CSR レポート 2015 東北緑化環境保全株式会社 2015年9月 目 次 「CSR レポート 2015」について 1 経営理念の明確化と浸透 1.経営方針と企業の社会的責任 2.経営層の取り組み 3.経営理念の浸透 2 2 2 2 法令の遵守 1.企業行動規範の周知徹底 2.企業倫理やコンプライアンス(法令遵守)の取り組み 3 3 4 顧客からの信頼獲得 1.品質の確保 2.個人情報保護・情報セキュリティの推進 3.出資者・資金提供者の理解と支持 4.政治・行政との健全な関係 5.反社会的勢力への対応 5 5 5 6 6 6 環境への貢献 1.環境活動の実施状況 7 7 従業員の就業環境整備 1.人材活用・育成の推進 2.安全管理への取り組み 8 8 8 社会貢献活動および地域との共存 1.社会貢献活動の実施状況 2.地域との共存 10 10 11 「CSR レポート 2015」について 2015年8月 本レポートは,主に平成 26 年度の当社の CSR 活動について,まとめたものです。 報告対象期間:平成 26 年 4 月 1 日 ~ 平成 27 年 3 月 31 日 東北緑化環境保全株式会社 CSR とは 「CSR」とは「企業の社会的責任:Corporate Social Responsibility」と定義されています。 従来は企業による製品やサービスの提供,雇用の創出,納税,メセナ活動(企業の行う社会 貢献活動)などがその対象となっていましたが,近年は「ステークホルダー( (企業に対する あらゆる利害関係者,顧客,株主,従業員,行政機関,消費者,地域など) 」との関係をこれ まで以上に大切にし,具体的かつ実行性のある社会全体の利益に配慮した行動を含めたもの として考えられています。 1 経営理念の明確化と浸透 経営理念 ○環境ソリューションを通じて,社会に貢献する会社であること ○お客さまから,信頼され選択されつづける会社であること ○個々人が全力で取組むことにより,自己実現を図れる会社であること 会社概要へリンクします。 1.経営方針と企業の社会的責任 当社は,経営理念のもと最新の環境変化に対応するため,毎年経営方針および中期 経営計画(3 ヵ年)を策定し,着実に取り組んでいます。平成 26 年度経営方針におい ても基本ルールを遵守し,お客さまの付託に応え信頼され続ける会社になることを目指 していく点を明示し,社会的責任を果たしていくこととしています。 2.経営層の取り組み 経営層が各業務機関を毎年,直接訪問し,経営方針や中期経営計画などの浸透を図 っています。さらに,経営層の訪問時には,社員との意思疎通を深めるため,業務の 課題や安全をテーマに対話を行っています。 <平成 26 年度の主な取り組み> 全業務機関に対し,平成 26 年度中期経営計画の理解,浸透を図るために訪問対話等 を実施しています。 3.経営理念の浸透 経営理念や経営方針を年度当初から各業務機関で掲示するとともに,社内階層別教育 の実施や CSR レポートを毎年発行することで,社内周知しています。 2 法令の遵守 1.企業行動規範の周知徹底 当社は, 「企業行動指針」を策定し,企業行動基準,会社と従業員の関係,経営層管 理職の対応などを定め,全従業員に周知徹底しています。 企業行動指針概要 1.企業行動指針 (1)経営理念と使命の達成 a.社会への貢献 b.お客さまの信頼と選択の維持 c.社員の自己実現 d.安全の確保 (2)法令の遵守と倫理の尊重 a.法令の遵守 b.倫理の尊重 (3)利害相反の回避 (4)市場における公正な取り扱い (5)知的財産権の尊重 (6)政治,行政との関係 (7)贈与と接待 2.会社と従業員の関係に関わる指針 (1)個人の尊重とオープンな企業風土 a.プライバシーの尊重 b.性別等による差別の禁止 c.オープンな企業風土 (2)会社財産の不正使用の禁止 (3)守秘義務の遵守 3.経営層,管理職の対応 (1)本指針の徹底 (2)経営トップの責務 企業行動指針へリンクします。 3 2.企業倫理やコンプライアンスの取り組み (1)トップマネジメントからのメッセージの発信 社長自ら全従業員に対し企業倫理やコンプライアンスについてメッセージを発 信する等,経営者が率先して実効ある取り組みを行っています。 (2)企業倫理意識向上活動 当社は,毎年 10 月を企業倫理強調月間と定めて,ポスターの作成・掲示,ケース メソッドを使った研修会等を実施し,従業員の意識向上を図っております。 (3)内部監査による順守状況の確認 当社は,定期的に内部監査を実施し,企業倫理や法令が遵守されていることを確 認しております。 4 顧客からの信頼獲得 1.品質の確保 当社は,外部機関からの様々な認証・認定を取得し,業務品質の向上と,より高い 信頼性の確保を目指しています。 主な認証・認定取得の状況 認証・認定取得名称 ISO9001:2008 業務機関名 認証,認定範囲業務 a.環境アセスメント b.環境調査 c.造園,土木,とび土工の設計 d.造園,土木,とび土工の施工 e.造園の緑地管理 f.水質検査 a.大気中のダイオキシン類 b.水又は土壌中の ダイオキシン類 測定方法:GC/MS法 測定対象項目:試料採取のみ (一般環境大気, 公共用水域水質,土壌) a.放射能・放射線試験 b.放射能測定 品質安全室 営業部 技術部 環境分析センター MLAP(特定計量証明事業 環境分析センター 者認定) 環境省ダイオキシン類 環境分析センター 請負調査受注資格 ISO/IEC 17025:2005 MLAP 環境分析センター 認証・認定 年月 平成 26 年 4 月 認証更新 平成 25 年 1 月 認定更新 平成 25 年 2 月 受注資格 審査合格 平成 25 年 1 月 初回認定 :特定計量証明事業者認定制度(MLAP エムラップ: Specified Measurement Laboratory Accreditation Program)は、ダイオキシン類などの極微量物質の計量証明の信頼性の向上を図るため、平成 13 年 6 月の計量法の改正により導入された認定制度です。 (独立行政法人製品評価技術基盤機構) ISO/IEC 17025:試験所・校正機関の審査を行い、試験又は校正を行う能力を有していることを認定するための基準と して用いられる規格です。 (日本適合性認定協会) 2.個人情報保護・情報セキュリティの推進 当社は, 「個人情報取扱基準」にもとづく顧客情報管理を実施している他,ホームペ ージには「個人情報保護方針」を掲示し,取り組み内容を公表しています。 一方,情報セキュリティについては「情報セキュリティ管理規程」にもとづき,全 社員が利用するパソコンの定期的なウィルスチェック,パスワードの変更やその他の 記憶媒体を含めた持ち出し管理,書棚の施錠など行うとともに外部からの不審メール 対応訓練も実施するなど機密の保持と漏洩防止の徹底を図っています。 5 取り組み状況については,年 2 回「情報セキュリティ委員会」を開催し,各施策の推 進状況や課題について報告,検討を行っています。 また,現在その利便性からソーシャルメディアを活用する多くの機会がありますが, 同時に他者の権利や利益等を侵害する恐れもあることから,活用ルールの遵守とモラ ルへの留意を目的に,ソーシャルメディアポリシーを制定しております。 個人情報保護方針へリンクします。 http://www.tohoku-aep.co.jp/priva ソーシャルメディアポリシーへリンクします。 cy/index.html リンクいたします 3.出資者・資金提供者の理解と支持 当社は,定期的に内部統制に係る内部監査を実施し,コーポレートガバナンス活動 状況を確認しております。 4.政治・行政との健全な関係 (1)当社は,法の精神,社会の倫理を念頭に置き,政治,行政との健全,正常な関係 を保ちます。 (2)当社は,役員および従業員が社会通念上常識の範囲を超える取引先からの贈与お よび接待を受けることを禁止します。贈与および接待をする場合も同様です。 5.反社会的勢力への対応 当社は,経営の進め方,業務処理等の企業行動の決定について,常に社会的倫理 を尊重します。 特に,社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的な勢力・団体に対しては,毅然 とした態度で対応します。 6 環境への貢献 1.環境活動の実施状況 当社は, 「環境マネジメント基準」を制定し,同基準にもとづき各業務機関は,全社 大での夏季および冬季節電対策をはじめとする環境負荷軽減活動を継続し,積極的に 展開してきました。 平成 26 年度の実施状況は, 「電気使用量の削減」 「グリーン調達の推進」 「水道使用 量の削減」 「一般廃棄物の削減」の項目では環境目標を達成し,その他の項目でも,ほ ぼ目標どおりの結果となりました。 平成 26 年度環境目標と活動の実施状況 活動項目 1.電気使用量の削減 環境目標 事務所の電気使用量を平成 25 年度実績(223M Wh)と同等 2.車両用燃料の効率的 平均燃費を平成 25 年度環境実績値(ガソリン: 使用(ガソリン・軽油) 12.4km/ℓ,軽油:9.5 km/ℓ)と同等 3.オフィス用紙の削減 事務所のオフィス用紙使用量を平成 25 年度環 境目標値(15,000kg)と同等 4.グリーン調達の推進 事務用品のグリーン購入額の比率を 90%以上 5.水道使用量の削減 事務所で使用される水道使用量を平成 25 年度 実績値(530 ㎥)と同等 6.一般廃棄物の削減 一般廃棄物の分別を徹底し,有効利用率を 50% 以上 7.産業廃棄物の有効利 ・鉱物油系廃油(タービン油等分析残渣)の有 用促進 効利用率 100% ・ガラス,陶器くずの有効利用率 100% 8. 地域協調活動の推進 地域協調活動への積極的参加 7 実績値 209MWh ガソリン:12.3 km/ℓ 軽油:9.2 km/ℓ 15,118kg 91% 500 ㎥ 44% 2 項目とも 100% 37 件 179 人 従業員の就業環境整備 1.人材活用・育成の推進 (1)資格者状況 技術者概要へリンクします。 (2)教育の実施 当社は, 教育訓練規程に基づき以下の教育を実施し, 人材育成を推進しています。 教 育 内 容 新入社員教育 階層別教育 受入出向者研修 新任特別管理職教育 専門教育 職長・安全衛生責任者教育 部門教育 業種毎の技能教育・セミナー 2.安全衛生への取り組み (1)重点施策 a.ライン管理・相互確認による安全確保対策 (a)定常業務の中での事故防止 (b)車両使用時の交通災害の発生防止 ドライバーの安全に対する意識向上 させることを目的に 2014 年にドライブ レコーダーを搭載しました。運転時に おけるヒヤリハットを記録し,詳細分 析することで重大事故になりうる原因 を摘み取ることができ,事故発生抑制 に効果を発揮しています。 b.自己管理を主とした健康確保対策 (2)平成 26 年度の主な全社安全衛生管理活動 a.箇所毎の安全衛生委員会の実施 b.安全大会の実施(地域毎に開催) c.定期健康診断の実施(年 1 回) 8 d.労使放射線管理委員会の実施(3 月) e.生活習慣病予防セミナー(10 月:本社) (3)自己管理を主とした健康確保対策 a.生活習慣病予防やタバコの害に関する情報提供機会の創出による生活習慣病予 防対策の継続実施 b.メタボリックシンドローム該当者を対象とした特定保健指導に向けた啓発およ び関係機関との連携協力 c.メンタルヘルス相談窓口(社外)や各県の地域産業保健総合支援センター等利用 に係わる情報提供の実施による「心の健康づくり」の積極的な推進 d.過重労働による健康障害防止への継続取り組み (ノー残業デー・休暇取得の推進・産業医等との健康相談) 従業員が過重労働に従事した際は,月に1回,直接産業医等に面接し保健指 導を受けさせて,健康障害防止につとめています。 (4)その他継続的な取組 a.高齢者雇用制度の充実 当社は,60 歳以上の方の雇用促進について積極的に取り組んできました。 雇用制度として,シニアスタッフを設け,一人ひとりのライフスタイルに応 じた雇用形態(4区分)を選択できるようにしています。 b.育児・介護への支援 当社は,ライフワークに沿った仕事と家庭の両立を支援するため,従業員の 男女に関わらず育児・介護休暇制度(勤務時間の短縮を含む)および休暇制度 の充実を図っております。 c.セーフティネット相談窓口 従業員とその家族が心と体の健康問題,職場の悩み,金銭トラブル,家庭問 題,税務相談等,あらゆる問題がいつでも対応できるよう相談窓口を設けてお ります。 d.職場復帰支援プログラム メンタル不調に起因する従業員が長期に急務した際,スムーズに職場復帰で きるよう復帰するまでの間,プログラムを組み支援しております。 9 社会貢献活動および地域との共存 1.社会貢献活動の実施状況 当社は,地域社会・市民社会への協調,貢献の一環として様々な活動に参加してい ます。 活動名称 実施日 広瀬川 1 万人プロジェクト 平成 26 年 9 月 27 日(土) 第 18 回広瀬川流域一斉清掃 その他 地域清掃活動への参加(29 件) - 参加 (人) 21 134 花いっぱい運動 平成 26 年 6 月 3 日(火) 2 川開き祭り(大漁踊り)参加 平成 26 年 8 月 1 日(金) 7 会津まつり「会津磐梯山踊り」 平成 26 年 9 月 22 日(月) 7 除雪支援ふれあい活動(4 回) 平成 27 年 1 月 ~ 3 月 8 合 計 37 件 写真 広瀬川 1 万人プロジェクト 第 18 回広瀬川流域一斉清掃 10 179 2.地域との共存 (1)みやぎクラフトマン21事業協力 宮城県下工業系高校を対象とした,ものづくり実践指導「みやぎクラフトマン 21事業」は 8 年にわたり,当初から毎年分析化学実験に協力したことにより「み やぎクラフトマン21」事業協力証をいただきました。 (2)理科特別授業 平成 26 年度の取組「学校周辺の身近な植物」と題した特別教室に対し,未来を 支える子供たちの育成に多大な貢献をしたとのことで仙台市教育委員会及び宮城 県(経済商工観光部)より感謝状をいただきました。 以 上 11
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