テーマ : 「学校は地域の知的財産・地域社会と連携した高校PTA」 学校名 : 茨城県立潮来高等学校 (県東地区) 発表者 : PTA会長 作 成 1 篠塚 洋一 (しのづか よういち) : 茨城県立潮来高等学校PTA はじめに 本校は、潮来市の国道51号線沿いの小高い丘の上に、その昔、先人が大 きな希望を夢見た水戸藩延方郷校の跡地に建ち、水郷地帯を一望でき、緑豊 かで、落ち着いた静かな環境の中にあります。明治40年に創立された潮来 町立女子技芸学校が母体となり、平成27年には、創立110周年を迎えた 伝統校で,先日,記念式典を挙行しました。卒業生は、1万6千3百人を超 え、各方面で活躍しています。 ここで、特筆しておきたいことは、潮来町立女子技芸学校は、茨城県にお ける女子中等教育機関としては、茨城県立水戸高等女学校(現水戸二高)・茨 城県立土浦高等女学校(現土浦二高)に次ぐ3番目に古い歴史と伝統を持 ち、しかも町立であることです。いかに地域社会が女子教育を望んでいたか が推察されます。 また、本校は、茨城県南東部に位置し、北は行方市、南は神栖市、東は鹿 嶋市、西は千葉県香取市に隣接し、県内の高校PTAとしては、県東地区に 所属しています。 1 2 本校の概要 (1)今年度の教育方針(目指す学校像)について 一つ目は、「一人一人の学力を伸ばし、進路希望の実現が図れる学校」 二つ目は、「基本的な生活習慣を身につけ、決まりが守れる規律ある学 校」 三つ目は、「生徒自らが主体的に取り組む、元気で活力ある学校」 を目指しています。 そして、学校組織目標の生徒指導面では、「基本的生活習慣の確立と、 規範意識の高揚に努め、生命と身体の安全を図る」を掲げています。 (2)総合選択制について 本校の特色の一つとして、総合選択制を導入しています。商業科・普通 科・人間科学科が併設されているという特色を生かすため、平成20年度 入学生から実施しています。 生徒は自分の興味・関心、進路希望に合わせて、それぞれの学科の科 目、2年生で4単位、3年生で4単位ずつ合計8単位を選択履修すること ができます。目的意識を明確にさせながら、資格取得の指導に重点を置 き、指導体制の強化を図っています。 例えば、普通科の生徒は、2年生から学科の枠を超えて、商業科や人間 科学科の専門科目を選択できます。他校の普通科では取得できない資格取 得が可能となりました。 (3)3年間の計画的・組織的・継続的な進路指導について キャリア教育の観点から、進路意識の高揚と望ましい職業観の育成を図 るために、進路の年間計画に沿って、啓発的・体験的な進路学習や進路ガ イダンス等を、各学年で実施しています。 (4)きめ細かな生徒指導について 「基本的生活習慣の確立と、規範意識の高揚に努め、生命と身体の安全 を図る」ことを目標に、毎朝のあいさつ運動と読書・自主学習の指導、月 一回の頭髪服装指導を継続して実施しています。 (5)特色ある授業について 2 県内で唯一、ボート部がある本校では、潮来市潮来の常陸利根川で、新 入生を対象とする『ボート体験授業』を行っています。新入生は4人一組 で漕ぐ「ナックルフォア」に挑戦し、本校の伝統行事になっています。 3 本校PTAの組織 本校のPTAの組織は、本部役員として、会長以下12名(会長、副会長、 書記、会計、監査、顧問等)、学年委員会から30名の計42名で構成されて います。また、専門委員会として「生徒指導委員会」「広報委員会」「研修委 員会」「企画運営委員会」。そして、「チャーターバス運行委員会」が設置され ています。 4 専門委員会の主な活動 (1)研修委員会では、上級学校への研修視察や講演会等の企画運営を行って います。 右の写真は、潮来市商工会・潮来税務署と本校PTA研修委員会で企画 した講演会の様子です。「高校生レストラン」で有名な、三重県立相可高等 学校(食物調理科)「まごの店」を企画した岸川正之さんの話に涙腺が緩み そうな素晴らしい講演でした。 3 (2)広報委員会では、年2回のPTA広報誌の発行・本校PTAホームペー ジの更新が主な活動です。PTA広報誌は、潮来市内の公民館・図書館に 毎回10部ずつ置かせてもらい、地域社会との絆を深めています。 特に、平成24年度には、本校の広報誌が「NIEコンクール教育広報 誌部門」で優秀賞をいただきました。 さらに、皆さんご存知の本校PTAホームページは、創立100周年の 記念事業としてスタートして10年が経過し、現在に至っています。 現在は、運営サイトも増えて、茨城県高等学校PTA連合会・県東地区 高等学校PTA連絡協議会・青少年育成潮来市民会議・潮来市青少年相談 員連絡協議会、潮来市民生委員児童委員協議会と地域社会に溶け込んだ小 中高連携のPTA活動になっています。 (3)生徒指導委員会は、年に2回、長期休業前に開催されます。また、学年 委員会では、本部事業である文化祭や校内クリーン作戦・祭礼巡視・高校 生さわやかマナーアップ等の話し合いが、生徒指導委員会開催のあとに行 われることがありますが、必要があれば開催しています。また、開催時間 は午後6時ごろからになります。 (4)企画運営委員会は、PTA組織表には存在しますが、実態がない委員会 です。保護者や地域の青少年育成機関から、子どもたちに対して、 「こんな事をさせたい」 「こんな事をすると成長するよ」 「新しくオープンしたお店の横は見通し悪いね」 「社会奉仕をさせたい」 などの要望やアイディアを、思い立ったときに、本部役員へあげてもらう 「みんなの委員会」です。また、保護者を通して、生徒のアイディアも大 切な意見として聞くこともあります。 (5)チャーターバス運行委員会 ① 目的・運行契約 本校では,生徒が安全に安心して通学できる環境を整えるため,PT Aチャーターバスを運行しています。PTA保護者とバス業者との契約 によるチャーターバス契約です。県立高校である本校は、バス契約がで きませんので、PTA会長が契約者となっています。 4 ② 運行日及び運行便数 ア 運行日 月曜から金曜日の授業日。 土日・祝日は基本的に運行しません。 イ 運行便数 登校時1便及び下校時2便 ③ 下校時時刻表 第1便 16:00 / 第2便 18:30 ④ チャーターバス利用証明書 1か月単位の利用証明書形式で行います。利用料金は,(※毎月第2 火曜日を予定)の登校時に、PTAが集金します。遅れる場合は保護者が 学校の担当教員へ連絡をします。 5 平成26年度本校PTAの主な活動 5月 PTA・体育文化後援会総会 6月 PTA声掛け運動、春のさわやかマナーアップ運動 7月 PTA生徒指導委員会、前期PTA広報誌の発行、学年委員会 8月 祭礼巡視 9月 祭礼巡視、PTA・体育文化後援会の合同研修視察 10月 校内クリーン作戦、青少年のつどい(市内小中高) 11月 PTA声掛け運動、 秋のさわやかマナーアップ運動 12月 PTA生徒指導委員会 3月 6 後期PTA広報誌の発行、PTA善行表彰 PTAの学校支援活動 【その1】 (1)朝のあいさつ運動 正門前で、午前8時10分から8時40分まで、生徒指導部・当番の職 員・生徒会の生徒など、10数名が年間を通して毎日実施し、あいさつ・ 服装・頭髪の徹底並びに遅刻防止に努めています。 (2)毎月のマナーアップ週間 生徒指導部より、毎月の強化月間の目標が示され、基本的生活習慣が身 に付くよう指導しています。また、その週の一日は、登校時に全職員によ る全校一斉あいさつ運動を展開しています。 5 (3)交通校外指導 学校近辺の交差点で、教員とPTAが当番制で登校時の立哨指導を実施 しています。 (4)安全教室及び避難訓練 生活・交通・災害安全などに関して、地域の関係機関や団体と連携して 活動を実施しています。 写真は、認定指導員のPTA会長が、薬物乱用防止教室を行いました。 他にも、交通安全教室・携帯安全教室・原付バイク講習会・避難訓練など があります。 (5)教職員研修 教職員対象の不審者対策講習会・救命救急講習会が警察・消防署員を講 師として招いて行われ、緊急時の対応について研修を積んでいます。 【その2】 (1)PTAクリーン作戦 校内及び校外の除草作業です。毎年、田んぼ沿いの通学路は草が伸びて 狭くなり、生徒の登下校時は、車とのすれ違う際,大変危ない状態で、チ ャーターバスの運行にも支障があるため毎年行っています。 参加者は、保護者・教職員・生徒で、また、近郊のOBの皆さんもお手 伝いに来てくれます。 (2)高校生さわやかマナーアップキャンペーン 6月と11月に、本校入口の国道51号線沿いで、「規範意識の向上」 や「マナー意識の向上」を目的として、茨城県教育委員会、高教研及び県 高等学校PTA連合会共催の「高校生さわやかマナーアップ運動」を、市 内青少年育成機関・本校の教職員・保護者・生徒の皆さんと「高校生さわ やかマナーアップキャンペーン」を推進しています。 【その3】 8月から10月にかけて、潮来市・鹿嶋市の祭礼や花火大会等に、本部役 員・学年委員・担当教員・地域の育成団体が巡視活動を実施しています。 6 【その4】 (1)文化祭(水輪祭)への参加・協力 生徒と保護者が交流を深め、文化祭の雰囲気を盛り上げたいとの考えか ら、PTAによる模擬店を出展し、薬物乱用防止活動も行っています。 また、模擬店での収益金は、生徒会活動の活性化のため、助成金として 寄付しています。 (2)チャーターバス添乗指導 PTA役員が、チャーターバスに添乗して、生徒の乗車マナーの指導を 通して、コミュニケーションを図っています。 また、チャーターバスの乗務員さんにもあいさつ運動をお願いしていま す。 (3)電車添乗指導 近隣の高校(鹿島高校・清真学園高校・鹿島学園高校・鉾田一高)と連 携して、9月に実施しています。 【その5】 (1)献血セミナー及び献血活動 日本赤十字・潮来ライオンズクラブに協力をいただき、1学年を対象に 「つながる やさしさ」と題し、毎年12月に献血セミナーを開催してい ます。献血可能年齢に達する高校生に、献血ボランティア活動を通して、 献血への理解を深めてもらい、命の大切さを伝えるDVDや血液の知識を 知る学習などを通して、献血の必要性、血液が命をつないでいることなど を勉強してもらっています。そして、翌年1月には3年生が中心になりま すが、献血をお願いしています。 7 【その6】 (1)PTA善行表彰 卒業式のリハーサルの日と終業式の日に、各科(3学年3名)各学年( 1学年1名、2学年1名)を推薦していただき、模範となった卒業生や在 校生に褒状を授与しています。 我々PTAが、生徒のためにできることの一つとして、地域社会に貢献 する行い、生徒の「善い行い」を積極的に取り上げ、これを表彰すること により、善行が報われる喜びが将来への糧となればとの願いを込め、青少 年健全育成活動の一助なることを目的とした表彰です。人のため、社会の ため、また、どんなに小さいことでも「善い行い」は善いこととして認め、 褒めてあげたい。「悪いこと」を注意するのが大人の努めであれば、「善い こと」を褒めてあげるのも大人の努めであるように思っています。「善いこ と」を褒めてあげられる心を育てることも、私たち保護者の努めではない かと考えます。 7 PTAの部活動・特別活動支援活動 (1)JRC(青少年赤十字)部 生徒が本来持っている「優しさ」「思いやりの心」を引き出し育むこと が、青少年赤十字の目的なので、PTAでも支援しています。人間の命と 尊厳を守る大切さを知り、学習し、行動できるようになることを願ってい ます。毎年、秋に行われる潮来市文化祭や校内献血等で活動しています。 (2)美術部 ①は、潮来市指定のゴミ袋デザイン 8 ②は、伝統芸能継承祭り委員会から依頼された市内各小中高で作成した 水灯篭デザイン ③ も、潮来市観光商工課から依頼された足跡アートデザイン(JR潮来 駅からあやめ公園までの案内アートデザイン) (3)吹奏楽部 ①は、潮来公民館主催の「さわやかジョイントコンサート」での小中高 連携活動 ②は、商工会主催の「商い創造祭」での演奏 (4)卓球部 運動部を中心としたクラブの交流を目的に「部活動交流会」として企画 され、即実行されたのが卓球大会です。PTAから各2チームずつが参加 し、生徒たちと対戦し、お互いにいい汗を流しました。途中涙あり笑いあ りの中身の濃い交流会でした。 (5)文化部 (美術部・書道部・家庭部・吹奏楽部) 芸術や文化に関心を持ち、部活動への参加意欲を高め、地域社会や文化 の発展に寄与する人間を育成し、企画・練習・制作など、一連の過程を通し て、創造力を身につけ、豊かな精神の発達と学校への帰属意識の向上を促 す目的で、潮来高校文化部の発表会が行われ、PTAでも学校支援活動と し、保護者や教職員の作品展示や薬物乱用防止活動も行っています。 (6)生徒会 潮来市教育委員会主催の「青少年のつどい」が、市内の小学校PTA (6校)・中学校PTA(4校)・本校PTAが連携した活動として行われ ています。 青少年が日常生活を通じて、日頃考えていることを発表し合うことによ り、青少年の将来の希望を育むとともに、青少年の健全育成に対する理解 を深める場として実施しています。受付・司会進行・表彰等の運営を本校 の生徒会が担当し、PTAでは来場された保護者・市民の皆さんに薬物乱 用防止のチラシを配布し、薬物乱用防止啓発活動も推進しました。 本校PTAは、学校と家庭が相互の教育について理解を深め合い、その 充実に努めるとともに、地域における教育環境の改善・充実等を図るため 9 に、保護者と教員の協力の下で、生徒たちの健やかな成長を願いつつ、今 後も地域の実態に応じた様々な活動を展開していきたいと考えています。 8 PTAの地域社会との連携活動 【その1】 (1)潮来市レガッタ大会 水と緑に恵まれた潮来市はじめ、県内外のボート愛好者が一同に集い、 常陸利根川をコースとして、日頃の心身鍛練の成果を競うとともに、親睦 を図ることを目的とする『水郷潮来市レガッタ大会』に、本校PTA選抜 で4チームが参加しました。学校と地域との連携について重要性が高まっ ている現代社会において、学校が教育活動を向上させるためには、保護者 を含めた地域との連携に、積極的に取り組むことで、生徒の成長に寄与す ることが求められています。また、本校生徒の皆さんも、大会運営スタッ フとして協力し、地域社会に貢献しました。 (2)潮来市学校警察連絡協議会 年に2回、潮来市教育委員会と市内小学校・中学校・高校で構成する学 校警察連絡協議会に、PTAと学校で参加し情報交換を行っています。 【その2】(おまけ) この写真は、『潮来市レガッタ大会』での小・中・高(校長先生)連携 の合同Aチームです。中央が本校の菊地校長先生です。レースの結果は残 念でしたが、地域社会の中で、校長先生同士がコミュニケーションをとる ことは、青少年育成を中長期的に考えると、とても大切なことだと思いま す。 10 【その3】 毎年、潮来市観光商工課・潮来市商工会・本校PTAが地域と連携して 『水郷潮来あやめまつり』に、本校生徒が協力しています。潮来市商工会 女性部のブースをお借りして、潮来の物産品を商工会の方にご指導を得な がら和やかに活動しました。別ブースでは、ネパール大地震の復興支援を するため、募金活動も行いました。高校生が短期的に進路を考える場合で も、中・長期的に将来を見据える上でも、ボランティア活動の果たす役割 は大きいのではと思います。また、生徒たちの直接的な生活・社会・自然 体験の不足、生活のゆとりのなさなどから、様々な問題が指摘されていま す。学校外での様々な活動を、子どもたちにより多く体験させることが、 今まで以上に必要になっています。これらの活動により、郷土の自然や文 化に親しみ、郷土を知り、愛する心も育ちます。PTAとして、地域の住 民の方といっしょに企画・実施することも大切なのではないでしょうか。 生徒が豊かな人生を送るためのきっかけの一つにしたいと考えています。 【その4】 潮来市防災訓練・潮来市商工会桜祭り 【その5】 (1)食育活動 生徒会の皆さんが、ライオンズクラブ・潮来市農政課・日の出小学校・ JAなめがたのみなさんと食育を推進しました。近年、偏った栄養摂取、 朝食欠食など、食生活の乱れや肥満・痩身傾向など、子どもたちの健康を 11 取り巻く問題が深刻化しています。また、食を通じて地域等を理解するこ とや、食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解 し、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるこ とができるよう、地域においても積極的に食育に取り組んでいくことが重 要となっています。今回は、稲刈りの体験から、次年度は田植えからの体 験をしてもらい、食育に対する知識を深めてもらえればと考えています。 今後も、生きる上での基本であって、知育・徳育・体育の基礎となる食育 を、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得 し、健全な食生活を実践することができる人を育成する環境をPTAでも 提供していきたいと考えています。 (2)薬物乱用防止ヤング街頭キャンペーン 新国連薬物乱用根絶宣言の支援事業の一環として、官民一体で「ダメ。 ゼッタイ。」普及運動を、「道の駅いたこ」で本校生徒会・潮来二中生徒会 の皆さんが活動しました。また、全校生徒・教職員を対象に薬物乱用防止 教室も開催しています。(PTA 会長が薬物乱用防止認定指導員) 【その6】 毎年2回、社会環境整備活動に小中高PTA関係者が支援しています。 次代を担う青少年がたくましく心豊かに成長することは、世の全ての親 の願いであるとともに、私たちに課せられた重要な使命です。また、それ 12 は、社会全体が担うべきものであり、青少年の健全育成に、我々一人ひと りが関わっていくことが重要であると考えています。 具体的な活動として、潮来市内各青少年育成機関と協力し、有害ビラや 有害たて看板を撤去しました。子どもの多様な価値観を認め、家族内のコ ミュニケーションを図るように心掛け、いつでも親が温かく見守り、子ど もを孤立させないことが大切です。 【その7】 本校PTAでは、地域社会奉仕活動の一環として、4団体のWEBサイ トを運営管理しています。また、サイト母体は、ライオンズクラブ国際協 会に所属する潮来ライオンズクラブです。 青少年育成潮来市民会議・潮来市青少年相談員連絡協議会・潮来市民生 委員児童委員協議会・潮来高校PTA・県東地区高等学校PTA連絡協 議会・茨城県高等学校PTA連合会 13 【その8】 「学校や生徒の皆さんが、安全で健全な学校生活と健やかな成長ができま すように」、今後も、地域社会や地元の青少年育成機関と連携し活動してい きたいと思います。 9 最後に 生徒の健全育成を図るため、本校の取組とPTA活動を紹介しましたが、 課題としては、学校側と一部のPTA役員だけでは十分なる対応はできませ ん。そこで、一人でも多くの保護者の理解と協力、さらには、同窓会、地域 社会、関係機関団体との連携強化を図っていくことが重要となってきていま す。 「学校は地域の知的財産」です。本校の更なる発展と、PTA活動の活性 化、そして、今後も、生徒一人ひとりが誇りを持ち、安全・安心に学業に打 ち込めるように、地域社会と協力して、教育環境を整えていきたいと願って います。そして、このようなPTA活動に理解を示してくださる校長先生を はじめ教職員の方々に感謝しています。 14
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