く す の き

檍小学校通信
く
平成27年6月30日(火)(No.7)
す
の
き
だより
明日から文月(ふみづき)、7月です!
明日から7月です。風物が夏らしい輝きを見せ、本格的な夏の到来です。プールは、子どもたちの
歓声でにぎわっています。夏休み前の一月です。
「早寝、早起き、朝ごはん」の基本的な生活習慣はどうでしょうか?また、子どもたちの立てた「目
標」は、どうなっているでしょうか。ここで1学期前半振り返ってみるのも大切なことだと思います。
オープンスクール(日曜参観日)
6月28日(日)に、オープンスクールを実施しました。今回は、どの学級も人権に関する授業を
行いました。始業式から3ヶ月が過ぎようとしていますが、子どもたちの成長はいかがだったでしょ
うか?
人権に関する授業において、最近の子どもは、自分自身に自信や誇りをもつことができなかったり、
他者を受け入れず望ましい関係を十分に築くことができなくなったりする子どもが増えてきていま
す。そこで、学校では、すべての子どもに自他の人権を尊重しようとする主体的な態度や行動力を育
むことを目指すとともに、自己理解や他者理解を深めさせ、違いを個性として受け止めることのでき
る感覚を養うことができるようにさせたいと思います。
親も教師も「広角アンテナ」を高くしよう!
親という字は、
「立」
「木」
「見」から成り、子どもを見る時は「よく見えるところに立って、それで
も見えない時は、木に登り、さらにその上に立ってみろ」という意味があるようです。つまり、親は
親という字がもつ意味を十分に認識し、常に子どもを一段高いところから眺め、親の役目を機に失す
ることなく果たせということです。
「遠くより 眺むればこそ 白衣の 富士も富士なり 筑波嶺もまた」という歌があります。この
歌の意味も「親」と同じような意味があります。いったん山の中に入り込んでしまうと、富士山とも
筑波山とも区別がつかなくなります。しかし、少し離れたところから見る山の区別がつくし、その山
の美しさやよさが分かるということです。
例えば、子育てで、いつも親子が望ましい距離をもたず、べったりで生活していると、子どもの長
所も短所も見分けがつかず、その子の成長を見失うことになります。子どもの成長に応じて適当な距
離をもつことが、成長を正しく見届けになるし、立派な子育てになると思います。
「教師の仕事は水車と同じである」と言われています。教師である水車が、水の流れである子ども
にどっぷりつかっても、反対に自ら出てしまってもぜんぜん回りません。つまり子どもと離れても埋
没してもいけないのではないかと思います。子どもの発達課題に適切に応えるためには、常に性能の
よい広角アンテナを高く用意し、一人一人の理解に努め、確かな学力、豊かな個性を育てたいと思う
のです。特に学力向上や個性を教育課題とする時、実態を眺め、子どもを深く理解することなしに、
きめ細かな教育を展開することはできません。学校の実態、子どもの姿、地域の実情を常に一段高い
ところからじっくり眺め、学校の進むべき方向性ととるべき方策を学校の課題として、学校の特色を
出し、活性化を図っていきたいものだと考えています。
6月に「新聞に載ったり、表彰されたりした」児童
○ 新聞に載った児童
守部 太陽 くん(6年) 俳句「穀雨なり 水てきポトと 落ちる音」
宮崎日日新聞
6月20日(土)付