学籍番号 氏 名 熱力学演習問題(その3) 1.摩擦が作用しないピストンを

学籍番号
氏
名
熱力学演習問題(その3)
1.摩擦が作用しないピストンを備えたシリンダ内に空気 2 kg が入っている.その初期状
態は,温度 300 ℃,圧力 0.2 MPa であったが,等圧の下で熱を失ってその容積が最初
の半分になった.この準静的過程において,1) 空気に与えられた熱量,2) 空気が周囲
に行った仕事,3) 空気の内部エネルギーの増加,4) 空気のエンタルピーの増加をそれ
ぞれ求めよ.
答.1) -573 kJ, 2) -164 kJ, 3) -411 kJ, 4) -573 kJ
2.内容積 0.5 m3 の密閉容器内の空気の初期状態は,温度 15 ℃,圧力 0.5 MPa である.こ
の容器の内圧が 1 MPa になるまで加熱した.この準静的過程において,1) 空気の質量,
2) 加熱後の空気温度,3) 空気に加えられた熱量,4) 空気の内部エネルギーの増加を
それぞれ求めよ.ただし,容器の熱膨張を無視し,空気の気体定数 286.8 J/(kgK),空気
の等積比熱 0.718 kJ/(kgK)とする.
答.1) 3.03 kg, 2) 576 K, 3) 626 kJ, 4) 626 kJ
3.圧力 1 MPa,温度 27℃,比熱比 1.4 の理想気体 0.01 m3 をシリンダとピストンで構成さ
れる容器に入れて 0.1 MPa まで等温状態保ちながら膨張させた.この準静的過程におい
て,1) 膨張後の気体体積,2) 膨張後の気体温度,3) 気体が周囲に対して行った仕事,
4) 気体に加えられた熱量をそれぞれ求めよ.
答.1) 0.1 m3, 2) 300 K, 3) 23.0 kJ, 4) 23.0 kJ