社会保険診療報酬支払基金 Press Release No.363 2017/3/7 ○ 全国基金審査委員長・支部長会議を開催 ○ 公募により理事長特任補佐を選任 支払基金では、3月2日(木) 、3日(金)の両日、平成 28 年度全国基金審査委員長・ 支部長会議を開催しました。 また、3月6日付けで、公募を経て理事長特任補佐を選任しました。 ○ 全国基金審査委員長・支部長会議を開催 支払基金は、3月2日、3日の両日、全国組織としての機能強化と審査の質の向上及 び審査充実のための諸方策等に関する意見交換を行うことを目的として、全国基金審査 委員長・支部長会議を開催しました。 ○ 1日目の審査委員長会議の冒頭、厚生労働省保険局宮本保険課長からあいさつがあり ました。あいさつの要旨は、次のとおりです。 医療保険の審査・支払は、医療技術の高度化や保険制度の発展により、年々、複雑 かつ多様化している。こうした中、審査委員長の先生方には、適正な審査の実施のた め、多大なご尽力をいただいており、敬意と感謝を申し上げる。 厚生労働省「データヘルス時代の質の高い医療の実現に向けた有識者検討会」の報 告書では、今春を目処に「支払基金業務効率化計画・工程表」及び「ビッグデータ活 用推進計画・工程表」を取りまとめることとされており、審査支払機関と厚生労働省に おいて、取りまとめに向けた作業を行っているところである。 今後、少子高齢化の下、医療保険制度の持続性を確保し、支払基金に寄せられる期 待と信頼を一層確かなものとしていただくためにも、私どもと軌を一にして支払基金 改革に取り組んでいくことが重要であると考えている。引き続き、皆さまのご理解と ご協力をいただきたい。 ○ 続いて、理事長の伊藤文郎から、次のとおりあいさつがありました。 厚生労働省の有識者検討会報告書を真正面から受け止め、支払基金自らが変わってい く強い意志をもって臨んでいく。審査委員長の協力をお願いするとともに、期待をして いただきたい。 審査充実全体会議において取りまとめた審査に関する一定の見解は、これまで 35 事 例を関係団体に情報提供してきた。今後は、審査に関する透明性の更なる向上を図るた めに、公表に向けた手続きを進めている。 説明責任を果たす取り組みとしてはじめた、審査結果の具体的な理由の「連絡欄」への 記載は、 「審査に関する信頼の向上」 、さらには「医療機関等からの適正なレセプトの提出」 にもつながることを期待しており、今後も引き続き取り組んでいきたい。 ○ 1日目の審査委員長会議では、 「審査の一般的な取扱い(医科)の公表手続き(案)」 などについて討議するとともに、再審査の取扱いなどについて意見交換を行いました。 ○ 2日目の支部長会議では、平成29年度の事業計画、審査の充実に向けた取組み、平 成29年度の業務処理における重点事項などを説明し、意見交換を行いました。 ○ 公募により理事長特任補佐を選任 支払基金では、理事長特任補佐の公募を行い、次のとおり選任しました。 氏 理事長特任補佐 名 よしい ひろかず 吉井 弘和 年齢 35 前 職 任 期 マッキンゼー・アンド・ 平成 29 年 3 月 6 日 カンパニー・インコーポ ~平成 31 年 3 月 31 日 レイテッド・ジャパン 【理事長特任補佐】 支払基金改革を進めるにあたり、更なる「業務の見える化」・「エビデンスベースで の議論」という手法を通じて業務の見直しに着手することが必要であることから、定 量分析の知見・実績を有する者を理事長特任補佐として公募しました。 それに基づき選任した吉井弘和は、マッキンゼー・アンド・カンパニー・インコー ポレイテッド・ジャパンの社員として、大学の事務の生産性プロジェクトに携わり、 定量的な分析から得られた結果を提案し生産性の向上を図った実績などを有していま す。また、支払基金と同規模あるいは 1 万人以上の規模の企業などから依頼されたプ ロジェクトのコンサルティングにも携わった経験も合わせ持っています。支払基金が 当面する重要な課題の解決に向けて、理事長特任補佐として同氏が専門性を発揮し貢 献してくれるものと期待しています。 社会保険診療報酬支払基金 基本理念・私たちの使命 私たちは、国民の皆様に信頼される専門機関として、診療報酬の「適正な審査」と 「迅速な支払」を通じ、国民の皆様にとって大切な医療保険制度を支えます。 <本件に関するお問い合わせ> 社会保険診療報酬支払基金 広報室広報課 E-mail:[email protected] TEL 03-3591-7441 内線(751 山本・755 高尾) FAX:03-3591-6708 http://www.ssk.or.jp/
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