新入生へのメッセージ

OPU
岡山県立大学広報専門委員会
岡山県立大学広報
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TEL 0866-94-2111(代) URL http://www.oka-pu.ac.jp/
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目 次
2015.4.1
新入生へのメッセージ
2 p 《特集》英語力・異文化理解力の向上 ○中級英語必修化 ○TOEIC の全員受験
○海外語学文化研修 ○スタディツアー ○語学教育推進室
[スカイプ英語] ○留学生紹介 ○キャンパスマップ
3 p ○国際交流センターでの取組み[英語村]
4 p ○学生サポート ○平成 27 年度入学試験状況 ○平成 26 年度就職状況
新入生へのメッセージ
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○図書館だより ○地域に向けた活動(貢献)への参加
○学生の学術・芸術賞
○研究室探訪 ○部・サークル紹介 ○退職教員からのメッセージ
○平成 27 年度スケジュール ○大学組織図 ○平成 27 年度部局長等
○職員随想
基盤として飛躍的に重要性を増す、いわゆる「知識基盤社会」
育を通して学生が幅広い教養と問題解決能力等のキーになる主
の確立が重要と考えられています。そのような社会では、単な
要な能力を獲得できるようなカリキュラムを企画しています。
る知識や技能だけではなく、様々なリソースを活用して複雑な
また、国際交流センターと大学教育開発センターの両者が有機
課題に対応する創造的な力が求められます。グローバルに通じ
的に連携して、グローバル的視野の醸成とコミュニケーション
る新しい価値を創造するためには、自立性、協働する能力、コ
力が修得できるように、語学文化研修及びスタディツアーなど
ミュニケーション能力を涵養することが重要になります。
の海外での体験学習を推進してグローバル教育を充実させま
本学は、このような「知識基盤社会」のニーズに適合した人
す。
材養成を図るために、従来の「何をどのように教えるか」とい
また、本学は従来に増して地域が期待する産業の活性化、学
う知識伝達型の教育システムから「何を学び、どのように自分
術・文化の振興などの地域貢献の取組を推進するため、既に包
を成長させるか」という学生が主体的に参加する教育システム
括連携協定を締結している総社市に加え、26年に笠岡市、備
に大きく転換します。本学では、25年度から始まった6年間
前市及び真庭市とも協定を締結し、これらの自治体との連携活
に亘る第2期中期計画において、「共通教育における教養教育
動を推進する組織として27年4月に地域連携推進センターを
の充実」、
「国際交流を通じたグローバル教育の推進」、並びに「戦
新たに設置しました。自治体との連携は、教育の観点からも重
略的な地域貢献の取組の推進」という 3 つの方針を策定し、大
要であり、自治体職員、地域住民及び教職員が具体的な地域課
学改革を進めています。
題に協働して取り組み、課題解決を目指します。このような活
こうした改革を円滑に進めるため、本学の教育改革の中心と
動を通して、学生は地域住民と触れ合うことで地域の課題への
なる組織として大学教育開発センター運営を、また、国際交流
認識を深め、課題解決能力を高めるとともに地域に対する愛着
わが国では、現在、少子・高齢化が進展し、グローバル化が
活動の核となる組織として国際交流センターを26年10月に設
も形成できます。
加速する中で社会構造が大きく変化しています。そのような世
置しました。27年度から、教養科目群、語学国際科目群及び
以上のように、岡山県立大学では、新入生の皆さんが幅広い
界各国が競い合うこれからの世界では、新しい知識・情報・技
社会連携科目群からなる新しいカリキュラムによる教養教育が
教養と高い専門性を身につけ、地域で活躍しうる創造力を持っ
術が政治・経済・文化をはじめ社会のあらゆる領域での活動の
始まりますが、大学教育開発センターでは、共通教育と専門教
た人材に成長することを願っています。
皆さんと共に大学生活を送れることを楽しみにしております。まず
え方や視野、そしてチャンスを与えてくれるはずです。そし
は、自分を信じて充実した大学生活を送るための第一歩を踏み出し
て皆さんそれぞれの夢の実現の手助けとなると思います。
てみてください。
4年間は短いものです。1日でも早く本学に慣れて、充実
皆さんが、自分の見出した目標に向かい充実した学生生活を送ら
した大学生活を送られますことを願っております。
岡山県立大学 学長
辻 英明
先輩からのメッセージ
デザイン学部 造形デザイン学科
平成 26 年度卒業生
れますよう心より祈っております。
宇惠 明日美
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが本学の
一員になられますことを心より歓迎いたします。
さて、これから皆さんの新しい生活がスタートするわけですが、
今は期待と不安が入りまじった思いで胸がいっぱいになっているこ
保健福祉学部 栄養学科
大学院 情報系工学研究科
4年 礒野 千晶
システム工学専攻(博士前期課程)
1 年 竹原 勇朔
とでしょう。そこで、皆さんの先輩として、大学生活を送る上での
アドバイスを、自分の経験を踏まえてお伝えしたいと思います。
信じ難いことかもしれませんが、大学生活の 4 年間は、瞬く間に
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
過ぎ去ってしまいます。何もかもが目新しい 1 年生。少し慣れてき
新しい学生生活は慣れない環境での不安もあるかと思いま
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんが本
た 2 年生。卒業後の進路が定まっていく 3 年生。卒業制作(研究)
すが、それ以上に希望や期待を抱かれていることでしょう。
学の一員になられますことを、心より歓迎いたします。私は大
で多忙を極める 4 年生。
今回はみなさんの先輩として大学生活を送る上でのアドバイ
学院に進学しましたが、学部1年次生のころを振り返って皆さ
それでは、めまぐるしく移り行く日々をどうすれば有意義で実り
スをお伝えしたいと思います。
んのためになるようなメッセージを送りたいと思います。
多きものにしていくことができるのか。それは、まず明確な目標を
それは仲間を大切にすることです。これからの大学生活は
岡山県立大学には、保健福祉学部、情報工学部、デザイン学
定め、それに向かって自分のできる範囲で精一杯努力をし続けるこ
楽しいことや辛いこと、たくさんの経験をすると思います。
部の3学部があります。それぞれ、卒業後の進路が明確なため、
とです。定める目標は、なんでもいいと思います。とにかく、これ
私も多くの経験をしましたが、辛い時は周りの仲間が支えて
どの学部を選ぶかに迷いはありませんが、どの学科にするかは
なら誰にも負けない、負けたくない、自信があるということを見つ
くれました。
少々迷いました。結局、コンピュータやインターネットが何か
けてください。手始めに、目標を紙に書いてみるといいと思います。
特に同じ栄養学科の友人は、試験前に栄養学の勉強を教え
おもしろそうなので、情報工学部情報通信工学科を選びました。
少し恥ずかしいかもしれませんが、思っているだけより効果があっ
合ったり、実験では実験結果に対してディスカッションをし
今からいう体験談は、自分の所属する学科でのことですが、
たように思います。その目標に対して努力したことは、自分の得意
たりします。学外へ出る臨地実習では、慣れない環境で、さ
他の学部学科でもある程度いえることだと思います。まず、専
分野となり、特技となる可能性があるのです。
らに短い期間で管理栄養士の働く現場で少しでも多くのこと
門の知識は少しずつ増えていくということです。演習や実験で、
大学に入学することはゴールではなく、これから社会に出ていく
を学ぶという共通の目的を持ち実習に励みました。時には意
やたら専門に詳しい人がいました。そんな人と比較して自分は
ための通過点であると考え、何事にも努力を惜しまないことが大切
見が合わずぶつかることもありましたが、たくさんの経験を
不安になりましたが、課題をしっかりこなし、授業もちゃんと
です。
ともにしてきたことで今では互いに尊重し合える素晴らしい
受けていると、3年生次には大差なくなりました。4年次生の
上で述べたとおり、大学生活はあっという間に過ぎてしまいます。
仲間です。
卒業研究では、いままでの講義や演習の内容が驚くほど役に
大学生活を終えるとき、決して後悔のないように、漠然と日々を過
大学では、同じ学科に限らず、サークルやアルバイト先な
立っていることが実感できました。
ごすことのないように心がけてください。
ど多くの人と出会う機会があります。皆さんも人とのつなが
是非この大学のカリキュラムを信じて、充実した学生生活を
また、皆さんをお迎えする在学生一同にとりましても、これから
りを大切にしてください。そのつながりは皆さんに新しい考
送ってほしいと思います。
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