施設の管理運営 (873KB)

施設の管理運営
1
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の管理運営
<厚生労働省からの受託事業>
(1)施設の紹介
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館は、国と
して、原爆死没者の尊い犠牲を銘記し追悼の意
を表すとともに、永遠の平和を祈念し、併せて
原爆の惨禍を全世界の人々に知らせ、その体験
を 後 代 に 継 承 す る 施 設 と し て 、平 成 14 年( 2002
年)8 月 1 日に開館しました。
建物は、地上1階地下2階建て、延床面積約
3,099m 2
で、周囲の景観に配慮し、施設の大部
国 立 広 島 原 爆 死 没 者 追 悼 平 和 祈 念 館( 地
上部)
分は地下にあります。
館 内 に は 、平 和 祈 念・死 没 者 追 悼 空 間 が あ り 、
爆心地である「島病院」付近からみた被爆後の
街 並 み を 、 昭 和 20 年 ( 1945 年 ) 末 ま で の 死 没
者 数 ( 約 14 万 人 ) と 同 数 の タ イ ル を 用 い て 、
パ ノ ラ マ で 表 現 し て い ま す 。遺 影 コ ー ナ ー で は 、
原爆死没者のお名前と遺影(写真)を公開し、
原爆で多くの人が亡くなった事実を伝えます。
体験記閲覧室では、被爆体験記や被爆者証言ビ
平和祈念・死没者追悼空間(地下2階)
デ オ 、資 料 映 像・写 真 等 を 閲 覧・視 聴 で き ま す 。
また、情報展示コーナーでは、企画展を開催しています。特定のテーマで、被爆体験記を
中心に展示を行い、被爆の実相を伝えています。
さらに、所蔵する被爆体験記や原爆詩による被爆体験記朗読会も開催しています。
開 館 後 、 平 成 27 年 3 月 末 ま で の 間 に 、 272 万 2,469 人 の 入 館 者 が あ り ま し た 。
開館時間
3月
~
7月
8月
8: 30~ 18: 00
8: 30~ 19: 00
9月
~
11 月
8: 30~ 18: 00
12 月
~
2月
8: 30~ 17: 00
※ 8/5、 8/6 は 8:30~ 20:00
入 館 料
無料
休 館 日
年 末 年 始 ( 12 月 29 日 ~ 1 月 1 日 )
65
(2)被 爆 体 験 記 ・ 遺 影 等 の 収 集 及 び デ ー タ ベ ー ス 化
平 成 12 年 度 ( 2000 年 度 ) か ら 実 施 し て い る 原 爆 死 没 者 の 氏 名 ・ 遺 影 の 収 集 を 引 き 続 き
実施しました。
原爆死没者氏名・遺影の収集状況
平 成 27 年 3 月 31 日 現 在
原
提供者数
爆
死
没
者
数
遺影・氏名
氏名のみ
計
( 71 人 )
( 77 人 )
( 24 人 )
( 101 人 )
11,091 人
17,497 人
2,523 人
20,020 人
( 注 )(
)は海外からの提供数で内数
平 成 9 年 度 ( 1997 年 度 ) か ら 実 施 ( 平 成 12 年 度 ( 2000 年 度 ) ま で 広 島 市 ) し て い る
被爆体験記等の収集・整理(データベース化)を引き続き実施しました。
被爆体験記等の収集・整理状況
平 成 27 年 3 月 31 日 現 在
区
分
収集件数
整理件数
進捗率
81,205 人 分
81,205 人 分
100.0%
国 収 集 分 体 験 記( H17) 11,861 人 分
10,815 人 分
91.2%
3,035 人 分
99.9%
国 収 集 分 体 験 記 ( H7)
広島収集分体験記
図
書
3,038 人 分
4,160 冊 分
( 2,790 冊 )
134,225 人 分
―
計
39,170 人 分
67.1%
―
( 注 ) 1 「 国 収 集 分 体 験 記 ( 平 成 7 年 度 )」: 平 成 7 年 度 ( 1995 年 度 ) に 厚 生
省(当時)が実施した原子爆弾被爆者実態調査に合わせて収集した被
爆体験記をいいます。
2 「 国 収 集 分 体 験 記 ( 平 成 17 年 度 )」: 平 成 17 年 度 ( 2005 年 度 ) に 厚
生労働省が実施した原子爆弾被爆者実態調査に合わせて収集した被爆
体験記をいいます。
3 「 広 島 収 集 分 体 験 記 」: 平 成 9 年 度 ( 1997 年 度 ) 以 降 国 か ら 受 託 し て
収集した被爆体験記をいいます。
(3)企画展の開催
●企画展「原爆の子
広島の少年少女のうったえ」の開催
被爆から 6 年、広島の街が復興へと歩む中、子どもたちが書いた被爆体験記集「原爆
の子
広 島 の 少 年 少 女 の う っ た え 」が 出 版 さ れ ま し た 。今 も 読 み 続 け ら れ て い る こ の 被
爆体験記集のうち、被爆当時、4 歳から小学校3年までが書いた被爆体験記を紹介し、
子どもたちが体験し戦争や原爆の悲惨さ、平和への思いを伝えます。
66
期
間 : 平 成 26 年 1 月 1 日 ( 水 ) ~ 12 月 29 日 ( 日 )
会
場:当館情報展示コーナー
展 示 資 料 : 被 爆 体 験 記 67 編 、 関 連 資 料 22 点 ( 実 物 資
料、写真パネル)
3 面 シ ア タ ー : 5 人 の 被 爆 体 験 記 を 約 20 分 の 映 像 と 音
声で紹介
● 企 画 展「 原 爆 の 子
広 島 の 少 年 少 女 の う っ た え 」の 開 催
平 成 26 年 に 引 き 続 き 、平 成 27 年 も「 原 爆 の 子
広島の少
年 少 女 の う っ た え 」を 取 り 上 げ ま し た 。被 爆 当 時 、小 学 校 4
年 以 上 の 子 ど も た ち が 書 い た 被 爆 体 験 記 を 紹 介 し 、子 ど も た
ちが体験し戦争や原爆の悲惨さ、平和への思いを伝えます。
期
間 : 平 成 27 年 1 月 1 日 ( 木 ) ~ 12 月 28 日 ( 月 )
会
場:当館情報展示コーナー
展 示 資 料 : 被 爆 体 験 記 38 編 、 関 連 資 料 17 点 ( 実 物 資
料、写真パネル)
3 面 シ ア タ ー : 3 人 の 被 爆 体 験 記 を 約 20 分 の 映 像 と 音
声で紹介
過去の企画展
開
催
年
タ
イ
ト
ル
期
間
平成 25 年(2013 年)
ヒロシマ復興への歩み―被爆後の混乱を生き抜く―
1/ 1~ 12/ 29
平成 24 年(2012 年)
しまってはいけない記憶―家族への思い―
1/ 2~ 12/ 29
平成 23 年(2011 年)
しまってはいけない記憶―さし出された救いの手―
1/ 2~ 12/ 28
(4)被爆者証言ビデオ制作
被爆の体験を後代へ継承するため、国外在住被
爆者及び県外在住被爆者の証言をビデオに収録し
公開しました。当時の資料写真や証言者の家族写
真 な ど を 織 り 交 ぜ な が ら 一 人 20 分 程 度 に 編 集 し 、
館内で公開するほか、平和学習資料として貸出し
するとともにホームページに掲載しました。
平 成 26 年 度 は 、 国 外 在 住 被 爆 者 9 人 ( 韓 国 3
人 、台 湾 4 人 、カ ナ ダ 1 人 、ブ ラ ジ ル 1 人 )及 び
収録の様子
県 外 在 住 被 爆 者 16 人 ( 山 梨 1 人 、 長 野 2 人 、 富
山 2 人 、 石 川 2 人 、 静 岡 3 人 、 愛 知 4 人 、 岐 阜 2 人 ) の 証 言 映 像 を 収 録 し 、 一 人 20 分 程
度に編集して制作しました。
67
(5)被爆体験記の朗読事業
① 被爆体験記朗読会の開催
原爆被爆の体験を後代に継承するため、修学
旅行などで来広する児童・生徒を対象とした朗
読 会 、来 館 者 が 自 由 に 参 加 で き る 定 期 朗 読 会( 日
本 語 :毎 月 第 3 日 曜 の 午 前 と 午 後 の 各 1 回 、英
語 : 毎 月 第 2 日 曜 日 の 午 後 1 回 )、 広 島 市 内 及
び近郊の学校、公民館等での出前朗読会、海外
からの来館者を対象とした英語による朗読会を
開 催 し て い ま す 。 平 成 26 年 度 は 広 島 市 内 外 で
被爆体験記朗読会の様子
235 回 開 催 し ま し た 。
② 被爆体験記朗読セットの貸出し
全国及び海外に朗読の動きを広げることを目
的に、誰でも、どこでも被爆体験記朗読会が開
催できるよう作成した朗読セットの貸出しを平
成 17 年 度 ( 2005 年 度 ) か ら 行 っ て い ま す 。 平
成 26 年 度 は 16 件 の 貸 出 し が あ り ま し た 。
●セットの内容
・
「 被 爆 体 験 記 朗 読 会 」開 催 マ ニ ュ ア ル( 進 行
被爆体験記朗読セット
シナリオ、朗読用の被爆体験記・原爆詩)
・原爆被害の概要紹介映像(ビデオ、CD、DVD)
・被爆体験記朗読会の開催事例紹介映像(DVD)
・朗読用台紙
(6)広島平和学習セミナーの開催
子どもたちを中心に修学旅行など平和学習を目
的 と し て 、よ り 多 く の 方 々 に 来 館 し て も ら う よ う 、
広島市や広島平和記念資料館と共同で、学校関係
者及び旅行会社(教育旅行部門)を対象として、
広島での平和学習や体験学習などを紹介するセミ
ナーを開催しました。
第19回
プレゼンテーションの様子
・千葉市での開催(対象:千葉県)
・ 開 催 日 : 平 成 26 年 7 月 24 日 ( 水 )
・ 出 席 者 : 26 人
68
第20回
・神戸市での開催(対象:兵庫県)
・ 開 催 日 : 平 成 27 年 2 月 6 日 ( 金 )
・ 出 席 者 : 17 人
(7)被爆体験記執筆補助
体験記を書く意欲がありながら高齢などにより
執筆が困難な被爆者で、聞き取り可能な口述がで
きる方を対象にその体験を聞き取り、体験記とし
て 文 章 化 す る 事 業 を 平 成 18 年( 2006 年 )7 月 15
日 か ら 開 始 し ま し た 。 平 成 26 年 度 は 一 般 公 募 に
よ り 10 人 の 被 爆 者 か ら 聞 き 取 り を 行 い 、 体 験 記
としてまとめ、被爆体験記の収集数の増加を図り
聞き取りの様子
ました。
(8)多言語化対応事業
海外から来館する多くの人に、母国語で被爆の
実相を伝えるため、被爆者証言ビデオの証言内容
を英語、中国語、韓国・朝鮮語、アラビア語、イ
タリア語、ウルドゥー語、スロベニア語、ドイツ
語 、ヒ ン デ ィ ー 語 、フ ラ ン ス 語 及 び ロ シ ア 語 の 11
か国語に翻訳して字幕入り証言ビデオを作成しま
した。
また、被爆体験記をギリシャ語及びフィンラン
体験記閲覧室の外国語コーナー
ド 語 の 2 言 語 に 翻 訳 し 、 す で に 翻 訳 済 み の 体 験 記 と 合 わ せ て 20 言 語 と し 、 体 験 記 閲 覧 室
の外国語コーナーで公開するとともに、ホームページに掲載しました。
ま た 、 祈 念 館 PR チ ラ シ を ア ラ ビ ア 語 、 ウ ル ド ゥ ー 語 、 オ ラ ン ダ 語 、 ヒ ン デ ィ ー 語 、 マ
レ ー 語 の 5 言 語 に 翻 訳 し 、こ れ ま で 翻 訳 し て い る 10 言 語 と 合 わ せ 15 言 語 の チ ラ シ を 来 館
者に配布しました。
(9)インターネットによる情報提供
外部提供について同意の得られた被爆体験記及び被爆者証言ビデオについて、順次、ホーム
ページ(平和情報ネットワーク http://www.global-peace.go.jp/)に掲載し情報発信しました。
被爆体験記掲載件数
日 本 語 263 編 、 英 語 78 編 、 中 国 語 50 編 、 韓 国 ・ 朝 鮮 語 50 編
69
被爆者証言ビデオ掲載件数
日 本 語 336 人 、英 語 128 人 、中 国 語 128 人 、韓 国・朝 鮮 語 127 人 、イ タ リ ア 語 6 人 、
オ ラ ン ダ 語 3 人 、 ス ペ イ ン 語 5 人 、 ス ロ ベ ニ ア 語 1 人 、 ド イ ツ 語 13 人 、 ヒ ン デ ィ ー 語
3 人 、 フ ラ ン ス 語 15 人 、 ロ シ ア 語 8 人
(10)情報展示システムの保守・管理
こ れ ま で 利 用 し て き た 情 報 シ ス テ ム 機 器 等 に つ い て は 、 平 成 20 年 度 ( 2008 年 度 ) か ら
運 用 を 開 始 し て 5 年 が 経 過 し 保 守 期 限 を 迎 え た こ と か ら 、 平 成 25 年 7 月 か ら 新 た な 情 報
システム機器等を導入しました。
また、来館者サービス向上及びシステムの安定した運用を行うため、情報システムの保
守・管理を行いました。
(11)施設等の保守・管理
国立広島原爆死没者追悼平和祈念館の維持管理を行いました。
70
2
広島平和記念資料館の管理運営
(1)施設の管理運営
① 施設の紹介
広島平和記念資料館は、人類史上最初の
原子爆弾による被害の実相をあらゆる国々
の人々に伝え、ヒロシマの心である核兵器
廃絶と世界恒久平和の実現に寄与するため、
旧広島平和記念館の改築を機に、同館と旧
広 島 平 和 記 念 資 料 館 を 一 体 化 し 、新 た に「 広
島 平 和 記 念 資 料 館( 東 館 、本 館 )」と し て 平
成 6 年 ( 1994 年 ) 6 月 に 開 館 し ま し た 。
広島平和記念資料館(左が本館、右が東館)
旧 記 念 館 ( 現 資 料 館 東 館 ) は 、 昭 和 30
しゅんこう
年( 1955 年 )5 月 に 竣 工 し 、当 初 は 各 種 の 催 し や 会 合 の 場 と し て 、そ の 後 は 修 学 旅 行 生 ら
に対する被爆体験の講話や記録映画の上映などの平和学習を行う場として多くの人々に利
用されてきました。
また、旧資料館は、平和記念公園の南端中央に位置しており、平和大通り(百メートル
たかゆかしき
道 路 ) か ら 、 直 接 、 広 島 平 和 都 市 記 念 碑 (「 原 爆 死 没 者 慰 霊 碑 」) が 望 め る よ う に 高 床 式 に
建設された建物で、廃虚の中から立ち上がる人間の力強さを表現したいという思いが込め
ら れ て い ま す 。こ の 建 物 は 昭 和 30 年 ( 1955 年 ) 8 月 に 完 成 し 、平 成 3 年( 1991 年 ) 8 月
には、建物の改修工事、館内展示の改装を行いました。
この旧資料館が建つまでは、当時の広島市中央公民館のそばに「原爆記念館」が設置さ
ながおかしょうご
れ、市の嘱託職員であった長岡省吾氏(のち館長)が、被災資料の収集や調査に当たって
いました。被爆直後、原爆の強烈な熱線を受けた瓦などの被災資料が、将来、ヒロシマの
は ま い
も の 言 わ ぬ 証 言 者 と し て 、歴 史 的 に 重 要 な 意 義 を 持 つ よ う に な る こ と を 予 想 し 、当 時 の 浜 井
しんぞう
信三市長が資料収集の方針を打ち出したのが始まりですが、この資料収集は長岡館長の学
究的な情熱と、多くの市民の協力が大きな力となりました。
ま た 、 平 成 18 年 ( 2006 年 ) 7 月 5 日 付 け で 広 島 平 和 記 念 資 料 館 の 本 館 建 物 が 、 戦 後 建
築として初めて国の重要文化財に指定されました。
平 成 24 年( 2012 年 )11 月 1 日 、附 属 展 示 施 設 と し て 広 島 の 戦 後 復 興 に 貢 献 し た 外 国 人
について紹介するシュモーハウスが開館しました。
平 成 26 年 ( 2014 年 ) 3 月 か ら 、 国 の 重 要 文 化 財 で あ る 本 館 を 保 存 し 、 被 爆 の 実 相 を よ
り わ か り や す く 伝 え る 施 設 と す る た め 、東 館・本 館 の 順 に 展 示 リ ニ ュ ー ア ル を 進 め て お り 、
平 成 30 年 ( 2018 年 ) 度 に グ ラ ン ド オ ー プ ン の 予 定 で す 。
71
ア
施設概要
(ア)建築面積
東
館
2,490 m 2
本
館
1,351 m 2
3,841 m 2
計
(イ)建物
鉄筋鉄骨コンクリート造
東
館
地下1階
地上3階
延 10,315m 2 、展
示室、ビデオシアター、ホール、会議室、情報資料室、収蔵庫、
事務室、ロビーなどのほか、館内に平和記念公園来園者のための
休憩所、売店、公園管理事務所などを配置
本
館
鉄筋コンクリート造
地上2階一部中3階(ピロティ型)延
1,615m 2 、 展 示 室 、 ロ ビ ー
(ウ)開館時間
展示室
ホール
情報資料室
3 月~7 月
午 前 8 時 30 分 ~ 午 後 6 時 ま で
8月
午 前 8 時 30 分 ~ 午 後 7 時 ま で
9 月 ~ 11 月
午 前 8 時 30 分 ~ 午 後 6 時 ま で
12 月 ~ 2 月
午 前 8 時 30 分 ~ 午 後 5 時 ま で
利用時間(通年)
午前 9 時~午後 9 時
午前 9 時~午後 5 時
※ 展 示 室 へ の 入 館 は 閉 館 30 分 前 ま で 。
8/5、 8/6 は 午 前 8 時 30 分 か ら 午 後 8 時 ま で
(エ)休館日
12 月 29 日 ~ 1 月 1 日 ( ホ ー ル
イ
12 月 29 日 ~ 1 月 2 日 )
展 示 内 容( 平 成 26 年 9 月 1 日 か ら 再 整 備 工 事 の た め 東 館 展 示 室 を 閉 館 し て い ま す 。)
①総論・ガイダンス
への投下まで
⑦平和への歩み
東
館
②被爆までの広島
④廃虚のヒロシマ
③原子爆弾~開発から広島
⑤戦争・原爆と市民
⑥核時代
他 に 、原 爆 の 記 録 映 画 が 視 聴 で き る ビ デ オ シ ア タ ー 、
平和宣言を視聴できるビデオコーナー、
「 市 民 が 描 い た 原 爆 の 絵 」な ど
の展示室や修学旅行生らが被爆体験者の証言などを聴くことができる
ホール、会議室、平和に関する図書資料などの閲覧ができる情報資料
室を設置。
( 平 成 26 年 (2014 年 )9 月 1 日 か ら 展 示 更 新 工 事 に 伴 い 閉 館 )
① 1945 年 8 月 6 日
本
館
火災による被害
②熱線による被害
⑤放射線による被害
③爆風による被害
⑥救援・救護活動
④高熱
他に、ロ
ビ ー に 被 爆 体 験 証 言 が 視 聴 で き る「 被 爆 者 は 語 る 」、来 館 さ れ た 人 た ち
の平和への願いなどを展示する「平和へのメッセージ」などを設置。
72
ウ
観覧料
個
人
( 平 成 27 年 4 月 1 日 現 在 )
大人
50 円
高校生
30 円
中学生
以下
団
体
無料
大人
( 30 人 以 上 ) 40 円
高校生
( 20 人 以 上 ) 無 料
○ 土 曜 日 は 高 校 生 無 料 ( た だ し 、 祝 日 、 春 ・夏 ・ 冬
休み期間を除く)
○ その他、原爆障害者章、身体障害者手帳、療育手
帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳を提
示いただいた場合も無料で入館できます。
○ 65 歳 以 上 で あ る こ と を 確 認 で き る 公 的 証 明 書 を
提 示 い た だ い た 場 合 は 、 30 円 で 入 館 で き ま す 。( 平
被爆後の広島市街地のパノラ
マ(本館)
成 25 年 7 月 1 日 か ら )
② メモリアルホールの利用方法
再 整 備 工 事 の た め 、 平 成 26 年 6 月 か ら 閉 室
し て い ま す 。平 成 27 年 9 月 14 日 か ら 供 用 再 開
する予定です。
ア
収容人員
316 席 ( 椅 子 席 312、 車椅子用スペース 4)
イ
使用申込手続
メモリアルホール
(ア)受付時間
・ホール使用のお申し込みは、使用日の 6 か月前から受け付けます。
・ 受 付 時 間 は 午 前 9 時 ~ 午 後 5 時( 土 曜 、日 曜 日 、祝 日 及 び 12 月 29 日 ~ 1 月 3 日 を
除く)です。
・平和記念資料館事務室で所定の申請
書に記入のうえお申し込みください。
(イ)申請書の記入
ちょうしゅう
所定の申請書に、使用目的の内容、使用時間、入場料 徴 収 の有無などを具体的に
記入してください。
すべ
なお、使用時間は準備から後片付けまでの全ての時間を含みます。
(ウ)使用の変更
都合により、取り消しまたは、使用日等を変更される場合にはすみやかに御連絡く
ださい。
73
ウ
使用料
超過使用料の額
使用料の額
区
(30 分までごとに)
分
午前9 時から
午前
午後
夜間
午前午後
午後夜間
1日
午後5 時まで
の時間
入場料等を徴収
しない場合
平 日
その他
の時間
円
円
円
円
円
円
円
円
16,870
18,760
31,230
28,510
39,930
53,470
3,660
7,330
20,230
22,430
37,420
34,170
47,910
64,160
4,400
8,800
25,260
28,100
46,860
42,770
59,860
80,200
5,450
11,000
30,300
33,650
56,080
51,260
71,820
96,250
6,600
13,200
33,750
37,530
62,480
57,030
79,880
106,950
7,330
14,670
40,460
44,870
74,850
68,350
95,830
128,330
8,800
17,600
土曜日,
日曜日又は
休日
入場 料等を徴収する場合
入場料等の 平 日
最高の額が 土曜日,
1,000 円
日曜日又は
未満のとき 休日
入場料等の 平 日
最高の額が 土曜日,
1,000 円
日曜日又は
以上のとき 休日
品
名
単
位
使用料の額
超過使用料の額
(30 分までごとに)
円
ロアーホリゾントライト
アッパーホリゾントライト
円
630
100
850
140
520
85
1 台につき
200
35
1 式につき
1,600
260
520
85
1,080
180
3,130
515
3,240
525
2,160
360
21,600
3,615
3,130
515
1 式につき
ボーダーライト
シーリングライト
サスペンションライト
スポットライト
拡声装置
ダイナミックマイク
コンデンサーマイク
1 本につき
ワイヤレスマイク
ステージスピーカー
1 式につき
カセットテープレコーダー
デジタルオーディオテープレコーダー
コンパクトディスクプレーヤー
16 ミ リ 映 写 機
1 台につき
スライド映写機
ビデオプロジェクター
ビデオデッキ
74
オーバーヘッドプロジェクター
1 台につき
2,610
435
1 キロワットまでごとに
250
45
オーバーヘッドカメラ
電源装置
(備考)午前:午前 9 時から正午まで
午後:午後 1 時から午後 4 時まで
夜間:午後 5 時から
午後 9 時まで
③ 入館者状況
(単位:人)
区
平 成 23 年 度
分
平 成 24 年 度
平 成 25 年 度
修学旅行等団体
327,610
313,980
315,500
そ
886,092
966,317
1,067,629
1,213,702
1,280,297
1,383,129
の
他
計
修学旅行等の地域別入館状況(小学校)
区分
北海道
平 成 23 年 度
団体数
平 成 24 年 度
人数
団体数
平 成 25 年 度
人数
団体数
人数
団体
人
団体
人
団体
人
1
16
1
39
2
23
東
北
1
31
2
45
2
44
関
東
17
1,213
14
992
16
1,076
中
部
18
1,001
15
915
28
576
近
畿
1,160
86,996
1,156
85,700
1,159
84,576
中
国
912
45,780
915
45,741
888
47,655
四
国
386
18,558
390
18,669
389
18,176
九
州
44
1,576
38
1,470
38
1,382
その他
13
313
25
478
28
653
2,552
155,484
2,556
154,049
2,550
154,161
計
修学旅行等の地域別入館状況(中学校)
区分
北海道
平 成 23 年 度
団体数
平 成 24 年 度
人数
団体数
平 成 25 年 度
人数
団体数
人数
団体
人
団体
人
団体
人
9
257
5
170
6
227
東
北
15
1,071
13
485
12
498
関
東
142
17,268
154
18,523
164
20,390
中
部
321
34,110
238
23,784
232
23,327
近
畿
144
15,389
64
7,729
62
7,404
中
国
209
18,483
199
18,378
208
18,392
四
国
24
2,074
27
1,609
29
2,129
九
州
129
11,346
136
11,342
142
12,033
75
その他
計
54
991
143
2,291
134
2,498
1,047
100,989
979
84,311
989
86,898
修学旅行等の地域別入館状況(高等学校)
区分
北海道
平 成 23 年 度
団体数
平 成 24 年 度
人数
団体数
平 成 25 年 度
人数
団体数
人数
団体
人
団体
人
団体
人
74
9,558
74
8,971
68
8,691
東
北
100
12,337
99
12,816
91
12,229
関
東
133
20,287
159
23,421
141
20,329
中
部
126
21,471
116
19,902
129
22,113
近
畿
51
1,766
40
1,905
44
1,675
中
国
71
2,833
82
3,052
87
4,166
四
国
14
228
10
219
12
183
九
州
21
603
19
868
13
588
その他
97
2,054
283
4,466
266
4,467
687
71,137
882
75,620
851
74,441
計
④ 観覧料の収納
広島市からの委託を受けて、広島平和記念資料館の観覧料収納事務を行いました。
( 2 )「 ヒ ロ シ マ ・ガ イ ド 」 の 開 催
本 財 団 は 、 平 成 26 年 3 月 7 日 ( 金 ) に 広 島 平
和 記 念 資 料 館 な ど で 第 14 回「 ヒ ロ シ マ ・ガ イ ド 」
を開催しました。
これは、日頃から広島平和記念資料館や平和記
念公園などを案内しているバスガイドや観光タク
シーのドライバーなどの観光事業従事者を対象に、
広島を訪れる人々に対し被爆の実相や核兵器廃絶
と世界恒久平和を願う「ヒロシマの心」を正しく
伝えてもらうため、研修の機会を提供するもので
す 。 こ の 事 業 は 、 平 成 13 年 度 ( 2001 年 度 ) か ら
ヒロシマ ピース ボランティアか
ら、平和記念公園の慰霊碑等の解説
を受ける研修会参加者
開 催 し て お り 、 14 回 目 と な る 今 回 は 、 広 島 県 内 外 の 10 団 体 か ら 46 人 が 参 加 し ま し た 。
(3)広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)の維持管理
広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)の維持管理をしました。
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