平成27年12月発行 第58号

平成 28 年新春号
第58号
天沼八幡神社々務所
〒167-0032
杉並区天沼 2- 18- 5
電 話(3398)
2514
FAX(3398)
2555
http://www.amanumahachiman.jp/
謹賀新年
天沼八幡神社 宮 司 鶴 岡 隆 志
年頭に当たり先ずもってご皇室の安寧と弥栄を心よりご祈念申し
上げます。
また氏子・崇敬者の皆様の家内安全とご発展をお祈り申し上げます。
平成二十七年八月の「本祭り」では三年に一度の巡幸も霧雨の中、
無事に六時間の渡御を終えることが出来ました。ひとえに神社総代
会を始めみこし会を中心とする皆様の熱意とご尽力によるものと心
より感謝申し上げます。
平成二十七年は終戦七十年の年に当たり、靖國神社や護国神社へ
の慰霊参拝が奨励された年でもありました。戦後から未だに脱皮で
きずに自立を確保できていない世相も大きく報道されてきました。
昭和二十一年に施行された現憲法は、戦勝国が敗戦国の憲法を作る
といった占領下で、憲法に疎い人たちによって急造されたものです。
その憲法には数千年の日本の歴史や文化の良さ、ご皇室への尊厳が
全く反映されておらず、この類まれな国柄に関しても殆ど記述があ
りません。
神社界は、悠久の歴史に育まれた伝統と文化を継承し、日本人に
よる新たな憲法をつくるべく「美しい日本の憲法をつくる国民の会」
の運動に賛同しております。
改正内容に関しては、前文にこの伝統と文化を盛り込み世界平和を
謳い、第一章には天皇陛下が日本国を代表する「元首」であることの
明記を目的とします。この運動では「一千万人の署名活動」が主とな
っており、社頭に署名用紙を設置し賛同者を募りたいと存じます。
戦後、先人たちは国の復興を必死に行い、奇跡とまで言われた経済
的発展を成し遂げてきました。しかしながら真の独立国として永い歴
史を持つ誇りある日本の国柄はおざなりにされてきたのも事実です。
今後は国民の生命・財産・国土は当たり前に自分たちの手で守れ
る国にしなければなりません。こどもたちが「日本に生まれて良か
った」と思える国造りをすることが今の大人たちの責務であると考
えます。
◆平成二十八年の主な予定◆
おんみずか
二回目の天沼八幡神社皇居勤労奉仕団
(団長は宮司)を結成いたします。
今日天皇陛下は、日本国の象徴として、
数々のご公務を行っておられ、マスコミで
も多く取り上げられております。
しかし、陛下の最も重要なお務めは祭祀
を執り行われることです。残念ながらその
ことを知らない日本人が少なくありません。
皇居内の宮中三殿において、さまざまな
祭儀は少なくとも年数十回執り行われ、そ
のいずれもが、国の安寧と人々の幸福、世
界の平和を祈るお祭りです。その上、
「毎
日御代拝」の祭儀では、一日も欠かすこと
なく百二十五代目の今上天皇まで「国やす
かれ 民やすかれ」と祈りが捧げられてい
ます。神話の時代から連綿と受け継がれて
きた皇室の歴代天皇が、御親ら祭祀を行わ
れる敬神の伝統は、日本の歴史・文化の大
元なのです。
テレビで聞かれる陛下のお言葉からにじ
む真実の重みは、言霊そのものだからでは
ないでしょうか。
さて、勤労奉仕では、両陛下が、ことに
奉仕団に対して時間をお作り下さりご会釈
を賜れることもあります。誠に有難い思し
召しでございます。ご奉仕なさりたい方は
お早めにお申し込みください。
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天 沼 八 幡 神 社 報
第二回 皇居勤労奉仕団募集
四月四日㈪~七日㈭八時~十六時ごろ
皇居三日間、赤坂御用地一日間
主に清掃、草取り、軽作業、他に見学など
服装は作業に向く動きやすいもの
先着三十名募集
(定員になり次第受付終了)
参加費 無料 現地までの交通費と昼食は各自
参加資格
① 健康であること
② 十六才~七十五才
(昭和十五年四月八日以後出生)
③ 四日間すべて奉仕できること
④ 総代、氏子崇敬者とご紹介の方
詳細は社務所までお問い合わせください。
別紙申込書を差し上げます
大鳥神社改築ご遷座祭斎行
大がかりな修繕が必要となり、お社を造
り替えることになりました。
ご遷座祭は春ごろ予定しております。
神社で斎行される神事は、二月最初の午
の日に行う初午や、十一月の酉の日に行わ
れる酉の市などを除くと、ほとんど毎年同
月同日同時刻に行われます。
それゆえ、神事が恙なく厳かに斎行され
ますと、大神様の御蔭と、しみじみ有難い
ことと思われるのです。
一月 元始祭 十一時
初巳祭 九時
二月 節分追儺式 十五時
初午祭 九時
祈年祭 十時
六月 日枝・須賀・金山彦三社奉告祭 九時
夏越の大祓い式 十九時
八月 例大祭 十時
十一月 大鳥祭、酉の市 十一時
新嘗祭 十四時
十二月 年越しの大祓い式 十八時
月次祭は二月より毎月一日の十時からで
す。どなたでも神事参列、玉串奉奠の参拝
ができます。お気持ちのある方は、手水を
なさってご昇殿ください。
平成二十八年厄年表
他、各種御祈祷は随時ご相談に応じます。
社務所にお問い合わせください。
六月十六日 日枝・須賀・金山彦三社奉告祭
六月三十日 十九時 夏越の大祓い式・総代会
七月十一日 巫女舞稽古始め
二十六日(水)
午前十時 例大祭
午後一時 発輿祭(宮出し)
午後七時 還幸祭(宮入り)
終日 相模流萩原正義社中による奉納里神楽
初めてお囃子の車が先導して、錫杖、高
張提灯、社名旗、大麻、鈴、五色旗、供奉
者の総代、巫女、宮司、御幣、神輿と巡幸
の長い列が続きました。
神輿の担ぎ棒は従前のものを削り直し、
多人数で担げるように拡げました。
平日にもかかわらず、揃いの半纏姿の担
ぎ手衆が集い八幡大神様を街にお渡しくだ
さいました。
音呼ぐ未
八月二十五日(火)
午後二時 子ども神輿合同祓い
午後六時 みこし会奉納演芸
一、和太鼓 龍
一、舞踊 音呼ぐ未(初参加)
一、和太鼓 粋凌(KIRIN)
新たに地元教会通りにお住まいの藤間流
東扇会瑞穂流家元から男性三人の舞踊が披
露されました。
巫女舞
午後七時半 巫女舞 浦安の舞
午後八時 宵宮祭
子ども神輿祓い
◆平成二十七年の
お囃子お稽古風景 指導 植田博美先生
一月一日 〇時 鳴弦の儀
一月三日 一一時 元始祭・総代会
一月二十九日 九時 初巳祭
二月一日より毎月一日十時 月次祭
二月三日 十五時 節分追儺式
二月十一日 九時 初午祭
三月中旬 境内樹木の大規模剪定
三月四日 第一回みこし会開催(後毎月開催)
四月 神社責任役員会、総代会開催
六月九日 お囃子稽古始め (後毎週火曜日)
三年に一度の本祭りにあたり、神社総代
会、みこし会の念願であったお囃子を結成
することになり募集しました。
毎週火曜日の一時間、子どもから大人ま
で一〇名が集い、本番まで一〇回社務所で
お稽古しました。
お 稽 古 は、
正式な作法で
手水舎で両手
と口を清め
て、社殿に参
拝 し て か ら、
社務所の畳に
正座。
礼に始まり
礼に終わりま
す。
粋凌
神事、行事のご報告◆
天 沼 八 幡 神 社 報
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(4)
天 沼 八 幡 神 社 報
九月下旬 境内西側の万年塀撤去及び生垣設置
境内で最も古
かった駐車場側の
万年塀を撤去しま
した。防災の観点
からも安堵して
おります。まだ
120㎝ほどの高
さですが、真榊の
生け垣としました。
常若の神さまの木
として大切に育て
てまいります。
大鳥神社商売繁盛祈願祭
奉納舞踊 京扇会・むつみ会・茜会
奉納琉球舞踊と音楽 M.
A.
P.
三線教室
玉城流喜天の会宇夫方路舞踊研究所
阿佐ヶ谷エイサー会(初参加)
十一月二十三日 十四時 新嘗祭・総代会
奉納里神楽 相模流里神楽萩原正義社中
十二月 大祓い形代とかまじめ配布
十二月三十一日 十八時 年越の大祓い式
振る舞いコーヒー
大晦日から元旦一時半ごろまで
四年連続で今年も大晦日の夜、初詣の皆様
に「振る舞いコーヒー」が提供されます。
神社鳥居すぐに
あります「 香ひい
屋 本 舗 」の ご 主 人
が心を込めて淹れ
て下さいます。
◎人事報告◎
平成二十七年三月三十一日
権禰宜 磯部 康彦 退任
約二十年間のご奉仕心よりお礼申し上げます
平成二十七年四月一日
権禰宜 鶴岡千佳子 就任
= ご 挨 拶 =
このたび八幡神社権禰宜として神社本庁
より任命されました。
神職資格は、平成十八年にいただいてお
りましたが、これまでは、宮司の家内とし
てご奉仕申し上げておりました。
結婚以来、
境内に住まわせていただき、僭越ながら、
お宮を守りお仕えする使命感と神明奉仕の
意義を感得してまいりました。
今後は、皆さまが日本人として自然に受
け継いでおられる敬神崇祖の大切さを多く
の人に伝え、祈り、神道をとおして社会に
貢献できますよう精進致したく存じます。
何卒ご指導ご鞭撻賜りますよう宜しくお
願い申し上げます。