいい。応募前会社見学もできる。地元の生徒はア
ルバイトに来たりもする。北工卒業生は「畑違いかと思っていたけど、作ってお客様に
喜んでもらえるのは、ものづくりに通じる」と言っていた。
⑱○○○旅客鉄道株式会社(札幌市)
フィールド職昨年度採用100名程度、応募150名程度。今年度のフィールド職は例年並
みの100名程度を予定している。今年入社の北工卒は現在2人が札幌、1人が函館。入社
後すぐに函館配属は珍しく、新幹線の業務の関係。研修中は社会人としてのマナー、鉄
道マンとしての心構えを同期との共同生活の中で学んでいく。1人で行う業務はなく、
必ずチームで動くことになるのでコミュニケーションを採れることが求められる。例年
入社試験の適性検査で実施しているクレペリン検査は、練習しすぎで、慣れすぎるのも
良くない。調整しているのがわかる解答があり、おかしな判定になるケースが見られる。
クレペリン検査は国鉄時代から実施しており、データの蓄積もあり、即やめることはな
いが現状を社内で問題視している。将来的には女子の技術者も考えている。