学 校 だ よ り か ね 伊藤学園シンボルマーク 第2回校区外部評価に関する協議会報告 第2回校区外部評価に関する協議会報告 平成27年3月19日発行(最終号) な ま な び や 鐘の鳴る学舎 発行 蛍 の 品川区立小中一貫校 伊藤学園 光 校長 羽鳥 紀子 校外学習で訪れた千葉県富津市のマザー牧場では、2月から3月にかけて羊が出産のシーズ ンを迎え、今年もたくさんの赤ちゃんが誕生しました。母乳を飲んだり、追いかけあったりし ている姿は、とても可愛らしく、心が和みました。平成11年、12年に生まれた9年生も、 今は大きく成長して、いよいよ新しい世界に旅立っていきます。 さて、9年生の卒業式の後半で歌う「蛍の光」は1881年(明治14年)「小学唱歌集初 編」に「蛍」の題で登場しました。原曲は、スコットランドの民謡「オールド・ラング・サイ ン」です。卒業式だけでなく、年の終わりや船の出航の場面、公共施設や商業施設の閉館・閉 店時などでも、この旋律を耳にすることがあります。これは、4拍子の曲を3拍子に編曲した もので、ワルツの軽やかな調べが、帰り道を急がせるのかなと感じられます。 歌詞の冒頭の「蛍の光 窓の雪」は、「蛍雪の功」と言われる中国の故事が由来です。家が 貧しくて油を買えないので、夏は蛍の光で、冬は積もった雪に反射する月の光で、一途に勉強 することを表しています。義務教育の9年間、書(ふみ)読む月日を重ねてきた9年生は、下 級生の見事な手本となってくれました。第一希望がかなわなかった人もいたかもしれません が、それぞれが決めた進路で活躍することを、心から願っています。そして、卒業式では素晴 らしい歌声を、必ず披露してくれるにちがいありません。 また、3月24日には、小学校課程修了時の節目として、6年生の卒業式を実施いたしま す。今年度、校庭の掲揚ポールを活用するため、新しく、校旗・シンボールマーク・スクール バディの旗を作成しました。この3枚の旗を、授業のある日は毎日揚げてくれたのが6年生で す。始めのころは心配で、当番の前日に校務センターに確認に来る姿も見られましたが、今は すっかり慣れて、引き継ぎのため5年生と一緒に旗を揚げている姿は、とても頼もしいです。 そんな6年生が歌うのが、「最後のチャイム」です。学校のチャイムは、ロンドンにあるウ エストミンスター宮殿の鐘の音がもとになっていて、伊藤学園では2種類あります。45分授 業ではビッグベンのチャイムのリズム通りに鳴り、50分授業では拍子が変わっているので す。6年生はそんな2種類のチャイムを聞きながら、思い出深い学校生活を送ってきたのでし た。 そして、4月から新しいチャイムの生活に入る4年生。低学年団を卒団する節目の行事とし て、開校以来実施している立志式で、今年は「二分の一成人式」を歌います。手をつないで歩 くことに、少しはずかしさを感じるようになり、勉強よりも遊びたかったのが、どちらも大事 だと気付き始める。子どもたちの成長を願いながらも、だんだん手が離れていくことに一抹の 寂しさを覚える季節です。 別れのあいさつである「さようなら」は、「左様ならば」が略されてあいさつとなった言葉 だそうです。本当は別れたくないけれど、どうしてもそうならなければならないのであれば、 「蛍の光」の2番にあるように、幸せになることを願って歌うばかりです。 平成27年度はいよいよ開校9年目を迎え、9年間の系統的な教育の成果を問われる年とな ります。更に充実した教育活動が展開できるよう、教職員一同次年度への準備を進めていま す。保護者や地域の皆様には、この1年間ご支援を賜りましたこと、改めて御礼申しあげま す。そして、これからも小中一貫教育と本校に対するご理解・ご協力を 心よりお願いいたします。ありがとうございました。 副校長 黒田 佳昌 先月16日に今年度最後の外部評価委員会が開催されました。委員の皆様からのご意見やご 感想、励ましの声など多数いただきました。ここでは本校で実施している「保護者アンケー ト」に関わるご意見についてご報告いたします。 ○設問1「お子さんは、学校生活を楽しんでいますか」では、「そう思う」「どちらかとい うとそう思う」を合わせると、前後期ともに94%、設問2「お子さんのことで、教員は親身 になって指導したり、相談にのってくれたりしていますか。」では、「そう思う」「どちらか というとそう思う」を合わせると、前期94%、後期93%であるということは、子どもが学 校は楽しい、教員の協力体制があるということと思われる。 ○設問4「市民科の授業の成果が、日常生活にも表れていますか」という問いに対して、 「どちらかというとそう思わない」「そう思わない」を合わせると、前後期ともに27%と比 較的高い数値であるが、これは保護者に市民科の学習がまだ周知しきれていないためと考えら れる。→毎月の学校公開や市民科授業地区公開講座などを通して保護者や地域に知らせるとと もに、毎月の学校だよりに「市民科コーナー」を設けて周知していきます。 吉岡委員長先生からは、この委員会は伊藤学園の応援団である。毎回、親身になって伊藤学 園の学力向上、子どもの挨拶など社会性、保護者や地域との連携、いじめ防止について話し合 ってきた。特にスクールバディの取組について機能している意見も多く、可視化していると受 け止めている。 学校は、いただきましたご意見を参考にさせていただき、来年度も児童・生徒のために、保 護者と地域との関係を一層深めて、より良い学校づくりに邁進していきます。 の予定 主 な ※卒業生の皆さんは各進路先の予定を確認してください。 行 事 主 な 行 事 4月は学校公開を行いません。 次回 5月2日(土) 学校公開 1 2 3 水 木 金 15 16 17 18 水 木 金 土 4 5 土 春季休業日終 日 19 20 6 月 平成27年度始業式 7 火 22 日 月 3学団朝礼 安全指導 正規時間割始 生徒会中央委員会 火 全国学力調査(6・9年) 腎臓健診(尿検査)一次 水 スポーツテスト(5~9年) 23 木 家庭訪問始 24 金 家庭訪問 25 土 休業日 短縮時程かつ5校時カット(教育会のため) 生徒向け部活説明会 専門委員会 短縮時程 離任式(6校時予定) 短縮時程 土曜日授業(3校時まで)※学校公開なし ①授業 入学式 1年生(10時)7年生を迎える会(2 時) 3・4年休業日 8 9 11 12 13 14 ※給食なし クラス写真撮影 21 ※9年弁当 水 給食始(1年生を除く) 短縮時程 生徒向け委員会説明会 木 保護者会(5~9年・6組・ひまわり組) 2時 10 ※給食なし ②③避難訓練(集団下校・引渡し訓練) ※訪問期間中は短縮時程かつ⑤⑥校時カット 短縮時程 金 保護者会(1~4年)2時 クラス写真撮影 短縮時程 土 休業日 日 月 全校朝礼 1年生給食始 火 6校時カット(会議のため) 26 日 27 月 28 火 29 水 30 木 (統一地方選挙 区議会議員選挙) 家庭訪問 家庭訪問 昭和の日(休業日) 家庭訪問 卒業の日を迎えて(9年生) 卒業の日を迎えて(9年生) 9年4組 武田 夕芽 「私の三年間」 私の中の中学校生活は、3月20日、この日に終止符を打ちます。今振り返ると、作文用紙 には書ききれないほどの多くの思い出があります。 3年前の4月、私の伊藤学園生としての生活は始まり、初めて着る制服に違和感を覚えなが ら登校したこと、今でも覚えています。また、小学校の頃よりも授業の内容が濃くなったた め、皆との遅れを作らないように毎日必死で勉強した日々も今となってはなつかしい思い出で す。 その時、私が最も苦戦したのは「英語」でした。英文を作るという作業は、私にとって経験 のないことで、まず始めに何をすればよいのか、手に着かない状態でした。そんな毎日の中で も日々の授業を大切に過ごしました。徐々に文法などが理解できるようになると、苦手だった 英語が得意科目になってきました。それは「世界共通語である英語を話せるようになれば、私 の可能性は広がる。」と思い始めたのと同時に、今まではっきりしなかった「将来の夢」が 「英語に携わる職に就きたい」というものになったからかもしれません。 今、私は夢を叶えるためにもさらに語学力を身に付けようとしています。小学校を卒業した 頃の私には、中学校生活においてここまで成長できるなど想像もできなかったでしょう。 私の中で、伊藤学園での生活はとても濃く、充実したものでした。 立志式に向けて(4年生) 立志式に向けて(4年生) 6年生卒業式に向けて 6年生卒業式に向けて―小学校課程の最後の授業 6年主任 黒澤 有貴 3月24日に立志式が行われます。立志式は、4年生とって10歳となる節目の年齢に、こ れまで自分達を支えてくれている周囲の人への感謝の気持ちを伝える場であり、低学団を卒団 し、中学団に進団するという大きな節目でもあります。立志式では、10歳の節目に際し、幼 い頃の写真をスライドで流し、一人一人がこれからの決意の気持ちを発表します。 また、立志式には低学団の代表として3年生も参列します。3年生は、入退場にリコーダー で「威風堂々」を演奏します。よい式が迎えられるように現在練習に励んでいます。 最後に立志式に向けての意気込みを紹介します。 さくら組 佐藤 涼花 ○私は立志式ではお家の人に「今までありがとう」という気持ちと「これからもよろしく」 という気持ちを伝えたいので「二分の一成人式」を気持ちを込めて歌います。 ひまわり組 三好 菜々子 ○歩いたり、きちんと礼をしたりするのをがんばります。そして、大好きな家族に「ありが とう」の気持ちを伝えられるように、しっかりと10歳の決意を言いたいです。 7年担任 石川 由香里 3月7日(土)中学団スポーツ大会が 行われました。今年のスローガンは「一 致団結!完全燃焼!」とし、5・6・7 年生の学級委員を実行委員とし準備を始 めました。また、7年生の体育委員もリ ーダーとして意欲的に活動してきまし た。 今年は「5・6年生に積極的に取り組 んでもらいたい」という7年生の提案に より、5・6年生がさらに意欲的にドッ ジボールに取り組みやすいルールを工夫 しました。 うめ組 森 乃々花 ○私は立志式で家族や先生方に感謝の気持ちが伝わるように頑張りたいです。自分がやるこ とを堂々とできるように頑張ります。そして、校歌や賛歌、「二分の一成人式」も心を込 めて歌い、10歳の決意も見ている人に伝わるように頑張ります。 きく組 小林 日南 ○私は立志式の10歳の決意で今がんばっていることを発表しようと思います。そして、姿 勢やお辞儀のしかたも普段から意識していきます。歌ではソプラノパートをしっかりと歌 いたいです。これら全部を意識してしっかりとした立志式にしたいです。 ちひろ 3月24日(火)午前9時30分より6年生の卒業式を行います。 「卒業式」は、小学校の全課程の修了を保護者、地域の方々と共に喜び合い、お世話になった 人々への感謝の気持ちを表す式です。子供たちは、6年間の最後の授業をみんなで成功させよ うと頑張っています。 小中一貫校の6年生は、いつも近くに手本となる先輩たちがいます。本校の最高学年である 9年生の卒業式に参加して、卒業式の厳粛な雰囲気や重みを肌で感じ、自分たちも校長先生か ら卒業証書を「胸を張って」「堂々と」いただこうという決意を固めています。 6年前にピカピカのランドセル・黄色い帽子をかぶって入学してから色々なことがあり、こ の日を迎えられたこと、大きく、立派に成長した姿を見てもらえるように、私たちも子供たち と一緒に素敵な「卒業式」を創り上げようと思っています。そして、6年生という節目をしっ かり意識させ、伊藤門を巣立っていくことを期待しています。 保護者の方々には、子供たち一人一人の様々なことを思い出し、これからの希望や頑張りに 期待をもって子供の姿を見ていただけたら嬉しいです。 一致団結!~完全燃焼~ 一致団結!~完全燃焼~ 中学団(5~7年)スポーツ大会 中学団(5~7年)スポーツ大会 4年主任 古澤 大会当日はあいにくの雨のため、校庭を使用す ることはできませんでしたが、アリーナ1には総 勢20チームのカラフルな横断幕が飾られ、どの チームも円陣を組んだり戦術を工夫したりと白熱 した大会となりました。スポーツ大会を通して中 学団の交流を深めたり、また各学年としての役割 を果たそうと意欲的に活動したりした実りある大 会になったと感じています。
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