第 35 節 通信施設災害応急対策 第 3 章

第 35 節
第1
通信施設災害応急対策
実施担当機関
西日本電信電話株式会社
第2
応急対策要員の確保
「西日本電信電話株式会社災害対策規程」に基づき要員を確保する。
2
応急対策用資材の確保
第
「西日本電信電話株式会社災害対策規程」に基づき予備資材、器材の確保を図る。
3
第3章
1
通信施設の応急対策計画
応急措置
(2) 復旧にあたっては、「西日本電信電話株式会社災害対策規程」に定める順位により、通信回
線の早期復旧を図る。
―147―
通信施設災害応急対策
よう措置する。
35
節
(1) 通信回線が被災した場合、迅速かつ的確にあらゆる手段をもって、情報連絡に支障がない
第 36 節
【付属資料編】
291 頁
環境汚染に関する有害物質等の災害対策
災害時において、大気汚染防止法で規定する特定物質及び水質汚濁防止法で規定する有害物質等
の漏洩による周辺住民等の健康阻害等二次災害を防止する為の措置の一環としての環境モニタリン
グ等を行うための計画である。
第1
実施担当機関
第3章
環境部
第2
災害時の対策
第
大気や水質に係る環境汚染の実態を把握するため、環境モニタリング等を実施する。
節
36
1
環境モニタリング
(1) 試料採取
環境汚染に関する有害物質等の災害対策
作業が効率的に行われるよう、現有人員、機材の中から人員等を重点的に配置し、班を編
成して行う。班の編成は、班長1人、作業員2人程度とする。
大気第1班
門司区、小倉北区、小倉南区
大気第2班
若松区、戸畑区
大気第3班
八幡東区、八幡西区
水質第1班
門司区、小倉北区、小倉南区、戸畑区
水質第2班
若松区、八幡東区、八幡西区
(2) 試料分析
環境科学研究所にて行う。
(3) 報告
環境モニタリング結果は、環境監視部長が災害対策本部に報告する。
2 二次災害予防対策
二次災害の未然防止を図るための行政指導等を随時行うほか、関係機関との緊密な連絡を保
持することにより二次災害発生防止に努める。また、周辺住民に対し環境汚染による健康阻害
等のおそれがある重大災害に対しての情報収集、連絡を行うものとする。
―148―
第 37 節
放射線災害応急対策
放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律(昭和 32 年法律第 167 号)に基づき、
市内の放射性物質及び発生装置の災害の際における公共の安全を確保するための計画である。
第1
実施担当機関
病院部
震災時の応急対策
施設管理者の対策
第
1
第3章
第2
(1) 放射線施設に火災その他の災害が発生し、又は発生するおそれがある場合は、応急措置を
う警告する。
(3) 放射線障害を受けた者又は受けたおそれのある者に対しては、速やかに救出し、健康診断
を実施する等緊急措置を講ずる。
(4) 放射性同位元素による汚染が生じた場合は、拡大防止及び除去を行う。
(5) 放射性同位元素を他の場所に移す余裕がある場合は、必要に応じこれを安全な所に移し、
なわ張り、標識等を設け、見張人をつけて関係人の立入を禁止する。
(6) その他必要な措置を講じる。
2
市の対策
(1) 市長は、調査班(病院局)を編成して現場に急行し、緊急措置を講じる。
(2) 放射線の災害が発生し、又は発生のおそれがある場合は、必要に応じ関係機関の応援を求
める。
―149―
放射線災害応急対策
(2) 放射線障害が発生するおそれがある場合は、施設内及び付近にいる者に対し、避難するよ
37
節
講じるとともに、直ちに警察官、消防機関、市長あるいは海上保安官に通報する。
第 38 節
地下埋設物事故防止対策
道路工事、地下埋設工事等において、地下埋設施設に係る事故を防止するとともに、これらの事
故に起因する災害が発生し、もしくは発生のおそれがある場合は、応急対策を実施することによっ
て、市民の安全を確保するための計画である。
第1
実施担当機関
建設部
第3章
第
節
38
第2
事故防止対策
防災関係機関において、地下埋設物事故防止対策協議会を設置し、次の事故について協議する。
(1) 道路工事等の施工時における地下埋設物の防護措置
(2) 道路工事等の施工中における事故防止の対策
(3) 地下埋設物の危険箇所の対策
地下埋設物事故防止対策
(4) 事故発生時における連絡体制の確立と事故処理対策
(5) その他協議会において必要と認めた事項
第3
連絡通報体制
工 事 現 場
(作業主任者)
北九州市建設局
119
北九州市
消 防 局
110
福 岡 県
警察本部
北九州市災害対策本部
( 消 防 局 )
北九州市建築都市局
地下埋設物事故防止
対
策
協
議
会
(北九州市建設局)
北 九 州 市 建 設 局
国土交通省九州地方整備局
北 九 州 国 道 事 務 所
西日本電信電話㈱
北 九 州 支 店
西 部 ガ
北 九 州
ス ㈱
支 社
九 州 電
北 九 州
力 ㈱
支 店
新 日 本 製 鐵 ㈱
八 幡 製 鐵 所
三 菱 化
黒 崎 事
―150―
学 ㈱
業 所
第 39 節
災害救助法の適用
災害に際して、災害救助法を適用し、応急的に必要な救助を行い、被災者の保護と、社会の秩序
の保全を図るために定める計画である。
第1
【付属資料編】
335 頁
実施担当機関
総括部、保健福祉部
第3章
第2
災害救助法の適用
第
市長は、市内における災害が、災害救助法の適用基準に該当し、又は該当する見込みがある場合
で、かつ被災者が現に、同法第 23 条に規定する応急的な救助を必要としている場合には、直ちに
1
災害救助法の適用基準
法適用の要件
法による救助単位区域(政令都市にあっては、区の区域、ただし市を単位区域とすることも
できる。)において同一原因による被害が一定の規模(基準被害数)に達した場合で現にり災
者の救助を要する状態にある場合に適用される。
2
単位区域
(1) 区の区域を単位とする場合
一区の区域に被害が限定し、他区の被害がきわめて軽微な場合は区の区域を単位とする。
(2) 市の区域を単位とする場合
災害の被害が市内全域に同等程度生じた場合、市の区域とする。
3
法の適用を受ける被害基準
次に掲げる基準被害数に達した場合は法の適用を受ける。
(1) 住家の被害の場合
北九州市各区の区域及び市の区域で次表のA、B、C、D区分による住家滅失世帯を生じ
た場合
―151―
災害救助法の適用
第3
39
節
県知事にこの旨を報告し、この法律による救助の実施を要請する。
A
B
C
D
一区域の被害 (滅
福岡県内の被 害が
福岡県内の被害が
隔絶地帯等に災害が
被害基準
失住家) が次の数
2,500 世帯以上で
12,000 世帯以上
発生し、救護を困難
の区分
に達した場合(施行
一区域の被害 が次
で一区域の被害が
とする特別の事情が
単位区域
令第1条第1項第
の数に達した 場合
次の場合(施行令
あり、多数の住家に
1号による。)
(施行令第1 条第
第1条第1項第3
被害をうけた場合
1項第2号によ
号に よる。)
(施行令第1条第 1
第3章
る。)
100世帯
50世帯
小倉北区
100世帯
50世帯
小倉南区
100世帯
50世帯
第
門司区
項第 4 号による。)
節
39
災害救助法の適用
隔絶地孤立地で補給
困難、有毒ガス放射
若松区
80世帯
40世帯
左の数に達しない
性物質等救助が困難
が被害が多い場合
で特殊の技術を必要
とする場合で住家の
被害が多数の場合
八幡東区
80世帯
40世帯
八幡西区
100世帯
50世帯
戸畑区
80世帯
40世帯
北九州市
150世帯
75世帯
※
滅失世帯数は、住家を全壊(焼)又は流失した世帯を1、半壊(焼)又は半流失した世帯
を 1/2、床上浸水、土砂のたい積等により一時的に居住することができない状態となった世帯
を 1/3 として積算した数
(2) 人命の被害の場合
多数の者が生命又は身体に危害を受け、又は受けるおそれが生じた場合。
―152―
第4
救助の内容
収容施設の供与(避難所の設置、応急仮設住宅の給与)
2
炊出し、その他による食品の給与、及び飲料水の供給
3
被服、寝具その他生活必需品の給与又は貸与
4
医療及び助産
5
災害にかかった者の救出
6
災害にかかった住宅の応急修理
7
生業に必要な資金器具又は資材の給与又は貸与
8
学用品の給与(教科書(教材を含む)、文房具、通学用品の給与)
9
埋葬
10
死体の捜索及び処理
11
災害によって住居又はその周辺に運ばれた土石、竹木等で日常生活に著しい支障をおよぼす
第
ものの除去
応急救助のための輸送
13
応急救助のための人夫
費用の負担
災害救助法が適用された場合、前項に掲げた各種の救助に要する費用は、救助が行われた地の都
道府県が支弁する。ただし、都道府県の支弁した費用が政令で定める額以上となる場合で、それぞ
れの都道府県の普通税収入見込み額と比較し一定の率を超過した場合は、その超過した分に対して
一定の率で国庫が負担することになっている。
―153―
災害救助法の適用
第5
39
節
12
第3章
1
第 40 節
石油コンビナート地帯災害対策
福岡県石油コンビナート等防災計画及び北九州市石油コンビナート等防災業務実施要綱において別
に定める。
第3章
第
節
40
石油コンビナート地帯災害対策
―154―
第 41 節
第1
災害ボランティアとの連携
実施担当機関
総括部、保健福祉部、区対策部等関係各部、社会福祉協議会
第2
市・区災害ボランティアセンターの設置
(1) 災害ボランティアの要請が必要な場合、市・区災害ボランティアセンターを設置し、災害ボランティ
第3章
1
災害ボランティア対応体制の確立
ア支援体制を確立する。原則として市災害ボランティアセンターは災害対策本部室内、 区災害ボラン
第
ティアセンターは各区役所内に設置する。
(2) 災害ボランティアの活動が円滑・効果的に行われるよう、市関係各部から構成される「災害ボランテ
市・区災害ボランティアセンターの役割
市・区災害ボランティアセンターは、被災者のニーズ、被災地の状況など様々な情報の把握に努
めるとともに、直接又は近隣市町村や報道機関を通じて、必要とする災害ボランティアの必要人
員、作業内容等について情報の提供を速やかに行う。
第3
災害ボランティア活動支援
市・区災害ボランティアセンターは、被災者に対する支援、被災地の復旧・復興が円滑に進むよう、
情報収集・伝達、救助・救出活動、物資集配・管理、清掃・片付け、避難所運営支援等の業務を行う災害
ボランティアの活動支援を行う。
第4
災害ボランティア対応マニュアル
市又は市・区災害ボランティアセンターが実施する災害ボランティア対応要領等を具体的・体系的に定
めた「災害ボランティア対応マニュアル」を活用する。
―155―
災害ボランティアとの連携
2
41
節
ィア班」を指定し、市・区災害ボランティアセンターの設置・運営支援にあたる。