刈遅れ・胴割れにご注意!

平成27年9月4日 作成
2015年
№2
日照不足よる影響が心配されています!
8月中旬以降、曇りや雨の日が続き、穀物にとって低温・日照不足となる日が続きました。
しかし、今後天候に恵まれた場合、整粒モミの登熟が進み刈取り適期が短くなるため、刈り
遅れになる可能性があります。結果、籾割れ・胴割れが多発します。美味しいお米を美味し
いまま食卓にお届けできるよう、常に籾の状況を確認し、適期刈取りを行ってください。
刈遅れに注意
気象条件などの影響で、熟度に差がでています。遠目からでは青く成熟しない
ように見えても、水分が20%以下の枯れ熟れ傾向が見られる場合もあります。
その場合乾燥作業は、正常籾とは分けて刈取・乾燥を行ってください。
気象状況等は各県で異なります。県が公開している情報等をご確認ください。
籾・胴割れに注意
登熟した籾に雨が降り、水分を急激に吸収後、晴天になると
籾の水分が急に蒸発し、胴割れの原因になります。
◆籾割れ(開穎籾)
◆立毛中の胴割れ
開穎籾はつまむと籾殻が開く
籾・胴割れの対処方法
①乾燥温度を下げて、ゆっくり乾燥。
②乾燥後の送風冷却は、絶対に行わないでください。
玄米の胴割れによる等級低下の恐れがあります。
乾燥速度設定画面
弊社乾燥機では、穀物ダイヤルを「2」→
「1」に下げると約5℃乾燥温度が下がり、
ゆっくり乾燥します
弊社最新「ウインディネックス」乾燥機の場合は、乾燥
速度の設定を「ふつう」→「ゆっくり」に変更していた
だくと、ゆっくり乾燥します