社会福祉法人もくば会 嘱託職員就業規則 第1章 総 則 (目 的) 第1条 この規則は、社会福祉法人もくば会(以下「法人」という)の嘱託職員の労 働条件、服務規律その他就業に関する事項を定めるものである。 2 この規則に定めていない事項については、労働基準法その他の法令の定めるとこ ろによる。 (嘱託職員の定義) 第2条 この規則において嘱託職員とは、社会福祉法人もくば会職員就業規則第15 条の規定により継続雇用された者又は法人外の者で法人が雇用契約を締結した者を いう。 (遵守義務) 第3条 法人及び嘱託職員は、この規則及びその他の諸規則を遵守し、互いに協力し て誠実にその職務遂行しなければならない。 第2章 雇用契約、異動等 (雇用契約) 第4条 法人は、嘱託職員との雇用契約の締結に際しては、採用時の賃金、就業場所、 従事する業務、労働時間、休日、その他の労働条件を明らかにするための労働条件 通知書及びこの規則を交付して労働条件を明示するものとする。 2 嘱託職員は、3年以内の期間を定めて個別に雇用契約を締結する。必要のある場 合は、個別に契約を更新する。ただし、社会福祉法人もくば会職員就業規則第15 条の規定により継続雇用された者はこの限りではない。 (異 動) 第5条 法人は、業務上必要がある場合は、嘱託職員の就業場所又は従事する業務の 変更を命ずることができる。 2 嘱託職員は正当な理由がない限り前項の命令を拒むことはできない。 1 第3章 服 務 (服 務) 第6条 嘱託職員は、職務の社会的責任を自覚し、社会福祉の向上及び法人の使命達 成のため全力を挙げ、誠実に職務を遂行しなければならない。 (服務心得) 第7条 嘱託職員は、服務にあたり、次の事項を守らなければならない。 ① 所属長の指示に従い、勤務に精励すること。 ② 規律を重んじ秩序を保つこと。 ③ 設備の保全に留意し、諸物資の愛護と節約に努めること。 ④ 事業場内外の清潔整頓に努めること。 (服務の規律) 第8条 職員は、次の各号に掲げる行為をしてはならない。 ① 許可を受けずに他の業務に就くこと。 ② 許可を受けずに勤務中みだりに職場を離れ、若しくは業務に関係のないこと をすること。 ③ 許可を受けずに他の職業をかねること。 ④ 許可を受けずに業務以外の目的で施設、設備、車両その他の物品を使用する こと。 ⑤ 許可を受けずに施設内及び業務上知り得た情報に基づいての政治活動、宗教 活動を行い、又は印刷物などを刑事、配布すること。 ⑥ 利用者又はその家族等から金品の贈与を受けること。 ⑦ 業務を妨害し、法人の秩序を乱し、又はそのおそれがあるようなこと ⑧ 危険物、有害物を携帯するようなこと。 ⑨ 利用者に対して、緊急時を除く、身体的拘束や虐待などの身体的・精神的苦 痛を与えないない。 2 別に定める「セクシャルハラスメント防止規程」により、職員は勤務場所等にお いて、他の職員に対して相手方の望まない性的な言動により、就労環境を悪化させ る行為をしてはならない。 3 別に定める「パワーハラスメント防止及び苦情処理に関する規則」により、職員 は自らの地位及び権限など相手に対して何らかの優位性を発揮できる力を用いて、 本来の業務範囲を超えて、断続的に人格と尊厳を侵害する行為をしてはならない。 4 別に定める「個人情報保護規程」により、職員は業務上の秘密事項および施設利 用者の不利益となる個人情報や秘密事項を自己の担当かどうか、また、在職中かど うかを問 わ ず 他 に 漏 ら すこ と や偽りそ の他 不 正な手 段に より 個人 情 報を取 得する 2 ことはしてはならない。 (出退勤) 第9条 出勤及び退勤に当たっては、出退勤時刻をタイムカードに自ら記録しなけれ ばならない。 (遅刻、早退、欠勤等) 第10条 遅刻・早退若しくは欠勤し、又は勤務時間中に外出するときは、事前に申 し出て許可を受けなければならない。ただし、緊急やむを得ない事由のある時は、 事後に速やかに届け出て承認を得なければならない。 第4章 労働時間、休憩及び休日 (就業時間及び休憩時間) 第11条 嘱託職員の就業時間は、1週間については40時間、1日については8時 間の範囲内で、個別に雇用契約書において定める。 2 休憩時間は60分とし、個別に雇用契約書において定める。 (休 日) 第12条 2 休日は次のとおりとする。 ① 日曜日及び土曜日 ② 祝祭日 ③ 勤務シフトにより、あらかじめ休日を雇用契約書に定める 業務の都合により、法人が必要と認める場合は、予め前項の休日を他の日と振替 えることがある。 (時間外及び休日労働等) 第13条 業務の都合により、第100条の所定労働時間を超え、又は第11条の所 定休日に労働させることがある。 第5章 休 暇 等 (年次有給休暇) 第14条 各年次毎に所定労働日の8割以上を出勤した者に対しては、次の表のとお り勤続年数に応じた日数の年次有給休暇を付与する。 ① 週所定労働日数が5日以上の者 3 勤続年数 6 ヵ月 付与日数 10 日 ② 1年 2年 3年 4年 5年 6年 6 ヵ月 6 ヵ月 6 ヵ月 6 ヵ月 6 ヵ月 6 ヵ月以上 11 日 12 日 14 日 16 日 18 日 20 日 週所定労働日数が 4日以下若しくは1年間の所定労働日数が216日以下の 者かつ週30時間未満 週所定 1年間の 労働日 所定労働 数 日数 4日 3日 2日 1日 2 169 日∼ 216 日 121 日∼ 168 日 73 日∼ 120 日 48 日∼ 72 日 4年 1年 2年 3年 6 ヵ月 6 ヵ月 6 ヵ月 7日 8日 9日 10 日 5日 6日 6日 3日 4日 1日 2日 6 ヵ月 5年 6年 6 ヵ月 6 ヵ月以上 12 日 13 日 15 日 8日 9日 11 日 11 日 4日 5日 6日 6日 7日 2日 2日 3日 3日 3日 6ヵ 月 嘱託職員は、年次有給休暇を取得しようとするときは、予め時季を指定して請求 するものとする。ただし、法人は、事業の正常な運営に支障があるときは、嘱託職 員の指定した時期に変更することがある。 3 当該年度に新たに付与した年次有給休暇の全部又は一部を取得しなかった場合に は、その残日数は翌年度に限り繰り越すことができる。 (特別休暇) 第15条 職員は、次の各号の一に該当するときは、特別休暇を請求することができ る。 結婚休暇 ア、本人の結婚 イ、子の結婚 配偶者の出産休暇 5日 3日 2日 忌引休暇 配偶者、子、配偶者の父母の死亡 5日 兄弟姉妹、祖父母、配偶者の父母の死亡 ア、喪主のとき 5日 イ、喪主でないとき 2 3日 3日 前項の休暇は、忌引休暇を除き、少なくとも2週間前に請求しなければならない。 4 3 法人は、特別休暇を与えることにより、正常な業務に支障のある場合には請求の 時期の変更を求めることができる。 4 第1項の特別休暇は、有給とする。 (育児休業等) 第16条 職員のうち希望する者は、法人に申し出て育児休業、子の看護休暇、育児 のための時間外労働の免除及び深夜業の制限並びに育児短時間勤務等の適用を受け ることができる。 2 職員 の育児休業、子の看護休暇、育児のための時間外労働の免除、時間外労働及 び深夜業の制限並びに育児短時間勤務等に関する取扱いについては、別に定める「育 児・介護休業等に関する規則」による。 (介護休業等) 第17条 職員のうち希望する者は、法人に申し出て介護休業、介護休暇、介護のた めの時間外労働及び深夜業の制限並びに介護短時間勤務等の適用を受けることがで きる。 2 職員が介護休業、介護休暇、介護のための時間外労働及び深夜業の制限並びに介 護短時間勤務等に関する取扱いについては、別に定める「育児・介護休業等に関す る規則」による。 第6章 (給 賃 金 与) 第18条 嘱託職員に対する給与は、次のとおりとする。 ① 基本給 ② 時間外手当 ③ 通勤手当 (基本給) 第19条 基本給は月給又は日給とし、従事する職種、本人の能力・経験等を勘案し、 個別の雇用契約書に定める。 (時間外手当) 第20条 実労働時間が1日8時間を超え、または休日に勤務した場合、勤務時間が 深夜になった場合には次の計算式により時間外手当を支払う。 ①残業手当 基本給 月所定労働時間 × 5 1.25 × 残業時間 ②休日手当 基本給 月所定労働時間 × 1.35 × 休日労働時間 × 0.25 × 深夜労働時間 ③深夜手当 基本給 月所定労働時間 (通勤手当) 第21条 通勤のため交通機関を利用した場合は、実費を支給する。但し、上限は2 万円とする。 (給与の締切日及び支払日) 第22条 (賞 嘱託職員の給与は、前月 1 日から前月末日までの分を当月25日に支払う。 与) 第23条 嘱託職員に対しては、原則として賞与は支給しない。 第7章 退 職 金 (退職金) 第24条 嘱託職員に対しては、原則として退職金は支給しない。 第8章 (退 退職及び解雇 職) 第25条, 嘱託職員が、次の各号の一に該当するときは退職とする。 ① 退職を申し出て法人から承認されたとき又は退職願を提出して 14 日を経過 したとき。 ② 契約期間が満了したとき ③ 第26条の規定により解雇されたとき。 ④ 死亡したとき。 2 嘱託職員が自己の都合により退職しようとするときは、少なくとも14日前まで に所属長に文書により退職の申し出をしなければならない。 3 退職する者は、退職日までに業務の引継その他指示されたことを終了し、貸与ま たは保管されている金品を返納しなけらばならない。 6 (解 雇) 第26条 嘱託職員が、次の各号の一に該当するときは解雇する。 ① 身体または精神に障害を生じ、もしくは虚弱、疾病のため業務に耐えられな いと認められるとき。 ② 出勤常ならず改善の見込みのないとき。 ③ 業務上の指示命令に従わないとき。 ④ 法人の許可を得ず、他の事業所に雇用され、又は自己営業を行い、法人が不 都合と認めたとき。 ⑤ 事業の廃止・縮小、その他業務上やむを得ない事由があるとき。 ⑥ 経営上の理由で雇用の継続が不都合になったとき。 ⑦ その他各号に準ずる事由があるとき。 2 前項の規定により嘱託職員を解雇する場合は、少なくとも30日前に予告をする か又は予告に代えて平均賃金の30日分以上の解雇予告手当を支払う。ただし、解 雇予告手当を支払わないことについて労働基準監督署長の認定を受けた場合、及び 次の各号のいずれかに該当する従業員を解雇する場合はこの限りではない。 ① 日々雇い入れられる者(1ヵ月を超えて引き続き雇用される者を除く。) ② 2ヶ月以内の期間を定めて使用する者(その期間を超えて引き続き雇用され る者を除く。) ③ 試用期間中のもの(14日を超えて引き続き雇用される者を除く。) 3 第1項の規定による嘱託職員の解雇に際し、、当該嘱託職員より証明書の請求があ った場合は、解雇の理由を記載した証明書を交付する。 第9章 表彰及び懲戒 (表 彰) 第27条 嘱託職員が次の一に該当するときは、審査のうえ表彰する。 永年勤続し、その勤務成績が優秀で他の模範たるもの。 業務上有益な研究、工夫等の考案があった者。 災害を未然に防止し、又は災害の際に特に功績のあった者。 その他法人の運営上に顕著な功績があった者。 2 表彰は、表彰状を授与し、副賞として賞品又は賞金を付して行なう。 (懲戒) 第28条 嘱託職員が次の一に該当する場合は、懲戒をする。 本規則にしばしば違反したとき、又はその違反が重大な場合 故意又は重大な過失により法人に損害を与えた場合 職務上の怠慢によって災害事故を起こした場合 重要な経歴を偽り、その他不正な手段を用いて採用された場合 7 その他、法人の嘱託職員としてふさわしくない非行があった場合 2 懲戒を行なう場合は、嘱託職員に弁明の機会を与えなければならない。 (懲戒の種類) 第29条 懲戒は、その情状により次の区分に従って行う。 け ん 責・・・始末書を取り、将来を戒める。 減 給・・・始末書を取り、1回につき、平均賃金1日分の 2 分の1以内 を減給し将来を戒める。ただし、2 回以上にわたる場合におい てもその総は、一賃金支払期における賃金総額の10分の1以 内とする。 出勤停止・・・始末書を取り、7 日以内を限度とした出勤を停止し、その期間 の賃金を支給しない。 懲戒解雇・・即時解雇する。所轄労働基準監督署長の認定を受けたときは、予 手当てを支給しない。 2 前項の懲戒のほか、嘱託職員が法人に損害を及ぼしたときは、その損害を賠償さ せることがある。 3 この規則に定めるもののほか、懲戒の手続については、別に定める懲戒手続規程 による。 (懲戒の原則) 第30条 理事長は、別に定める懲戒審査委員会の審議を経て、懲戒処分を行うもの とする。 2 この規則に定めるもののほか、懲戒の手続については、別に定める懲戒手続規程 による。 3 懲戒事由を、その制定前の事案に対して遡及的に適用してはならない。 4 懲戒処分は、同一の事案に対して、重ねて行うことはできない。 5 懲戒処分は、同じ程度の事案に対して、懲戒の種類及び程度が異なってはならな い。 (懲戒処分の量定) 第31条 懲戒処分の量定決定にあたっては、非違行為の種類及び程度その他次に掲 げる事項を総合的に考慮のうえ、相当なものとしなければならない。 2 (1) 非違行為の動機、態様及び結果 (2) 故意又は過失の程度 (3) 非違行為を行った職員等の職責及び職責と非違行為との関連 (4) 他の職員等及び社会に与える影響 (5) 過去の非違行為の有無 (6) その他日頃の勤務態度及び非違行為後の対応等 別に定める「もくば会職員就業規則」第56条第2項の規定は、嘱託職員に係る 8 懲戒処分の決定について準用する。 3 別表に掲げられていない非違行為についても、別表に掲げる取扱を参考として判 断し、懲戒処分とすることがある。 第10章 安全及び衛生 (安全衛生) 第32条 嘱託職員は、安全衛生に関し、法人の定めた規定に従い安全の保持、災害 の予防及び保健衛生の向上に努めるとともに、法人の行う安全衛生に関する措置に 進んで協力しなければならない。 第11章 災害補償 (業務上の災害) 第33条 嘱託職員が業務上負傷、障害又は死亡した場合は、労働者災害補償保険法 の定めるところにより補償する。 附 則 この規則は、平成23年6月1日から施行する。 附 則 この規則は、平成25年4月1日から施行する。 附 則 この規則は、平成27年1月1日から施行する。 9
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