クレアシンガポール事務所 インフラ輸出大国シンガポール シンガポールは、グローバル経済のハブのみならず、インフラのハブとして の位置づけも狙っています。 シンガポール国際企業庁は、アジアの急速な経済発展と都市化の進展に伴い、 道路、水道、電力等のインフラ整備のニーズが1兆米ドルに上ると見込んでお り、その中でシンガポール企業の果たす役割は極めて大きいと考えています。 大型の投資案件の増加を見据えて、今年に入り、まず2月に、アセンダス、 ジュロン・インターナショナル・ホールディングス及びスルバナ・インターナ ショナル・コンサルタンツ、シンブリッジ・グループ(いずれも中国やアジア 等での都市開発・工業団地案件の受注実績豊富)による50億シンガポールド ル規模の大型合併(アセンダス・シンブリッジ・グループ)がありました。ま た、5月には、ケッペル・インフラストラクチャー・トラスト及びシティスプ リング・インフラストラクチャー・トラストの合併(名称はケッペル・インフ ラストラクチャー・トラストに統一)が合意されました。 さらに、大型企業にとどまらず、中小企業でも積極的に海外インフラ整備に 挑戦するケースが出てきています。フラッグシップ・エコシステムズは、ダッ カ(バングラデシュ首都)の廃水処理施設を整備したほか、インドネシアやミ ャンマーでも水関連プロジェクトの実施を狙っているとのことです。 参考資料: Straits Times“Singapore sells infrastructure development expertise”, 27 April 2015 JETRO Singapore 「シンガポールのインフラ関連企業リスト」(2011 年1月) TEMASEK プレスリリース(2015 年 2 月) Keppel Infrastructure Trust ホームページ Flagship Ecosystems ホームページ http://www.kepinfratrust.com/overview.html http://www.ecoflag.com.sg/
© Copyright 2024 ExpyDoc