高 島 市 情 報 化 施 策

高 島 市 情 報 化 施 策
実施テーマ 【大項目】
災害に強いネットワーク基盤の構築
実施テーマの目的、市の目指す方向など
災害時に地域の医療機関と様々な情報を交換するためのネットワークについて、検討を行います。
平常時においては、関係機関と地域との情報共有を進めることで、各方面から的確な支援を提供すること
を目指します。
テーマ実現のための実施施策 【小項目】
施策
タイプ
インフラ 医療・保健・福祉・地域のネットワーク基盤構築
構築型
施策
番号
Cー1
施策の概要
災害時において、医療・保健・福祉等の連携を支援するネットワークや、業務に関連する機関をネット
ワークで結び、相互に情報交換・データの共有など様々なプラットホームが利用できる基盤を構築します。
内
容
数
値
目
標
施策の具体的な中身
●医療・保健・福祉・地域のネットワーク基盤構築
市内の医療福祉関連施設90施設の内、8施設は現在市の施設として接続しています、今後は、他
の施設とのネットワーク化をすすめ、まずは主要な医療機関や社会福祉協議会等と接続し、順次ネッ
トワークを拡大します。
各組織がネットワークでつながることにより、様々な情報共有が図れ、その結果として市民サービ
スの向上へとつなげていきます。
(※接続においては、共有する情報の質により適切なセキュリティ対策が必要になります。)
また、災害に強いネットワークを構築するため、高島総合病院のファシリティの強化や、災害時に
利用するインフラに回線の複数確保や防災無線ネットワークの利用を検討します。
(現状) 市の公共施設のみ →→→ (6年後) 市内の主要機関を接続
8施設
約20施設
施策の必要性
民間の機関・市の機関を問わずにデータを共有する仕組みが構築できることで、市民の保健・医療・福祉
に関する情報の一元管理が行え、様々なサービスを提供していく基盤となります。
C-1 保健・医療・福祉・地域のネットワーク基盤構築
防災無線
高島病院のファシリティの強化
院内ネットワークの充実
・耐震対策
・非常電源
・代替ネットワーク
・医療業務と事務ネットワークの完全分離
・診察予約・電子カルテ・オーダリングシス
テムの整備
緊急時ネットワーク
としての利用検討
高島病院
診療所
医療機関の
ネットワーク
電子カルテ
DB
地域イントラ
ネットワーク
市民は様々な媒体から
アクセスし、診察予約や
医療情報等を活用する。
地域イントラを活用し病院とリンク
福祉機関の
ネットワーク 福祉・介護施設
健診DB
市役所
福祉情報
DB
高島病院を核とした医療・福祉ネットワークの構築
ネットワークの構築にあたっては共有する情報のセキュリティレ
ベルに合わせ、適切な仕組みを今後検討していく。
例:オンライン・ICカード・紙媒体等で連携
高 島 市 情 報 化 施 策
実施テーマ 【大項目】
公立高島総合病院の情報化推進
実施テーマの目的、市の目指す方向など
市の中核病院である公立高島総合病院の総合的な情報推進を図ります。
テーマ実現のための実施施策 【小項目】
施策
タイプ
戦略目的
達成型
電子カルテの導入と医療・福祉・保健・行政
情報のDB化
施策
番号
Cー2
施策の概要
現在の高島病院は、各部局が院内ネットワークでつながれ、オーダリングシステムが稼働しています。し
かし事務的業務を行うネットワークは無く、総務部門のみが高島市地域イントラネットに接続しているだけ
で、その他の部局についてはそれぞれ単独でインターネット接続環境を整備している状況です。
各部門が単独でネットワークを利用しているため保守管理やセキュリティ面で適切ではなく、情報も共有
化されていません。
これらを改善するため、重要システムであるオーダリングシステムとは別に院内の情報共有を行うネット
ワークを整備し、情報共有の推進、事務の効率化、セキュリティの確保を行います。
また、市の住基システム等が利用できる環境を整備し、医療と行政の連携を密にし、病院利用者の利便性
の向上を図ることを目指します。
施策の具体的な中身
●院内ネットワークの整備
院内に3つの独立したネットワークを整備します。
①オーダリング・電子カルテを利用する院内情報ネットワーク
②インターネット利用や行政部門との情報共有を行う地域イントラネットワーク
③市の市民情報等を利用するネットワーク
内
※院内情報ネットワークと市民情報ネットワークについては、セキュリティを確保するため端末
装置の管理やデータの取り出しを禁止するなど厳重な管理を行います。
※イントラネットワークは、インターネット閲覧やWord Excel等のアプリケーションの利用、市
内外の関係機関、行政との情報交換に利用し、情報の共有化を進め、効率的で効果的な医療が
提供できるような活用を目指します。
●電子カルテの導入と情報のデータベース化
容
院内のネットワーク環境が整った後は、電子カルテシステムの導入を進め、病院機能の強化を図り
ます。また、C-1の施策と歩調を合わせ各種データベースを共有できる基盤をつくり、地域の医療
環境の向上を目指します。
数
値
目
標
施策の必要性
一つの病院内にいくつのもネットワークが存在するため、保守やセキュリティ管理の面で問題があること
や、行政の情報を院内で利用することができないことから、利用者にとって不便な状況なので、ネットワー
ク環境を整備し病院としての機能を向上させる必要があります。
C-2 電子カルテの導入と医療・福祉・保健・行政情報のDB化
将来像
現 状
院内ネットワーク
地域イントラ
基幹業務ネットワーク
院内LAN
全体をつなぐネットワークが
存在しないため、複数の部
門で単独のインターネット接
続を行なっている。
また、オーダリングシステム
上でExcel等の一般業務を
行っているケースもある。
病院基幹業務
オーダリング
電子カルテ
各種行政システム
インターネット利用
高島市基幹業務システム利用
地域イントラ
行政内部システム利用
単独インター
ネット接続
(複数存在)
インターネット接続・メール
(オーダリングシステム)
全体をつなぐネットワークを統一したポリシーを基に構築し、外部とつなが
り、地域の医療機関や行政機関と情報を共有するイントラ系のネットワー
クと、電子カルテ等病院の中核システムおよび市の基幹システム(住基)
がりようできるネットワークを構築する。
基幹システムはセキュリティの点から完全に外部に接続しない構成とする
ことで、情報化の面から病院の機能を強化する。
高 島 市 情 報 化 施 策
実施テーマ 【大項目】
いきいきと暮らせる、健康支援・福祉支援ネットワークの構築
実施テーマの目的、市の目指す方向など
市民が健康福祉に関して知りたい情報をいつでも、どこでも利用できる仕組み作りや、ネットワークを通
し双方向で情報交換できるシステムを構築し、行政への専門的な相談や、市民同士の交流が出来る基盤を整
備します。
テーマ実現のための実施施策 【小項目】
施策
タイプ
戦略目的
達成型
WEBを活用した健康・福祉関連情報提供
システム (ポータルサイト)
施策
番号
Cー3
施策の概要
保健・医療・福祉に関する情報は、生活に密着したものが多くニーズも多岐にわたっています、市民の多
くがその情報を的確に入手し各種サービスが受けやすいしくみを作ります。一方、行政の側は市民の情報を
保健・医療・福祉が密接に連携することで適切なサービスの提供を行います。
本市は広く、情報の伝達が遅れることがあります。また、県内で最も多い事例数を数える自治体のひとつ
です。このことにより、事例の進捗状況の確認などのマネジメントを行う際、今必要な情報が揃っていない
こともあり、事例対応の判断や指示が後手後手になってしまうことがあります。またケア会議を開催する際
の事務量も多く、今後実際の相談支援活動に支障が出る可能性も否定できません。そのため、本庁・支所・
学校園など関係機関がつかんだ情報をいち早く共有し、必要な手立てを速やかに実施するため、相談にかか
る情報化共有システムを構築します。
また、健診等の受付の電子化も促進します。
施策の具体的な中身
●ポータルサイトの構築
市民からの多種多様なニーズに対し完全なシステムを構築し運用していくことは現実的ではないこ
とから、一般的に利用されている掲示板やSNS等の仕組みを活用して、市民と行政または市民同士
のコミュニケーションに市民の側から見るといつでも、希望するサービスの提供を受けることができ
ます。
内
行政の立場から見ると、過去の相談対応等をデータベースとして蓄積することで、担当者が変わっ
ても過去のデータベースから適切な対応策を見つけだすことができます。
さらに、行政が蓄積したデータベースを個人情報の取り扱いに注意しながら公開のデータベースと
することで、市民が窓口に出向かずに様々な情報を得ることができるようになります。
容
数
値
目
標
施策の必要性
市民からの情報をリアルタイムでデータベース化し共有することで、速やかに指示や決断できるしくみが
必要となっています。
C-3 WEBを活用した健康・福祉関連情報提供システム (ポータルサイト・SNS・掲示板)
市民のニーズに対し、
様々な利用形態を提供
することで対応する。
を
診
・健
療
診
け
受
相
い
た
健康・福祉関連情報ポータル
談
・質
問
が
し
た
い
健康・福祉・子育て・児童相談システム
検診結果や電子カルテ等の診療情報を、住基カード等に利用した認証シス
テム(PKI)によりログインし、登録されている様々な保健福祉関連の情報を
個人の必要に応じ取り出したり、データを登録するといったサービスを提供
する。
健診予約システム
診察予約システム
相手の顔が見えるコミュニケーションの
仕組みの中で、健康・福祉・子育て等に
ついて、市民同士または市民と行政がコ
ミュニケーションを形成する。
匿名性の高い掲示板という場を利用し、
窓口へ出向いて相談しずらい内容などに
ついて、専門家のアドバイスをうけたり、
同じ悩みをもつもの同士の交流をもつ。
医療・福祉関連施設予約システム
地域SNS
掲示板
健診データ・電子カルテの利活用
高い セキュリティレベル 低い