医療法人 松徳会 松谷病院 と らぎ み の す や ほほえ 第37号(H27.4.15 発行) 介護保険の総費用は、急速に増大しています。制度継続 のため、また超高齢社会に伴って増加する認知症等の対策 のため、どのように変わっていくのでしょうか。 皆様ご存知の通り、平成27年4月、介護保険の報酬 改定が行われました。介護報酬は3年に1度改定が行 われることになっています。今年の改定は「地域包括ケ アシステム」の実現へ向けて、制度や法律の改定も行わ れました。例えば、特別養護老人ホーム入居は要介護3 以上の介護度が必要となることなどです。いくつか例 外的な規定は設けられていますが、今まで特養入所の 順番待ちだった要介護1、2の方々は、新たに施設を探 さないといけなくなりそうです。また、今回の報酬改定 では、多くの介護保険サービスにおいて報酬額が下が りました。これによって、4月からご利用の介護保険 サービス利用料が減額になる方もあるかと思います。 今回の改定で、大きく変わったのは、先述した特別養 護老人ホームの入所要件、要支援認定の位置づけ、在宅 生活をより充実させるための日常生活総合支援事業の 創設などです。高齢の方、要介護の方などの社会参加を より充実させるための事業も始まります。 * 今回のポイント * ・中重度者や認知症高齢者へのサービス強化 ・“活動”“参加”に焦点を当てたリハビリ推進 ・看取りにおける対応の充実 ・口腔・栄養管理の充実 ・介護人材確保のための対策 ・在宅への更なる移行 慢性期医療展2015・ バリアフリー2015のご案内 毎年恒例の、『慢性期医療展』 『バリアフリー展』が今年もイン テックス大阪で開催されます。 様々な分野のセミナーやワーク ショップ、医療・介護に関する新 製品の展示等がございますので、 ご興味のある方はぜひ足を運んで みてください。 地域包括ケアシステムは、住み慣れた地域で暮らし ていくことを支援する仕組みを作っていくことなので すが、それぞれの地域によって事情が違い、そのため、 地域の特性を生かした仕組みを作ることができるよう に、いろいろなサービスが検討されています。それに 伴って、サービスの提供対象者の変更、利用料金の改定 などが行われるのです。 このように、制度の改正や報酬改定は、サービスを提 供する側にとっても、サービスを受ける側にとっても、 見過ごせない重要な事項です。特に3年後の平成30 年(2018年)は、2年に1度の改定が行われる医療 保険報酬と介護保険報酬の同時改定となります。この 頃には、団塊の世代が後期高齢者(75歳)になり、高 齢者人口が増大する2025年を見据えた「地域包括 ケアシステム」の概要がほぼ確定するであろうと言わ れています。 松徳会では、法人の事業全体で、地域の皆様が住み慣 れた地域で暮らすサポートを提供していこうと考えて います。この地域にとって住みやすい形とはどんなも のなのか、それを地域の皆様と一緒に作っていくこと が大切だと感じています。 是非、いろいろなご意見やお考えなどをお聞かせく ださい。住みやすく素晴らしい地域づくりをご一緒に 考えていきましょう。 (地域連携・医療相談室 室長 小澤 陽子) Page 2 松谷病院 法人において、訪問看護について新たに学ぶ ため、大阪府訪問看護ステーション協会副会長 の榮木先生はじめ経験豊かな二人の講師にお越 し頂き、2回のセミナーを行いました。 第1回目は訪問看護の基礎編とし、訪問看護の 現状や役割、医師との連携を重視した中で生ま れる患者様のニーズに対する速やかな対応等に ついて講演頂きました。あるケースにおけるグ ループワークも行われ、患者様へ寄り添い、患者 様とご家族様とを繋ぐ役割も担う訪問看護とい う仕事の奥深さを感じました。 続いて第2回目は、在宅で過ごす、また終末期 を迎える患者様を支えるため、訪問看護を取り 巻く職種との連携、チームの調整をいかにして 組んでいくか、現場において患者様へいかに柔 軟にサポートできるか、等講演頂きました。 今回のセミナーを通 し、各自業務の見直しや 改善を行い、よりよい医 療・介護を提供できるよ う努めてまいりたいと 思います。 『やすらぎとほほえみの架け橋』 3月14日、15日とパシフィコ横浜で第2回慢性期リ ハビリテーション学会が開催されました。慢性期のリハ ビリテーションに携わる色々な職種から演題が提出さ れ、充実した2日間でした。 私が特に注目した演題は「微小重力環境によるポジ ショニング効果」でした。四肢の拘縮が進んだ患者様を 低反発のマットを重ねた上に横たえることによって、重 力から開放し、筋緊張を和らげるという発表内容でし た。当院でも可能な限り取り入れていきたいと考えてい ます。 建築家の安藤忠雄先生の講演も印象的でした。医療と 言う職場で責任感を持って仕事をしていく ことの大切さ、今だけを見るのではなく、 将来のビジョンを持って生きていくことの 大切さを教えられました。 (リハビリテーション科 作業療法士 成光 理子) 当院の看護師、ケアスタッフの制服がリニュー アルいたしました。素材・形の上でも動きやすい ものとなり、スタッフ皆、心機一転頑張っていこ うと思います。よろしくお願い申し上げます。 看 護師が 白色、ケ アスタ ッ フがピンク色の制服です. 袖の部分にチェック柄が施 さ れてい るの も、ポイン ト の一つです♪ よろしくお願いします! 広報誌 3月31日午後、毎年恒 例のお花見に行って来まし た。まばゆい光につつまれ た桜の優美なたたずまいに 入院患者様も温顔笑顔。空 の碧さと淡紅の色彩が春風 に心地良く揺れていました。こんな日は穏やかな気 持ちになりますね。皆様それぞれの感慨を胸におさ め、春のひと時を楽しまれました。 総勢19名、5班に分かれて お花見散歩. 満 開の桜か ら歓迎 を受 け ました. 第37号 Page 3 このたび私は、3月末日をもって、退職することとなりま した。 入職して約9年の月日が経ちましたが、患者様を始め 皆様方の力添えがあったからこそ、どうにか大過なくやっ てこれたものと思っております。 これまで大変お世話になりました。 ありがとうございました。 副院長 宮嵜 圭央 平成27年度の特定健診・枚方市がん検診等が4月より スタートいたしました。これらの健診は、生活習慣病の早期 発見を目的とし、生活習慣病の前段階であるメタボリック シンドロームやその予備群の方の生活習慣の改善を図るも のです。ご自身の健康状態を知り、いきいきとした健康的な 生活を送るためにも、健診の受診をお勧めいたします。対象 者は、枚方市に住民票をお持ちの方です。 なお、受診される際には、【特定健康診査受診券】と【健 康保険証】をお持ちになってください。いずれも予約にて 行っておりますので、受付までお気軽にお問い合わせくだ さい。 当院では、下記のがん検診を併せて 承っております。ご参照ください。 当法人で行っている相談会のご案内です。 日頃不安に思われていることがある方、ご 興味ある方はお気軽にお越しください。 Page 4 松谷病院 広報誌 『やすらぎとほほえみの架け橋』第37号 担当医一覧【平成27年4月~】 月 火 水 木 金 土 松谷 之義 三好 淳 三好 淳 松村 忠史 高橋 耕治 松谷之義 松谷 之義 午後診 松谷 之義 17:00~19:00 高橋 守 三好 淳 高橋 耕治 中西 崇雄 休診 午前診 9:00~12:00 くにみが丘 クリニック 【訪問診療】 松谷 之義 三好 淳 松谷 之義 高橋 守 休診 長岡 研五 中西 崇雄 休診 くにみが丘 クリニック 【外来】 三好 淳 松谷 之義 休診 長岡 研五 中西 崇雄 休診 午前診9:00~12:00 ※水曜日の三好院長の外来は、糖尿病及び生活習慣病専門外来です。 ※急患はお電話頂ければ、随時受け付けます。 ~担当医変更のお知らせ~ 4/14(火) 4/14(火) 4/17(金) 4/17(金) 4/18(土) 4/18(土) 4/23(木) 4/23(木) 午後診 午前診 午前診 午後診 高橋 守 Dr. ⇒ 高橋 耕治 Dr. 松谷 之義 理事長 ⇒ 三好 淳 院長 松谷 之義 理事長 ⇒ 中西 崇雄 Dr. 高橋 耕治Dr. ⇒ 高橋 守 Dr. ご迷惑をおかけしますが 迷惑をおかけしますが、 をおかけしますが、何卒よろしくお 何卒よろしくお願 よろしくお願いいたします。 いいたします 日本医療機能評価機構認定病院 労災指定 当院では 当院では「 では「在宅復帰機能強化加算」 在宅復帰機能強化加算」を 算定しています 算定しています 医療法人 松徳会 松谷病院 内科・呼吸器内科・循環器内科・消化器内科 ・アレルギー科・リハビリテーション科・放射線科 松谷病院 基本理念 診療時間: AM9:00~12:00 PM5:00~ 7:00 (土午後・日祝 休診) 面会時間: PM3:00~8:00 (月~土) PM1:00~8:00 (日・祝) 安全(SAFETY) 奉仕(SERVICE) 満足(SATISFACTION) 〒573-0126 枚方市津田西町一丁目29-8 ( ・JR津田駅下車 徒歩10分 ・京阪枚方市駅下車 南口 京阪バス 津田西町バス停前 Tel 072-859-3618 Fax 072-859-1685 松谷病院 松徳会ヘルパーステーション 枚方市地域包括支援センター松徳会 ウェルファルマ薬局 ) URL http://www.matsutani.or.jp 介護老人保健施設 老健ふじさか 松徳会居宅介護支援事業所 松徳会桃山クリニック ヘルスサポートセンター桃山 介護付有料老人ホーム メディメゾン東月 くにみが丘クリニック くにみが丘メディカルフィットネス倶楽部 松谷病院 広報誌 『やすらぎとほほえみの架け橋』第37号 (H27.4.15発行) 編集部:阪井、中村(と)、小林、中村(奈)、村田、小澤、三好(院長)
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