わさび堀 平 成2 7 年1 0月 号 一年セカンド 武 蔵野 市立 第六 中学 校 http://www.musashino-city.ed.jp/~gakkou106/ 「 ちょ っと (本当はとって も) 嬉し いお話し」 校長 田極政一郎 先日の退勤途中のこ とです。その日はちょうど正門を出 た頃から雨が強くなってき たため、カバンから折 りたたみ傘を出して武蔵境駅に向か いました。独歩通りの交差 点にさしかかると、マ ンション玄関前のテラスのところで 夕闇の中、1年生の女子が 2 人 で 話 を し て い ま し た 。「 ど う し た の ? 」 と 声 を 掛 け る と 、「 雨 宿 り を し て い ま し た。」とのことでした。 校長 「この傘をさしていきなよ。」 と、 自分 の折 りた たみ 傘を 差し出 す 。 生徒「え、そんな、校長先生が濡れてしまいます。走って帰るから大丈夫です。」 貸してく れた 人が 濡れ るのでは 申し訳 ない 。 校長 「家までは何分くらいかかるの?」 生徒「15分くらいです。」 校 長 「 テ ス ト も 近 い し 、 風 邪 を 引 く と 大 変 だ よ 。」 と 、 自 分 の 傘 を 無 理 矢 理 押 し つ け る 。 生徒「だめです、校長先生の傘が無くなってしまいます。」 そ の人 が 困 る の に自 分 た ち が 借 りる わ けには い かない 。 校長 「大丈夫だよ。傘は明日持ってきてくれればいいから。」 「でも、傘だけじゃ受け取れないなあ、いっしょに美味しいマグロもないと ねえー。」 と、困 っている 子ど も相 手に悪 質なジョー クを 言う 。 翌朝、昇降口で挨拶運動をしていると昨日の1年生の1人が登校してきました。 「校 長 先 生 、 昨 日 は 傘 を 貸 し て く だ さ り あ り が と う ご ざ い ま し た 。」 お 礼 の 手 紙 も 添 え て くれました。じきにも う1人の生徒も登校してきて、私の 顔を見かけるなりすぐに駆 け寄ってきてお礼を述べ、傘と手紙を渡してくれました。 2人ともただ礼儀正 しいだけではなくて、気持ちの良い 子たちだなあと感心しなが ら手 紙を 見ると、な んとそこには マグロを含 めた「寿司 ー すし ー 」 が三貫も添 えられて いるではありませんか。(サーモンとエビまでついて。) お寿 司に進 化? した マグ ロに気づい た時には その生 徒は もう 昇降 口には いませ んで した。休 み時間 を待 って 急い でに教 室に行 き、 その生徒 に 「 ご ち そ う さ ま 、 お い し か っ た よ 。」 と お 礼 を言いました。 ほんのささやかなできごとです。でも、とって も嬉しいできごとでした。つまらない冗談に精 一杯応えてくれたことが、傘を貸してくれた相 手を濡らしてはいけないと思ってくれたこと、傘 一つに感謝してくれたことを更に大きなエピソ ードへと変えてくれました。その生徒に伝えた 「ごちそうさま」、いっぱいになったのはお腹の ことだけではありませんでした。 10月10日(土)PTAクラス選考会 10月1 6日(金)合唱コンクール・お弁当 10月2 3日(金)生徒総会 10月2 5日(日)市主催防災訓練 10月2 6日(月)進路面談始 10月3 1日(土)授業参観 新入生保護者会 10月2日(金) 創立44周年 第六中学校は武蔵野市内でも一番新しい学校で す。 昭和 46.4. 6 開 校式 市立 第二 中学 校校 舎で 昭和 46.4. 7 第 一 回入 学式 9.28 新 校舎登 校式 、校 章制 定発 表 昭和 46.10.2 新 校舎 で授 業を 開始 。 これ を記 念し開 校 記念 日に制 定 。 9月9日(水)~13日(日) 「輪」~手を取り合って生まれる思い~ 台 風 の 影 響 も あ り 武 蔵 野 は 朝 か ら 雨 。「 あ ず み の は ? 」 と 心配されましたが全行程を予定通り過ごすことできました。 校 長 先 生 か ら の 話 で は 「 係 生 徒か ら の指 示 が1 日 ごと にし っ かりしていき、キャンプファイヤーでは係と生徒全員が盛 り上げようと一生懸命になっていたことが印象的でした。 最終日の食事の時には係生徒が前に立つとすぐに全体が話 を 聞 く体 勢を とる ように なり ました 。」 との 話でし た。 この 5日間で一回りも二回りも成長して帰って来ました。 9月9日(水)~11日(金) レディネス検査で自分 の 適 性 を 知 り、体 験 先 を 選 び、マ ナ ー 講 習 等 を 1 学 期 か ら 受 け 、 準備をしてきました。当日は初めての場所で緊張していたよう ですが、3日間、とても貴重な体験をしてきました。先生たち が訪問すると、お店の方からは「とてもまじめでいい子たち で す ね 。 こ の 子 た ち が 来 て く れ て 良 か っ た で す 。」 と の お 話 で し た 。 中 に は 「 こ の ま ま 社 員 と し て 雇 い た い 。」 と の 声 も あ っ た よ う で す。御 協 力 く だ さ っ た 方 々 あ り が と う ご ざ い ま し た。 9月25日(金) 生徒会は3年生から1&2年生へ交代の時期となり生徒会役 員選挙が行われました。この選挙で新しい役員9名が決まり、 昨年度よりも1名増え更にパワーアップしました。今後の活躍 が大いに期待できます。 9月26日(土) 1年生国語の近代詩の単元には国 木田独歩の詩「山林に自由存す」が取り上げられ、代表作で もある「武蔵野」の中では武蔵野の自然と、桜橋周辺を散策 した様子が生き生きと描かれています。この授業に関連して 昨年度から国語科で「独歩さんぽ」を行っています。桜橋周辺 には「国木田独歩」にゆかりのある石碑が残されています。 自由参加で集まった中学生12名と校長先生に洞口先生が碑 を案内しながら桜橋から独歩通り、スキップ通り、境駅まで歩き楽しく勉強しました。 国木田独歩とともにこの道を歩いた彼は一体誰なのか?どんな景色をながめたのかな? と 思 い な が ら 歩 け た の で は ない でし ょ うか 。 平成27年度第1回六中ブック大賞 多くの生徒に、より身近に図書室を感じてもらい、読書 への関心を高めることを目的とした第1回図書室総選挙が 行われました。この企画は、図書委員会が行っているもの で、昼休みには約130名の生徒がお薦めの本の紹介を 聞き に図 書室に集まっ てきました。 みんなが一番 読みた く な っ た 本 を 投 票 し た 結 果 、「 鹿 の 王 」 が 大 賞 と な り ま した。 第2 回 が1 月 に あ り ま す 。 今 か ら 楽 し み で す 。
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