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会
議
録
会議の名称
第1回
開 催 日 時
平成27年6月12日(金)19時~20時5 0分
開 催 場 所
日向市障害者センター
出
県聴覚障害者協会
安藤委員、県立しろやま支援学校
向聴覚障害者協会
黒木(慎)委員・黒木(萬)委員、市障害者団体
席
者
日向市手話言語条例検討会
連絡協議会
ークル
甲斐委員、市障害者相談員協会
谷山委員、市民生委員・児童委員
委員、市社会福祉協議会
教育委員会
題
佐藤委員、日向手話サ
松葉委員、全国手話通訳問題研究会宮崎支部日向班
員、市職員手話の会
議
山本委員、日
黒木委員、日向商工会議所
窪田委
黒木(壽)
寺町委員、市
髙森委員
日向市手話言語条例案について
会議資料の名称
①会次第、②日向市での経過、③条例案、④今後のスケジュール、⑤
及び内容
市町村手話言語モデル条例を策定するにあたって(全日本ろうあ連盟
作成)、⑥市町村手話言語条例モデル条例案(全日本ろうあ連盟作成)
記 録 方 法
要点筆記
会
発言者名
議
内
容
発言内容
事務局
ただ今から、第1回手話言語条例検討会を開催する。
各委員
委員自己紹介
事務局
医 師 会 は理 事 会 に 諮 る 必 要 が ある こ と か ら 本 日 は 推 薦に 至 っ て い な い 。社
会福祉施設部会の前田氏は、本日所用のため欠席。
設 置 要 綱の 第 5 条 に 基 づ き 会 長、 副 会 長 選 出 を お 願 いし た い 。 意 見 が ない
ようなら事務局案を提案する。
出席者
異議なし
事務局
賛 同 いた だ い た の で 、 事 務 局案 を 提 案 す る 。 社 会 福祉 協 議 会 の 常 務 理 事 兼事
務 局 長の 黒 木 一 彦 氏 に 会 長 職を 、 民 生 委 員 児 童 委 員障 害 者 福 祉 部 会 長 の 黒木
壽賀子氏に副会長職をお願いしたいと考えている。
A委員
最 初 に案 が 出 な か っ た の で 判断 で き な か っ た 。 手 話に 関 す る 条 例 な の で 、聴
覚障がい者を代表として一人入れるべきではないか。
B委員
会長ではなく、副会長ぐらいは考えてほしい。
事務局
手 話 をど う 広 め る か 、 社 会 参加 を 促 す か で あ る が 、そ れ ぞ れ の 想 い を ま とめ
て 条 例に す る 。 会 長 、 副 会 長は 意 見 を 取 り ま と め る位 置 と な る 。 社 協 、 民生
委 員 を役 員 に 提 案 し た の は 障が い 者 や 困 窮 者 等 広 い視 野 を 持 っ て 業 務 に 当っ
て も らっ て お り 、 手 話 の 位 置付 け を 確 固 た る も の にし て い き た い と の 思 いで
事務局案を提案した。
C委員
手 話 言語 条 例 に お い て は 、 当事 者 の 要 望 を 入 れ る 必要 が あ る 。 役 員 に な って
も発言ができないということはない。
事務局
あくまで事務局案。皆さんの合意の上で決めてもらいたい。
D委員
要綱を替えて副会長二人ではだめか。
E委員
副会長として提案されたが、この意見が出ることは事務局とも想定していた。
この意見が出るのは当たり前である。
事務局
会長は社協の黒木一彦氏に、副会長は聴覚障害者協会からでいかがか。
C委員
日向聴覚障害者協会長の黒木慎一氏が当然だ。
事務局
会長を黒木一彦氏に、副会長に黒木慎一氏を提案する。いかがか。
(拍手)
会長
会 長 を務 め る こ と に な っ た 。よ ろ し く お 願 い し た い。 鳥 取 県 で 平 成 2 5 年の
1 0 月に 条 例 が 制 定 さ れ て 以来 、 全 国 で 制 定 が 進 んで い る 。 準 備 を 進 め てい
る 自 治体 も 数 多 く あ る と 聞 いて い る 。 日 向 市 も 第 1回 の 検 討 会 が 開 催 さ れる
が 、 より 良 い 条 例 が 制 定 で きる よ う 意 見 を 出 し 合 って い き た い 。 そ れ ぞ れの
立場からより良い条例ができるように協力をお願いしたい。
副会長
こんばんは。皆さんの意見をもらい、条例の制定を目指して頑張りたい。
会長
協 議 に入 る 。 ま ず 、 手 話 言 語条 例 の 考 察 と 題 し 、 県聴 覚 障 害 者 協 会 安 藤 理事
長から講話を受ける。
次に、事務局から言語条例に係る 日向市での経過報告を受ける(資料2)。
F委員
日 向 聴覚 障 害 者 協 会 員 か ら 勉強 し た い と の 要 望 を 受け 、 サ ー ク ル も 参 加 して
い る 。「 条 例 が 分 か ら な い 。条 例 が で き た ら ど う なる の か 。 わ か ら な い まま
条 例 が進 ん で い く の で は 。 」と の 心 配 を 持 っ て い る人 が た く さ ん い る 。 12
月 に 提案 す る と の 目 標 は あ るが 、 市 民 を 含 め 、 理 解し て か ら 条 例 制 定 が 良い
のではないか。
事務局
今後のスケジュールについて は、後程説明する。
C委員
手 話 言語 と い っ て も 理 解 は 難し い 。 手 話 と い う 言 葉や 派 遣 に よ る 手 話 は 広ま
っ て いる 。 健 聴 者 が 手 話 を 勉強 し 派 遣 が あ る 。 そ れに 感 謝 し な が ら 生 活 が向
上 し てい る け れ ど 、 言 語 の 定義 に つ い て ま で 理 解 で来 る か 、 非 常 に 難 し い。
健 聴 者の 音 声 言 語 と 聞 こ え ない 人 の 手 話 言 語 と 言 うよ う な 分 け 方 が 一 般 的で
あ り 、な か な か 理 解 し づ ら い。 言 語 条 例 が で き た らど う な る の か 、 具 体 的な
と こ ろを 整 備 し て 、 自 分 た ちに 大 き な メ リ ッ ト が ある と い う と こ ろ が な いと
言 語 とし て の 理 解 と い う の が難 し い と 思 う 。 手 話 とい う も の が 言 語 で あ ると
いうことを聴覚障がい 者も理解するのは難しい。
事務局
日向市手話言語条例案の説明( 資料3)。
あくまで案である。この案を各団体に持ち帰り協議をしてもらいたい。
条 例 案提 出 ま で の 流 れ 、 次 回検 討 会 ま で の 流 れ 、 意見 交 換 会 の 開 催 に つ いて
説明(資料4 、資料5、資料6)。
会長
これまでの説明について意見がある方はお願いしたい。なお、条例案の内容
には今日は審議しない。
F委員
聴覚障害者協会、サークルのメンバーも条例を大切に考えている。検討の場
を生で見たいとの要望がある。傍聴について検討をお願いしたい。
C委員
検討会を公開するか非公開とするかだと思うが、公開しても良いと思う。た
だ会場が狭い。
A委員
記者の受付があったので、報道機関が来ることを事務局が想定している。
事務局
公開については、委員の総意であれば事務局としては異存ない。ただ、会場
的な問題があるため、事前に参加 人数を報告してほしい。
C委員
条例案をそれぞれ検討してほしいとの考えだが、これまでの条例はほとんど
同じ。日向市の特徴的なものがこの中にどう入っているのか。
事務局
モデル条例案に沿う形だが、全く同じではない。市として取り組みたいとの
思いを込めている。ただ、各団体の意見もあるので、このまま行くものでは
ない。意見を聴いていく。
A委員
意見交換会ではあるが、勉強会としてやってもらいたい。条例を作った後、
どう日向市が進んでいくのかの意見交換がしたいと考える。サークル、聴覚
障害者協会では勉強会をしてきた。それ以外の団体とも言語条例ができ たら
将来日向市がどうなるのか大きな視点で意見交換会ができたら良いと思う。
他の団体も交えて、日向市の未来像を共有できたらと考える。文面を変える
だけではなく、教育や福祉等どう変わるか、日向市としてどう行きたいか話
し合う場が欲しい。私たちは申し込むので、他の団体も参加してほしい。
事務局
意見交換会は各団体と行うことを考えている。複数になるかは各団体に任せ
たい。同時に開催したい団体があれば、団体間で調整をしてほしい。
会長
個別でやりたい団体は事務局に申込みをし、まとまってやりたい団体はその
団体で調整して申込みするということで ある。
事務局
今回の条例は、理念的なもので、それに付随する実施に係るものは別途要綱
等で定めていくものである。
会長
市でも計画がいろいろある。実施はその計画で行われるものである。
G委員
教育の分野で行けば第6条になるが、学校とサークルがタイアップする、ろ
う者とどう親しむかは条例の先にあり、要綱であったり教育プランに生きて
いくような理念を作るということでよいのか。
会長
条例については基本的なことを定め、広めていくことは教育委員会や福祉課
に各計画があるので盛り込んでいくということである。
事務局
この条例は、手話を言語として広めていくスタート、基本となる条例と考え
ている。市として何をするのか、市民や事業所、学校に何をしてもらうのか
理想という形で盛り込む。どういう走り方をするかは予算を付けてのことに
なるが、踏み出しやすいようにするための基本となる条例と理解してもらい
たい。議論がこういう事業をやりたいとか、どこに通訳者がいた方がよいと
か細かな意見が入り乱れると、まとめるのが困難になる。議論を整理しなが
らまとめたい。日向市が実際変わるのは次のステップである。
C委員
条例案について、事務局は検討していない。理念的 なものでもあるが、具体
的なものでもある。第7条を努力目標として書いてある。予算的な問題があ
り非常に難しく、努力目標として作らざるを得ない。義務的な条例など、毎
年予算改定するのでできないのではないか。
事務局
今は条例もない。手話に係る事業をやりたいと要求しても根拠が薄いという
状況がある。言語条例があれば、事業実施の要求根拠となる。その点で条例
を作りたいとの思いである。ろうあ連盟は国に法律の要望をしている。それ
と同じである。
会長
日 向 市が 先 陣 を 切 っ て や る 。後 に 続 く 自 治 体 が 出 てく る と い う こ と で あ る。
あと、意見がある場合は、事務局に言ってほしい。
以上で第1回日向市手話言語条例検討会を終了する。