“かゆみ”のお話

Vol.
25
慢性腎臓病と生活の知恵
監修 医療法人川島会 川島病院
水口 潤 先生
スキンケア
透析療法
スキンケアで大切なことは、皮膚を清潔に保
ち、健康な皮膚を保つことです。かゆみ予防に
はもっとも必要なことです。
尿毒素の除去量を多くすることにより、かゆ
●シャワーや入浴で清潔にする。
(体を洗う時にゴシゴシ擦らないのがコツ)
●低刺激の石鹸を使用し、体に残らないように
十分洗い流しましょう。
●シャワー、入浴後は保湿剤を塗り保湿をしま
しょう(擦らずやさしく塗るのがコツ)。
みが軽減することもあります。
薬物療法
自分の皮膚の状態にあったぬり薬やのみ薬を
用いて、かゆみが軽減することもあります。
医師に相談して自分にあった薬をみつけま
しょう。根気良くつづけることが大切です。
オリーブの花言葉:
「知恵」
ヘルスケア
日常のちょっとした工夫でもかゆみ予防につ
ながります。
今回のテーマ
“かゆみ”
のお話
●皮 膚に刺 激 の 少 ない 素 材 の 衣 類を身に
つけましょう(綿などがおススメ)。
腎臓の機能が低下すると、かゆみの症状が出てき
ます。
体のなかに毒素がたまり、それがかゆみのもとに
なっているといわれています。
透 析 を 始 め ると軽 減 さ れ ることが 多 い で す が 、
日常生活の中でできる工夫をご紹介します。
●爪が伸びていると皮膚を傷つけやすく、傷
ついた皮膚は刺激を受けやすくなるため、爪
はこまめにケアしましょう。
●辛い食べ物やアルコールはほてりやすく、かゆみ
を誘発させるため摂り過ぎに注意しましょう。
透析を始めて毒素が抜けると、かゆみが
治まったという方は多くいらっしゃいます。
同様に、日頃の工夫で効果を感じる方も
いらっしゃいます。
できることから始めてみましょう。
●ストレスは症状を悪化させるため、適度な
運動や趣味をするなどで気分転換をしましょう。
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2013年6月作成