重 度 の 患 者 さ ん 在 宅 支 援

い の ち
茅ヶ崎駅前訪問看護ST
重度の患者さん在宅支援
体制拡充で「機能強化型」
茅ヶ崎駅前訪問看護ステーション
(訪看ST、
神 奈 川 県)
は機能強化型訪問看護ステ
取材当日は5件の訪問
こ う しゅく
看護に同行。ある家では、
狭くなった状態)が強く
拘縮(間接の動く範囲が
じょく そ う
寝たきりの患者さんに看
護師が2人で訪れ、褥瘡
や排泄のケア、胃瘻の管
があり、2よりも1のほ
いで届け出。
医療・介護が在宅にシフトするなか、
大きな役割が期待されるだけに各
だったが、
今年に入り茅ヶ崎駅前訪看ST、
宇治徳洲会訪問看護ST
(京都府)
が相次
洲会グループの機能強化型訪看STは昨年まで愛心訪問看護ST
(神 奈 川 県)
のみ
目に開設。今や地域ナン
STは茅ヶ崎市内で2番
た。鈴木恵子所長は「当
に入り同じく1を届け出
設など、体制を整え今年
の居宅介護支援事業所開
看護師確保や同一敷地内
いため、看護師2人体制
ひとりではうまくいかな
挟み込むが、拘縮が強く
足に弾力のあるボールを
が進まないように、腕や
どを実施。少しでも拘縮
理、家族への介護指導な
訪看STは充実を図っている。
うがより厳しい要件をク
ーションを届け出た。
重症度の高い患者さんの在宅生活をサポートするのが狙い。
徳
者さんなどへの対応を 国
いわゆる“手上げ方式” リアしなければならない。 バーワンの自負がありま
しい時もありますが、ニ
「マンパワーの確保が難
で訪問させるという。
が評価した形だ。
機能強化型訪看STは
すし、高齢化が進む時代
ーズにしっかり対応した
昨年4月の診療報酬改定
具体的に、1は常勤看護
背景を考えれば重度の方
で新たに設けられた訪看
STの類型。手厚い人員
職員7人以上、年間の看
で、規定の要件を満た し
体制により 時間対応や、 当該行政事務所に届け 出
制度で定めているサービ
木隆夫理事長が茅ヶ崎総
病院で勤務していた医師
けのイベントや学校教育
所長。今後さらに一般向
埼玉医療生協が通常総代会
別の家では、下肢の一
やスタッフが近隣で開
などを通じて”訪問看護
い」
(鈴木所長)
。
合病院院長だった頃に訪
業・勤務している例も少
の力”の周知に努めると
人のターミナルケ
ス担当者会議に関根奈美
問診療を開始した地域」
なくなく、その環境も大
年は
部を切断して間もない患
看護師が参加。患者さん
と 明 か し、
「介護保険制
患者さんが月間 人以上
れば、機能強化型にな る
者さんの処置。切断部を
の希望を聞きながら、ケ
ことができる。要件は 常
現在、登録している患
消毒し、綿棒で付着した
アを行いました」。
常勤看護職員5人以上、
者さんは200人、月間
応、末期の悪性腫瘍や 難
年間の看取り 人以上、
病をはじめ重症患者さ ん
ともに、地域住民の方か
ら健康や福祉について気
きいことを示唆した。
も っ と も、
「まだまだ
度の創設前から訪問診療
軽にアクセスできる存在
アマネジャーや介護福祉
訪問看護は一般の方に浸
士、福祉用具貸与事業者、 や訪問看護などを当たり
前のように行っていまし
として地域に貢献する。
汚れを取り除くなどして
管理栄養士らとケアの方
透していません」と鈴木
包帯を巻き直した。スマ
重症の患者さんが月間7
を撮影、記録。
た」と話す。茅ヶ崎総合
のサービス利用は約80
人以上
。
の受け入れ数、訪問看 護
徳洲会グループの訪看
これらに対し常勤看護師
人を超えている。 ートフォンで傷口の状態
宅介護支援事業所を設 置
STでは、昨年4月に愛
さんは
している(開設・運営 法
基本的な動線はわかり、
トライアル期間中で、手
折り合わず断念。今回、
同訪看STに登録して
せきずい
院内の雰囲気が十分に伝
の届く価格だった。
このほか、脊髄損傷に
8人、非常勤看護師3人、
東京西徳洲会病院はイ
わる内容だ。手術室や心
考えています」と説明。
ンターネット検索の大手
臓カテーテル検査・治療
いる患者さん200人の
ることから、鈴木所長は
サイト「グーグル」の地
室の様子もわかる。
ことを明かした。着実に
ビューは、連続撮影した
開を開始した。インドア
めました。渡部和巨院長
きたいという思いから始
院をもっと知っていただ
主任は「地域の方々に当
地域連携室の三浦理香
一度検討したが、料金が
同院は2年ほど前にも
とくに多様な介護保険サ
図閲覧ページ内にあるイ
より車いすでの生活を余
鹿児島徳洲会病院は第2
回腹膜透析情報交換会を
開催した。在宅透析の普
及が狙い。当日は同院と
連携を図っている28施設、
計51人が参加した。
冒頭、松本秀一朗・泌
講演を行う松本医長(左)。勉強会や講演会
尿器科・外科医長が
「在宅
を年間約50回開催
医療時代の腎代替療法 それは腹膜透析です」と題して講演。透析の現状について解
説した。
松本医長によると、日本透析医学会の統計調査では現在、
慢性透析患者さんは30万人超。導入時の平均年齢が年々高
齢化し、65歳以上の方が67%に及んでいることを指摘した。慢
性透析患者さんの療法では、通院して行う血液透析が97%を
占め、腹膜透析は2.9%。
こうした現状をふまえ、松本医長は「高齢者にとって腹膜透
析は通院回数が少ないだけでなく、心循環器系の負担も少な
いなど多くのメリットがあります」と強調。続けて「超高齢社会
を迎えるわが国の腎不全医療では、腹膜透析を普及させるた
めの支援体制の構築が重要になってきています」と締めくくっ
た。
その後、情報交換会として事前に募集した腹膜透析診療に
関する疑問に、白坂玲華看護師、泉知美看護師、益満美香
看護師が回答。日本腹膜透析医学会が認定する腹膜透析認
定指導看護師の資格をもつ3人は、腹膜透析を行う在宅患者
さんへのアプローチの仕方や看取りなど多様な質問に丁寧に
答えるとともに、今後の病診連携のあるべき姿などについて
も活発に議論した。
松本医長は「地域の要請に対応できるよう、より一層の努力
を続けていきます」
と意欲的だ。次回は10月24日に開催を予定。
同院は3年間で100例超と国内有数の腹膜透析の導入実績が
ある。
建物内を疑似体験
など、多くが重症の患者
ービスを結び付けるケア
ンドアビュー機能を利用
地域で在宅医療が醸成さ
多数の画像を再構成した
きました。初めての患者
ページで、建物内を疑似
さんでも事前に見ること
れている要因について、
本館の1、2、5階、
で、より安心して来院い
鈴木所長はかつての茅ヶ
別館の1、4、5階を公
ただけるのではないかと
の後押しを受け、実現で
開。フロア内の全地点を
体験できる。
らの積み重ねを挙げる。
見ることはできないが、
湘南藤沢徳洲会病院)か
「もともと茅ヶ崎市は、
崎 徳 洲 会 総 合 病 院( 現・
「グーグル」の機能利用
さんだが、どの看護師も
マネジャーとの連携を強
うち、150人が介護保
患者さんや家族と言葉を
調。連携先の居宅介護支
し、建物内部の画像の公
険サービスを利用してい
交わしながら、処置や爪
カ所に及ぶ
精神疾患を患う患者さん
「機能強化型1」を届け出。 理学療法士2人、言語聴
茅ヶ崎訪看STは常勤の
切りなど療養上の世話を
援事業所は
別の家では、介護保険
スムーズに行っていく。
覚士1人で対応している。 儀なくされた患者さん、
心訪看STがいち早く
―
事業所と同一敷地内に 居
10
15
人は同一でなくても可 )
ことなど。
機能強化型には1と 2
向性を協議した。
0件。月間の重症の患者
など。これに対し、2は
20
勤看護職員数、 時間 対
取りが
への対応は当然です。昨
連携施設から51人参加
新築移転へ全員一丸
一般社団法人徳洲会の鈴
東京西病院のインドアビュー画像の一部
(写真は本館1階)
回以上、重症の
腹膜透析で情報交換会
埼玉医療生活協同組合
は6月21日、 熊谷市のホ
テルで通常総代会を開催
した。総代総数253人の
うち、234人が出席。中川
和喜・専務理事の開会の
新築移転について報告する松本院長
辞に引き続き、福島安義
理事長が「羽生総合病院の新築移転に向け、全職員が燃えています」
と挨拶を行った。
来賓の諸井真英・埼玉県議会議員、河田晃明・羽生市長、土屋良彦・
皆野町副町長、松本敏夫・羽生市議会議長が、それぞれ祝辞を述べた。
また、上田清司・埼玉県知事からの祝辞も披露。
議事に移り、松本裕史・羽生病院院長が「当生協は、医療、介護と
切れ目のないサービスを目指し、各施設ともに努力を払っております。
そうしたなかで、26年度消費税の影響もありましたが、安定した運営を
することができました」と報告。
加須地区の渡邉修男総代が「羽生病院の新築移転先の土地取得のめ
どが立ち、長年の悲願がようやく進展しました」と語り、関係者
に感謝の気持ちを表した。
松本院長は電子カルテについて「組合の情報共有のために、
当院の電子カルテを生協の各クリニックと介護老人保健施設あ
いの郷に導入。皆野病院も電子カルテを入れ、組合の患者さ
んの台帳を統一していきたい」と語った。
同時に新築移転地に触れ、用地の取得はもうひと押しとし、
「3、
4年内に新病院を立ち上げます。職員のモチベーションも上が
っており、病院全体が新たに生まれ変わるという構想でいます」
と、出席者に協力を呼びかけた。
小西七郎総代(加須市)からは「総代たちが先頭に立ち、組合
員の拡大に努力したい」
と提案があった。これに対し松本院長は
「病院の新築移転計画が固まり次第、順次、説明会や医療講演
などで、どのような施設が出来上がるかを説明するとともに、
組合加入を呼びかけます」と答えた。
総代会終了後には懇親会を開き、新病院の建設話に会場は
盛り上がった。
50
茅ヶ崎訪看STのスタッフ
(前列中央が鈴木所長)
24
より医療依存度の高い患
鹿児島徳洲会病院
羽
生
総合病院
(右)拘縮が激しい患者さんへのケア。弾
力のあるボールを挟み口腔ケアを行う。
(左)下肢を切断した患者さんを訪問。切
断部の状態を写真撮影し記録
東京西
徳洲会
病 院
サービス担当者会議の様子。茅ヶ崎訪看S
Tの関根奈美看護師
(左)
が出席
24
46
30
生 命だけは平等だ
聞
新
洲
徳
❸ 平成 27 年 7 月 6 日 月曜日│No.987