デトネーション式高圧液体殺菌技術 分野・用途 非加熱液体殺菌、高圧力の瞬間生成など 研究概要 燃料: LPG 燃料 酸化剤: 酸素富加空気 初期充填圧力:200 kPa(絶対圧) 収束デトネーション 優位性 デトネーション チューブ Pressure e [MPa] ・加熱を伴わない高圧殺菌が可能 ・機械的な殺菌なため、液体の汚染がない ・装置構造が単純 装置構造が単純 ・市販燃料(例:LPG)で高圧を達成 水中衝撃波波形 10 収束部 液体殺菌部 5 0 技術 8 10 Time [ms] デトネーション 酸素富化装置 収束デトネーション 燃焼を伴いながら衝撃波が 伝播する現象であり、容易に 高い圧力を発生させることが できる デトネーションを一点に 収束することで、さらに 高い圧力が得られる 工業的な利用が期待される 初期気体充填圧力 の350倍の圧力 酸素濃度の増加 燃焼空気として使用 デトネーション生成が容易 http://xxxkaigaixxx.blog.fc2.com/blog-entry-2404.html Maximum Pressure 36.9 MPa 40 微小気泡 あり 20 0 0 500 1000 time [µs] Underwa ater shock pressure [MPa] ・食品の液体殺菌 たんぱく質の変質を起こさずに 短 時間での処理が可能 Underwa ater shock pressure [MPa] 今後の展望 微小気泡の添加による圧力増倍 応用例 ・船舶バラスト水の殺菌 殺菌剤なしで、殺菌ができるため、 環境負荷が少なく、低コストで殺菌 が可能 工業的なデトネーション 生成に必要な酸素ボン ベが不要となる 40 微小気泡 なし Maximum Pressure 24.1 MPa 20 0 0 500 1000 time [µs] 微小気泡の収縮・破裂に伴い高い圧力が発生 本装置と同型の装置において数倍~10倍の圧力上昇を確認 研究者からのメッセージ デトネーションは比較的容易に高圧を得ることのできる技術です。加熱を伴わない液体殺菌技 術に関心を持っていただける企業との共同研究を希望します。 関連する知的財産権; 特願2014-172769 液体処理方法及び装置(横浜国立大学) 研究者:横浜国立大学 大学院工学研究院 教授 石井 一洋 連絡先:研究推進部 産学連携課 (電話) 045-339-4447 (E-mail)[email protected]
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