本学の教員養成の目標 帯広畜産大学のルーツは、1941(昭和 16)年

本学の教員養成の目標
帯広畜産大学のルーツは、1941(昭和 16)年創設の帯広高等獣医専門学校に
あります。また、教員養成に関しては、1951(昭和 26)年の総合農学科の設置
時から、一貫して農業科教員と理科教員の養成を担う機関としての役割を果た
してきています。現在は、本学の専門性に照らして、高校段階の教員を養成す
ることに特化して、教職課程を運営しています。本学の入学者は全国から集ま
っており、北海道をはじめとして全国各地に教員を輩出しています。
本学は、生命・食料・環境をテーマに、農学、畜産科学、獣医学に関する教
育研究を推進する、日本で唯一の国立農学系単科大学です。食と農の大切さ、
動植物の命の尊さを心得た素養を基礎として、
「農場から食卓まで」の幅広い視
点で現場に適応できる知識と実践力を有するとともに、地球規模の課題解決等
の国際的視野を備えたグローバル人材の育成をめざしています。
本学の教員養成は、上記の本学の伝統、特色、ビジョンを踏まえながら、学
部および大学院にて、以下の点に重点をおきながら、高度な資質をもち、教育
現場で活躍できる教員の養成を目標としています。
(ア)持続的発展可能な社会の主人公を育てるべく、北海道ならびに地元にお
いて、親・地域住民の信頼を得ながら高校生の成長に責任をもてる教養を
身につけること。
(イ)本学での獣医学・畜産学を融合した専門的知識と技能を、高校生一人ひ
とりの学びに寄与できるように、教育現場で適応できる素養を身に付ける
こと。
(ウ)専門職としての教師のやりがいや使命を体得し、生涯にわたって、高校
生とともに教え学びあえるよう、自己を高めていく力を身に付けること。