様式 (配布先) (敬称略、順不同) 会議名: 文書番号: 頁:4 eBooks2.0 時代のビジネスモデル研究会 発行年月日 2015 年 10 月 13 日 第五回会議 発行元 承認 作成 作成 共同印刷 TSO 場所:共同印刷会議室 (本館 1 階 101) 配布資料:第四回 日時: 2015 年 10 月 8 日(木) 15:00 ~ 17:30 データビジネスセミナーのご案内、証明写真ソリューション 出席者: (一般社団法人クラウドサービス推進機構:松島、本田)、(アイプレスジャパン株式会社:斉 藤、寺平)(株式会社シーティーイー:船橋)、(株式会社トータルナレッジ:吉田) 、(株式会社ビーエム エー:伊庭) 、 (株式会社リクルートテクノロジーズ:大久保) 、 (B-frontier 研究所:高橋) 、 (武蔵大学: 一樂) (共同印刷:岩田、森、間宮、平井、守舎、吉丸、出間、仁島、森原) (敬称略、順不同) 【打合せ概要】 ご挨拶 事務局より研究会の概要を説明。 共同印刷より「第四回 データビジネスセミナー」の案内 タイトル:オムニチャネル。ネットとリアル。顧客との相互コミュニケーションのポイントは? 日時:2015 年 10 月 16 日(金) 13:30~15:50 ※ご参加希望の方は共同印刷 吉丸までご連絡を。 第1部:LIVE TEXT を利用した eBooks 化の実証実験報告 一般社団法人クラウドサービス推進機構 松島様 パネルディスカッションから eBooks 化までの流れ ・2015 年 7 月 10 日(金)に LIVE TEXT を使用して、パネルディスカッションを行った。 ・会場の音声と映像を渋谷のオフィスに送信して、3 人のオペレータがテキスト化を行い、 結果を会場に戻す仕組みである。 ・7 月 14 日に、パネルディスカッションのトーク内容がテキスト化された文章が、 松島様のもとに届く。 ・松島様が文章の校正を行い、第 1 校が 8 月 13 日に仕上がる。 LIVE TEXT のメリットとデメリット <メリット> ・耳が不自由等のハンディキャップのサポートツールとしては良い。 ・リアルタイム性、記録性は良い。 1 <デメリット> ・会場の人が、話者とテキストのどっちを見ればよいか迷ってしまう。 ・テキストが表示されるまでにラグがある。 ・テキストだけでは会場の雰囲気が伝わらない。 <その他> ・生字幕のテキストを閲覧者はどう捉えるか。 ・遠距離配信では、コマ送りでも良いので静止画を送信するのはどうか。 校正と eBooks 化について ・校正については、生原稿から直す作業と話しているときの間違いを訂正するのに、1 ヶ月要し た。 ・話者の意図を汲まなければならず、大変難しい作業である。 ・話者と eBooks 化する編集者との間で著作権の所有が不明瞭である。 ・編集物はパネルと文章が合わさった書籍となっている。 質疑 ・インタビューなどを編集、校正するのは、最近では中国で行うこともある。その精度は悪くな い。また、公表してはいけない発言などは専門の人が添削している。 ・紙の本作りとは違い、修正を行うとレイアウトが変わるため、修正作業が大変と感じた。 →多くの人は、どんなツールを利用して、e-PUB を作成しているのか。 →人それぞれのツールを持っていると思う。コード、タグを見ている人もいるのではないか。 →フリーソフトでも自動で画像の大きさを調整して、ページレイアウトを守ってくれるソフ トもある。 第2部:各社ソリューションの紹介 アイプレスジャパン株式会社 電子書籍ストア「Con Ten Do」 <内容> ・Con Ten Do は、専門店のモールを造ろうとしてできた電子書籍ストアである。 Amazon などでは、いい本も埋もれがちである。 Con Ten Do では、専門店という形でこの問題を解消し、Amazon との差別化を図る。 ・ 「IT ebook」という場所を設けたので、情報の発信の場として利用してもらいたい。 <質疑> ・小さな組織は、紙の管理が大変であり、電子での管理を行いたいという希望に適している。 ・在庫資産になる、または在庫がなくなっても、再印刷しない書籍にも管理の場として良い。 ・ビジネスとして成り立たせようとしているのか。 →もちろん、そのつもり。大手にはそのままの電子書籍サイトでは勝てないので、Amazon に はないような書籍が集まればいいと思っている。 2 ・大変面白いと思う。大学などが利用すれば、書籍は増えるだろう。 ・書籍の一覧で出版社(者)や金額を載せることは出来ないのか。 →他からも同様の声があり、今後変えていく。 ・ページ数の多い論文などを集めた著作集を数百円で販売するはどうか。 ・Con Ten Do のストアに電子書籍であれば何でも載せられるのか。 →著作権を有してある電子書籍であれば問題ない。ただし、公序良俗に反するコンテンツや盗 作は載せられないので、内容の精査は行う。 アイプレスジャパン株式会社 全文検索ソリューション (スライドにて紹介) <内容> ・目的は、サイト内検索が原因のユーザ離脱を防止したい。 ・類推検索 検索ワード「水泳」のとき、スイミングも合わせて検索する。 ・表記ゆれ 検索ワード「モンハン」のとき、モンスターハンターも検索する。 ・独立した検索サーバを設置することで検索速度の向上や、入力文字に対してサジェストを行う リコメンド機能を付与した。 ・連想ワードで他のワードを導き、該当する書籍を表示する。 例:デザイン→ライフデザイン→ライフ→生命 ・10 月頭には Con Ten Do にてサービスを提供したいと考えている。 <質疑> ・この検索ソリューションを販売してもらうことは可能なのか。 →可能です。このソリューション自身を買ってもらいたい。 ・検索したワードが存在するページ数を表示することはできるのか。 →e-PUB には、ページという概念がないため、ページ数を表示することは出来ない。 →ページがないので、論文などにおいては参考文献として該当ページを表記できない という問題を e-PUB は抱えている。 ・以前、2 つの書籍をテキストマイニングにかけて、内容が似ているかどうかを判定しようとし たことがある。このような内容判定までできると面白いのでは。 共同印刷株式会社 証明写真ソリューション (配布資料にて紹介) <内容> ・スマートフォンで撮影した顔写真を証明写真として送信するアプリケーションと、受信した顔 写真を管理する業務システムである。 ・クラウドサービス認定プログラムに認定された。 ・デジタル写真なので、簡単な操作でトリミング等の編集ができる。 ・大企業の場合、各拠点に人事部の方が巡って写真を撮らなければいけないが、このソリューシ ョンを利用すれば、距離的問題を解決できる。 <質疑> ・マイナンバー制度ではどう対応するのか。 →写真を撮った後に、マイナンバーの番号と一緒に送信してもらうことを考えている。 3 ・共同印刷が個人情報(顔写真)を取り扱うことになるのか。 →共同印刷としては、仕組みを貸し出すので個人情報に触れることはない。 ・撮影後に画像解析を入れるのはどうか。 →解析を行い、背景をブルーバックにする等のアイディアは出たが、広く利用してもらうために、 行ってはいない。 →人数が多い時には、画像認識があるといいのではないか。 →検討していこうと思う。今までの撮影画像を見ると、ルールは多くの人が守って 撮影している。 ・全員がスマホを持っているとは思えない。他の方法(デバイス)は考えているのか。 →基本従来の紙の申込書と合わせてなので、今のところ考えていない。 第3部:ビジネスモデルの作成 ・現在までに紹介されたソリューションの整理を行った。 ・ビジネスモデル作成に向けて、サービスデザインを踏まえつつブレインストーミングやプロトタイ プの作成を行っていく方法はどうか。 ・議論が発散さないために、市場などの切り口を作ってあげると良いかもしれない。 →切り口を決めたときに、その切り口に関係ない人が出てきてしまう心配もある。 ・この研究会の流れとして、教育・学術があるのでは。と感じた。 B-frontier 研究所高橋様 ビジネスモデルを考える (スライドにて発表) <内容> ・今までは、IT 化で効率化が進められてきた。これからは、IoT 化で価値創造が行われていく。 ・IoT 化とデジタル化は共振して共に進められる。 ・組織に蓄えられた知識は見える化を行う必要がある。 ・IoT を活用した FoT、スマートファクトリーを促進させるべきである。 <質疑> ・コアモジュールは何か?定義していくと、強みが見てくる可能性もある。 例えば、証明写真アプリがコアとしたときに、証明写真のボックスはどうなるのか。 ボックスが置いてあるとういうことが強みになるのではないか。 ・コア部分を次のコアに移す方法はなにか。 ・自分たちの会社で集めたデータだけでなく、消費者のデータも集めることで新しいモデルが出 来る可能性がある。 例えば、GE のエンジン情報は飛行機を作成している会社に提供するだけではなく、飛行機がどの ように運転したかのデータと突き合せて、より良い運転方法や航路を導いている。 ・消費者はフリーのサービスを利用するようになっている。収益化については悩ましい。 【次回予定】 4 次回日程については11月頭を予定。 (事務局より連絡) 電子書籍のビジネスモデルの作成 ※その他、持ち寄り情報を広く募集。ぜひご検討のうえ事務局までご連絡ください。 以上 5
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