平成 27 年度 事 業 計 画

平成 27 年度 事 業 計 画
昭和40年11月、京都産業会館はこの地に誕生し、以来50年間、京都の基幹産
業である染織繊維・和装産業の振興拠点としての役割を担ってきた。創立50周
年を迎えるこの年に、現在進められている「京都経済センター(仮称)」建築
計画に基づき、今年度末(平成28年3月31日)をもって、展示場等の施設の貸出
は終了し、一時休館する。今年度は、これまで会館が50年の長きに亘り愛され、
親しまれてきたことに感謝するとともに、新たな施設に繋がる事業を行う。
1.会館の存在感向上の取組み
(1)染織繊維、和装産業及び新規業界など多様な催事の利用促進
染織繊維、和装産業の催事の利用促進はもとより、多様化するお客様
ニーズへの対応力を向上させ、利用いただける業種や催事の形態拡大を
目指し、新たな施設への足掛りとする。
(2)創立 50 周年記念式典の実施
50 年の長きに亘り、ご利用いただいた皆様に感謝の意を表するため、
会館展示場において創立 50 周年記念式典を行う。
(開催時期:9/18~9/20 頃を予定)
(3)営業活動・PRの拡充及び愛称「きらっ都プラザ」の普及促進
信頼を構築する訪問営業の強化、さらには利用照会情報の集積に取組
み、更なる市場開拓を目指す。
また、館内事業所・施設利用者の広報活動に愛称使用の啓発を行うと
ともに、マスメディア(ロケ撮影、記事取材)の効果的活用を目指す。
2.顧客満足度向上を図るための取組み
職員個々の専門性を一層高め、「総合案内所」としての機能向上を目
指すとともに、ホームページ(IT)の活用により、一層の機能向上を
目指す。
3.安心、安全なビルの定着
日常点検等により、設備機器等の維持管理に努めるとともに、突発的
なトラブルが発生した場合は、設備管理委託先・取引業者等と連携し、
迅速な対応に努める。
また、「防火・防災管理規程」をもとに会館区分所有者が連携し、防
火・防災・防犯に努めるとともに、「京都市災害時協力井戸の家」及び
「原子力災害に係る広域避難先」に登録していることから、会館として
の役割を果たす。
4.公益法人としての取組み
(1)継続事業の推進
当法人の基本財産である事務室及び展示場を、地場産業の振興及び市
民生活の向上に資する事業を行う者に廉価で貸与し、その事業・活動の
支援を図るとともに、講演会等の文化教養事業や産学公連携促進事業、
また地場産業の振興に寄与する事業への支援、障害者授産施設販売所へ
の賃貸料補助等の事業を通じて、地域経済の発展と市民生活の向上に寄
与する。
(2)地球環境問題への対応
KES(ステップ 1)認証基準に準じ、引き続き電気使用量の削減、環
境啓発活動の推進に取り組む。
5.産学公連携による産業振興事業の推進
産学公連携による染織繊維・和装産業をはじめとする地場産業の振興
を目指す。
《主な事業》
(1)京都市との連携事業
・「伝統産業の日」関連事業(着付け体験)等の実施
(2)地場産業振興事業
・「KYOTO KIMONO AUDITION」事業の後援
・学生デザインコンペ「THE COMPE きものと帯」事業の実施
(3)その他事業
6.達成目標
項
目
最 終 目 標
[前年度実績からの増減率]
展示場の使用料収入
8,200万円[ 前年実績維持]
(件
(105件[ 前年実績維持])
数)