H27 年 10 月 23 日 国外居住親族の扶養控除、注意事項 国外に居住している親族を大量に扶養親族として申告し、税額を過度に減らす事例が頻発 したことから、平成28年以後は国外に住んでいる親族を扶養親族として申告するための用 件が厳しくなりました。国外の親族を扶養控除として申告するには扶養控除申告書と共に 「親族関係書類」と「送金関係書類」を提出し、実際に親族が存在し、送金し扶養している ことを証明する義務が課されました。 ■親族関係書類 親族関係書類は次のような書類です。これらの書類で、親族であることが明らかになるこ とが必要です。帰国時に、書類を取得していただくようお願いいたします。 ① 戸籍の附票の写し、出生証明書、婚姻証明書等 & 国外親族のパスポート写し ② 外国政府又は外国の地方公共団体が発行した書類(国外居住親族の氏名、生年月 日及び住所又は居所の記載があるもの) ■送金関係書類 送金関係書類は次のような書類です。これらの書類で「生活費や教育費」に充てるための 支払いを、必要に応じて各人に送ったことを明らかにする書類であることが必要です。 ① 国外の親族に送金したことを証明できる金融機関発行の書類 ② クレジットカードを渡し、その代金を払っている場合は、それがわかる書類 金額基準はありませんが「生活費」や「教育費」のための支払いである必要があります。 また、代表する一人に送金し手渡しで他の親族に渡しているような場合は、送金した方の みが扶養親族とされ、手渡しの親族は扶養親族となりません。したがって、扶養親族それぞ れに送金する必要があります。 詳しくは税理士法人BLUE SKYにご相談ください。 お問い合わせ : [email protected]
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