J774-Dual™細胞 免疫シグナル伝達を簡単に評価可能

J774-Dual™細胞
免疫シグナル伝達を簡単に評価可能
本製品は、マウスマクロファージ様株化細胞 J774.1 を改変したレポーター細胞です。デュアルレポーター
遺伝子の採用で、IRF と NF-κB 経路の活性化を同時にアッセイできます。
特 長
● IRF と NF-κB 経路の活性化を同時にアッセイ
製品紹介
■ レポーターとシグナル伝達経路
シグナル伝達経路
プロモーター
レポーター遺伝子
IRF
5 個の ISRE(IFN-stimulated response element)と Lucia
連結されている ISG54 最小プロモーター
(分泌型ルシフェラーゼ)
NF-κB
5 個の NF-κB 応答配列と 3 個の c-Rel 結合部位に SEAP
連結されている IFN-β最小プロモーター
(分泌型アルカリホスファターゼ)
本製品は、2 種類のプロモーターにより、それぞれの分泌型レポーター遺伝子を発現します。これにより、IRF と
NF-κB 経路の活性化の有無を容易に確認できます。
評価データ
■ 自然免疫受容体
(PRR)
アゴニストに対する NF-κB 経路の応答
本細胞に NF-κB 経路を活性化することが既知であるさまざまな PRR アゴニストを用いて刺激した。Pam3CSK4
(TLR1/2
リガンド 1μg/ml)、超高純度リポポリサッカライド大腸菌 K12 由来(TLR4 リガンド 100ng/ml)、Poly(I:C)
(TLR3 リガ
ンド 10ng/ml)、ODN1826(TLR9 リガンド 10μg/ml)
、L18-MDP(NOD2 リガンド 10μg/ml)
。NF-κB 経路の活性化は、
SEAP の検出試薬である QUANTI-Blue™を用いて OD655nm の値を測定することで評価した。
■ PRR アゴニストに対する IRF 経路の応答
本細胞に IRF 経路を活性化することが既知であるさまざまな PRR アゴニストを用いて刺激した。2 3 -cGAMP(STING
リガンド 2μg/ml)、Poly(I:C)/LyoVec™複合体(RIG-I/MDA-5 リガンド 30ng/ml)、3 ppp-dsRNA(3P-RNA)/LyoVec™複合体
(RIG-I リガンド 1μg/ml)。IRF 経路の活性化は、Lucia の検出試薬である QUANTI-Luc™とルミノメーターを用いて発光
量を測定することで評価した。
■ 価格表
製品名
J774-Dual™ Cells
毒劇物
メーカー製品番号
容量
価格
劇
j774d-nfis
3-7×106 cells
282,000
製品には細胞の他に、検出試薬、抗生物質や抗菌剤から構成されています。
詳細は InvivoGen 社 Web site
(http://www.invivogen.com/j774-dual)
を参照ください。
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LabFab News Vol.13 Aug 2015