金融機関の防犯基準の制定について

青警本生企 第 5 6 4 号
青警本保 第731号
平 成 2 6 年 1 2 月 2 4 日
各
警
察
署
長
殿
青 森 県 警 察 本 部 長
金融機関の防犯基準の制定について(概要)
金融機関の防犯基準については、各種防犯対策に基づき、各警察署による防犯指
導及び金融機関等による自主的な防犯対策等を行い、強盗、窃盗等の未然防止と発
生時の適切な対応を推進しているところである。
しかしながら、近年、特殊詐欺被害が拡大し、全国的には、平成25年の被害額は
約489億円と過去最悪となり、平成26年においても前年を上回るペースで増加して
いる。また、インターネットバンキングに係る不正送金事犯についても、平成26年
上半 期だ けで、 平成 25年中 の被害額約 14億 600万 円を上回 る過去最悪 の被害
(約18億5,200万円)が発生している状況である。
そこで、強盗、窃盗等に係る防犯対策に特殊詐欺及びインターネットバンキング
に係る不正送金事犯の被害を阻止するための対策等を加えた新たな防犯基準を別添
1のとおり策定したので、下記の事項に留意の上、当該防犯基準に基づく対策・指
導を推進されたい。
なお、
「各種防犯基準の策定について」
(平成22年11月12日付青警本生企第636号)
の通達で示した金融機関の防犯基準については廃止する。
また、金融機関等の関係機関・団体に対しては、別添2、別添3及び別添4のと
おり、警察庁から要請文を発出しているので申し添える。
記
1 金融機関等に対する指導方針
防犯基準は、金融機関等に義務を生じさせるものではないが、金融機関等の防
犯責任者等と連携を密にして、防犯基準に沿った防犯対策が推進されるよう努め
ることとし、防犯基準のうち、一律に実施することが困難な事項については、金
融機関等の店舗・機器等の新設・改修等の機会をとらえて実施するよう指導する
こと。
2 機械警備業者等に対する指導
機械警備業者等に対し、事件等の発生時において、警察への通報と現場等での
措置を迅速かつ的確に実施するよう指導すること。
3 警察署員に対する指導教養
各警察署において、金融機関等の防犯責任者等と連携を密にし、防犯基準に沿
った防犯対策が効果的に推進されるよう、署員に対する指導、教養を図ること。
4
防犯基準の取扱い
防犯基準については、関係者以外は「不公表」とするので、その取り扱いには
注意すること。
担当:生活安全企画課
犯罪抑止対策係
※金融機関の防犯基準につき
別添1~4,資料1、2は省略