子どもには、こんな影響が… 1 体への影響 身体的虐待では、打撲、あざ、骨折、歯が折れる、刺し傷、やけど、ひどいものでは頭部損傷、内臓 損傷などがみられます。ネグレクトでは、医者に行けずに病気が悪化したり、日常的なケアが受けられ ず、皮膚病や栄養不良、虫歯になったりします。性的虐待では、性器の損傷、妊娠、性感染症が見られ ることがあります。 2 心への影響 人間を信頼できなくなり、その後の生き方に深刻な影響を及ぼします。いつも身構える、際限なく甘 える、他人に共感できない、パニックを起こしやすい、自分を肯定できないといった問題を抱えます。 また、虐待のトラウマは、睡眠障害、多動、悪夢、無感動、無気力などの障害をもたらします。それゆ えに虐待は「心の殺人」とも言われています。 3 行動への影響 かんしゃく、パニック、物を壊す、年少者への攻撃、万引き、暴力、喫煙などの反社会的行動、リス トカットなどの自傷行為、拒食や過食、アルコール・薬物依存など深刻な影響を及ぼします。また、攻 撃性は内面にため込まれる場合もあり、抑うつ、不安感や寝つけない、食欲が出ないなどの身体的反応 となったり、挑発的な言動でさらなる虐待を招いたりすることもあります。 私のしていることは、もしかして虐待!? 子育てに不安や悩みはつきものです。イライラしてつい手を上げてしまったり、「この子がいなけれ ばいいのに」「このままでは虐待してしまいそうだ」と思い込むこともあるでしょう。 それは決して特別なことではありません。 しかし逃げ道のないまま悩みを一人で抱えていると、本当に虐待へと発展してしまう 可能性もあります。 子育てのつらさをこぼすのは甘えでも恥でもありません。取り返しがつかなくなる前に、 SOSを出しましょう。誰かに相談することで、解決への道が開けます。 「虐待かな?」 「子育てがつらい」と思ったらお電話を 児童相談所全国共通ダイヤル 0570-064-000 厚生労働省 ※発信元の管轄の児童相談所へ つながります。 子ども何でもダイヤル ☎ 082-255-1181 子ども自身や家族からの 様々な相談に電話で応じています。 毎日 9:00 ~ 17:00(12/29 ~ 1/3 を除く) 17 広報 2013.10 No.109 全国子育て・ 虐待防止ホットライン 月~土 10:00~17:00 0570-011-077 世羅町子育て支援センター 0847-22-0503 ※IP電話やPHSからつながりに くい場合は☎052-232-0624 (CAPNAホットライン)にお 電話ください。 子どもの人権 110 番 ☎ 0120-007-110 祝日を除く月~金 8:30~17:15 広島法務局 広島県人権擁護委員連合会 出産前から子育てなどの様々な 相談に応じています。 月~金 8:30~17:15 10月人権相談日 日時 10月23日(水) 9:00~12:00 場所 甲山文化センター
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