保険診療と審査を考えるフォーラム

社会保険診療報酬支払基金
Press Release No.568
2015/2/2
第4回「保険診療と審査を考えるフォーラム」を開催
支払基金は 1 月 31 日、4 回目となる「保険診療と審査を考えるフォーラム」を
福岡市中央区の「FFGホール」で開催しました。
このフォーラムは、医療保険制度における支払基金の役割、審査委員会の役割等
を広く知っていただくことを目的に、一般の方も交えた公開の形で行い、569 名
(内訳:一般 432 名、関係団体 23 名、報道関係者 6 名、審査委員等 108 名)の方
にご参加いただきました。
冒頭、河内山理事長から「当フォーラムを福岡で開催することは非常に意義が
ある。宗像地区では、今日の医療保険のルーツ、源流ともいうべき立派な仕組み
があった。この相互扶助の精神を前提として、今後とも日本の皆保険が維持でき
るよう、引き続き努力していく所存である。」旨の開会挨拶があり、続いて実行
委員長の宗像理事から「日頃、日本の医療の何が優れているかということを実感
することは少ないと思われるが、当フォーラムの講演等をお聞きいただき、日本
の医療保険制度がさらに発展するよう皆様方のご理解、ご協力をいただきたい。」
旨の挨拶がありました。
はじめに、特別講演として上田 寛 氏(宗像医師会 会長)より「医療保険のルーツ
『宗像の定礼』
」をご講演いただき、続いて基調講演として尾形 裕也 氏(東京大学
政策ビジョン研究センター健康経営研究ユニット 特任教授/九州大学 名誉教授)より「国民皆保険
における社会保険診療報酬支払基金の役割」を、寺澤 正壽 氏(福岡支部 副審査委員長)
より「医療保険制度における審査の現状」を、それぞれご講演いただきました。
引き続き、「国民皆保険と支払基金の審査」をテーマとしたパネルディスカッ
ションが行われ、コーディネーターに渡辺 俊介 氏(国際医療福祉大学大学院 教授/東京
女子医科大学 顧問)
、パネリストに尾形 裕也 氏、寺澤 正壽 氏、時永 正智 氏(健康
保険組合連合会福岡連合会 会長)
、野田 健一 氏(福岡県医師会 副会長)、花井 十伍 氏(特定
非営利活動法人 ネットワーク《医療と人権》理事)を迎え、先の基調講演を踏まえて、日本
の医療保険制度の特色、支払基金の役割、支払基金の審査等について意見が交わ
されました。
フォーラム終了後、河内山理事長が記者会見し「医療機関と保険者の間に、支払
基金並びに審査委員会が介在することによって、医療保険の円滑な運営を支える機
能を果たしていきたい。
」旨コメントしました。
開催内容については、支払基金広報誌「月刊基金」3 月号に掲載し、同内容を
支払基金ホームページにも掲載することとしています。
社会保険診療報酬支払基金
基本理念・私たちの使命
私たちは、国民の皆様に信頼される専門機関として、診療報酬の「適正な審査」と
「迅速な支払」を通じ、国民の皆様にとって大切な医療保険制度を支えます。
<本件に関するお問い合わせ>
社会保険診療報酬支払基金 広報室広報課
TEL 03-3591-7441 内線(751・753)
E-mail:[email protected]
FAX:03-3591-6708
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