山茶花 第44号 2015.07.20発刊

山茶花 ∼ サ ザ ン カ ∼ Vol.44 発行年月日 2015年7月20日 発行責任者 (株)ミューみどりの丘 山茶花編集委員会 発行者住所 厚木市戸室3丁目16番20号 連 絡 先 Tel:046-221-9600 Fax:046-221-9601 mail:[email protected] 新 生 み ど り の 丘 ≪夢の実現をサポートするステージ≫ レストラン モン・レーヴで・・・ みどりの丘 施設長 山﨑 乃浬子
先ず、おいしいものを食べて、おなかを満たしてください。 そして、あたたかい気持ちに触れて心を満たしてください。 すると・・・・ わたしはどんなことができるのかな? わたしはどんな役割が担えるのかな? そして・・・ わたしは何がうれしいのかな? 「わたしの夢」は「私の目標」にかわります。 わたしは誰に喜んでもらいたいのかな? 目標に向かって「どんなことをしていこうか」を一緒に考えましょう。 心がひとりでに動き出します・・・。 それが「モン・レーヴの役割」です。 《活動内容》 【レストラン モン・レーヴ「わたしの夢」】 地域の皆様に利用していただけるランチレストランです。 【就労継続支援A型作業所】 レストランの仕事を通して障がいを持つ方の仕事の支援をしていきます。 【モン・レーヴ ギャラリー】 地域で創作活動をしている方々の発表の場を提供しています。 【モン・レーヴ・サロン】 毎週第3土曜日に様々な分野のアーティストの方々をお迎えして心を 豊かにする時間を提供しています。その後の交流会も好評です。 ≪新コミュニケーションマークについて≫ 取締役 本部長 平野 祐司
みどりの丘も創立18年目を迎え、厚木の地に根ざし、高齢者のみならず多世代に訴求する事業を展開いた しております。 さて、このたび、みどりの丘の目的・理念を体現した、新コミュニケーションマークを策定いたしました。 今後、私どもの事業ならびに活動のシンボルマークとして求心的役割を果たすことを期待いたしております。 今回の山茶花では、「新コミュニケーションマーク」とそのコンセプトをご紹介申し上げます。 新コミュニケーションマークは、日本を代表する
デザイナー大野直樹氏の製作によるもので、わたし
たち「みどりの丘」の思い、目指すところをすべて
体現しています。マークを構成する各シンボルは、
それぞれ、以下の意味をもっています。 ・太陽:暖かさ・輝き ・鳥:自由 ・人間:あなた そして 私 ・星:希望・煌き ・音符:いつも側に音楽を ・花:優しさ ・ハート:思いやり ・猫:わがまま・動物も一緒に暮らせる! 以上のモチーフが丘の上に家を形づくっています。 ATSUGIを表記する事で地域を大切にし、ここから発
信するという意味を加えています。 マークに付随する私たちのコンセプトは上記のようになっています。 Anything Goes! は、アメリカの有名な作曲家 コール・ポーターの
曲から取りました。Anything Goes!なんでもあり!人生を楽しもう
という願いがこめられています。 ≪たいよう学園特集 岡本茂 新園長 IInntteerrvviieeww ≫ 5月30日のNPO法人たいよう倶楽部の社員総会で、新園長にご就任された たいよう学園 岡本茂さんにInterviewです。 Q:新園長にご就任おめでとうございます。 A:ありがとうございます。 小俣前理事長、園長が体調を崩され、ご退任になったことは大変残念なことです。 小俣前園長の方針をしっかり引き継いで、働きたいと思います。 自分に大役が務まるか不安もありますが、スタッフとも協力して子どもた ちのためにがんばります。 Q:ご出身と現在のお住まいはどちらですか? A:静岡県清水市の出身で、昭和52年に厚木に移ってきました。 現在は緑ヶ丘に住んでいます。 Q:長い間、サッカーに携わってこられたとお聞きしましたが、ご自身の競技 歴をお聞かせください。 A:サッカー選手としては、小学校から、社会人までプレイしました。 高校時代に静岡北高校のDFとして、県大会で、藤枝東高校に破れ準優勝でした。 「たいよう学園」玄関前
Q:サッカー指導者として素晴らしい実績を残されていますね。 A:30年ほど前から、前園長の小俣監督の元でGOAL PLUNDERS という、サッカーチームの指導をしています。 これまで、神奈川県代表として6回全国少年サッカー大会に出場し、最高で3位という成績を残しました。 このチームからはセレッソ大阪で活躍した宮川選手や、オリンピックやW杯で日本代表として出場した、茂庭選手が育っています。 新理事長の山﨑隆史さんのご子息慎也君もGOAL PLUNDERSの卒業生で、法政二高の中心選手として活躍されましたね。 Q:卒業生やコーチの皆さん、そして父兄の方々からからずいぶん慕われている と伺っています。 A:いえ、ただ、サッカーが好き、子どもが大好きというだけでがんばってきただけです。 それに、素晴らしい仲間に恵まれたせいだと思います。 Q:サッカーも学童保育も、子どもさんと向かい合うということでは同じだと思いますが、 指導教育に関する“思い”や“信念”などがあれば、聞かせてください。 A:信念などという、大げさなものはありませんが、基本的に前小俣園長が掲げられた教育 方針を踏襲しながら、このたいよう学園で子どもたちがのびのびと楽しく過ごせるよ うな環境を作ってゆきたいと思います。 子どもたちは一人ひとりが可能性を秘めていると思いますし、大きく伸びるさまざまな 素質をもっていますから、大切に育ててあげたいと思います。 私は、子どもが大好きなので一緒にいることが楽しいし、逆に子どもたちに教わること 今後の「たいよう学園」を語る
のほうが多いくらいです。 Q:失礼ながら、お歳は還暦を迎えられたと伺っていますが、お若く見えますね。 A:あっという間に還暦になってしまいました(笑) でも、毎日子どもたちと園庭を走り回っていますので、体力は人一倍あると思います。 Q:たいよう学園は昨年4月に創設されました。たいよう学園にかかわられることになったきっかけは何ですか。 A:サッカー指導のご縁もあるのですが、山﨑隆史理事長からお声がけをいただいたことがきっかけです。創設当時は児童が15名ほどで したが、今は50名ほどになり、子どもたちと一緒に大変充実した毎日を送っています。 Q:まもなく、夏休み利用のお子さんたちもたくさん たいよう学園にやってきますね。 A:現在、在籍している児童50名に、夏休み利用の子どもたちが10数名加わる予定です。 私もそうでしたが、夏休みは子どもたちにとって貴重な時間です。そして楽しい季節です。たくさんの友達や思い出ができるよう スタッフ一同がんばります。 Q:夏休みにはどんなプログラムや授業を実施しますか? A:午前中は社会見学、多世代交流の作品作り、これはみどりの丘のご入居者のお年寄りとの交流です。また、プールや川遊びなどです。 Q:授業の科目にはどんなものがありますか? A:国語、算数、英語、体育、パソコン、ピアノ、中国語、ソロバンなど専門家の 先生がいろいろな授業を受け持ってくださいます。 ユニークな科目では、福祉や論語の素読、植物栽培の授業もあります。 Q:本当に多彩なプログラムですね。最後に、今後の抱負をお聞かせください。 A:子どもたちが、たいよう学園に来るのが楽しく仕方ない・・・ スタッフの皆さんと協力して、そんな場所にしたいと思います。 Q:今日は、どうもありがとうございました。これからもがんばってください。 A:こちらこそありがとうございました。 子どもの前では、いつもこの笑顔
<インタビューを終えて> 岡本さんは、子どもが大好き!そしてやさしい人柄がにじみでるような方でした。また、毎日子どもたちと走り回る 日焼けした笑顔はとて
も魅力的で還暦を過ぎても体力自慢。子どもたちや父兄から慕われる、理由も分かるような気がします(大聖寺) ≪モン・レーヴ・サロン≫ モン・レーヴ・サロンとは、「レストラン モン・レーヴ」を地域交流の拠点とし、みどりの丘が、地域住民の交流の場として、さま
ざまな文化イベントを月1回企画運営するサロンです。 この企画は平成27年4月より毎月第3土曜日に実施されおります。今後も普段見る事の少ない文化イベントを多数用意しておりますの
で、ぜひご来場ください。 第2回 落語鑑賞会 落語家:立川 談奈 5月16日(土) 第1回 クラシック音楽演 ピアノ:赤石 真美 4月18日(土) 桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒業
ヤングアーチストコンクール奨励賞
受賞。
2000年より「田園の音楽家たち」に
参加。ソロ、ピアノ、デュオの他、
朗読やジャズとの共演など、様々な
形で活動している。 1999年7月入門、立川流落語会 真打ち快楽亭ブラックに師事、快楽
亭ブラ談次となる。 初高座同年8月。2007年5月、第12回
「岡本マキ賞」受賞。 2007年7月1日、二つ目昇進、立川談
奈となる。 第3回 民族楽器演奏会 奏者:ヤマザキ ヤマト 6月20日 (土) 数種類の楽器を駆使し奏でるメロ
ディーは『素晴らしい』の一言で
した。そして来場者を飽きさせな
い話術も楽しく笑いが溢れる演奏
会になりました。
第4回 JAZZ演奏会 奏者:小畑 和彦 7月18日(土) 福岡県出身 Spick&Span,今田勝バンドを経て
Pancake、 Fronteのバンドで活動中、
またソロ活動の傍ら、作曲・プロ
デュース活動、小野リサ、平井堅など
のレコーディングにも参加 ≪防災訓練の実施≫ 6月22日(月)にみどりの丘エリザベス館にて防災訓練を実施いたしました。毎年2回
実施をしており、今回は実際に消防署に電話をしておこなう通報訓練と水消化器を借り
て来ての消火訓練、実際の災害を考えた身近なもの(今回は毛布とシーツ)を担架代わ
りにしての避難訓練を実施しました。
頭では理解していても実際に消防署に連絡をすると言葉が出てこなかったり、毛布を
担架にした際には力の入れどころが分からず戸惑う場面も・・・しかし、災害時にはこ
の防災訓練が役立つ事を信じて真摯に取り組みました。
みどりの丘では、年2回の防災訓練の他にも毎年、消防署より隊員の方に来ていただ
き救命救急の研修をおこない、他にも防災センターに伺い研修をおこなっています。
≪わかば祭≫ 毎年恒例となった『わかば祭』今年もみどりの丘参番館にて 4月25日(土)におこなわれました。総勢170名の参加者があり活気
あふれた行事となりました。
今年は模擬店・バザー以外にもソプラノ歌手の佐藤有希子さん
とピアニストの赤石真美さんを迎えたミニコンサート。そして
『わっさんギャラリー』と今までに無いプログラムも大好評でし
た。
≪施設対抗!大運動会≫ 5月6日(水)に戸室小学校の体育館をお借りしておこなわれた
『みどりの丘大運動会』は施設対抗の行事なので、皆自然と気合
いが入りました。
ラジオ体操から始まり職員対抗車イスレース・綱引き・玉入
れ・フォークダンス、そして一番人気のパン食い競走!入居者・
ご家族・職員・たいよう学園の子ども達が参加をして好きなパン
を目掛けて一直線!今年は『StyleEarth』チームが優勝旗を持ち
帰りました。
≪イチゴ狩りに行ってきました≫ 6月10日(水)と12日(金)の2回に分かれ海老名市にある『ストロベリーハウス』へイチゴ狩りに行って来ました。2日間で100名を超える
参加者があり、とても賑やかなイチゴ狩りとなりました。 30分の食べ放題ではありましたが、みなさん思う存分食べる事が出来て大満足でした。
気付けばあっという間の30分!帰り間際には「も〜食べられない!」と言う声があちらこ
ちらから聞こえて来て、満足して楽しんでもらえた事を実感しました。 + 第1回目は『みどりの丘 事務長 磯野啓治』 「社交ダンスと私」 ダンスと私の出会いは、大学2年の時、友人に誘われダンスパーティーに行ってみると、耳を劈くような 音量に当時は若者に大流行していたモンキーダンスとゴーゴーに多くの若人が汗を流し乱舞していた。 そんな中に友人ダンスの輪の中に入り込みそれとなく体を動かしているうちに休憩タイムー。 休憩が終わり会場の雰囲気が一変し照明がフロアー一杯にそして美しいメロディーが流れはじめる・・・ すると、主催者から「サー会場の皆さんこれから本格的な社交ダンスをご覧ください」の案内がー。 登場した40代と思われる正装男女ペアー(男性は燕尾服・女性は真っ白なドレス)音楽にかみ合う綺麗な ステップは、これまで観た事のない優雅な踊りに圧倒されてしまいました。 当時私は柔道部員で35人が毎日汗を流しそれなり にスポーツの爽快感を感じていましたが、ダンスの魅 力にひかれ、大学にも社交ダンス同好会があると聞き 入会させてもらい少しステップを教えもらいましたが なかなか上達せず徐々に縁遠くなり部活は柔道で終わ りました。 昭和41年に卒業、横浜に就職をしましたが、いつか社交ダンスを正式に習ってみた
いと思う心がありましたがタイミングが見つからず。しかしある時に横浜市内で某ダン
ス教室の看板に目が留まり、見学を兼ねて訪れてみると、有名なダンス教室で、国際競
技出場の指導者もおられました。約5年通いましたが仕事がますます多忙になりしばら
く休むことに・・・。その後職場が厚木に変わり、平成18年から再び今のみどりの丘の
職員4人が社交ダンスを習う話になりサークルの名前は頭文字(HANK)と。 平成24年まで週1回十数人のサークルで習ってきましたが、自分自身の踊りに満足がいかず思い切って競技ダンス練習に切り替え、ダ
ンスの基本を一から習いなおすことにしました。 競技ダンスは踊りの基本を間違いなくマスターしなければ上位に行けません。これまで動かしたことのない骨格・筋肉を動かし、絶えず
お腹を絞りホールドを崩さない事、ターンの場合、踊りの角度を守る事等々、男性は女性の4倍以上は練習をして初めて女性にリードが伝
わり、パートナーの女性に優雅な踊りを踊らせることが出来るようです。つまり男性しだいでダンスのランクが決まると言うことなのです。
まず私の目標はB級です。 ≪世相≫
4月 ・オバマ大統領とキューバのラウル・カストロ議長が国交断絶後初の会談 59年ぶり ・首相官邸屋上で無人飛行機「ドローン」発見 プラスチック容器からセシウム検出 ・ネパールでM7.8の地震発生 死者数千人以上 エベレストでは雪崩により邦人含む 数十人死亡 5月 ・イギリス王室のキャサリン妃が第2子の女児を出産 ・箱根山で火山性地震増加 噴火警戒レベル2に引き上げ 大涌谷周辺を立ち入り禁止 ・WHO「世界保健統計」 日本人男女の平均寿命は84歳 2年連続世界一 ・大相撲夏場所 関脇 照ノ富士が初優勝 横綱白鵬は7場所連続優勝逃す 6月 ・中国湖北省長江乗員乗客456人が乗った大型客船「東方之星」が転覆400人以上 行方不明 ・沖縄戦から70年 ・JR東海道新幹線下り「のぞみ225号」で、男が油をかぶり焼身自殺2人死亡26人 重軽傷 ・箱根山で小規模噴火 噴火警戒レベル3に引き上げ 7月 ・第39回世界遺産委員会にて「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼・造船」が世界 遺産に登録 ・女子サッカーワールドカップ カナダ大会決勝で日本がアメリカに善戦し準優勝 ≪編集後記≫ シンフーディーファンうみ 大聖寺 吉美 本格的な夏の始まりを感じさせる季節 となりました。 お陰様で山茶花は第44号発刊の運びと なりました。お忙しい中、ご寄稿・イ ンタビュー等にご協力下さった皆様厚 く御礼申し上げます。 今回の山茶花では“新生 みどりの丘” と銘打ち、4月に新体制としてスタート した当社の更なる革新をお届けしています。 また、山茶花にも革新の波が訪れています。HPとリンクする
ことになり、新たに平野本部長が編集委員に加わりました。 頼もしいメンバーの参加によって、今までの良さを大切にし
つつ、更なるよりよい紙面作りを目指し、計5名で活動していく
こととなります。 第44号山茶花も楽しんで頂けたら幸いです。