みほ文芸-平成27年(2015)

国勢調査へのご回答はお済みですか
スマート国勢調査!
インターネットで回答いただいた世帯には、調査票を回収する
ための統計調査員の訪問はありません。
●国勢調査は、平成27年10月1日現在、国内に住んでいるすべての人が対象です。
●平成27年国勢調査は、少子高齢化社会における日本の未来を描く上で欠くことのできないデータを得る
ために実施するものです。調査結果は、さまざまな法令にその利用が定められているほか、社会福祉、
雇用政策、生活環境の整備、防災対策等、私たちの暮らしのために役立てられます。
●記入いただいた調査票は、調査員に渡していただくか、調査票と一緒にお配りした郵送提出用の封筒に
入れて郵送でご提出いただくようお願いします。
※万一、調査票が届いていない場合は、役場企画財政課へご連絡ください。
□問合せ 役場企画財政課☎885−0340
(内線208)
総務省・茨城県・美浦村
み
ほ
文
芸
正調俚謡 日和吟社 折句﹁月・夜﹂病句禁
そっと優しく窓から覗く母の笑顔に見える月
小池きよし
愛でる七草眺める月も風情変わらぬ里の秋
小薗江久美
は
は
ね
夜の帳がゆっくり下りて月と星座のショータイム
磯西涼香
少し痩せたが猛暑に耐えた老母を虫の音癒す夜
山﨑笑子
月を見上げて語らう妻と共に歩んだ半世紀
高橋一歩
秋は淋しい心の窓を開けて泣きたい夜もある
篠原美千代
使命背負って宇宙の基地へ月も見守るこうのとり
上野八千代
う
た
今夜あなたへ打ち明けようと繋ぐ携帯握りしめ
関根秀子
月に一度の勉強会に頭抱えて俚謡作り
伊藤葉子
夏の夜空を彩る花火心満たして消えてゆく
沼嵜朋香
つ
き
よ
が
し
若い二人にあてられ月も嬉し恥ずかし雲隠れ
長谷川悦子
暑い花火の人混みよりも二人涼しい月夜河岸
飯塚筑風
笑い声やら元気な声が響く九月の通学路
本橋清湖
ひ と よ
夏の夜韻も残さず九月風に震える七分袖
石戸葎華
人に知られず可憐に咲いた一夜限りの烏瓜
田島草実
祭り囃子を遠くに聞いて友と歩いた月の夜
下村松陽
先祖迎える真夏の夜に灯りともしてお茶と花
渡辺希代
︵五十音順︶
ロマンチックな月夜の明かり萩をやさしく照らしてる
木村幸子
あし
小流れの水面狭めて蘆の花
青野安佐子
こ な が
九月の俳句︵題 当季雑詠︶
し
ょ
い
小さい秋八十にしてみつけたり
石毛恵美子
リュック背負ひ花野に並び深呼吸
伊藤八千帆
食通の友が下げ来し新さんま
木澤はしめ
き
さ る す べ り
芋に水たっぷり掛けろと夫の檄
髙柳幸子
花付けしまま伐られたる百日紅
田島早苗
新米に込めし老父の愛と汗
中島輝子
て
百合開き音なく露の玉こぼる
松葉よしゐ
わ く ご
ときめいてチクチク稲穂そっと掌に
松本秀子
うみ
盆飾り若子作るや茄子の牛
宮崎きみ枝
湖の波揺らして去りぬ秋の風
矢原はつい
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広報みほ 平成27年10月号