共済時報 No. 340 平成 27 年 2 月 25 日 被用者年金制度の一元化に伴う変更点について ― 遺族年金・障害年金 - 横浜市職員共済組合 事務所(松村ビル3F・4F) 〔ホームページ〕http://yokohama-kyosai.or.jp/ ℡ 671-3370 平成 27 年 10 月から「被用者年金一元化法」が施行され、公務員及び私学教職員も厚生 年金に加入します。これに伴い、制度的な差異については、厚生年金に揃えて解消するこ ととなりました。 遺族共済年金には「転給」という制度があり、遺族年金を受給できる順位が上だった方 が結婚や死亡などで失権すると、次順位の方が遺族年金を受けることができました。厚生 年金には転給制度はありませんので、上の順位の方が失権した場合には、遺族年金の支給 は終了します。 また、遺族厚生年金(平成 27 年 10 月以降に死亡した場合の遺族年金)を受給できる遺 族の範囲は以下のとおりです。 ― 遺族年金の受給順位 ― 年金を受給できる遺族の順位のことで、次の通りです。 1. 配偶者(妻又は夫)及び子 2. 父母 3. 孫 4. 祖父母 ※夫、父母、祖父母については死亡時において 55 歳以上の方(支給開始は60歳)。 ※子、孫については 18 歳に達した年度末までにあるか、20 歳未満で障害等級 1、2 級の障害の状態にある方。 Q 現在遺族共済年金を受給中の場合にはどうなりますか? A すでに遺族共済年金を受給されている方は、今までどおり変更はありません。 共済組合員である間は障害共済年金の一部または全部が支給停止されていましたが、平 成 27 年 10 月以降は在職中でも支給されます(職域年金相当部分は引き続き支給停止) 。 また、共済年金には保険料の納付要件はありませんでしたが、一元化後には障害年金の 支給要件として、初診日の前々月までの保険料納付済期間及び保険料免除期間(※)を合 算した期間が公的年金加入期間の 3 分の2以上必要となります。 ※保険料免除期間:国民年金の第 1 号被保険者が申請により保険料の納付を免除された期 間 Q すでに障害共済年金の受給権があります。手続きは必要ですか? A 現在、障害(共済)年金が全額停止になっている方で、支給停止解除にあたり障害程 度の再認定が必要となる場合には、平成27年5月以降当共済組合からお知らいたし ます。
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